MURANOさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

MURANO

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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.8

イーサン・ホークスが時空警察を演じるSFサスペンスのイメージで見始め、冒頭の爆弾魔とのチェイスで掴みはOKかと思ったら・・・

そこからまさか、バーにて性転換をした元女性の青年の人生語りを長々聞くこと
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名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

4.0

軽めの作りにはなっているが、男ふたりの悲哀を見る映画でしたね。ライト・ノワールとでもいう感じか。

岩ちゃんもマッケンも、2人ともちょっと闇を抱えた感じが似合ってて、イケメンの佇まいが映えたと思います
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.9

この映画みたいな硬派な娯楽大作、邦画でももっとたくさんあったらいいのにな、と思いました。

映画には事実を語り継ぐ役目もあると思うので、それをハラハラドキドキとともに伝えてくれることで、より多くの人の
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新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X(2019年製作の映画)

4.0

子供と大人が一緒に観ることを想定した”お祭り感”がスゴい映画になってました!

息子が新幹線好きなので、家にはシンカリオンの玩具もあるんですけど、この映画の序盤の展開って確実に親が唸るヤツ(笑)

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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

-

これは、スコア付けるのは無理! ホラーの恐怖度は凄まじく高い傑作だけど、観終わった瞬間に正直もう二度と観たくないと思ったよ…。

アリ・アスター監督は『ミッドサマー』を先に観ていたが、より一層心を掻き
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野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.5

大俳優ハリソン・フォードが主演していると、どうしてもハリソン・フォードと犬の交流を見るつもりになってしまうが、この映画の主役は完全に「犬」。

ハリソン・フォードは序盤から顔見せでは登場して渋い味は出
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あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

4.2

『ザ・ファイブ・ブラッズ』『マ・レイニーのブラックボトム』に続き、またもや配信でBLMムーブメントに通じる秀作が出てきましたね!

「あの夜」というのは1964年2月25日を指すので公民権運動の時代だ
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おとなの事情(2016年製作の映画)

4.2

長年の友人とのディナーにて「ケータイを見せ合わない?」というゲームを行うイタリア映画。

明日にでも自分たちで出来そうなくらい身近過ぎる題材なのに、誰も怖くて出来ないという、怖いもの見たさの巧い設定の
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.0

世界的ベストセラーの新作を、他言語同時発売のために各国の翻訳家がシェルターに集まって、厳戒セキュリティの元で翻訳をしていく。そして、そこに事件が...!

というこの設定が、むちゃくちゃ面白そうですよ
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.3

Amazon Primeにもこんな良作あったのか!と意外だったが、ポスターの通り、タイトルの通り、ロック好き必見の作品。

ただ、とは言っても、音楽を堪能する作品ではないです。音楽で食っていこうとして
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ザ・コール(2020年製作の映画)

4.1

レビューが高評価なのでちょっと観てみたけど、怖っ!とゾクゾクしてしまう、夜中の映画鑑賞にピッタリのホラーでした!

この映画も韓国での劇場公開はスキップしてNetflixで全世界配信に代わったものなん
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.2

ディズニープラスで配信中のピクサー新作、コロナ禍で劇場公開がスキップにならなければ、確実に映画館に観に行った案件ですね。

同じピート・ドクター監督の『インサイド・ヘッド』の発展系でありつつ、『リメン
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.9

『Mank/マンク』の予習として久々の鑑賞。改めて、映画史に輝く名作だということを再確認。撮り方が色褪せてないんだよなぁ。

約80年経った映画が普通に面白いと感じるのは、回想を中心にした構成、パン・
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マ・レイニーのブラックボトムが映画になるまで(2020年製作の映画)

3.5

映画本編が素晴らしかったので、パンフレット読む感覚でサクっと30分、そのままこの作品解説も鑑賞。

観た後に見る用に作ってるのかな? 結構核心を突くようなシーンを見せちゃってるので、予習用に見るのはち
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

4.3

チャドウィック・ボーズマンとヴィオラ・デイヴィス、2人がオスカー候補になるのは確実では?

本当、ものすごい熱量の演技! それだけで一見の価値アリの映画です。

タイトルにあるブルースの母、マ・レイ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.6

良くも悪くも雰囲気を楽しむ映画ですね。

雰囲気は素晴らしいだろうなというのは観る前から期待してた通りだったけど、その割にラブストーリーとしての内容がついて来なかった印象です。

終盤からラストシーン
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.3

母の愛の深さを感じさせる力強い感動作かと思っていたのだが、むしろ愛が底の底の方まで深まり過ぎていて、感動作なんて次元を追い抜いちゃっていました。

だいぶ衝撃的で、棘がグサッと刺さったような感覚を鑑賞
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.3

公開当時に劇場で観て以来の再鑑賞。そのときは、今は閉館してしまった有楽町スバル座で観たのを良く覚えています。

劇場で観たとき、僕は怪獣映画として初代『ゴジラ』と比較しすぎてしまって、ポン・ジュノ独特
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.2

公開当時に劇場で観て以来の再鑑賞。

序盤はほとんど覚えてなかったけど、中盤以降で緊迫感が心を離さない見応えある人間ドラマとして急加速。

クライマックスで一気に記憶も蘇り、その重苦しい鋭利な空気感も
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

4.2

ポン・ジュノ監督のデビュー作。「犬」なんて入ってて可愛らしい感じの響きのタイトルだなぁ、とか思ってたら、尖りまくりでむっちゃ面白いじゃんか!

