Jayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

Jaya

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SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬(2018年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

鋤田正義のドキュメンタリー。人を撮らせると抜群、スタイリッシュでポップ、カッコいいけど思想性やなんかはまるでないという印象の人。

色んな著名人のインタビューがこれでもかと羅列されるだけで、鋤田の人物
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呪いの館(1966年製作の映画)

3.1

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横死した少女メリッサの呪いから人が死ぬ村にやってきた検屍官エズヴァイとメリッサの妹モニカのお話。踏まれて死んだから村人を殺しまくってるらしい…。

とても頑張ってる感のある表現の数々。特にグラプス邸の
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血ぬられた墓標(1960年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

医師アンドレイたちが200年前に死刑にされた王女の亡霊を目覚めさせてしまい曾孫娘が乗っ取られ襲われるお話。モルダヴィアなのにイタリア語。うーん。

パイプオルガンとか壊れたピアノとか、音の使い方が個性
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ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

家母長文化の火星で発掘中に亡霊が蘇ったのを発見した警官メラニーらが核兵器炸裂されるも効かないお話。劇伴がカッコよくてずっとハラハラドキドキ。

倒叙的に始まり、メラニー視点の証言が過去のストーリーの区
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

地球を支配する宇宙人(?)に気付いたナダがフランクと共に反撃するお話。クレジットにナダとありましたが、名前一度でも呼ばれてたかな…?

監督の資本主義社会消費社会への憎悪がどストレートに炸裂したような
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ホッケーマスクといつも間違われるレザーフェイスとチェーンソーのホラーというかコメディ。サリーの絶叫が喧しい。

序盤はかなりダラダラしていましたが、予想外のタイミングで飛び出してきてハンマーでカークの
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二等兵物語 前篇女と兵隊 後篇蚤と兵隊(1955年製作の映画)

2.1

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発明家古川を中心に、敗戦直前に招集された新兵たちの悲喜交々のお話。当時でも発明家の胡散臭さは変わらなかったんだなあ、と認識を新たに。

古川こと伴淳三郎が滅茶苦茶いい演技してました。他の人も名演だった
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マングラー(1995年製作の映画)

2.8

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プレス機と洗濯機が襲ってくるB級スプラッターサスペンスホラー。一人も役にハマってる人が居ませんでしたが、ジイさんの写真撮る姿はキマッてたなあ。

こんなデカいプレス機要るのか?と思うゴテゴテしい造形。
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異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

2.7

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ムルソーがアラビア人を殺して捕まるカミュの「異邦人」を映画化したお話。イタリア語がイメージ違いすぎる…。アルジェリア舞台なのに。

ムルソーことマルチェロ・マストロヤンニが原作のイメージと全然違いまし
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ミュージックボックス(1989年製作の映画)

2.7

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戦犯容疑の被告になったハンガリー系移民の父とその弁護を受けた弁護士やってる娘の法廷劇…なのこれ?というお話。法廷での丁々発止はあまりないです。

父親の「どっちにしろまともじゃなさそう」感がよく出てま
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

1.5

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警察の特殊部隊(囚人)の面々がヤクザを倒すというお話。ウンチョルことマ・ドンソクのアクションだけが目当てでしたがショボかったです。

出てくる人物の数が多い上に錯綜しすぎていて、誰が誰やらかなり分かり
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タルロ(2015年製作の映画)

4.9

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チベットの伝統的牧畜民を体現するようなタルロが都市に飲まてゆくお話。冒頭から心臓を鷲掴みにされる長回し。子羊かわいい。

タルロの配役がえげつないほど素晴らしいと感じました。特に笑みの素朴さが途轍もな
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オールド・ドッグ(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

老犬を売れと迫られるけど売りたくない爺さんのお話。犬がデカくてモサモサ。チベタン・マスティフ?犬がバイクに轢かれないかドキドキ。

犬を売りたくない老いた父と、盗まれる前に売れという息子。犬は牧畜民と
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ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「メイヘム」の実話を元に、凡人ユーロニモスがメイヘムを結成しデッドの自殺から歯止めをかけられなくなるお話。教会放火も実話かよ。

自殺やら刺殺やら、起こったこと自体は事実ですが、中身は大胆な脚色…多分
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ビバリウム(2019年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

トムとジェマが家探してたらモデルハウス的なとこに束縛されて謎の子どもを育てさせられるスリラー。「Vivarium」も「Yonder」もセンスない…。

登場人物を絞った密室劇で、配役はかなりハマってい
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迷子になった拳(2020年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ミャンマーの格闘技ラウェイにまつわる密着(?)ドキュメンタリー。声が聞き取り辛いところがやたらに多い。インサートも日本語おかしい。

主な対象は金子大輝選手、続いて渡慶次幸平選手。でも「迷子になった拳
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

牧場の息子のジョニーと出稼ぎルーマニア人のゲオルゲが羊の世話してるうちに惚れ合うお話。泥だらけのセックスシーンが完全に監督の趣味。

画がとても美しく、特に色遣いがイングランドの荒涼とした風景と合って
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ハメルら海兵隊員が毒ガスミサイルをパクりアルカトラズに籠もって脅迫してくるのをFBIのグッドスピードと元囚人メイソンが阻止するお話。ニコラス・ケイジが出てる割には面白い印象。

