べらしさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

激突!(1971年製作の映画)

3.8

「職場の同僚の食事の誘いを軽く断ったら死ぬほどDMを送られ住所も特定され、だけど表面上はそう見えず仕事もできるので同僚の評価は高い、なんなら自分が悪いのかと思い込まされそうになる」みたいな話ですよねコ>>続きを読む

チャイナ・ゲイト(1957年製作の映画)

2.3

初期カラー西部劇の夜明けくらいにしか見えない真夜中だとか、俳優がよそ見しまくっているスクリーンプロセスの運転シーンなんかと同じで、中国人という設定のアンジー・ディキンソンや普段から英語を話すベトミン兵>>続きを読む

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

3.7

こういう映画は早めに観ておかないといけない
基礎教養だ

刑事マディガン(1967年製作の映画)

2.8

ここから『センチュリオン』『110番街交差点』までたったの5,6年か…まるで1千光年くらい離れて見える
ハリウッドがそれまで何十年とかけて培ってきた作り物の美学は余りに強すぎて、カメラをそのままストリ
>>続きを読む

怪人カリガリ博士(1961年製作の映画)

2.7

『コレクター』の精神的始祖かな?と思って観ていたら全然違った

日曜日は別れの時(1971年製作の映画)

3.4

同性愛映画、というより同性愛自体がまだ鳴り物入り以外の何物でもなかった時代に、これだけ率直で思慮深い映画が作られていたとは知らなかった

J.アイヴォリーのような深遠さ

アルジャーノンに花束を/まごころを君に(1968年製作の映画)

3.6

この時代の映画化で良かったと思う点とやめてくれ…となる点がある

それはともかくとして、ミニマリズムの危険さがよく分かる

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.6

アメリカ映画の劇中で男が泣くというのはそれだけで特別な意味がある

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

2.3

元々勝てる戦だったんだよ
何もこんな大袈裟に描かなくたって

恐怖の足跡(1962年製作の映画)

3.5

アウル・クリーク橋事件もこれも、主人公が水中に落ちることを経て「別の次元」に達するというのがなんとも象徴性を帯びていると思う 嫌な洗礼だな
アメリカ映画なんだけどイギリスのニューロティック・ホラーのよ
>>続きを読む

血ぬられた墓標(1960年製作の映画)

3.7

さすがヴィスコンティの国、
新大陸の商売人の作ったポー怪奇映画とは風格が一味も二味も違う

ここからはただの日記なんだけど、これが恐怖映画と言われるとアタシはどうもしっくりこない、ハマー・フィルムはし
>>続きを読む

原爆下のアメリカ(1952年製作の映画)

1.6

煽るね〜
産業界の軍への協力や国民皆兵を呼びかけるより(全体主義まっしぐら)、空襲されてる真っ最中に戸外やガラス窓の側に立たないよう注意喚起したほうがいいと思います

結局現実世界で連邦議会に乱入した
>>続きを読む

透明人間現る(1949年製作の映画)

3.5

俗悪な感想なのは承知ながら透明人間、やはり一糸纏わず街を歩きたいという性癖の御仁には夢だろうな

ダーリング(1965年製作の映画)

3.4

女版アルフィー、と言いたいところは山々なんだがねえ

どん底(1957年製作の映画)

3.5

全くフランス映画と見紛うごとし、詩的リアリズムだね

とにかく、清廉な絶望すら取り上げられているような世の中じゃあ、ろくな希望も生まれやしないってことよ

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981年製作の映画)

3.5

3作観たけど、これがベスト映画化ではないか??

ジャック・ニコルソン、泣く芝居がいい

ワルシャワの悲劇/神父暗殺(1988年製作の映画)

3.7

コスタ=ガヴラス×アンジェイ・ワイダ

これはなかなかの力作ですよ
ジョーン・バエズの歌がいい

スウィート・ムービー(1974年製作の映画)

3.3

バルカンの連中の考えることは愉快だね

ただ陰茎の露出に比べて、食べ物を粗末にする行為にそこまでの思想性があるのかという疑問は常にある

アメリカの悲劇(1931年製作の映画)

3.0

A Place in The Sin.

インモラルな愉悦に満ちた話をただのピューリタン道徳劇に堕としちゃねえ
言い換えればこの映画の主人公は罪そのものだが、51年版の方はリズ・テイラーなので勝てるわ
>>続きを読む

黒衣の花嫁(1968年製作の映画)

3.7

68本目

この監督からはつねに、自分にしか興味のないことを隠してあたかも他者に興味を持っているように振る舞わなければならないという強迫観念めいた暴力性を感じる
そういう態度はいつも一方的であり、自分
>>続きを読む

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.2

傑作なんだが、この監督の最高傑作ではない
理由はこの監督がこの時点で名のある俳優によって演じられた登場人物の8割までを、ときには脚本に反してまでも救いようのない馬鹿だとみなして演出しているからで、ルー
>>続きを読む