MURANOさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

MURANO

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トロン(1982年製作の映画)

3.5

1982年製作ということは、まだファミコンも発売されていない時代。そう考えると、ゲーム的なこの世界観はかなり先を行っていますよね。

時が経って古びてしまっても、この世界観が「斬新だった」「カッコイイ
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ザ・タウン(2010年製作の映画)

3.8

劇場で観た当時、ベン・アフレック監督作の今後に期待を感じさせる1本!って思ったんだけど、そしたら本当に次の『アルゴ』でオスカー獲っちゃったんですよね(^^;

ベン・アフレックにとってのホームタウンで
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そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

3.2

オトナのガールズムービー。

さまざまな登場人物を通して、たくさんの恋愛あるあるエピソードを語ってくれます。ときに笑いつつ、ときに頷きつつ、豪華俳優たちの競演も含めて楽しみながら観ることが出来ました。
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マイウェイ 12,000キロの真実(2011年製作の映画)

3.8

服を着た男の物語はあくまでIFストーリーだが、各国の思惑がぶつかり合って悪化した第二次大戦を描く意味でいい創作。

それにしても戦争シーンがスゴい…。

アメリカン・ファクトリー(2019年製作の映画)

4.1

アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作。Netflixオリジナル、これもまた良作。面白いというよりも、興味深すぎる1本でした!

テーマ設定がまず良いですよね。オハイオ州のGMの工場跡地を、中国企業
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.6

「大人は判ってくれない」とトリュフォー映画のタイトルのようなキャッチコピーが思い浮かぶ1本。

冒頭からこの映画に出てくる先生、こんな教師でいいのかってくらい、生徒のことを考えているわけではなく、規律
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マイ・レフトフット(1989年製作の映画)

3.9

ダニエル・デイ=ルイス、若かりし頃から途轍ももなかった。

病を抱えた実在の人物ってオスカー獲りやすいとは思うけど、そんな中でも別格の存在感。なんかもう、本当に左足しか使えない男が演じているようにしか
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.9

ひさびさに観たけど、凝りに凝った魅せ方がやっぱり徹底的に面白い最高の1本! 短い上映時間にタランティーノの良さが詰まってる。

冒頭のタランティーノ本人による「Like A Virgin」異色解釈の語
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オースティン・パワーズ ゴールドメンバー(2002年製作の映画)

3.8

3作目は、2作目が特大ヒットした影響もあってか、とにかく豪華でモリモリな感じになりましたね。

冒頭からいきなりトム・クルーズ、グウィネス・パルトロウ、ケビン・スペイシーのコスプレ大会ですよ(笑) そ
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オースティン・パワーズ:デラックス(1999年製作の映画)

4.0

このシリーズ、2作目が一番好きですね! 1作目のヒットを受けて、下らなさにさらに磨きがかかり、新キャラも面白く、全体的にパワーアップしています。

冒頭から飛ばしてて、前作のヒロインを爆発させてリセッ
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オースティン・パワーズ(1997年製作の映画)

3.9

しょーもない映画なんだけど、マイク・マイヤーズが作り上げたキャラクターが最高にイケてる。オースティン・パワーズもDr.イーブルも、濃いもんなぁ。

1作目は、ふたりのキャラクター性と90年代と60年代
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

あぁ、スタンダード画角のモノクロ映像が、もう見惚れるほどに美しくて、美しくて!!

最近、家のテレビを有機ELにしたのですが、黒が映えるからこの環境によって美しさがさらに引き出されていましたよ。テレビ
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.0

ラストシーンが強い印象を放つ映画だが、これは賛否が割れるよなぁ。

正直、この結末でいいのかな?という気持ちもあったし、でもこの形以外に報われる方法はなかったとも言えるし、テロリズムへの問いかけになっ
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.0

う〜ん、わからん!! 本当はこういう映画を素晴らしいとか言えるとカッコいいだろうなとは思うけど、マジでよくわかんないだもん(笑)

グザヴィエ・ドランのデビュー作で反自伝的と聞くと、僕自身がそんなに母
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.1

劇場公開の止まってる状況の中で、自宅で観られる新作映画! これが、2020年代らしい今っぽい青春映画の良作でした!

Netflixはこういういい味のインディー作品も出してくるから見過ごせないんだよな
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.2

設定だけ聞くとコメディ。毎朝起きると外見が変わる男が一目惚れの美女に恋をする話って、コントの題材みたいですよね(笑)

ただ、この映画は爆笑できて面白いのではなく、切ない恋愛映画として面白いのだから、
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カノン(1998年製作の映画)

4.8

相当イカれてるけど、傑作。監督・脚本・製作・撮影・編集の全てを担当するギャスパー・ノエ、こんな強烈な映画撮れるなんて常人の技じゃない!