ド頭からラストまでツッ
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陽に灼けた道(2010年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

母親を事故で轢殺してしまったニマの、ラサ巡礼からの帰り道のお話。光量不足のような暗さでカットごとに色調がコロコロ変わり、折角の雄大な自然も魅力的に思えませんでした。

過去と現在を行ったり来たりしつつ
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ニューヨークでトムとジェリーがセレブの結婚式をブチ壊したり仲直りさせたりするお話。動物たちは全てアニメーションというのが楽しく、毒気は完全に抜かれたトムとジェリーの世界観。

トムもジェリーも喋らない
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生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事(2021年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

沖縄県最後の官選知事、島田叡の足跡を辿るドキュメンタリー。素材が足りないのか、島田に関する描写は通り一遍。

島田個人に迫りたいのか、島田を足掛かりに沖縄戦を描きたいのか中途半端でした。恐らく両方なん
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DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ソ連体制化、オバちゃんのナターシャが色々な目に遭う話。徹底した密室感がいい感じ。ただトレイラーの煽り文句とスケール感からはかけ離れていました。

ナターシャとオーリャの喧嘩やナターシャとリュックのセッ
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

超能力者のベイルが敵のレヴォックを相手に頑張るというSFスプラッタアクションスリラー。冒頭の頭爆発と、ラストの超能力対決が見ものでした。

脇役が何者なのか全然分からない流れだったり、レヴォックの地下
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どこでもない、ここしかない No Where,Now Here(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

スロベニアで女好きのトルコ系住人フェルディが妻ヌーダンに逃げられて謝りに行くお話。マケドニアの小川だか掘割が印象的。日本人観光客に勧めてた池はどんなとこだったんだろう。

前半はテンポが良くなく、カッ
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シャドー・ディール 武器ビジネスの闇(2016年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

軍需産業と政権の関係性をスッパ抜いたというほどのものでもないドキュメンタリー。啓発的な意図が強いのかな。

戦争を操るのは誰かという点はそれなりに一貫しているものの、インタビューの繋がりは羅列的で、表
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いつか、どこかで(2019年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

恋人を亡くしたアデラが旧ユーゴをフラフラ回るロードムービー。一般人が多く起用されているようですが、その素人臭さは活かされず。

何かが起こりそうで起こらないというミスリードは面白いですが、リアリティが
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にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活(1970年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

終戦前後からベトナム戦争まで横須賀のバー「おんぼろ」のママの自分史と「正史」たるニュース映像が交差するドキュメンタリー。押し出しがつええ…。

ニュース映像のコラージュの編集がやたら上手く、それも下山
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

パパのフランクが娘のキャンディをママのノラから守るために頑張るスリラー。異常にテンポが良かったのと、劇伴がハマってたのが印象的。

テンポの良さとひきかえにプロットは今一つで、消化しきれていない要素も
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

出所したビリーが大嘘吐いてた両親への辻褄合わせにレイラを攫ってバッファローの実家に連れ帰るお話。バッファローにて居場所はない寂寥感が素晴らしい。

劇伴ははカッコよくともハマっているという程ではなかっ
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アメリ(2001年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

変わり者アメリが人助けしてるうちに証明写真機修理屋のニノに惚れるお話。クリームブリュレは1カットだけか。

もっと緩い雰囲気かと思ってましたが、ジャン=ピエール・ジュネらしさが出ていて少し安心。生い立
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国際捜査!(2020年製作の映画)

2.4

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刑事ビョンスがフィリピンで収監されている友達ヨンベの山下財宝の与太話に巻き込まれるお話。フィリピンの国民性についてえらい言いよう。

コメディタッチが悉く滑っていました。画作りもかなりダサかったですし
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ディエゴ・マラドーナ 二つの顔(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ナポリ在籍時を中心にマラドーナの半生を辿るドキュメンタリー。私がマラドーナを知ったのはもう少し後で、既にお騒がせキャラになりつつあった頃。

映像は完全に当時のもので、そこに適宜現在のインタビューが重
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世界は恐怖する 死の灰の正体(1957年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

放射線に関する実際の実験の様子をメインにした記録映画。扇情的なものかと思いきや、かなり科学的で冷静な内容。

まずは土壌や大気中の放射性物質の定量の様子、さらに各種動物実験の様子。当時の実験の様子を見
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

フェルディナンとマリアンヌの仮初めの愛の逃避行のお話。絵本の字幕が「カーツーン」でしたが「ハルツーム」では?女王が本物と知って驚き。

滅茶苦茶に作家性の高い映像の連発。強烈な色彩感覚。更に逃避行に入
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マジック・ランタン・サイクル(1980年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ケネス・アンガーの短編集。A、B両プログラム続けて鑑賞。合わせても3時間ない短さでした。

「ルシファー・ライジング」
古代遺跡のイメージ?UFO出てきてやっぱりという感が。

「快楽殿の相続」
サイ
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おばけ(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

監督自身を2つのお星さまがファンとして見守る話。照明皆無なのは良いとしても画面がやたらに暗く、かつ影に入ってたり逆光だったりでストレスでした。

ほぼアドリブの星の会話も、芸人らしさ全開で完全にラジオ
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