せきとばさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.5

やり直し無しで勢いでつくっただろと言わんばかりのドタバタサイケだけど、ふざけてつくった感じは一切ないのがよかった。

今となってみるに仕掛けのチープさは当然あるけど、細かいコメディノリの数々があまりに
>>続きを読む

トイレット(2010年製作の映画)

2.9

映画の雰囲気で許しそうになってしまうが心情の揺れ動きが少し雑に感じてしまった。決して悪くはないんだけども言葉で説明せずにそれを表現しきる難しさを痛感。家族が家族たりうる理由とは。やりたいことをやるのに>>続きを読む

紅い眼鏡(1987年製作の映画)

2.7

金字塔には程遠いが押井守の根元が垣間見えるという意味では素晴らしいリファレンス作品。川井憲次とのタッグもここから始まったと思うと感慨深い。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.2

この上ないタイトルの中で緻密に表現される問題の揺れ動きで素晴らしい作品だけど、聾の当事者を身内に持つ身としてはどうしても石田以外の人間の都合の良さに辟易する。それはそれで各々は変わろうとはしてるんだけ>>続きを読む

となりのトトロ(1988年製作の映画)

3.5

目の前を純粋に生きる人間にとって、木々のざわめきや土の匂いは無限のオーケストラで、正午の日照りも夜道の雨粒もすべてがきらきらした万華鏡なのだ。ひとつのどんぐりとの出会いが人生の価値観を大きく変えること>>続きを読む

日本沈没(1973年製作の映画)

3.0

現代の技術をもってすれば夢のようなディザスターが描けるのは当然だが、この映画のチープな特撮は極めて現実的な緊張感を醸し出していて、「伝聞」の世代には到底描けないリアルな皮膚感覚になっている。

それは
>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

3.5

10年かそれ以上前くらいになんかのインタビューでFPM田中さんだかKJM沖野さんだかが

「俺のDJmixはイントロとアウトロでちょうど一周するようなストーリーをつくる」

と言ってたが、それは(この
>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.5

この質感をこの量、贅沢が過ぎる。

まだ発展途上の、だけども希望に溢れた絶妙のバランス感が織りなすCGで彩られた前後10年は特別で、トイストーリー然りビョークのMV群然り本当に色褪せない。

スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993年製作の映画)

2.4

偉そうに続編まで匂わせてくるシーンを撮影している時、きっとここまで大コケするとは思ってなかっただろう。

負債の処理に追われ挙句主演俳優にまでボロクソ言われた制作陣には、日本の作品に目を向けてもらった
>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

A.R. Rahman / O… Saya feat M.I.A

クレイジージャーニーが打ち切りになった。川崎のリアルの一片を切りとったBAD HOPの回は結局関西で放送されずじまいだった。

なん
>>続きを読む

ELI/イーライ(2019年製作の映画)

2.7

コクソンは偉大な映画。

悪くはないんだけどぐるぐる回すアレは金輪際禁止な。

ジオストーム(2017年製作の映画)

2.9

サメ映画愛好に似た形で終末ディザスター映画が好きな人はその荒唐無稽さも含めてかなり楽しめる