pepperさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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心の旅(1991年製作の映画)

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心穏やかに見られる映画。
予想通りにストーリーが進む。

人は、生きていくと、いろんな鎧を身につけていく。
事故によって、心が子供のように、リセットされた、ヘンリー。

富も名声も失ったけど、そんな夫
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マルタのやさしい刺繍(2006年製作の映画)

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スイスの美しい村。
緑と花と可愛い街並み。
旅行のパンフレットの様。

生きている限り、誰もが行き着く先の話。

何か新しい事を始めるのには、勇気がいるけど、楽しいことなんだ!
そんな事に出会えればい
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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子供の頃からずっとこの話を描きたかったという監督の想い。
普遍的な童話が人魚姫のような大人のおとぎ話になった。

クラシックで暖かみのある、イライザのアパートと対照的な研究所の禍々しい感じ、赤や緑
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羊の木(2018年製作の映画)

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最初からどんどん、引き込まれる。
六人の受刑者に翻弄される月末役の錦戸君の細やかな表情の演技が素晴らしい。
観ている自分も同じ様に振り回される。
受刑者は自分とは違う人間だと思っていた月末だが、だんだ
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

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好きだわ〜この映画!
オープニングのパリの街と、ノスタルジックな音楽にニヤニヤが止まらない。
次々に登場する芸術家達を、検索しながら楽しんだ。
ロマンチックで贅沢な時間でした。
ガブリエルがいい感じ💕
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何者(2016年製作の映画)

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怖くて痛い人間模様。
就活生じゃなくても、SNSやってなくても刺さります。
自分の手の内は見せず、相手の背後に回りそっと盗み見るような、イヤな緊張感。
登場人物達の、本音にゾッとしながらも、そのまんま
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

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理髪店の窓辺に並ぶコロンのガラス瓶や、少年の頃の思い出の海辺
に光が溢れる。
柔らかな光の中に、シャンプーの香りまでしてきそうだ。
子供も友達も旅行も、なにもいらない。マチルダさえいれば。
他に逃げ場
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

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シンプルで、消え入りそうなメロディーに、楽器が、コーラスが、リズムが加わって、音楽になっていく。
その過程の楽しさを知ったら、もうその道から離れられない。
街の風景と耳元に流れる音楽が、重なる時の気持
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

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強く、強くと言われ、歯をくいしばる、杉咲花ちゃんが、いじらしくて仕方ない。
学校での、制服事件は、ひどい。
自分の娘なら、絶対に学校には行かせない。
こんな強さはいらない!
宮沢 りえの強さに対し
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

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残念だけど、響かなかった。
心を閉ざした、ウィルがルイーズに簡単に心開き過ぎ。
ルイーズ、大した事やってなくない?
マラソン好きの彼氏がいるのに?
仕事って言ってるけど、ウィルの事好きでしょ!
ウィル
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

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引っ越し先の、隣人は気になるけれど、入り込み過ぎ。
普通 は、あそこまでしない。
西野も怖いけど、高倉夫妻もちょっとね〜
でも、途中で竹内結子が、ボソッと漏らす一言にドキっとしつつも納得!
何か同じ
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

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七海に次から次へと降りかかる不幸。
逃げ出したくなるような、結婚式の後、スーツケースを引きずりながら、東京をさまよう七海が哀れで胸が締め付けられる。
そして、真白と出会い、刹那的だけど夢の様な日々。
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

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ホラーだけど、根底に流れているのは、恐怖に負けない気持ち、友情と初恋
怖いんだけど、お化け屋敷に入ったようなドキドキ感。
怖がって、笑って、泣いて、最高のエンタメ。
高校生位のカップルに行ってほしいな
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間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

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ブリジットが綺麗。
さりげないセーターやブラウスやスカーフがいい。
少女っぽくて可愛い人。
夫のグザヴィエはデリカシーのない所がイラッとはするけど、ブリジットを愛しているのが伝わるし、やっぱり可愛げ
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

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あの頃のロスアンゼルスと言えば、憧れの都市だったのに……ジトジトと酸性雨が降りしきり、街の至る所に、天まで届きそうな火柱があがり、ビルとビルの谷底で荒んだ人間達が暮らす。
そんな街をより一層退廃的に、
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

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物語の始まりと終わり、なんにも変わってないけれど、それが一番!
カーバァー夫妻と一緒に、自分も、アパートの売買、🐕の病気、テロ事件等に振り回され、少しの間、ニューヨークに住んだ気分。
二人が住む、古い
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

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何をしでかすか、わからない登場人物と、先の読めないストーリー。
終わってみると、びっくりするも、なるほどね!の結末。
「こんな日はさ〜らさら…夢もさ〜らさら」なんて歌いながら、頭の中で考えていたら、気
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ルーム(2015年製作の映画)

