おもんなさすぎてシークバーでサムネ出して飛ばしながら小松菜奈が出てるところだけ観た。
レインコートの通り魔の出のショットがまんま「エクソシスト3」。
カウリスマキが多くを引用しているのは観て分かるが、やはりカウリスマキの方がより洗練されており高度だと思う。
シネスコであることを見せつけてくるようなちょっとうるさい画面が多いが、冒頭部でエヴゲニヤ・ウラロワが猫のように丸くなってベッドの上でタイプライターを叩いてるのを観て、この映画は大丈夫だろうと思った。>>続きを読む
TVスタジオということでカメラがたくさんあるので視点の切り替えもスムーズ、途中でCMを挟むのも非常に自然で良い。
TVのオカルトショーをモキュメンタリーに落とし込んでいて退屈させない。クライマックス>>続きを読む
『私刑』の話なのでフリッツ・ラング、だから最後には地獄に突入して終わる。スクリーンプロセスで異世界性を出し、「地獄かあ」と台詞にまで出してくれる親切設計。因みに冒頭5ショット目の、菅田将暉が乗った車を>>続きを読む
ゴダールによるディゾルブ研究。2種類の全然違うカットを物凄い早さで繋いで、錯覚を引き起こして永続ディゾルブみたいにしてるのはさすがの発想力。後の3Dゴダールで左眼と右眼に別々の映像を映した萌芽がここに>>続きを読む
映画の影ではなく正しい題名は「影の映画」。
実体と影の動きを別々にするというのは、可視と不可視の領域を探究する視覚的実験として発想自体が面白い。
壁や床に残った影が、原爆の犠牲者や黒沢清「回路」な>>続きを読む
会話中に座っている椅子が変化するだけで妙に思うのだが、さらに立ち上がった後切り返すと椅子の前から後ろに立ち位置が移動していて、訳のわからない感覚にさせられる。
位置関係の曖昧さはすでに他の方に指摘さ>>続きを読む
「暴走パニック 大激突」などの追跡者がどんどん増えていくチェイスの原点。奥に走行中の機関車や煙がちらっと見えるショットに登場を予感していると、ちゃんと最後の方でダイナミックな出現の仕方をする。
死も含めて描写の全てがどえらく軽くてびっくりした。しかしつまらないかと言えばそうでもなく、ジェナ・オルテガが自転車を使って街の風景を見ながら走っていると、車に轢かれそうになって倒れた先でアーサー・コン>>続きを読む