ほり本こう大さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

1.5

Jホラーの名作と名高く、そしてタイトルに厨二心をくすぐられ鑑賞。

雨の日というより梅雨時期の嫌ぁ〜なジトジトとした湿気のような雰囲気が漂う。それがホラー作品として良い味を出しているかと思えば、全くそ
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春に散る(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

運が悪いことに、独り言がえぐすぎる二組のジジババ夫婦に挟まれ席は大ハズレだったが、ボクシング映画にハズレはなし。

春夏秋冬、一年を通して、ドン底へ堕ちたボクサーが死に物狂いで這いつくばり、一丁前に成
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追想ジャーニー(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

その比較的短い時間からチョー気軽に鑑賞できる作品。
舞台上での演劇チックな演出で追想体験が進む独特な展開で、映画っぽくない演劇っぽい映画。
よくある未来の自分からの忠告によって、過去の自分が行いを改め
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.5

TSUTAYAプレミアムnext新始動、で加入したので、サブスクにない作品を借り漁る。
検索機で本作を検索した際に、Filmarksのレビューが表示され、よりにもよってそれでネタバレを喰らうというまさ
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BROTHER(2000年製作の映画)

3.7

日英合作ハリウッド撮影ということもあり、簡潔に表すと通常のバイオレンス北野作品+外タレ。良くも悪くも舞台がアメリカになっただけ。
でもたけっさん自分のこと殺したがりがちやけど、今回のラストは染みました
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.7

The フランス映画。
某マーニーをフレンチ風に味付けしたような内容で、良くも悪くもシンプルでどこかノスタルジックな雰囲気が漂う。
主人公の子役がとにかく可愛すぎて、その一挙手一投足に癒される。最初は
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

映画館での上映前に、本作の予告を数回目にした。その度に予告がゴミすぎて「こんなクソ映画誰がみんねん」と馬鹿にしまくっていた。
その後本作が無事に公開され、ある噂を耳にする…。
「普通に、おもしろい…」
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.3

ニュー・シネマ・パラダイス インドver.の
映画大好き少年成功成長譚かと思えば、まさかの少年時代メインでオンリー。
思ってたんとちゃいまっせ……が率直な感想。
中盤まではシンプルに楽しめるが、それ以
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スマイル(2022年製作の映画)

3.6

「スマイリー」という宗教サスペンス漫画で笑顔の不気味さは十分体感したが、本作は正にホラーの観点から「笑顔」の不気味さにフォーカスしている。
駄作になるかどうかは置いといて、ファイナルデッドシリーズのよ
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フリークスアウト(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

開始早々、日常的且つ幻想的なシーンから突如として現実へと引き戻され、一気に惹き付けられる。
……とこまではよかった。
そこからは主人公クソガキとあまりのテンポの悪さにイライラが募りながら、睡魔に何度も
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

もう公開から約10年経つと言うのに全く色褪せないシリーズ。
キアヌがただただ人を殺しまくるだけで、なぜこんなにもおもしろいのか。
正味ストーリーはあるようでない、寧ろなくていい。なぜならキアヌのアクシ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

1の時はいくらなんでもやり過ぎやろ!と思っていましたが、鑑賞前に車の鍵を失くした(多分落としたけどパクられたっぽいし、鍵盗られた=車盗られたといっても過言ではない)ので、今はすごくジョン・ウィックの気>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

今回はより一層アクションが濃厚で最早飽和レベル。犬好きだからこそ耐えられるドッグ・フーアクションマシマシ。猫派は胃もたれ必至。

絶対深夜テンションの「これええやん!」で思いついたアクションシーンを、
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

スクリーンよりTV映えする、寧ろTV or PCで鑑賞する方が好ましい珍しいタイプの映画。
今作も前作同様至る箇所に伏線が散りばめられ、さらには相も変わらずドライアイにはキツいくらいの目まぐるしい神が
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

内容云々は置いといて、映画としての魅せ方の様々な点は評価できる。
その点、肝心の中身は史実に基づき迫力や展開に緩急がなく、淡々と進む。
個人的に望んだ展開は、中盤まで無罪を主張する様を描きに描いた上で
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

あらすじを知っていたので、再生開始してからタイトル何回か確認するくらいには全く関係の無いPart1シーン。あらすじ通りの展開を期待しているとかなり裏切られる。
主人公男が全然、所謂外国人っぽくなく、性
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Mr.タスク(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ムカデ人間、武器人間に次ぐ人間改造譚。
こっちは早くセイウチ人間お披露目してほしいのに、だらだらと会話シーンを見せられるのがシンプル苦痛。正味いらんシーンカットしてギュッとしたら35分でいけます‼️
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ホステル(2005年製作の映画)

4.0

ただのスプラッター映画かと思えば、一般的なホラースリラーのフラグをへし折りまくり、尚且つ伏線までありでシンプルにおもろすぎ作品。
中盤まではゴリゴリのエロ映画。ここで終わってたら☆5やのに…な茶番は置
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ソウ2(2005年製作の映画)

