とある場で某大学のオカルト研究会と某大学2のオカルト研究会の現役学生さんたちと意気投合しホラー談義をしていて、やはり若者の間ではゾゾゾとかフェイクドキュメンタリーQとか暗夜とか大森時生プロデュース作品>>続きを読む
ティム・バートン大好き人間としては「ついにバートンがお父ちゃんと和解できた……」という作家の自己実現に対する感動と、嘘の"本当らしさ"みたいな、フィクションの尊さを訴えかけるアティテュードにはグッとく>>続きを読む
見たら死ぬビデオ映像がやっぱり発明で、本作以前にも以降にも存在していないエポックメイキングな禍々しさが強すぎる(と書いていて思い出したが、高橋洋は『CURE』劇中に登場する催眠ビデオ映像をかなり参考に>>続きを読む
キャリー・ホワイトにクロエちゃんをキャスティングするなんてどーかしている!!
可愛すぎるじゃないか、ということもあるが、たとえばプロムでの覚醒にしたって、もはやキャリーがドラゴンボールのような強さで>>続きを読む
ショーウィンドウに飾られたランジェリーを眺めるおばあちゃんたちの画が力強すぎる。ランジェリーとおばあちゃんたちの切り返しに加えて、反射を利用した同一ショットが対比の面白さを起こしている。
予想を超え>>続きを読む
この映画よりも酷い映画を作れと言われても作れないレベルで壊滅状態だが、こういった映画のフリをしたやる気のない破廉恥な犯罪的駄作からしか摂取できない豊かさというものは絶対にあり、そこには常識を逸脱したク>>続きを読む
クライマックスでフィックスのカメラが同一ショット内で手持ちになる瞬間があって、それってデジタル処理なのかもしれないけれど、三脚に置かれたカメラを物理的に持ち上げる、「今、カメラを三脚から外して被写体を>>続きを読む
エロいことが行われる巨大な部屋でエロいことをせっせとしているエロいモブの人たちが、翌朝にコケコッコーと朝を迎えてムニャムニャと起き上がり、エロいことの準備を始める、エロいモブの人たちの起床が描かれてい>>続きを読む
ルパン史上に残る殺しがラストにある作品。「お前を殺しても俺っちのワルサーが汚れるだけだもんなァ」、「甘いよルパン!」、真っ赤な夕陽のコントラストの中で、ルパンが女を殺す。
数あるルパン作品の中でも、>>続きを読む
妹と一緒に金曜ロードショーで観て、妹が本作のヒロインのベッキーを気に入ったらしく、しばらく台詞や仕草を真似してた。
ルパンの元相棒のキャットの娘という設定で、ルパンのコピーキャット(模倣)を頑張る。>>続きを読む
オールタイムベスト。私的最恐トラウマホラー。どんなホラー映画の殺人鬼やモンスターよりも、この映画の小川真由美と岩下志麻がいちばん怖い。
世俗的に信じられている「家族」というつながりや絆が崩壊していく>>続きを読む
中村義洋監督萌え萌え映画。
スタッフが呪い(コロナ)で次々とぶっ倒れていく中、ひとりだけ呪いに打ち勝ち続ける呪い免疫つよつよな中村監督のアイドル映画。
老人ホームでのインタビュー、を窓の外から覗いて>>続きを読む
水が怖い以前に、老朽化したマンションの厭演出がいい。雨漏り、壁のシミ、不味い水道水、貯水槽、日当たりの悪さ、湿度の高さ。真っ暗で湿った建物に向かって雨が降り続ける。『残穢』的な穢れの空間。
自分たち>>続きを読む
『ジェシカを死ぬほどビビらせよう』という原題がサイコー。
さらに音楽もずっと狂っていてサイコー。
幽霊屋敷も湖も街も、厭な雰囲気しかなくてスーパークール。安いからという理由で霊柩車に乗っていたり、墓>>続きを読む
北野武監督作品というよりも、黒沢清が監督したヤクザ映画みたいなルールで撮られていると思う。暴力装置が可動し、可動しちゃったら最後、誰にも止められない、ってか誰も止めようとしない、みんな巻き込まれて死ん>>続きを読む
酒飲んで酔っ払って大麻吸ってハイになるだけで面白い映画が撮れるなんて、早く教えてほしかった!!!
