杉咲花の演技に惹きつけられる。表情から目が離せなくなった。「市子」のときも凄かったけど、今回もひときわ精彩を放っていた。
志尊淳や宮沢氷魚も役にハマっていたし、他のキャストも素晴らしかった。小野花梨>>続きを読む
ムクドリがCGっぽくて、展開もちょっと無理矢理感あるけど、リリー役のメリッサ・マッカーシーの演技が良いから感動しそうになった。
日本のムクドリはこれと違う種類なので、人は襲わないからご安心を。でも街>>続きを読む
南の島の日差しのような、陽気なメンバーたち。彼らをひとつにまとめるには、厳しさよりも楽しむことが大事。
何も考えずに観れる映画。
少林サッカーみたいな演出も一部あるけど、ファンタジーにならない程度に>>続きを読む
どこからどこまでが虚構なのか、考え出すとキリがない。
世界観はいい感じなのに、何かが物足りない。“愛”とか“命”とか“信仰”とか…守るべきものがあれば、もっと面白くなりそう。
ジョン・カーペンター監>>続きを読む
アーメッドが米軍に加担する理由、それは報酬として約束されたアメリカのビザを得るため。平穏な日常を願うのは愛する家族がいるから。
怪我で動けなくなったキンリーを、命の危険を冒してまで基地へ届けようとす>>続きを読む
様々な思惑が交差する裁判。息子の証言が鍵となるが、そこは子供。真実よりも大切なものがあったりする。
子供がしっかりしていて、なんでこの親からこんな良い子が育つのか不思議。やっぱり反面教師なのかな。>>続きを読む
このところ同性愛をテーマにしたものが多すぎて、これもそれ系かと思っていたけどそうじゃなかった。友情や恋愛を超えた、絆の物語だった。
言葉が刺さりまくった。自分にとって、いま、出会うべくして出会った作>>続きを読む
ハンドカメラによる長回しの映像がリアルすぎる。“これ本当にやっちゃってない?”と疑うほど。
あまりのむごたらしさに目を覆いたくなるけど、信じられなさと怖いもの見たさで目が離せなかった。90分もあっと>>続きを読む
“見る”ことがこの作品のテーマ。何が見えるのか、何が見えないのか、何を見るべきか、何を見なかったことにするのか…。
気がつくと盲目のギョンスの目になったような感覚で見ている自分がいた。
この物語のよ>>続きを読む
危機的状況なのにこの緊迫感の無さ。内容の薄さもいい感じ。どんなハッピーなオチになるかを予想しながら見れる安心感。お色気はありそうでほとんどないから家族でも観れる…観れないか。
優雅な暮らしの裏側には腹の内を探り合うような人間関係があり、その中でオリバーは自分の居場所を模索する。
キャストが魅力的。バリー・コーガン、ロザムンド・パイク、ジェイコブ・エロルディ…その演技と表情>>続きを読む
映像がSFXからCGによるVFXへと変わったことで一見迫力が増したように見えるけど、逆に薄っぺらくなったようにも感じる。
また、コメディ要素がかなり強くなっていて、どの場面でも笑いを誘おうとしてくる>>続きを読む
何を恐れているのか、ということ。前半は断片的なエピソードがいくつかあって、後半でそれがなんとなく回収される。
世界観は面白いけど、難解さと時折カットインしてくる少年時代の追想により、ストーリー展開の>>続きを読む
目が離せない展開。ネタバレになるから詳しく書けないけど、失踪の理由が明らかになってゆくのが面白い。ちょっと長めの2時間半もぜんぜん気にならなかった。
そして最初から最後までニックが嫌だった。そのあま>>続きを読む
肉を食べる人からすれば菜食主義者は病的に見えるし、逆に菜食主義者からすれば精肉店は悪の温床に見え、その対立関係の風刺になっている。
軽いノリで次々と犯行を繰り返す夫婦の会話が、不謹慎だけど笑えてしま>>続きを読む
人体を気持ち悪く表現するのが“ボディホラー”。そのジャンルを確立したクローネンバーグ監督の初期作品。見ると思わず顔を歪ませてしまうようなシーンもあり、気色悪さが病みつきになりそう。
また、見た目の醜>>続きを読む
どちらも突然発症するパニックとPMS、症状は違うけど共通する苦しみがあって、それがわかるからこそ出来ることがある。恋愛とも友情とも違う二人の関係が微笑ましかった。
そして何よりも周囲の人たちの温かさ>>続きを読む
スープ男がコケ女と森でめぐり合う物語。前半はスープ男の生態が描かれている。
てか、別れ際にスープ渡されても…文化の違いなのかな。結局スープ男も帰りたくなさそうだし。あ、だから“here”なのかな。>>続きを読む