3.7

グロシーンしか観てなかった中坊の頃とは違い、今観返すと普通にストーリーもオモロー。
1のあのラストに続き、今作も驚愕ラストでどんでん返し的要素があるのはすぎょい。けどこっから段々…。は悲しくなるので言
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

「犯罪都市」とごちゃ混ぜになってる人多いやろ作品。
あらすじや本作の台詞そのままに「警察とヤクザが協力して悪魔を捕まえる」話に尽きる。
法に裁かれるか、アウトローに裁かれるかの二択。アウトローだけはい
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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

3.6

原作は未読やけど、キャスト的にも魅せ方的にもデヴィッド・フィンチャー版の方が好きかなぁ…
どうしてもハリウッドとの格の違いを見せつけられる。
強いて分けるとするなら、「ドラゴン・タトゥーの女」単体とし
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.3

白石監督ということもあり期待大で鑑賞してしまうが、個人的にはあまり刺さらず撃沈…。観る側の性別によって結構評価が変わりそう(?)。
マジでもうええてなくらい蒼井優のベッドシーンを見せられる。蒼井優好き
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

大まかなストーリーとしては、ぼちぼち。
細かい矛盾点は、漫画の巻数にしては売れすぎ印税もらいすぎ映画化の話早すぎ、模倣する話少なすぎ、ご都合主義垣間見え…。
小栗旬のメインキャラにしては、え!?の早期
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.5

最早ランペイジと化してそうな続編の予告が出ていたので鑑賞。「さかなのこ」の後に鑑賞したので、何かちょっと複雑なキモチ……。
まぁ正味バケモンだろうがドデカ鮫だろうが、あのステイサムが負けるわけがないの
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

アクアリウム始めたすぎて、その熱を抑えるために鑑賞。
家族や周りの人間に恵まれ、環境にも恵まれた人生。控えめに言っても羨ましい。
度々変わり者と揶揄されるが、普通じゃないからこそ、一般人が気にするいわ
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.8

スマイリーという漫画を読み、とてつもなく邦画の宗教モノが観たくなり鑑賞。
本作は、その上映時間の長さから鑑賞後回しにされるランキング1位。
しかし、4時間という、映画として、とてつもない長さであるにも
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.8

マーク数と平均評価から作品の出来は言わずもがな。だが、あえて言及させてもらうならこれはマジで良すぎる、マジで泣ける(語彙力)。

完全に子ども向けだと見くびっていたが、アニメーション・脚本共に秀逸。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

作品と公開日が発表されてからスケジュールに記入し、その日を楽しみに待っていた。そして近づく公開日、しかしいつまで経ってもあらすじや予告等の情報は全く出てこない。本当に公開するのか?と思えば、ジャケ以外>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

待ってましたガリレオ最新作!
さすがの名シリーズ。錚々たるメンツが名を連ねる。その中でも特にずん飯尾氏の演技がえぐすぎた。

個人的に危惧してたガリレオ版オリエント急行にはならなくてホッとしたが、
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

出ました、予告とFilmarksのあらすじに目を通すと大怪我しちゃう系作品。
あらすじを知っているか、そうでないかでかなり評価が変わりそうな印象。
幸い、自分はほとんど前情報なしで本作を鑑賞できたので
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

睡眠導入系オシャンナイト映画。
寝るには持ってこいだが、ガチで鑑賞するにはキツかった。唯一の救いは上映時間90分なこと。

芸術家・画家や美術作品には全くもって疎いので、ピカソやダリなどのさすがに有名
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

途中までは余裕で☆4.0超えるほどおもしろかったのに、体感3時間超えの上映時間に加えて中弛みから終弛み、たるみまくってて超絶ガッカリ。
ハッピーエンド?バッドエンド?やっぱりハッピーエンド?やっぱりぱ
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

真夏に観るクリスマスバイオレンスなナイト映画🌞🌴🌺✨🐠🌺🌴🌞🐬🎐🍉🌻🍧👙
サンタクロースが登場する映画は色々ありますが、酒カスのゲロぶちまけるサンタはさすがにお初です。

最強サンタが次々と敵をぶっ倒
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

台湾産新感覚ゾンビパニックグロホラー、爆誕。

コロナを模したゾンビものかと思えば、これが違った。
所謂ただのゾンビではなく、言葉を発するし自らで考えることもできる、単に"欲"を我慢できなくなっただけ
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テリファー(2016年製作の映画)

4.0

所詮B級ホラーやろ、となめてたらこれがおもろいのなんの!!!
ストーリーはあるようでないような、ないようであるような、ないに等しいかもしれない。でも!何故か惹かれる、何故かおもしろい、何故か楽しめる。
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アイアンマン(2008年製作の映画)

5.0

正味最初のアイアンマンがいっちゃんおもろすぎて、その先へ進めず中々MARVELを制覇できない。のは結構なあるある?