Jayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

Jaya

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停車(原題)(2008年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

二重駐車で車を出せなくなった陳が車の持ち主を探して色んな場面に出くわすお話。色遣いはキレイでしたが、細かいズームを繰り返すカメラワークやカット割りが好きになれませんでした。

短いエピソードを無理に繋
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ブラック・ムーン(1975年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

リリーが戦場から妙ちくりんなお家に迷い込むお話。字幕がおかしいような箇所がいくつかありましたが…。

幻想的な映像。戦場のオアシスのようなイメージなのでしょうか?とりあえず動物をたくさん使っていて、撮
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クビになったお役人アンリが自分を殺す殺し屋を雇うお話。イギリスが舞台らしいですが、全然イギリスっぽくない。

首吊りに失敗して縄をかけたままガスオーブンに頭突っ込んだり、新聞に殺し屋の広告が出てたり、
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動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

極東ロシアの炭鉱町の悪ガキワレルカとお姉さん的少女ガリーヤのお話。抑留日本人の姿が実際に身近だったんですね。

舞台の町のやさぐれ感が凄い。貧しさの中でよく分からない人たちに溢れ、収容所まであって、辺
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

フレッドが妻のレネエを嫉妬から殺して頭クルクルパーになっちゃうお話。マリリン・マンソンは何でこんな役引き受けたのか…。

デヴィッド・ボウイに合わせたオープニングの映像からバキバキにキマっていてカッコ
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それぞれのシネマ 〜カンヌ国際映画祭60回記念製作映画〜(2007年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

三十数本の巨匠たちの短編オムニバス。色々とバージョンがあるようですが、自分が鑑賞したものがどれかよく分かりませんでした。

ショートショート的にオチを付ける人や情景を描く人など、監督の色がハッキリ出て
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

田舎に縛られるギルバートが都会に出るまでのお話。さすがに太り方の次元が違う。よく配役できたなあ。

アーニーことレオナルド・ディカプリオの天才ぶりが光っていて、心の機微まで完璧に演じ切っているようでし
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

4.3

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警官殺しの伊達男ミシェルが惚れたニューヨーク娘パトリシアに最期まで振り回されるお話。えげつない喫煙量。喉死にそうです。

忌々しいが惚れてしまったが為にパトリシアから離れられないミシェル。そこはかとな
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江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

4.1

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精神病棟から逃げ出した人見広介が死んだ富豪菰田源三郎に化けて菰田家に食らい込んで秀子と恋に落ちるお話。蛭川こと小池朝雄の謎の女装…。

冒頭から獄舎での半裸の女たちの狂乱。一人だけ婆さんが混ざってるけ
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.1

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フィンランドの収容施設を脱走したシリア難民カーリドが妹ミリアムと再会するまでヴィクストロムのレストランで働くお話。バンドの劇伴がカッコよかった。

なぜ寿司屋…?とは思ってもさほど強い疑問ではない独特
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女が階段を上る時(1960年製作の映画)

3.6

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銀座の雇われママ圭子が有象無象の中で疲れたり騙されたりするお話。ナレーションはいらなかったなあ。

色々と濃い面子が出てきますが、圭子こと高峰秀子が雰囲気を引き締めるような名演だった印象。

郷田こと
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街のあかり(2006年製作の映画)

4.4

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冴えない警備員コイスティネンがどんどん悲惨な目に遭うお話。淡々としていながら味のある構図と独特の台詞回し。

コイスティネンが男前すぎではとも思いましたが、根暗な演技が素晴らしい。ミルヤは表情筋を微塵
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

コーヒーとタバコを咽みながら雑談する11のオムニバス。モノクロでゆるい雰囲気ですが構図は結構キマってました。

イギー・ポップとトム・ウェイツの章が印象的。イギーの方がやたらと気を遣っているのが面白か
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沓掛時次郎(1961年製作の映画)

2.8

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沓掛生まれの時次郎が斬った親分の遺された母子を義憤から助けて逃避行するお話。門付けをする時次郎の喉が良い。

類型的な股旅物という印象でしたが、立ち回りの見せ場も多めで飽きませんでした。要所要所で流れ
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眠狂四郎 女地獄(1968年製作の映画)

3.0

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死んだ密使から密書の手絡を預けられたことから眠狂四郎が佐伯藩の采女正と外記の内紛に巻き込まれるお話。うーん、無理がある男装。

狂四郎は台詞読みもカッコよく殺陣もキマってましたが、手絡をあげた角兵衛獅
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

2.6

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ロクでなしトラヴィスが行き倒れて弟ウォルトに引き取られ息子ハンターと共に妻ジェーンに会いに行くお話。この場合のParisは「パリス、テキサス」では。

トラヴィスの人物像が余りにも身勝手すぎてどうにも
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

少年アントワーヌが親にも愛想尽かされるお話。「映画が好きで〜」とは、監督自身のことなのでしょうか?