冬の人気の少ない夜の街をとぼとぼと歩く一人の女性。前半はとにかく静かで淡々としていて、体調が万全でも眠気を抑えるのが大変だった。でもこの静寂があるからこそ、出会った人に温もりを感じてしまう。
夜の街>>続きを読む
冒頭、面白そうな物語だな、と思っていたら、それが劇中劇「別れのまなざし」で失踪事件の起きた映画だった。
失踪した親友を探す過程で、思い出の場所やかつての知人に出会い、ミゲルは自分の人生を振り返る。当>>続きを読む
幼いアナの無垢な眼差しがいじらしく、演技とは思えないリアルな表情に引き込まれる。彼女の視点や思考を想像しながら観ているうちに、いつのまにか自分も童心に返っていた。
純粋な少女が体験する奇妙な現実。ス>>続きを読む
ある日突然記憶を失ってしまう男。回復プログラムにより、毎日与えられるミッションをこなしてゆく。
そのミッションの内容がとてもユニーク。最初、何をやらされてるのかわからなかったけど、理由がわかると逆に>>続きを読む
マジック一筋で生きてきた男の繁栄と衰退、そして再起。笑えて泣けるコメディドラマで、しかも本格的なマジックも楽しめてしまう。期待以上に満足感がある作品。
脇役が素晴らしい。スティーヴ・ブシェミとジム・>>続きを読む
80年代ハリウッド映画の代表作のひとつ。ニューヨークが舞台、当時の音楽とファッション、SFXを駆使した映像…見どころが盛りだくさん。
また、それっぽい科学用語やゴーストを捕獲する装置など、少年心を刺激>>続きを読む
4人の男女の恋がもつれ合う恋愛群像劇。
組み合わせの異なる一対一の会話の積み重ねで物語が進み、相関図の線が絡まってゆく。
真面目な会話なのにぜんぜん噛み合わず、つい笑ってしまった。間合いとか、言葉選>>続きを読む
内容が特殊すぎてレビューをどう書いたらいいかわからないので、今回は見どころを箇条書きしておくことにする。
・期待を上回る壮大なストーリー
・まさかの黒幕に腰を抜かす
・コスパの良さそうなC級映画感>>続きを読む
存在価値を否定される環境で育ち、心を閉ざしてしまったコット。沈黙の価値を知る二人だからこそ、無口なコットも受け入れてもらえる。
人の優しさ温かさに触れ、コットの凍てついた心が徐々に溶けだす。
また、>>続きを読む
ナウシカをちょっと暗くしたような世界観。北欧っぽい陰鬱な雰囲気や、ヘンテコなマシーン、不思議な植物など、僕の大好きな要素が盛りだくさん。廃墟で植物を研究するヴェスパーはまさにナウシカだった。
ただし>>続きを読む
一見、コメディのようだけど、ドラッグクイーンへの厳しい偏見が描かれている。プライドと人間力でその壁を跳ねのけてゆくローラはめちゃくちゃ格好いい。
ローラの男らしさとチャーリーの女々しさがコントラスト>>続きを読む
痛々しい青春群像劇。ごく一部の人間のエゴによる全人類を巻き込んだしょーもない争い…派閥のある教室で起きた恋愛絡みの小競り合いのようでもある。
厨二ワードが盛りだくさん。このゾクゾクするような背徳感に>>続きを読む
45日以内に相手を見つけないと他の動物に姿を変えられることを告げられたデヴィッド。彼が希望する生物とその理由がとてもユニークで、その後の行動を暗示している。
また施設では、相手を見つけるための工夫が>>続きを読む
作家見習いに挑戦するハガキ職人の物語。
自信過剰でコミュ症なツチヤ。どんなに才能があったとしても、日常的な会話がまともにできない彼は、どこに行っても受け入れられない。挨拶できない人は多いけど、相槌と>>続きを読む
前作「序章」の主人公エリーズの物語の続き。
父親そっくりの依頼主や、生き別れた弟とその家族が登場。シリアスで悍ましい展開。それをコメディ班のスペックス&タッカーが時々和ませてくれる。お得意の伏線回収>>続きを読む
主演の2人はもちろん、脇役と悪役のキャスティングが絶妙で、その熱のこもった演技も見ごたえがあった。キャラも立っていてしかも魅力的だった。
特にアシリパはひとつ間違えるとコスプレになりそうで、しかも原>>続きを読む
前日譚。霊能者エリーズの物語。
ランバート家や花嫁衣装の亡霊とかの前日譚じゃないので、“そっち!?”とツッコミたくなる。
このシリーズは前日譚作ろうと思ったら何作もできそう。
謎を残して次作に客を引>>続きを読む
歓迎され(ているように見え)るダニエルだが、故郷サラスの人々に翻弄され、穢され、搾取されてしまう。そこに待っていたのは、自らの作品で散々ネタにしてきた相手からの思わぬしっぺ返しだった。
それに抗いも>>続きを読む