Yuyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 105ページ目

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

4.0

"真実は闇の中"を大前提に観なければ…とやや力んで鑑賞
正論への伏線も幾つか孕んでいたけれど 主人公の主観よりも 事実とイスラムの暮らし 米政府の立ち位置が客観視されていたので 徐々に素直な気持ちでス
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サウンド・シティ-リアル・トゥ・リール(2013年製作の映画)

2.9

数々の名盤を生んだ ロックファンには言わずと知れた名スタジオ
正直 音質とか機材には精通してないけれど それでも多くのミュージシャンに愛され 無数の名演が響いたであろう空気を感じる事ができた
著名人が
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ニュースの天才(2003年製作の映画)

2.8

ある種のスターダムに酔いしれて 堕ちてゆく 自業自得と言ってしまえばそれまでだけど 創りは丁寧で 心情の変化も巧妙に描かれていたから 何処か自身と重ねて考えてしまう部分も多かった
映画として誇張されて
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眉山 -びざん-(2007年製作の映画)

3.2

これはもう 宮本信子の渾身の演技で魅せる 一人の強き女性の生き方が素晴らしい
阿波という土地が育んだ伝統と清々しさ その結晶が踊りや祭囃子となって 人の背筋を正すのかもしれないな

自分の人生に終着が
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解夏(2003年製作の映画)

2.8

これは原作を読むべき
さだまさしの綴る言葉の余韻や行間に 仏の悟りにも通ずる生への根幹的な意識が 残念ながら映像には記録されていなかった…

演者の演技は良いし その表情や素振りに感じる事や考えさせれ
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イキガミ(2008年製作の映画)

2.4

コミックが原作だっけ?
だろうなって感じで話が進むし 感情移入はちょっと厳しかったけれど 幾つかの物語は結構グッとくる場面があった
若者が生きる意味を考える入り口にするくらいなら いい映画かもね 答え
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星守る犬(2011年製作の映画)

3.7

犬には弱いんだって 号泣…
なんで主演男優賞じゃないの?ギャラもさ 国産牛の骨くらい弾まなきゃ

と言っても 決してハッピー映画じゃないし 現代の人間関係の希薄さを浮き彫りにする よく言う"孤独死"な
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ジャックと天空の巨人(2013年製作の映画)

2.3

『X–MEN』以降 ブライアン・シンガーのこの路線にチョット辟易気味だったけど
これはこれで まぁ面白かった
有名な割には 豆登って巨人が〜ぐらいしかちゃんと知らなかった物語だったのもあり 最後までド
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.8

サスペンスの教科書だよね
ネタ振りから伏線 そして大オチと
内容もさる事ながら 映画としての創りに感心できるから 全体像わかった上で再度観ても 本当に面白い

図書館戦争(2013年製作の映画)

2.3

原作未読なんだけど いわゆる現代小説なんだろうね 極論スタートでないと興味が持続しない感じが
とはいえ 設定や世界観には 確かなメッセージがあったと思うし 続編の奇跡待ち

BD–54-1

リンカーン(2012年製作の映画)

3.1

スピルバーグらしく 大作としての骨太さ 偉人の心情や時代考察も細かく リンカーンという人間と奴隷制度廃止までの道程に 心打たれるには充分な作品

けどなぁ…制度廃止を実現したから英雄に始まり 報復戦争
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

4.0

"ゼロ"か"100"かの賭けで観に行ったけど
いや 久々に純粋な興奮で 最後まで楽しめた
時代の流れと共に 作中の背景や設定も変化というか進化していて もちろんシュワちゃんのシワもだけど…それが違和感
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L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.9

マフィアと警官の"忠臣蔵"か?
なかなか濃密で じっくり楽しめた
ショーン・ペンの悪党っぷりに 男達の正義感 どちらもいい味出してたな
BD–53-3

ダーケストアワー 消滅(2011年製作の映画)

1.2

これはB級とも呼べない代物
映画としてのルールさえ侵してない?
もう 何が何だか…
BD–53-3

北のカナリアたち(2012年製作の映画)

2.8

だって人間だもの…
じゃ 割りきれないものもあるよね
一度心に秘めた感情は 降り積もる雪の中で永く凍結してしまっても いつかは溶けるもんだなぁ

BD–53-2

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

2.0

設定の妙は かなり引き込まれたけど だんだんグチャっとなってしまった…
後半の変な概念いる?
ちょい期待ハズレ
BD–53-1

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.1

重いテーマなのに ブラックでフランクに綴られる人間模様が深くもあり 考えさせれる
言葉や表情の陰にあらわれる内情が どれも共感できるから耳が痛い…
でも男ダチっていいね

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.9

全力で爽快になれる1本
ドイツの職人的なテクノといい 疾走する映像といい 学生時代に映画に新たな視点を教えてくれた作品

クラウド アトラス(2012年製作の映画)