団地が舞台で格差を感じさせる内容かつ、暗い地下室が作品に
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ウォール・ストリート(2010年製作の映画)

3.5

『ウォール街』と立て続けに観たが、、、これは前作とのギャップに戸惑う映画だなぁ(笑)

あのカリスマ性を持ったゴードン・ゲッコー、いくら服役後で歳も取ったとはいえ、さすがに角が取れ過ぎではないか!
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ウォール街(1987年製作の映画)

4.2

マイケル・ダグラスにオスカー主演男優賞をもたらした作品だが、彼が演じたゴードン・ゲッコーのカリスマ性がスゴい!

オリバー・ストーン監督なので、資本主義社会の歪みを強調したような「金がすべて」な悪人に
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.6

ロードムービーといえばコレでしょ!という金字塔、およそ20年ぶりくらいに観直しました。

高校生のとき、アメリカのサマースクールに参加して、そこの授業にて、ピーター・フォンダが言う”We blew i
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

オスカー候補にもなった作品だが、なぜ評価が高いのかと思ったら、なるほど、レースシーンの迫力がスゴいこと以上にさらに、特別な鑑賞後感を持つ作品だった。

ル・マンのレースシーンすべてがこの映画の見せ場だ
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BLACKPINK ライトアップ・ザ・スカイ(2020年製作の映画)

3.5

最新アルバムが出た直後にこういう自己紹介的なドキュメンタリーを用意して、Netflixで全世界で一斉配信とは、展開が巧いですよね。

そのアルバムがUSでもUKでも2位になり、BTSに勝るとも劣らず登
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.2

黒澤清監督、好きな時期がありました。『CURE』『カリスマ』『回路』など、終末的な雰囲気が好きでした。

この『散歩する侵略者』でひさびさに黒澤清作品を観ましたが、宇宙人による地球侵略間近の状況なので
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.1

クライマックスが二度来るような、圧倒的なバトルシーンの映像クオリティ! これは大画面で観られて良かった!

無限列車編、マンガで読んだときに映画でも映えそうなエピソードだなと感じたが、その通りアクショ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.0

僕もキム・ジヨンと同じく82年生まれの子育て世代なので、観るのを楽しみにしてた一本です。

冒頭から、かなりヒリヒリ。夫婦間や家族間で生まれるビミョーに嫌な空気感、いきなり出まくってましたから。

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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.1

末期ガンを患った祖母に、告知をするのが幸せか、しないのが幸せか。

この問いに、映画の中でどのように答えを出すか。それを気にしながら観ていたのだが、終盤までどうもモヤモヤが残りながら最後まで来てしまっ
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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

4.1

現代人なら誰でも気になる題材のドキュメンタリー。

原題「ソーシャル・ジレンマ」が表すとおり、もはや使わない生活は考えられないけど、使うことでの怖さは消えない。そのジレンマがしっかり伝わる内容でした。
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BURN THE WITCH(2020年製作の映画)

4.0

劇場ではなく配信で鑑賞したが、60分中編ではなく、20分×3話という構成のショートシリーズなんですね。

でも、区切らずそのまま観ると、しっかり1本の映画として味わえました! #3でのドラゴンのバトル
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E.T.(1982年製作の映画)

4.9

DVDも持ってるんですけど、たまたまチャンネルを合わせてしまい、金曜ロードショーでひさびさに鑑賞。

やっぱり画面へ惹きつける力がすごい映画なので、観始めたらけっきょく、最後まで観てしまいました。
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リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ(2019年製作の映画)

4.0

もう、むちゃくちゃリアム・ギャラガーなドキュメンタリーだった!

「クソ兄貴のノエルなんていなくてもやっていけるゼ、俺こそ最強のロックンロール・シンガーだ!」と自己アピールする内容で、かなり偏った語り
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.2

当たり前の”日常”や”命”の尊さを感じさせる力作でした! 朝焼けと燃える高級ホテルが、異様に美しい……。

まず、序盤から続く緊張感の高さ! イスラム原理主義に染まったテロリスト側が、高級ホテルに泊ま
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インセプション(2010年製作の映画)

4.9

『テネット』熱で再鑑賞! 改めて観て、現状、ノーラン作品の中で『インセプション』が一番好きだなと思いました!

何階層にもなる「夢」を深く深く潜っていく内容に、初めて観たときは混乱したけど、『テネット
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メメント(2000年製作の映画)

4.5

『テネット』熱で再鑑賞! 何度か観ているけど、前回はいつだったか、10年以上前な気がします。

『インセプション』『インターステラー』『テネット』を観てしまうと、ものすごく地味で単純な映画に思えてくる
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