菜緒都さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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バットマン(1989年製作の映画)

2.1

冒頭のゴッサムシティの街並みで「おー!」ってなった。
お金配りパレードシーン最高。
クライマックスの塔のてっぺんに登ったところ急に画質がおしゃれになったと思った。ジョーカーの顔の白さと背景がうまくマッ
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

2.5

主演3人全員演技うますぎ。

冒頭のエスカレーターに乗るシーンで、やっぱりカメラを地面スレスレにすることってかっけーなって思った。
途中、普通にイタリア旅行見てるー。って気づいた。 
アフガンパートが
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ロープ(1948年製作の映画)

2.1

扉の開閉の動きに合わせてテーブルの棚にロープ(?)しまうのすげーってなった。
頭が悪いのでキャラ名が覚えられず、誰が誰だっけ?ってなった。
1シーン古畑映画として楽しんだ。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

5.0

開始30分「あ、このクオリティで進むんだ」と思った時点で5.0満点で4.5以上確定
剣道部部室の前で「引いちゃダメだ」的なところで5.0満点で6.0点。

エキストラの多さ=画面のリッチさという短絡的
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第9地区(2009年製作の映画)

3.2

フェイクドキュメンタリーを下地にしつつ、「これ写してるカメラ誰が持ってんの?」というツッコミを意に介さないストロングスタイルな作品。

といいつつもCG、VFXはほぼほぼ違和感なく、序盤はすげーってな
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複製された男(2013年製作の映画)

2.9

ショートムービーを2時間に引き伸ばした印象。
変なリズム感とかBGM、音響の入れ方とかいい意味でエンタメを意識していない感じで、その心意気やよし。(めっちゃ上から目線)
ショートムービーだったらプラス
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.6

会話のテンポ、絵のポップさ、シーンの短さがめちゃめちゃ気持ちよかった。
「チャイナタウン」を見た後に見たので「これだよこれ!」ってなった。
展開の速さ、特に演劇~トイレ事件のスピードが最高。
毎シーン
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

2.0

脚本の書き方の本で激推しされてたので鑑賞。
ストーリーはだいたい頭に入っていた。

僕の映画 IQが少ないせいか、つまらなかった。僕の頭では脚本が複雑すぎた。し、映像的快楽もあまりなかった。
脚本的に
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.4

色合いも撮影もとにかくおしゃれで見やすかった。
郊外の道の真ん中を子供が自転車こぐのを移動カメラでMVみたいに撮るのってジェブナイルホラーあるあるなのか?と思った。
まあ僕もジェブナイル映画作れって言
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スーパーマン ディレクターズ・カット版(1978年製作の映画)

2.2

教養として鑑賞。
スーパーマンからのスーツ姿の早着替えワンショットは「おーっ」てなった。
こんな「んなワケ!」映画ある?というクライマックスが最高。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

2.3

展開がパターンに入ってから中盤まで少し先が予想できる仕組みで少し退屈だった。
と思ったけど、全体的にもそこまでだった。キャラの行動原理に心がハマらなかったのもそうだし現実離れした設定というのもある気が
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FREAKS フリークス 能力者たち(2018年製作の映画)

2.9

低予算でアイディア勝負のSFを久々に見た。そう意識して見たのは初めてかも。
と思っていたら意外とVFXのクオリティは高めだった。
娘の部屋の間取りをもっとわかりやすく見せたほうがよかったのではと思った
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.8

絵の構図が一つ一つすごい。奥行きを活かして何層もアクションを重ねる手法とか。
冒頭もそうだし、ろくろを回す最初のショットとか。後半もずっと続くし。
黒沢清「クリーピー」を見た後だからなのか、舞台設定の
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

1.3

日本の映画業界が作った映画って印象。当たり前なんだけど。
ある俳優事務所の人全員出せっていう縛りでもあったのかと思いながらエキストラを見てた。

黒沢作品は1作目は「カリスマ」で今作が2作目だけど、お
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.1

もちろん登場人物に共感できるできないが映画の評価に影響しないことは最初に言いたい。

成田凌のむかつく男の演技がほんとにむかついてすごい。
映画見てこんなむかついたこと初めてかも。あの顔。
そう言う意
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カリスマ(1999年製作の映画)

3.0

「おまけの夜」の黒沢清特集の動画を見ての鑑賞。
ATG、寺山修司感。
シュールでもあり象徴的、寓話的でもある。
ときどき急に無音になるショットがかっこいいし「ハッ」として緊張感が引き戻される。
視聴者
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パプリカ(2006年製作の映画)

2.4

冒頭から、「え、モーションキャプチャー?」て思うほどのピエロの動きでびびった。
斬新なアニメ演出の連続でいちいち驚いた。

ストーリー的には思ったよりわかりやすかった。僕が中途半端に理解していないせい
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都会の牙(1949年製作の映画)

1.8

頭が悪いので、中盤から何が何やらわからなかった。
だが、誰がいつ毒をもったのかを伏せておいた方が見る人(僕)のモチベーションをもうちょっと上げられたのではと思った。
結局ジャズバンドが1番かっこよかっ
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

