天豆てんまめさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

ライフ・オブ・ザ・パーティ(2018年製作の映画)

3.9

帰国便2作目。メリッサマッカーシーが、娘の大学に編入し、パーティ三昧に明け暮れて、青春を謳歌するという、というアメリカ定番コメディだが、それでも、筋まんま楽しめる。彼女はほんと芸達者かつハートウォーミ>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.8

ハワイから帰国便1本目。
1以上に楽しめた。散りばめられた小ネタに爆笑しつつも、絶望感と笑いを共存させ、ヒロインとの生死の狭間のロマンも余韻を残した、なんでもありと言いつつも、練られた脚本がやっぱり秀
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.9

映画の緊迫感、臨場感。犯人への嫌悪感、恐怖感。それを凌ぐ警官や市民の正義感、団結感。マークウォルバーグの気迫こもった演技も素晴らしかった。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.8

今ごろ、ハンソロ。
観てから2カ月以上。
結構面白かった記憶が。
ただ心に引っかかりがない。
よくできていた記憶が。
ロンハワードの安定感。
ただ心に引っかかりが、、 ない。
主役の俳優の名前覚えられ
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

2.9

エル・ファニングがいい。まさに彼女の役柄のような表面無垢で内面傲慢が一番成功し、人を手玉にとり、タチが悪い。

しかし、因果応報の末の残酷さとグロテスクさは予測の斜め上を超えていた。褒めてない。美の探
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ハイ・ライズ(2015年製作の映画)

2.5

階層社会渦巻く豪華タワーマンションを舞台に、セレブの享楽と退廃の果てに、、というテーマは面白くできそうだが、、これがまた全然面白くないドタバタ人間群像劇。トム・ヒドルストンの魅力も感じない。都市セレブ>>続きを読む

ノック・ノック(2015年製作の映画)

3.2

「ブレードランナー2049」で目が離せなかったアナ・デ・アルマスに誘惑されて、頑張って自制した末に、やっぱり陥落するキアス・リーブス。そこに「スピード」や「マトリクス」の面影はない。ただ、あの状況で陥>>続きを読む

無限の住人(2017年製作の映画)

2.8

冒頭モノクロ、キムタク100人斬り。
ラストカラー、キムタク100人斬り。
間にいろんな敵キャラでるけど、斬って斬りまくるにも飽きがくる。

台詞回しはいつでも一緒。「ちょ、待てよ!」の頃から変わらな
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ヒッチハイク・キラー(2015年製作の映画)

2.8

ヒッチハイク中に出会った男女。やがてある初老の男に車に乗せてもらい、屋敷に辿り着く。そこには怯える妻がいて、、怪しい。フランス語と英語を代わる代わる話す初老の男。その意味が最後にわかるのだけど、、どん>>続きを読む

偽りの忠誠 ナチスが愛した女(2016年製作の映画)

3.6

ナチスに父と夫を殺されたユダヤ系英国女性はメイドに扮したスパイ。彼女に恋するナチスのやり方になじめないドイツ将校。この2人の愛か裏切りかという定番な展開ながらも、スリリングに魅せてくれる。2人のラブシ>>続きを読む

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.1

愛した女性と、破滅的なドラッグと、自滅的に身を削って奏でる音楽。真夜中にダウナーな気分でイーサン・ホークと共に浸り切りたい、、そんな夜にお薦め。私には観ていて痛々しく、辛かった。。映像も美しい。

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.0

哀しみに暮れたウィル・スミスを見続けるのは辛い。
普通の役のエドワード・ノートンは本当に普通のおじさん。
ナオミ・ハリスは美しく、味わい深く非常に良かった。
ケイト・ウィンスレット。こういう作品ではイ
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ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

3.3

ヒッチコックとトリュフォーの映画作家同士の深い絆が感じられる。
原案である「定本 ヒッチコック/トリュフォー 映画術」は15年前に買って、線を引きながら読んだ記憶がある。その時、2種のDVDBOX(白
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.0

老いの悲哀をこれでもかと骨身に味あわせてくれる映画。
人間ドラマとして脚本を練り込み、評価されているのは分かる。
ただひたすらに重苦しい展開をアメコミには求めていなかった、、

夜に生きる(2015年製作の映画)

3.1

パケ写を眺めて、感じること。役者としてベン・アフレックはアル・パチーノにはなれない。監督として「アルゴ」で評価を得たが、ギャング映画で肩に力が入ったか何もかも詰め込み過ぎ。長い。映像の陰影などイースト>>続きを読む

エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

3.0

エゴンシーレ、28年の人生。父が昔、画集を見ていて、チラ見したがピンと来なかったが、映画には短い人生の中に毀誉褒貶がギッシリ詰まっているのも当然のアーティストの身勝手さ、悲哀と変人性に満ちていた。

モンスターズ/新種襲来(2014年製作の映画)

2.8

1作目にハマらなかったのに観てしまう。殺伐とした救いのない戦争映画でモンスターズは添え物的な、、若き兵士達が次々と死んで行く。人間によって。モンスターは必要だったのだろうか。

モンスターズ/地球外生命体(2010年製作の映画)

2.8

低予算ならではのドキュメンタリー風な作りと主役2人の人間関係に絞ったリアリティはあるのだろうけど、既視感が、、出てくるモンスターズに驚きが欲しかった。これもまた既視感が、、