アントワーヌの演技が素晴らしい。純朴さと、背伸びや反抗がない混ぜになった思春期の少年の表情が映し出
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地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)

3.2

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地球にやってきた宇宙人トミーに弁護士が食らい込んで技術力で富豪になったけど敵企業に捕まり研究対象にされ全て失うお話。ヌードシーン多くて鬱陶しい。

トミーことデヴィッド・ボウイはさすがのとんでもないハ
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

2.9

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見世物小屋にいたエレファントマンことジョン・メリックを外科医トリーヴスが引き取り仲良くなるお話。実在した人。

偽善か慈善かという問いがトリーヴスを通して鮮明に描かれていたよう。そのつもりはなくとも、
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

女を殺して恐怖の表情を撮影するのが堪らん変態マークのお話。超絶B級ホラーを想像しましたが全うなサスペンス。よく考えたら原題からしておかしい。

続々と殺されるかと思いきや死ぬのは2人だけで、テンポもあ
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笑う故郷(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ノーベル賞作家ダニエルが40年ぶりに故郷に帰るお話。「笑う故郷」はいい邦題ですが原題の方が脚本に合う気が。

描かれるのは、故郷という意味でも僻地という意味でも、かなり類型的な田舎とその万国共通のメン
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アシーナらブルジョワが12人集めて庶民狩りしようとしたらその中のスノーボールの返り討ちに遭うお話。子ブタが鍵になるかと思いきやアジト突入だけで普通に死んでました。

冒頭から勢いよく人が死にまくり。メ
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少女ムシェット(1967年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

少女ムシェットがひたすら不遇を託って死んでいくお話。ムシェットの泥投げがスナップ効いていて、抜群のコントロールも頷ける気が。

どこにも居場所がなく、本人もそれに負けずに鬱屈しているムシェット。バンパ
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

3.9

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ロバのバルタザールが盥回しにされていくお話。ロバってこんなに長生きするんですね。シッポに火を付けたり蹴っ飛ばしたり、本当にやってるのかなあ…。

ジェラールのゲスっぷりにちょっと生理的に無理なくらいに
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ラ・ヴァレ(1972年製作の映画)

2.1

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ニューギニアで青年オリヴィエたちが未踏の地を目指すのに領事夫人ヴィヴィアーヌが付いていく死の行軍のお話。劇伴がピンク・フロイドだと思ったのに…。

ヴィヴィアーヌが求めるのが鳥の羽、というのがいかにも
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パターソン(2016年製作の映画)

4.5

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ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手パターソンが詩を書く一週間のお話。犬がかわいい。

殆ど何も起こらない日常を観ていても飽きないのは、構図やカット割りのセンスが素晴らしいのと、パターソンの演
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スモーク(1995年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ブルックリンのタバコ屋を軸にした群像劇。登場人物は4人だけで、それぞれ独立したお話。人物同士の絡み合いが楽く従業員のジミーがいい味出してました。

タバコ屋のオーギーが狂言回し的な立場になるのかと思い
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浮雲(1955年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

仏印で出会ったゆき子と技官で既婚者の富岡が終戦後離れてもどうしても何度も会ってしまうお話。「国境の島屋久島」とは、今ではハッとさせられる言葉。

脚本は今一つと思いつつも、画が美しく観続けてしまう感じ
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

天使ダミエルとカシエルが下界を見渡していくといったお話。天使が余りに天使過ぎて、メルヘンで純粋無垢な内容について行けませんでした。

二人の天使はハマり役で、ダミエルが人間に変わる際の二人の空気感や、
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.8

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ヤク中レントンがやっとこさまともに暮らすけど昔の仲間に食らいつかれて金盗んで逃げる底辺ジャンキー青春映画。「Born Slippy」に痺れまくり。

滅茶苦茶なテンポがよさと疾走感が、彼らの人生を表し
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エマ、愛の罠(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ダンサーのエマが養子ポロを取り戻すためにポロの行き先の弁護士ラケルと消防士アニバルと寝て無理矢理丸く収まるお話。冒頭の燃える信号機は美しくインパクトがあったのですが…。

ダンス、セックス、火炎放射と
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.6

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前作に続き、アマレンドラとデーヴァセーナの出会いから死までそしてマヘンドラが王国奪還するお話。冒頭におさらいをしてくれます。8割は回想の続き。

デーヴァセーナに限らず、舞台が王宮王族だから、ダンスの
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バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

シヴァガミが村人に預けた赤ん坊シヴドゥが成人しマヒシュマティ王国の王子マヘンドラ・バーフバリであると判明するまでのお話。いきなり石像担いでて凄いテンション。

シヴドゥが凄い滝を登り、アヴァンティカに
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アタラント号(1934年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ジャンとジュリエットが艀船のアタラント号で新婚旅行に出かけて喧嘩するお話。猫がかわいいです。

セーヌ川を下る船での様子が、川面同様にとても穏やかで微笑ましい。パリに憧れる花嫁、物売りに嫉妬する花婿、
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

搾取される小村インヴィオラータの面々が解放されるも都会の暮らしは苦しく死んだ村人ラザロが再び現れるお話。実話が元らしいですが時代錯誤の凄い事件。

ラザロの演技が恐ろしくハマっていました。村人の言うこ
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「レニングラード・カウボーイズ」がインチキマネージャーに連れられて米国を縦断するロードムービー。演奏としては
最初の「ポーリシュカ・ポーレ」が一番カッコよかったです。

ベースが凍死してるのはバンドと
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