ブラックユーモアホフマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

ブラックユーモアホフマン

ブラックユーモアホフマン

典座 -TENZO-(2019年製作の映画)

3.9

キリスト教を題材にした映画とかは沢山あるけど、仏教を題材にした映画ってそんなに観たことがない気がするから、もっとあっていいのにと思った。

寺が画になりすぎる。超カッコいい。

鎮座DOPENESSが
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.8

傑作!(って最近、簡単に言い過ぎてるかもしれないけど。)

惜しむらくはポスタービジュアルとタイトルだなぁ。どんな映画なのか分かりづらい。

フランス版『エンド・オブ・ウォッチ』(デヴィッド・エアー監
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淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

3.8

人との出会いこそが希望。

いい話すぎる……。

とにかくずっっっっと泣いてた。
泣き通し。しかし泣ける映画がいい映画というわけではない。

確かに主人公2人には人生における重大な障壁があるけど、それ
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コロッサル・ユース(2006年製作の映画)

3.8

わっかんねぇ〜!!

正直どこをどう面白がればいいんだかさっぱりなんですが、とにかく画は全カットバッチバチにキマって無茶苦茶カッコよかったことだけは。それ以外は全く理解に苦しみます。今の僕がこれを面白
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

4.7

傑作!

明らかにアダム・マッケイを狙っている『スキャンダル』との二本立てでこっちは実際にアダム・マッケイ(とウィル・フェレル)がプロデュースしていて、話も『マネー・ショート』の姉妹編という感じ。
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.9

明らかにアダム・マッケイテイストを狙った作風。さらに元を辿れば『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で。だからキャストにマーゴット・ロビーっていうのは安直な気もするけど分かる。

主演3人もいいけど、脇
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(1997年製作の映画)

3.9

『溶岩の家』もそんな感じだったけど、出てくる男が総じてクズ。本作は明快にそれに対する復讐が描かれてスッキリした。

使われてる音楽に意外性がある。グランジみたいな曲がかかったかと思えば、電気グルーヴみ
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溶岩の家(1994年製作の映画)

4.2

相変わらず話は分かるようでよく分からない。意図的に状況や関係性の説明を排しているように思える。

『血』に引き続いて出演のイネス・デ・メデイロスが美しい。美しい彼女と、周りの男たちの話。彼女をわが者に
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(1989年製作の映画)

4.7

正直、話はよく分からなかったんですが(もちろん大筋は分かるけどそれがどう面白いのかまではよく分からないという意味で。)とにかく画面が美しくてカッコよくて圧倒され続けました。

【一番好きなシーン】
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.8

リー・ワネルのせいで計画が崩れます。

1作目、2作目通して想起した他の映画や人物などを列記しまくることでこの映画の感想とします。

12モンキーズ、カウボーイビバップ、攻殻機動隊、スノーピアサー、ジ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.4

大人も大変。

さっき『ケス』の感想で、悪いのはいつも大人だって書いたけど、これを観ると一概にそうも言えないなと思った。

もちろん子供は悪くない。とは言え、この家族の兄貴の方はもうそこそこの歳なんだ
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ケス(1969年製作の映画)

4.6

初ケン・ローチ。

哀しい……ビリーが可哀想で可哀想で……二本立ての休憩時間である今も彼のことを想うと泣けてくる。

「最近の子供はけしからん」とか言うけどさ、いつだって悪いのは大人だろ。自分のこと棚
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鏡の中の犯罪/鏡の中の亀裂(1960年製作の映画)

3.8

2組の、老いた男と女と若い男の三角関係が接触する。から、六角関係みたいになる。そしてそのそれぞれの役を同じ3人の役者が一人二役で演じているという複雑な構成。

てっきり、出会ってみたら顔がそっくりでび
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

4.6

イップ師匠……
今までありがとうございました……。

詠春拳で世界が一つになったらいいな……。

アメリカ編!そして完結編!ついにブルース・リーも本格登場!
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウ
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Witchfinder General(原題)(1968年製作の映画)

3.8

やっぱこの時代の血はこの色だよなぁ〜!!