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.8

ジュマンジの世界の中に、悩めるティーンエイジャーが、自分と全く違うキャラクターに、、という設定がまず秀逸で、それを活かしたギャグの応酬に飽きがこないのはやっぱりキャスト陣が最高だから。ドゥエイン・ジョ>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

世にも恐ろしい「ミート・ザ・ペアレンツ」、最後まで飽きさせず、じわじわと、ゾクゾクとさせてくれる物語だった。クライマックスもまんまと驚かされた。監督はコメディ専門だったらしいが、だからこそブラックユー>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.7

キングスマンとステイツマン(英国と米国)の対比が面白く、相変わらずのスピーティなアクションを十分に楽しめたが、予告に良さが盛り込まれていて、それを超える驚きとまでは行かなかった。劇場で観たら、更に興奮>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

2.9

もう少しワクワクしたかった。
なぜだろう。
敵が魅力的でない。ラスボスが弱い。
ワンダーウーマン単作の方が余程面白い。
やっぱりベンアフのアゴが気になる。
海の人と速い人も魅力に欠ける。
ロボの人も印
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

どう表現しようとも、いわばジェニファー・ローレンスを堪能する映画。女スパイ。ハニートラップ。バレリーナ。拷問。騙し合い。裏の裏。敵か味方か。信じるか否か。脇を固める名優ジェレミー・アイアンズとシャーロ>>続きを読む

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

3.7

美しい砂漠を背景に、これぞイギリス映画といった端正できめ細かいラブストーリーだ。物語は第二次世界大戦末期、看護婦のハナ(ジュリエットビノシュがアカデミー助演女優賞)が大やけどで運ばれた患者を廃墟の修道>>続きを読む

妹の恋人(1993年製作の映画)

3.6

これはジョニー・デップの若かりし頃の彼の天才性、芸術性が溢れた温かい映画。チャップリン映画のオマージュも作風にぴったり。両親を失って12年。利発で繊細過ぎるあまり神経を病んでしまった少女(メアリースチ>>続きを読む

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.7

日本人だからだろうか。「父親たちの星条旗」と対となるこの作品の方がやはり心にずしんと残る。硫黄島の空は薄暗い。黒い砂が舞い上がっているからだろうか。砂にまみれて塹壕を掘る青年兵、西郷扮する二宮和成の視>>続きを読む

アリス(1990年製作の映画)

3.0

アリス扮するミア・ファローが不思議な魅力を醸し出す。
ウディ・アレンとミア・ファローのタッグの相性の良さが感じられる作品。何不自由ない生活を送りつつ、満たされるものがないアリス。本当に生きている実感を
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アメリカン・パイ(1999年製作の映画)

3.3

長男に部屋を明け渡し、私の書斎にあった600枚のDVDはリビングに移された。もはや我が家、リビングがTSUTAYA棚雰囲気満載だが、オシャレになったと、わりと家族の評判はいい。DVDを改めて整理してい>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.1

当時、ブームだったから観たけど、アメリ扮するオドレイ・トトゥの不思議な魅力とジャン・ピエールジュネ監督の原色色彩感に凄いなって思いつつも、そんなにははまらなかった。でも、アメリのサントラをよく聴いたせ>>続きを読む

アポロ13(1995年製作の映画)

3.9

実際の出来事で、リーダーで、数々の困難を乗り越える。そんな人をいつも誠実に演じてくれるトム・ハンクス。その原点的作品。更にそれが宇宙であれば、、面白くないはずがない。ロン・ハワード監督、流石の緊迫感と>>続きを読む

アバウト・シュミット(2002年製作の映画)

3.6

ジャック・ニコルソン。定年退職。妻の死。娘の結婚。孤独。不安な日常。
7時きっかりに目覚めるがやることがない。退職した会社に後任の若造を尋ねるがもちろん居場所もない。人生で意味ある事は何か、、何も見つ
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アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.6

親の遺産で暮らす気ままで自己中なヒュー・グラント(まだ若い)が孤独な12歳の少年(ニコラス・ホルトの子役時代。ほっぺふっくら)と出会い、彼の中で何かが変わり始める。憎み切れないろくでなしを演じさせたら>>続きを読む

アパートメント(1996年製作の映画)

3.8

まだ新進女優と言われていた若きモニカ・ベルッチが初々しくも圧倒的に美しくて驚く。後に「イタリアの宝石」と呼ばれる彼女だが、その原石は目を引き付けて放さない。それがこのドラマの基軸にもなる。美しい友人に>>続きを読む

赤い航路(1992年製作の映画)

3.6

ロマン・ポランスキーの倒錯的変態さが垣間見える密室エロティックスリラー。17の頃に観て、性愛に抗うことのできない男のどうしようもなさと女の恐ろしさと、エマニュエル・セニエの妖艶なエロスに圧倒された。世>>続きを読む

愛のめぐりあい(1995年製作の映画)

3.0

脳卒中で再起不能と言われたミケランジェロ・アントニオーニ。13年ぶりにヴィム・ベンダース監督の協力を得て完成された。様々に(歪んだ)愛の4つのエピソードが連なり、マルチェロ・マストロヤンニやジャンヌ・>>続きを読む