いぇ〜〜イ!やっぴィ〜!んぎょ〜〜!なマシュー・マコノヒーが、ジャン・ルノワール『素晴らしき放浪者』>>続きを読む
打ち切り漫画エンド最高峰。誰よりも早くホラーで、しかもフェイクドキュメンタリーでそれをやったのが偉すぎる。
本当っぽさを逆手に取った嘘っぽさの金太郎飴状態が、エンタメとしてずっと正しい。
ネオのキ>>続きを読む
これは結構すごい映画だ。
まず始まってすぐに病室で小学生男女同士がお医者さんごっこをしていて、女の子が男の子の胸に聴診器を当てながら「こりゃあ大変ですね、さあ、服を脱いで!ズボンも脱いで!パンツも脱>>続きを読む
『ゴールド・ボーイ』を観て岡田将生について想いを巡らせる。彼を映画で表象する際に、たとえば『ドライブ・マイ・カー』のようなサイコパスや、『悪人』のようなクズ野郎を配役させたいという欲望が纏わりついてい>>続きを読む
最高。今宇宙でいちばん面白い映画。
読み始めたらページをめくる手が止まらない小説のような面白さ。
特に我々の年代は、金子修介へ長年納め続けてきた税金(ガメラ税、学校の怪談3税、GMK税、デスノート>>続きを読む
クライマックスで女エイリアンと男エイリアンがめちゃくちゃ派手に交尾する。女のエイリアンの乳首がニョキニョキと伸びて触手みたいなことになり、かなり訳が分からないことになってすごい。
というのを、幼い頃>>続きを読む
元祖シックス・センス(ネタバレ)。
久々に4Kリマスターで観たら、ツッコミ不在のボケ映画すぎてめっちゃ笑った。
原田芳雄と藤田敏八が無表情・棒読みで「あれえ???」と喋ってるだけでクソ面白い。
すき>>続きを読む
観たことなくて新文芸坐でフィルム上映を観たような(2013年頃だったかな?反戦・社会派名画特集みたいなやつ)。
スゲェ映画なんだろうと過度に期待していたのも相応しくなかったが、公開当時のようなセンセー>>続きを読む
人生ベスト。星10。あまり最近の邦画がオールタイムベストに入らない自分なんだが、この世の邦画でいちばん好きかもしれない。自分にとってかけがえのない大切な映画すぎた。
心の未だ揺れ動いたことがない場所で>>続きを読む
劇場で観た時は、なんちゅー展開の映画だ……と困惑が勝ってしまい咀嚼できていなかったが、コロナ療養中に見直したら神映画すぎた。ずっと最高。
クライマックスがクライマックスの位置に配置されていない歪つさ>>続きを読む
ついに催された卒業式なのに、結局5回も映画館へ観に行ってしまい、卒業式に何度も参加するキモいOBみたいになってしまった……その後の打ち上げにも参加して「いやあ〜やっぱりエヴァって俺たちの青春だったねぇ>>続きを読む
鑑賞当時は「サブカルが死んだ……」とそれなりに落胆しつつ、女優陣の好演に楽しんだ箇所もあったが、結局時代が経つにつれて古びてしまった映画。イヤーな倫理観が通底し続けていると感じる。
失恋した麻生久美>>続きを読む
バカっぽいことはなるべくやりません!と頑張っていた前作から転じて、今回はバカっぽいことしかやりません!とベクトルを思い切り振り切っていて、それは全く予想していなかったことだったのでそのコンセプト自体が>>続きを読む
池袋グラシネのIMAXレーザーGTで観た時は「すわ、令和のストームライダーじゃんコレ!」と映像圧・音圧に全身が震えて超絶面白かった。星10。
155分あったのに体感100分くらいだったのも謎。
海外>>続きを読む
スター・ウォーズに出てくるマックス・レボみたいな象のフーターくんがドジすぎて可愛い(食いしん坊で地図を食べてしまう)。
逆光の女王様シルエットからの切り返し、マイコーの超絶スマイルのヨリが最高。>>続きを読む
結局は戦後民主主義の映画でしかない。
開始20分くらいの真珠湾攻撃がヘボすぎて、『パール・ハーバー』を超えてやるぞという気概が1ミリもない描写に寝よかな……ってなって、5分後にミッドウェイ海戦が始まっ>>続きを読む
ゴダールめんどくさ!自重しろ!
先にトリュフォーがカンヌに行っちゃって、ゴダールがシネフィル仲間に「俺は文無しだしめちゃくちゃ焦ってるし、ってか俺だって映画撮りたいし、しかもトリュフォーの野郎俺のこ>>続きを読む
宇宙人を拳でブン殴るウィル・スミスがいちばん面白い。所謂アメリカ万歳な底抜けハリボテブロックバスター映画なんだけど、都市壊滅の特撮なんかは幼少期からの刷り込みもあり、どうしてもサイコー。半ば事務的に犬>>続きを読む
前編がすごすぎて、後編は間延びした台詞劇になっちゃった感。前編のフックが強すぎたというのもあり、なんとも収まりの悪いヒューマニズム劇が展開されてしまうけど、流石に校長のくだりで泣いた。
前編で異彩を放>>続きを読む
『告白』に対する映画屋からのカウンターパンチで超面白い。宮部みゆきが執筆に9年掛かった大作をじっくり丁寧に構築しているのが誠実。中学生たちの"嘘"の演技もすごいし、出てくる大人たちそれぞれにも嘘がない>>続きを読む
超怖い〜。物語が気になる、知りたい、見たい、そう思いながらこの映画を観ている観客を奈落に突き落とす。
人間の好奇心に焦点を当てたホラー映画というのが今尚新しい。
知らない方が幸せなこともあるとか、この>>続きを読む