2.2

戦闘能力がある程度リアリティがあるのか、ドラゴンボール並みなのか、だんだん覚醒して行くのか、イメージできないまま見続けた。
序盤の島のシークエンスは色合いがチープに感じた。草木の緑が強すぎるというか。
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

2.0

最初のカンニングは普通に消しゴム手渡しすればいいじゃんと思った。
靴を後ろに滑らせるなら、間にもう1人加えた方がよりアクロバティックだったと思う。

もっと奇抜で天才的なカンニング方法を期待していたの
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蒲田前奏曲(2020年製作の映画)

2.2

セリフがなんかひっかかる。演技をしているのを想像しながら書いていない感じのセリフというか。
ありきたりすぎるとうか。

3つ目のオーディションのエピソードのラストの携帯からの声はさすがに小さすぎだろと
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ヴィジット(2015年製作の映画)

5.0

冒頭からアイディアが一筋縄ではいかない感じがいい。
と思ってたら全編モキュメンタリーなんだと気づいた。
ひさしぶりにオルタナティブな感じの映画を見てる!というワクワクがたまらなかった。
モキュメンタリ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

2.4

思ったより漫画チックというか中二感満載だった。
いいとか悪いとかじゃなくて。
(過度な)悲劇の主人公感はさすがに韓国映画だなーと思っていた(偏見)が、まさかの展開でそうきたかという感じ。

ゆで卵とサ
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.6

まず、色合いがかっこいい。
砂に車の緑がめっちゃ映える。
全編通して色彩がよかったが雨のシーンはなんか調子が狂った。
意図的に雨を降らしてると思うんだけど、あまり意図が感じられなかった。まさか絵的に砂
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出来ごころ(1933年製作の映画)

5.0

ストーリーがめっちゃちゃんとしてる。脚本の穴がないと言うか。
流れるようなストーリーラインで、ブレイキングバッドを思い出した。
いいことをしようとして却って事態を悪化させてしまう感じとか。

変に説明
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.2

「疾走する乗り物を下の方から撮るショットしか勝たん」映画。
アマプラのあらすじを読んだが、もはやネタバレレベルにあらすじのシーンが最後の方だったのでびびった。あと思ったより世界が荒廃してなかった。普通
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.5

高校生幼馴染2人の実在感がすごい。配役とか会話とか演技とか。ある種の邦画へのアンチテーゼという意思を感じる。

般若さんの変な歩き方と実在感のなさで一気にジャンルが変わった気がした。
序盤の般若さんが
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.2

開始20分怖すぎ。すごすぎ。銃弾ヒュンヒュン怖すぎ。

だが、“It doesn’t make any sense.”

戦争に勝つためには非合理的とも言えるようなソウル・サバイバー・ポリシーなんての
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.1

不穏さとシュールさはやはりATGという感じ。
主人公の男の子のヘラヘラ感はなかなか見たことがない演技ですごいと思った。
紙袋被った少女は松本大洋の漫画のキャラの元ネタなのかな〜と思った。
お兄ちゃんの
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TENET テネット(2020年製作の映画)

1.1

単純にストーリーがつまらなかったし、絵に力もなかった。

もう一度言います。
絵に力がない。

それに、感情が動かない。
緊迫するべきシーン(BGMと役者の顔から察せられる)でこんなに緊迫しなかった経
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.6

思ったよりだいぶ攻めた作品でびびった。
電車の遅延だけでこんなに引っ張るとは。
飽きさせない演出、アニメーション、モノローグ、編集の技術(に対する自信)がないととてもこんな引っ張れないと思う。
ナメと
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死霊館(2013年製作の映画)

2.9

BGMですこーし心音みたいにトクトク鳴らすのは初めて体感した。 
意識外の所から音を出すステレオの使い方もびびるし怖かった。
あとカメラのパンが全部怖い。

お母さんが地下室で閉じ込められるシーンの最
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

2.7

キャラの名前を覚えられないという致命的な欠点を持つ僕が見てはいけない映画だと思った。

屋台で仲直りするシーンの最後のショットでちゃんと通行人入れたのは偉いと思った。
ビデオ(?)のシーンはNew J
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オーディション(2000年製作の映画)

4.5

え、普通にいい映画だった。
Youtubeチャンネル「シネマンション」でよく話に出てくるから見たけど、言われてるほど見るに堪えないシーンはなく(あったけど。)、
Jホラーとかは一つの要素にすぎず、品が
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罪の声(2020年製作の映画)

1.9

こんな徹頭徹尾人の話を聞き続ける映画を初めて見た。
僕が求める映画的、もしくは映像的快楽をほとんど感じられなかった。
それを今作に求める事自体、的外れな事なのだと思う。
明らかにこんなことを思う人は今
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ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

4.0

ポール・トーマス・アンダーソンがロバート・アルトマンから影響を受けているようなことを聞いて見てみた。
冒頭長回しは正にそのイズムがPTAに受け継がれていると思った。
室内の会話に行った瞬間ここで終わり
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