東西統一直前のドイツ、熱心な社会主義者だったアレックスの母が発作で倒れる。医師から母にショックを与えないように言われたアレックスは、母の昏睡中の大事件:ドイツ統一 を隠そうとする。
シリアスな作品か>>続きを読む
マラケシュを訪れたマッケンナ夫妻は謎のフランス人と知り合ったことで事件に巻き込まれていく。
国境を越えたりコンサートで不特定多数の人が事件に巻き込まれたりヒッチコックにしてはスケールが大きいような気>>続きを読む
アスペルガー症候群のシモンが、自分のせいで出ていった兄の恋人フリーダの代わりの新しい恋人を探す物語。恋を理解できていないシモンが恋人候補を探し回る様子はコミカルだけど、「恋とは?」という深い問いがテー>>続きを読む
神様はクズでこの世に些細な不幸を引き起こす。神の娘エアは世界を幸せにするべく人々にメールで余命宣告し、『新・新約聖書』を書く旅に出る。
こういうフランス映画の、シュールだけどポップで芸術性もある作品>>続きを読む
2092年"最後の死ぬ人間"ニモ・ノーバディがインタビューを受ける。しかし彼の話は十何通りもありそれぞれ矛盾していた。
「ヨーロッパ版『バタフライ・エフェクト』」という感じで、いくつものパラレルワー>>続きを読む
6年間服役した乱暴者マックスと船乗りフランシスがピッツバーグを目指すロードムービー。マックスの変化には驚いたけど、アメリカンニューシネマの重い感じがあって終わってからずーんと来た。
マックスは気難し>>続きを読む
デンマークの片田舎、牧師の娘姉妹のもとにある日フランス人バベットが逃げてくる。バベットは村人に感謝を込めてフレンチをふるまおうとするが村の老人たちはフレンチ初挑戦だった。
牧師の娘たちが中心人物とい>>続きを読む
突然失踪したローレンス医師の行方を探るグリーン院長と彼の行方を知る患者マイケルの会話劇。監督はドランではないけど俳優としてのドランを楽しめる作品。
マイケルがなぜか院長も知らないようなことを知ってる>>続きを読む
イギリス統治下のアイルランドで独立運動をする人々とそれに翻弄される兄弟を描いた作品。
見ていて辛いシーンが多くて『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を思い出した。でもこれは史実を題材にしているわけで、現実>>続きを読む
天才だが心を閉ざしたウィルと彼の心を開こうとするショーンや周りの人々の触れあいを描いた作品。
大学生のうちにこういう作品見られてよかった。きっと将来見返したら違った印象持つんだろうな。
この作品、重>>続きを読む
料理へのこだわりが強すぎるジャッキーが彼の崇拝する料理人ラガルドに出会いレストランの危機を救うサクセスストーリー。フランス映画っぽい作品だけど料理に対してのこだわりは見て取れた。思ったより飯テロ度低め>>続きを読む
失恋したジョエルが手術(?)で記憶を消そうとするなか楽しかった記憶を辿る物語。
『ムード・インディゴ うたかたの日々』と同じ監督で、不思議な雰囲気が似ていた。ただこの作品の方がまだ現実的で明るいかも>>続きを読む
L.Aの一流レストランのシェフ、カールはオーナーと対立してやめてしまう。そんなカールがキューバサンドに感激し屋台を始める物語。
単なる料理の作品かと思ったら、崩壊しかけの家族の絆の物語でありロードム>>続きを読む
天使のダミエルは人間の女性に恋をする。天使は人の心には触れられるけど体には触れられない。マリオンと"出会う"ためダミエルは人間になろうとするという物語。天使目線を白黒で、人間目線をカラーにする表現が面>>続きを読む
『ホームアローン』など様々な作品にも登場する名作。アメリカではクリスマスの風物詩らしいけど、まさにクリスマスに合った心暖まる作品。
人望の厚いジョージは父の残した小さな住宅ローン会社を継ぐ。会社のた>>続きを読む
目に持病があるチェコ移民セルマは息子の目の治療費を稼ぐために工場で必死に働いている。しかし突然強盗殺人犯にされてしまう。
素晴らしい作品だけど見ていて辛くて後味悪くて、また見たいかと言われると少し気が>>続きを読む
流行に遅れてしまいましたね・・・(ピザ持ってくるべきでした?)