アバンタイトルから『ウィッカーマン』みたいだなと思い、処刑シーンはどれもなかなかエグくて良かったんだけど、もっとゴリゴリのホラーを期待していた分、意外と時代
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.6

面白かったわ!

キャストがずるいわ。適材適所。

松さんと森七菜がちゃんと同一人物に見える。どちらかがどちらかに演技を寄せているようにも見えなかった。多少意識はしてるのかもしれないけど、そもそものキ
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.7

しんどぉ……生きるのしんどぉ……しんどすぎる。逃げ場がない。

『寝ても覚めても』の濃度そのまま5時間続く。その膨大な情報量を一度観ただけでは当然受け止め切れてない。

第二部が終わったところで、ここ
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.1

Rage Against the Machine!!!

今更初めて観ました。
めちゃくちゃ99年の映画だな〜。いいね〜。

映画を構成する要素は全てありモノなんだけど、その元ネタの量とニッチさと組み
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れいこいるか(2019年製作の映画)

4.1

阪神淡路大震災で娘を亡くした夫婦の20年以上にわたる人生を100分というタイトな尺で描く。

『シークレット・サンシャイン』も思い出す。傷も癒えないままにまた悲しい出来事は起こる。誰も悪くないのに誰に
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マン・ハント(1941年製作の映画)

4.8

一応ノワールと言っていいんだろうか。1930年代後半のロンドンが舞台で、まだガス燈の時代だから、夜の街が暗い。この暗さあってこその画面だなと思う。

仮に現代の東京を舞台にしても似たような話は作れたと
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脱出(1944年製作の映画)

4.5

カリブ海の島の、ホテルと海の上、という2シチュエーションしか基本的には出てこない。

且つ劇伴がほぼ流れず、音楽といえばホテルのロビーの板付きピアニストが奏でるジャズのみ。

というのが渋い。

あく
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ヒットラーの狂人(1943年製作の映画)

4.4

こういうの観ちゃうと『ジョジョ・ラビット』って本当ヌルい映画だったなって思っちゃうね。

『死刑執行人もまた死す』と続けて観て良かった。

逆らったヤツ片っ端から殺す!なんてヒステリックな統治の仕方し
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死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

4.1

死刑執行人は早々に死ぬ。

話の展開を知った上でもう一度観たい。

悪役のキャラが強烈。これでもかと言うほど憎々しく描いている。つまり同時に魅力的でもある。チャカ腹立ったわー。

終始表情の変わらない
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.8

これこそ、映画館で観たい映画だなぁ……。でもNetflix限定配信。

ずーっと観たい、観なきゃと思いつつ観られてなかった。やっと観た。これはたまらん。

「バスター・スクラッグスのバラード」という、
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.4

いいじゃん!!面白かった!

前半は『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』みたいな、日本で本気で洋画目指しましたな感じ。そもそもそういうの好きだし、上手くいっててかなり良い。そして中盤から『アリー/スター
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PicNic(1996年製作の映画)

4.0

あら、面白いじゃない。

塀を伝って日本橋まで行けちゃうなんてロマンある。

しかし70分しかない割にやっぱり最後飽きちゃったな。展開が少なくてゆっくりな上に味付けが濃くてクドいんだよな。

橋爪浩一
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.0

どこをどう面白がればいいのか分からない……

クドい、ユルい、とにかく退屈。
1時間経ったところでもうしんどくてやめて欲しかった。

僕も高校生、大学生の頃はミスチル好きでしたけど、もうコバタケサウン
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ゴダールの映画史 第8章 徴(しるし)は至る所に(1998年製作の映画)

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ちょいちょいウトウトしながら。
全268分。
意外とそんなに長くは感じなかった。