スケールが大きい派手なマジック、謎めいた登場人物たち、その背後にある陰謀論めいたミステリアスな組織。まさに映画それ自体がマジックショーのように煌めいているが、映画はマジックと違い、観客はスクリーンを凝>>続きを読む
大多数の鑑賞者は、音楽や小説よりもさらに、映画製作者のコードを知らない。だから例えば文学研究をしている僕が映画にケチをつけるのはいつも、脚本の粗に対してである。
序盤の伏線が回収されていない、こうい>>続きを読む
1984年のオリジナル版を未見でも楽しめるけど、文字通り最後の一秒まで楽しむためには予習/復習が必要不可欠。なんせ全編通じて旧作への敬意とオマージュ、そしてパロディに溢れまくってる。超面白かった。なん>>続きを読む
新作を観るために観直し。といっても、ビル・マーレイが主演で最大の敵がマシュマロマン、ってこと以外何も覚えていなかった。
主人公3人はハーレム付近にあるコロンビア大学の教授という設定だろうけど、研究助>>続きを読む
帰りの機内で『In the Heart of Sea』を観た。『白鯨』執筆前史かつベン・ウィショーがメルヴィルを演じると知りこれもずっと観たかった作品。もうちょっとチェイスと白鯨の対面シーンに緊張感が>>続きを読む
アメリカ帰りの機内で『デッドプール』を観た。大変評判が良いから期待してたんだけど、これってXメンシリーズのスピンオフなんですね。そういった前提知識がなく、小さな画面で観ると、そこまで面白いものではなか>>続きを読む
Huluで観た。ニューヨークでも思ったけど、アメリカ人当たり前のようにマリファナ吸いすぎ。
間違いなく2016年を代表し、これから何十年と語り継がれていくレベルの傑作であるのだけれど、やはり何箇所か納得いかない部分があり、ご都合主義的な回収劇であることも否めず、ではこれが『風立ちぬ』を『エヴ>>続きを読む
飛行機上で観た。いきなり母親が亡くなる展開は後の『カールじいさん』を想起させられた。しかしよくできていた。細田守は一生勝てないよディズニーにもピクサーにも。
スーパーヒーローたちのアイデンティティ不安、社会的処遇を巡る作品は多い。ノーランのバットマンも新スーパーマンもそうだった。『キックアス』や『ウォッチメン』はそれ自体がテーマだった。
おそらくそれは冷>>続きを読む
行きのユナイテッド航空機内で観た。原作未読なので(誇ることではない)内容を知らずハラハラドキドキしっぱなしであった。映像も音楽もとてもいい。夏休みの子供向けエンタメとして大変いいのではないだろうか。>>続きを読む
ナショナル・モールの映画館で観た。『To Rome with Love』で組んだジェシー・アイゼンバーグを再び主演に迎え、エマ・ストーンではなく新たなミューズとしてクリステン・ステュワートを起用し、『>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
メトロセンター近郊の映画館で『ソーセージ・パーティー』を観た。スーパーマーケットの食品たちは人間に買われることを望んでいるが、ある日自分たちは人間に食べられる運命にあるという真実を知り、一致団結して客>>続きを読む
ジョージタウンの映画館で鑑賞。ハイドリヒを殺害したWW2のいわゆる「類人猿作戦」の遂行とその顛末。ローラン・ビネの小説『HHhH』はパラシュート部隊の物語をいかに客観的に語り得るのかという歴史記述の問>>続きを読む
恥ずかしながら初めてオリジナル『ゴジラ』を観た。『シン・ゴジラ』の復習と再鑑賞の予習のためだったのに、オキシジェンデストロイヤーが出てきた瞬間に1995年に、小学校五年生だった当時の自分に一瞬で戻され>>続きを読む
いろいろアウトだけど、それを全部吹っ飛ばす爽快感がある。ゲラゲラ笑ってしまったし、彼らは日曜日よりの使者のその一部なんだと思う。
新宿シネマカリテ「カリコレ2016」にて『Rock the Kasbah』を観た。ザ・クラッシュ「Rock the Casbah」をもじったビルマーレイ主演作ということで期待して観たけど…
物語の前>>続きを読む
『AMY』をシネマツー極音上映で観た。『Back to Black』は今でも日常的に聴き続けてる大好きなアルバムだし、映画自体もアカデミーを取るなど評価が高く期待を胸に観たが、全然ダメだろこれは。この>>続きを読む
『ミスターダイナマイト: ファンクの帝王ジェームズブラウン』をシネマシティ極音で観た。キング牧師、公民権、政治と金に、マイルスのSo What、チャックDとFight the Power、そしてミック>>続きを読む
『インデペンデンス デイ: リサージェンス』。96年の第1作『id4』から20年経った大同窓会。世界の終わりもエイリアンも独立宣言も大統領もJGブラムもひさしぶり!元気そうだなエメリッヒ!
オリジナル>>続きを読む