普段コメディのレビューはあまり書かないんですけど、Netflixで見つけて、流行してたからということでレビュー。というわけで今回は文体も>>続きを読む
フランシスと親友マリーが共通の友人ニコラを好きになってしまう、三角関係を描いた作品。同性愛者を含めた三角関係っていう設定は珍しいけど、監督自身同性愛者だからそれを反映したんだと思う。
フランシスとマ>>続きを読む
反抗期の息子ユベールと母親のやり取りを描いた作品。自分はユベールに年が近いし、ユベールの考えとかは数年前の自分を見ているかのようだった。
原題は「私は母を殺した」。品のない母親を鬱陶しく思うあまり宿>>続きを読む
ゲイのトムは恋人ギヨームの葬儀のために彼の実家を訪れる。どこか違和感のある恋人の家族と暮らすうちにトム自身も狂っていくというサイコサスペンス。
なんといってもギヨームの兄フランシスがサイコパス。葬式>>続きを読む
国語教師のロランスは、ある日突然恋人に自分が性同一性障害であることを告白する。1990年代まだLGBTなどに対する風当たりが強い頃の話。
ロランスは体は男だけど心は女性で、ロランス的にはレズビアンな>>続きを読む
2015年架空のカナダでは発達障害児の親の養育権を奪えるS-14法案が通過した。そんな時代を生きるADHDのスティーブと母親ダイアンの親子の絆を描いた作品。
この作品で特徴的なのは正方形の画面。ほぼ>>続きを読む
フランスの小さな町シェルブールの傘屋の娘ジェルヴィエーヴと恋人ギイの物語。
全編台詞が歌っていう面白い作品で「ガソリン臭いわ」っていう台詞もメロディーにのせて歌うし、「こんにちは」程度しか話さない郵>>続きを読む
コランとニコラの2人の出会いから結婚生活を描いた作品。上げて上げて最後徹底的に落とすから「そんな終わり方あり!?」と見終わった後驚くとともにものすごく切なかった。
冒頭は、身の回りのものが勝手に動き>>続きを読む
「アメリ」「天才スピヴェット」に引き続きジャン=ピエール・ジュネ監督作品3作目。またまた遊び心満載で楽しかった。
地雷で父親を亡くし、自分の頭にも銃弾が残っている主人公バジルが仲間たちとともに兵器製造>>続きを読む
エジプトの警察音楽隊がイスラエルでのコンサートに向かうはずが地名の読み間違いで砂漠の町に取り残される。母語の違う音楽隊と町の人々の交流を描いた作品。イスラエル映画ってすごく珍しい。
音楽隊のメンバー>>続きを読む
天才少年T.S.スピヴェットが1人でスミソニアン博物館へ向かう。「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督だけあって遊び心満載で不思議な楽しい作品。T.S.が大人を欺きながら進み、最後に家族と再会するス>>続きを読む
日々淡々と仕事をしていただけの孤独なタクシードライバー、トラビスが反逆者へと変わる物語。
初めに真面目なタクシードライバーをしていた頃の街の描写は車内と外界が別世界のように描かれてトラビスが世間から>>続きを読む
空想好きのアメリが、変わり者のニノと恋をする物語。オドレイ・トトゥがかわいい。
雰囲気が独特でなんかふわふわした感じ。それがアメリの空想の世界にいるんじゃないかっていう気にさせる。ポケットの中が見え>>続きを読む
題名の「ショート(short)」とは株の空売りのこと。手元に実際にはない株や債券を売って後で実際に購入することで差額が利益になる。要するに株が今高くて後で安くなれば儲かる。
2000年代中盤住宅バブル>>続きを読む
オードリー・ヘップバーンの可愛さ、きれいさ両面が際立ってる作品。しかも彼女が演じているのは娼婦なのにいやらしさとか全くないのが不思議。
娼婦のホリーは裕福な暮らしを夢見つつ暮らしていて、富豪を見つけ>>続きを読む
ゲイのカップルとダウン症の子の絆を描く作品。法律や世間に見放された3人の絆は感動的。
ゲイのカップルといっても2人の違いが面白い。ゲイバーのダンサーで派手な「明らかなゲイ」のルディは権利を求めて積極>>続きを読む
ドラッグを断とうとするマークと彼の悪友の生活を描いた作品。時には激しい曲、時にはゆっくりな曲、と音楽がシーンに合っていて音楽も楽しめる。
退廃的な雰囲気が印象的だけど、世界観は独特で『時計仕掛けのオ>>続きを読む
12年前に失踪した娘に向けた手紙を通して、親子の関係性の変化を描いた作品。
内容も良かったけど、まずはアルモドバル監督らしいセンスあるおしゃれな画面を映画館のスクリーンで見られて満足。特にインテリア>>続きを読む
ボリビアで実際にあった水戦争を取り上げた作品。コロンブスが題材の映画を撮影する撮影クルーとエキストラの現地住民たちの交流を通した描きかたは面白かった。
ボリビアでは水道事業を海外企業が行うようになり>>続きを読む
ダメ親父ロンがHIV陽性・余命30日を宣告されてからの物語。実話を基にしてるのが驚き。
強がったり少しくよくよしながらも30日は意外に早く過ぎて「あれ?」と思ったけどそこからが本番だった。闇医者から>>続きを読む