3.1

大河を遡ったり下ったりして 清廉な湧き水や難所の滝 或いは壮大な河口に出会うような 時代と場所を超越した叙事詩
繋がっているようで そうでない様な 浮遊する不確か感が面白かった
なんか自分が時の神にで
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パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)

3.5

ある意味お得な作品
色んな監督の 色んなパリが観れる
手前味噌な言い方だけど 本当に創り手によって映像 演出 世界観 全てが異なり それぞれの監督の味や息づかいを感じる事ができて 映画ファン冥利に尽き
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アイム・ノット・ゼア(2007年製作の映画)

5.0

これはもう ディランの幻影を追い続ける人の為の作品
それ以外の人が観ても 映画としては何一つ成立してないと思うだろうけど…
何せ"六人一役" 時に女性であり 黒人少年であり…と あらゆる常識を超越した
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レナルド&クララ(1978年製作の映画)

4.2

近年のディランのストイックなそれとは違う
やはり60ー70年代のスター適なツンデレ要素が観れて面白い
何より ライブでの説得力は天下一品だし
まるで楽屋を覗いているような当時の空気を感じる事ができる貴
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REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇(2011年製作の映画)

2.5

前作のリメイクの質の悪さに比べれば オリジナルのストーリーという点で 全く違うゾンビ映画と思って観れば 充分に満足できた ベタ過ぎるオチは愛嬌ってなもんで
BD–52-3

REC:レック/ザ・クアランティン(2008年製作の映画)

1.7

良作のハリウッド流壊し方を理解できる一本
北海道産タラバを 不味く調理するって難しいと思うけど…
BD–52-3

エミリー・ローズ(2005年製作の映画)

3.9

全くホラーでないけど 個人的には好き
実話に基づいてる分 リアリティーのある恐怖あり そして神父の行動の真意を問う法廷ドラマとしては 単純に面白かった
BD–56-2

7つの贈り物(2008年製作の映画)

2.3

うーん 最初の我慢というか理解しようと努力の時間が長かった…理由がわかってからは素直な気持ちで観れたけど
けど この生き方ってある意味 自己満足の自己完結だよな
BD–52-2

ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

3.0

男の友情と生き様を魅せて 有終の美といったところ 観客だって他に何も求めないさ
BD–51-3

ロッキー(1976年製作の映画)

4.3

ロッキーにとっても スタローンにとっても一夜でスターダムにのし上がったアメリカン・ヒーロー・イズムの傑作
真似したところ したくなかったところ 色んな思い出が蘇るけど あの音楽だけで元気になれるのは間
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30デイズ・ナイト(2007年製作の映画)

2.4

ホラー映画と割り切って観ると ややテイストが違うかも…吸血鬼の存在と独自の宗教観がやや斬新だった
ラストは悪くなかったけど 極寒の街の閉塞感がもっと恐怖に繋がってたら 面白かったのにな
BD–51-2

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

2.9

徹底したリアリティーが スコット監督らしく戦争の激しさと虚無感を如実に表現していてよかった
BD–51-2

一瞬の夢(1997年製作の映画)

2.3

『一瞬の夢』とは よく訳したもの
中国系草食男子のダメ男っぷりが ただただストレス
きちんとした将来への計画性なく 努力せず楽な方へ楽な方へ…結婚式参加など面子にだけは拘り 自尊心だけが高くなり 人の
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四川のうた(2008年製作の映画)

2.9

急速に発展する中国の光と影…
国民は共有のニーズを共産し
流れに逆らわぬままに 時代と国家のニーズに応えるよう強いられる
彼らにとって 大切なものは何なのか
それが彼ら自身には見えているのだろうか…?

長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

3.4

中国人というのは不思議だ
絶対的な自己主張を曲げない頑なさを持っている反面 大きな障害や困難からはふと目を背け 諦めに近い形でそれを受け入れて 違う道を歩いてゆく
長く続く一党独裁政治がそうさせるのか
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紙の月(2014年製作の映画)

2.4

悪銭身につかず というか
三つ子の魂百まで というか…

お金じゃ自由になれないのよ
という言葉通り 金で買えるものを求めても 心の充しにはならず さらに金を使おうとする典型的な教義だね
結局 本当の
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トゥルーへの手紙(2004年製作の映画)

5.0

レトリバーの可愛さで もうやられた
でも犬物語でも何でもないんだ これが
世界の不穏を前に 主人公の平和への価値観が トゥルーへの語りとなって 癒しの音楽と共に綴られていく 動かぬロード・ムービー
"
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スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー(2004年製作の映画)

1.3

もうさ、実写なら実写 アニメならアニメ
どっちかでいいじゃん どっちでもメリットもデメリットもないと思うよ
最後まで そうでもいいまま終わった…
BD–50-3