冒頭の中心に"F"と書かれたフランス地図や、"モラル"、"正義
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カルネ(1994年製作の映画)

3.5

続編の『カノン』を先に観てしまったせいもあって、それほど衝撃を感じられなかった。順番、逆でしたね…。

冒頭で馬を殺して、血がジョバジョバ溢れ出てるシーンを見たときは凄まじいと感じた。だが、『カノン』
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.5

これも相変わらず、良くも悪くもウォン・カーウァイの映画。広東語ではなく英語で撮っても作風をキープ出来ている点ではさすがなのかな(^^;

ノラ・ジョーンズの美しい歌声に合わせて、美しいジュード・ロウが
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2046(2004年製作の映画)

3.1

木村拓哉が出演してる話題性で、ウォン・カーウァイ作品はあまり好きじゃなかったのに、公開当時観に行った。

感想は「あ、カーウァイの映画だなぁ」という素直な一言(笑)

出来は悪くない映画だが、映画全体
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発狂する唇(1999年製作の映画)

3.7

本当に変態! 本当にバカ! 超カルトムービーですね。

安っぽいドラマの雰囲気を臭わせて始まり、役者の演技もワザと臭いのだが、後を見ると全て計算されてるんだろうとも思える。

意味分からない登場人物達
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.5

菅田将暉くん、制服姿が似合うなと『帝一の國』のときに思ったが、この映画でもバシっと決まってました。オシャレなイメージもありますけど、日本男児が根っこにあるように感じます。

ただ、映画の内容としては、
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

4.0

格差社会をテーマにしたこの作品を英語で撮っていたということが、のちに『パラサイト』でアカデミー賞を獲る地道な伏線ですよね。

評価を見るとポン・ジュノが海外進出した失敗作?と疑ってしまったが、いやいや
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ドリームハウス(2011年製作の映画)

3.8

起伏のある展開を90分でサクッと緊迫感を持って楽しめる佳作。ダニエル・クレイグがクールなスパイとはまた違った魅力を見せてくれています。

家族と共にマイホームを手にしたら、そこが曰く付きの物件で…、と
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ペガサス 飛馳人生(2019年製作の映画)

3.5

レースを題材にした中国製コメディ。どうにも笑いのポイントが理解しづらいので、どう楽しんで良いものか(笑) 中国のツボ、独特なんですよね。

途中でいきなり日本語の歌が流れるんです。それって、『スラムダ
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.0

最初からハードル低いのと、上映時間もかなり短く気楽に観られて、『ロストワールド』ほど嫌悪感はないかな(笑)

一気にB級テイストが増した3作目は、スピルバーグ監督の2作品とはまったく別物になったという
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

2.9

メリハリの効いてた1作目に、不要な調味料をドバドバぶっかけたみたいな2作目。違う監督が撮ったじゃないか、と疑ってしまうほどの不出来さだと思う…。

恐竜と対峙する人々が増えていろんな思惑も飛び交うこと
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.2

シリーズ全5作を経て改めて観ると、スピルバーグのホラー演出が際立ってて、ぶっちぎりのシリーズ最高傑作!

『ジュラシック・ワールド』を観ちゃうと、当時は最新鋭と言われた映像技術も全然って感じにはなるけ
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

4.0

もう、とにかく届きそうで届かない! 友達以上恋人未満の男女の距離感、これの作り方が絶妙だなぁと感じた秀作ラブストーリーでした。

原題とは全然違う『あと1センチの恋』という邦題もうまいこと付けたなと思
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.9

いい監督って、いい題材を選ぶんだと思う。約10年前にウィルス感染症の映画を撮っていたソダーバーグ、この先見の明で名匠度がさらに上がりました。

ソダーバーグが監督してるゆえに、キャストも豪華すぎるくら
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アラジン(2019年製作の映画)

3.8

ウィル・スミスのジーニーに尽きる! ランプの魔人なんて実写にしたら誰が出来るんだよ、って感じなところを見事にモノにしてました。

『アラジン』を実写として成立させてるのは、ウィル・スミスがジーニーをち
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.5

完全にバカにしてたけど、劇的に面白いし、むちゃくちゃロックな映画だった! 王道エンタメとして、もう最高レベルの熱さ!

子供たちが、マジでロックだった。ロックって、もともと反抗的なもの。そういうロック
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

グレタ・ガーウィグが脚本・主演だった『フランシス・ハ』をモノクロからカラーにして、主人公の年代を20代から10代に変えた感じ。

主演は若い子に譲って、旦那からひとり立ちして監督になった姉妹編ですよね
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ドリーム ホーム 99%を操る男たち(2014年製作の映画)

4.0

サブプライムローン問題を背景にリアリティも持たせつつ、緊迫感ある演出で楽しませるエンタメ・サスペンス。

ベースの知識が必要な感じもするので、あんまり日本人向けではないのかな?という気もしましたが、映
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

観てから脳内で感想まとめるまでに、普段より時間を要してしまった…。良し悪しを安易に決め難い映画ですよね。

でも、鑑賞後しばらく時間が空いてもなお、圧倒されたクライマックスの余韻がまだ心の奥に響いてい
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.5

わずか3年前のスキャンダルを、実名使ってすぐに映画化してるスピード感。そういう点は、アメリカ映画は素直にスゴいですよね。時流に乗ってMeToo運動をしっかり捉えてます。

ただ、メイクアップの力も借り
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