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前半は緊張感と閉塞感で、胸がいっぱいになる。
後半は、新しい世界へ。
閉ざされた世界で、必死にバランスをとって生きてきた二人にとって世界は広すぎる。
監禁されていた時はママとしてジャックを守ってきたけ
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淵に立つ(2016年製作の映画)

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最初から歪な家族だった。夫の持つ秘密のせいか?
八坂のひと押しで、妻も簡単に秘密を持つ。
親の因果が、子に報うとは、イヤな言葉だけど、何か因縁の様なものが、恐ろしい。
それぞれの、心の奥底が見えない。
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ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

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理解しきれない。
でも、美しい映像と音楽で圧倒される。
ニモとアンナの若い頃のラブストーリーが好き。
私はベンジャミン・バトンを見た後のような感動があった。
壮大な人生ドラマ。
つじつまを合わせようと
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CURE キュア(1997年製作の映画)

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1997年の頃の日本って、こんなに
暗かった?
殺伐としてどんよりとしている。
どこもかしこも。
あれっ?何今の?
日常の中で見逃している怖いもの

人生スイッチ(2014年製作の映画)

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粒ぞろいの刺激的なキャンディ
それぞれに関係性はないけれど、
やっぱり一気に観て、その毒気に十分浸ったほうがいい。
最初の作品が、一番好き!
ゾクゾクしてきて、ラストで一気に!
最後の作品もこれで正解
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

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ねっとりした、濃密な映画。
アデルとエマの肌と身体がきれい!特にアデルはアップになるシーンがとても多いけど、若さだなぁ。無造作に束ねた髪も可愛い。
エマの友人達のレベルの高い会話に遠慮して、居心地が悪
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葛城事件(2016年製作の映画)

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原因は父親なのか?
そんなに悪い父親なのか?

自分にも思い当たる所がある、
イヤ、自分はこんな人間ではない
自問自答をくり返す。

自分だったどうするか?
母親の立場なら?
子供の立場なら?
他人な
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アスファルト(2015年製作の映画)

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何でアスファルトなんだろう?
確かに周りには緑の木々もなく、コンクリートと錆びた鉄でできた廃墟のような団地。
住人は疲れたような表情で空は灰色、何か凄惨な事件が起こりそう。

そこに登場する6人。
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

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怖い!怖い!美しい雪山も、お洒落なリゾートホテルも、一度人間関係が揺らぐと逃げ場のない牢獄のよう。なんでこんなとこまで来て…
すごく有りがちなトラブル。自分を犠牲にしても子供を守る覚悟はやはり母親の方
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

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車にまつわる、男くさ〜い 映画と思い、スルーしていたけれど見て本当によかった 。
日本と違って、アメリカでは人種問題が、日常なんだと思い知らされる。
戦地での事、子供達との溝、妻の死、で心を閉ざした主
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アリスのままで(2014年製作の映画)

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若年性アルツハイマーという、重いテーマだけれど、知的で、美しいアリスや、家族、置かれている状況がとても、恵まれているので
美しい物語を見たような、気がする。
アリスの一生はアルツハイマーになるまでは、
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モールス(2010年製作の映画)

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家族も学校も大嫌い、そこから逃げたい少年と、大きな秘密を持った少女。雪と夜に閉ざされてはいるけれど、そこは二人だけの世界。
最後は「小さな恋のメロディ」と
「高校教師」を思い出してしまった。

あん(2015年製作の映画)

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いい映画でした。
徳江さんの人生は自分には想像もつかないほど、つらく険しいものだったろう。

でも、映画を見終わり、フッと周りをみると自然や、身の回りの物、すべてが、大事に愛おしく思えてくる。

風の
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

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戦争は、いつも残酷。
スクリーンから流れるつらい場面に、ただ体をこわばらせ耐えるしかない。
自分の可愛い兄弟になるはずの、母のお腹の中にいる赤ちゃんに
「あなたが生まれてくる世界はあまり幸せではないの
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嗤う分身(2013年製作の映画)

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暗く、時代背景もよくわからない、人工的な照明に照らされた世界。太陽や風が感じられない世界。舞台は、主人公の職場と、アパートだけ。
日本の古い歌謡曲が、独特な雰囲気を演出している。
でも、はまらなかった
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震える舌(1980年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

オカルトではないがとても怖い映画。破傷風という、病気の恐ろしさを叩き込まれる。
ささいな、音や光に刺激を受け身体が弓なりに硬直してしまうので緊張感がハンパない。
1日に何回、身体がどんな硬直を起こした
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

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この時代を過ぎてしまった自分としては、若さがうらやましくもあり、でも、戻してくれるといっても、丁重にお断り申し上げます。
ソフィーとは、ずっと友達でいられると思うな。
この時期を一緒に過ごした女友達っ
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

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日本映画の良さを再確認!
清貧と言う言葉にふさわしい暮らしぶり。 貧しいけれど、暖かい。
真田広之と宮沢りえの姿かたちだけでなく、たたずまいの美しさ。
田中泯との鬼気迫る演技。
リアルに人を切るという
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