GOFEETさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

GOFEET

GOFEET

映画(300)
ドラマ(7)
アニメ(0)

フランクおじさん(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

▶時代と言ってしまえばそれまでですが、遺言書に書くとは…… 父親にとってどれだけおぞましい出来事だったのか、今では理解に苦しみますねぇ……
▶それよりもフランクに〈変態〉と言われて自殺した男の子が不憫
>>続きを読む

ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

3.8

▶とりあえず、新生ブルーノートも聴いてみようと思った。
▶まずは、US 3 とノラ・ジョーンズから……

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

▶この手の映画はアタリハズレが大きいので、映画館に足を運ぶ際には慎重になりがちですよねぇ……
▶ちょっと言葉や文章では説明できない「これは間違いない!」という映画の神様の声に背中を押されて公開初日に行
>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

4.2

▶たぶん今年観たこれまでの新作の中ではベストですねぇ……
▶この監督『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』で有名らしいけど、実は『ラースと、その彼女』もこのヒトやったことを後から知りました。
▶ふ
>>続きを読む

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.0

▶圧倒的!!!
▶この手の音楽、音だけで聴いているとちょっと退屈なんですが、映像があると思わず引き込まれてしまいます。
▶いかしたリズム隊(Bernard Purdie、Chuck Rainey、Co
>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

▶まずは、ひと月以上映画館が閉まっている状況って一体どうなん?と世間様に問いたい気分。
▶アンソニー・ホプキンスと言えば、〈レクター博士〉が有名ですが、個人的には『日の名残り』の執事役が頭から離れませ
>>続きを読む

丼池(1963年製作の映画)

3.5

▶菊田一夫の原作を藤本義一が脚色。
▶三益愛子という存在を今の今まで忘れていました。あの川口松太郎の後妻にして、川口兄妹の母親!
▶この三益愛子に浪花千栄子、森光子、新珠三千代が絡んできてなかなかの様
>>続きを読む

猫と庄造と二人のをんな(1956年製作の映画)

3.2

▶『夫婦善哉』もしかり、監督の豊田四郎という人は「文芸映画の巨匠」と呼ばれたらしいねんけど、いまいちピンとけーへんね。
▶香川京子はミスキャストとちゃうやろか? というか、登場人物が尽く魅力がないんや
>>続きを読む

夫婦善哉(1955年製作の映画)

3.8

▶いやぁ〜、淡島千景にぞっこんやわ!大阪弁も上手やし(親身になって浪花千栄子が教えたらしいけど……)、無茶苦茶可愛らしいやん!
▶森繁もやり過ぎやないところ、なかなか好感が持てます。
▶ちなみに、織田
>>続きを読む

日本侠客伝 血斗神田祭り(1966年製作の映画)

4.0

▶時は大正十年
▶藤山寛美の流れるような芝居は観ていてため息が出る……
▶ただひとり洋装姿の天津敏の悪役ぶり今回も冴え渡る
▶大阪弁の鶴田浩二の壮絶な最期
▶元芸者で今は大店の若女将の藤純子のおどおど
>>続きを読む

歌え!ロレッタ愛のために(1980年製作の映画)

3.8

▶1976年にベストセラーになった自叙伝を元に製作され、1980年に公開。
▶この酷いタイトルのせいでリアルタイムでは映画館に足を運ぶことがなかった作品。
▶シシー・スペイセクと言えば、ブライアン・デ
>>続きを読む

小早川家の秋(1961年製作の映画)

4.0

▶小津が宝塚映画に出向して撮ったオールスター映画。
▶たしかにポスターを見ればわかる通り、錚々たる顔ぶれです。
▶ということで、個人的には少々相性のよくない小津作品を観てきました。
▶ちなみに「コバヤ
>>続きを読む

SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.8

▶実在する元人種差別主義者ブライオン・ワイドナーの半生を映画化した作品(Wikipedia)。
▶早々に『SKIN 短編』でレイシストの嫁を演じていたダニエル・マクドナルドが3人の可愛らしい娘たちのシ
>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

▶ 第91回アカデミー賞で短編実写映画賞を受賞。
▶なかなかに凝縮された21分間。
▶これは長編『SKIN スキン』も観なければ!

ガイ・ナティーヴ監督「僕にとって短編と長編は真逆の位置づけです。短
>>続きを読む

ボーン・イエスタデイ(1950年製作の映画)

3.8

▶映画が始まるやいなや、ジュディ・ホリデイの声色に『雨に唄えば』(1952)のリナ役のジーン・ヘイゲンの怪演を思い出してしまいました。しかしながら、『ボーン・イエスタデイ』が1950年の製作なのでこれ>>続きを読む

ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

3.5

▶ Spotify を利用するようになって、結構カントリー・ミュージックが好きなんだなぁ〜と気付かされることの多い今日この頃。
▶『ジュディ』のジェシー・バックリーつながりで観たくなったのだが……
>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.2

▶これまたコロナウイルス騒動のおかげで、2020年に映画館で観ることが出来なかった一本。
▶天才的!と言われる人間が、平凡な幸せと交換に残してくれたもの(歌うこと、踊ること、演技すること、書くこと、あ
>>続きを読む

バッド・スパイ(2018年製作の映画)

4.0

▶原題は "THE SPY WHO DUMPED ME" 、「わたしを振ったスパイ」。こんなんいつ封切られてたんやろ?
▶ミラ・クニスは『ブラック・スワン』で、ケイト・マッキノンは『ゴーストバスターズ
>>続きを読む

あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

3.8

▶舞台劇の映画化。
▶この四人の中では、個人的にはなんと言ってもサム・クックに反応してしまいます。
▶サム・クック役の Leslie Odom Jr. の歌が達者すぎて参りました。
▶ジャッキー・ウィ
>>続きを読む

ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.0

▶この作品、『ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ』のリメイクらしいが、『ペテン師とサギ師』自体『寝室ものがたり』のリメイクやったとは……
▶公開当時リアルタイムで観て、その後〈レーザーディスク〉まで
>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

▶いや~ぁ、なんとも切ないねぇ……
▶しかしながら、主人公が元ヤク中の屑野郎じゃなくてホントよかった。
▶で、〈耳が聴こえないこと〉を決してハンディキャップだと捉えない考え方があるということに正直驚い
>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

▶コーエン兄弟の作品は、個人的には好き嫌いが激しく分かれるのだが、これは好きな方ですね。
▶98分という上映時間も素晴らしい!
▶フランシス・マクドーマンドの旦那役が若き日の〈『グラン・トリノ』のイタ
>>続きを読む

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

4.0

▶フランシス・リー監督によるオリジナルの脚本が素晴らしい。
▶これは映画館のような空間で観ないことにはね!家のテレビじゃ集中力が切れてしまいそう……
▶〈静謐〉という言葉がピタリと当てはまる一本。静か
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

▶なんと言っても、主役のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが素晴らしい!
▶まさか〈カンニング〉がこんなスリリングな物語になるとは、日本人にはピンと来ないですねぇ……〈中国〉や〈韓国〉ならどうな
>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.8

「重要なのは監督のリー・アイザック・チョンが1978年生まれの移民2世であり、また冒頭シーンが新居へ向かう車のバックシートに乗った息子・デビッドの目線から映し出されていることからも示唆されているように>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

▶勝手に〈ホワイト・トラッシュ〉の話だと思い込んでいましたが、そちらが主体ではないような……
▶最近ではHBOの「オリーブ・キタリッジ」や『スリー・ビルボード』の演技が記憶に新しい、フランシス・マクド
>>続きを読む

祇園の姉妹(1936年製作の映画)

3.5

▶昭和11年(1936年)公開、溝口健二監督作品。
▶キネマ旬報ベストテンの第1位にランクイン。
▶1959年にキネマ旬報社が発表した「日本映画60年を代表する最高作品ベストテン」では第2位にランクイ
>>続きを読む

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

4.0

▶まさにこれが天才!山中貞雄!
▶すごくテンポがよくてビックリ!
▶大河内傳次郎を初めてちゃんと観たけれど、確かにスター然としてるよね。鞘を口にくわえて刀を抜くところがめっちゃカッコいい!
▶加えて、
>>続きを読む

日本侠客伝 関東篇(1965年製作の映画)

3.5

▶今回の健さんは侠客ではなく、気のいい魚河岸のアンちゃん役。
▶侠客役は鶴田浩二と北島サブちゃん。
▶長門さん、いつも殺され役ご苦労様です。
▶丹波哲郎の登場にはちょいとビックリ。
▶今回も鶴田浩二と
>>続きを読む

日本侠客伝 浪花篇(1965年製作の映画)

3.5

▶第一作に続き今回もオールスターキャスト。
▶山田宏一「日本侠客伝 マキノ雅弘の世界」によれば、当時の東映京都撮影所所長・岡田茂が「オールスターでやれ、ベースは忠臣蔵だ」と言ったらしい。
▶今回も女優
>>続きを読む

日本侠客伝(1964年製作の映画)

3.8

▶すべてはここから始まった。
▶健さんと藤純子の初共演作。
▶女優陣が素晴らしい!藤間紫、南田洋子、三田佳子に藤純子!
▶ミヤコ蝶々先生に、子役時代の藤山直美まで出ています!
▶悪役も、安部徹に天津敏
>>続きを読む

日本侠客伝 刃(ドス)(1971年製作の映画)

3.2

▶前半、健さんの鬘が気になって全然物語に集中できない(笑)。
▶辰巳柳太郎は相変わらずいいですねぇ。
▶敵役に天津敏がいないのは残念。
▶ラスト、十朱幸代のスローモーションはなに? 意味がわからん!
>>続きを読む

アンストッパブル(2019年製作の映画)

3.5

▶ローラがリジーのことを怖がらないのが不思議やなぁ〜という感じで観ていました。
▶でも、このオチは個人的にはアリだと思います。
▶ノオミ・ラパスという女優さんは『ミレニアム』ではじめて見た時からまった
>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.2

ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスにジェシカ・チャステインと、いい役者をいっぱい揃えても、こんなにCGだらけじゃ仕様がないよね……

日本侠客伝 昇り龍(1970年製作の映画)

3.5

▶『日本侠客伝』シリーズ第10作。マキノ雅弘から山下耕作へとバトンは渡りました。
▶前作『花と龍』の続編かと思いきや、時代設定も異なるし、どちらかというとリメイクですかね。
▶ただし、今作の方が健さん
>>続きを読む

星屑の町(2020年製作の映画)

3.0

▶戸田恵子の歌唱力が他の出演者とくらべてずば抜けているのがとても気になりました。
▶のんちゃんは期待したほどではなかった。残念……