このレビューはネタバレを含みます
沓掛生まれの時次郎が斬った親分の遺された母子を義憤から助けて逃避行するお話。門付けをする時次郎の喉が良い。
類型的な股旅物という印象でしたが、立ち回りの見せ場も多めで飽きませんでした。要所要所で流れる橋幸夫の「とぉきじろぉ〜♪」はさすがにどうかな。
八丁徳こと志村喬の演技が上手くて印象的。おろくこと杉村春子も流石でした。しかし誰をとっても凄く説明の多い台詞に辟易。ただ出入りが多い割には混乱することはなかったです。
これぞ股旅物という人情味溢れる展開で演技も見どころが多かったのですが、かなりベタで印象には残らなかった映画でした。