TMさんの映画レビュー・感想・評価

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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.8

とんでもなく面白い!

アメリカの隅っこにフォーカスしたら、まだまだアメリカンドリーム掴もうとしてる田舎もんがいるんですね。

元ポルノスターが事業に失敗して地元に戻ってきて再起を狙うお話なんですが、
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.6

極上。

これは映画館で観たかった。
美しい映像と上質な音楽は大スクリーンで観るべきだった。
ちょうど、TARを観た後ということもあって、バーンスタインの伝記映画は最高に魅力的でした。

ブラッドリー
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

天才指揮者のリディアの栄光と転落。

圧倒的なカリスマと頂点に向かってまっすぐに進む姿は崇高でした。
これはケイト・ブランシェットに当て書きした脚本とのこと。
それもあってか、全てが完璧で見入ってしま
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.9

ポップコーン映画として、かなりクオリティ高い優等生映画です。

観客が見たいのは、魅力的なキャラクターたちのユーモアとワクワクするアクションシーン。
そして、最近では、ある程度現実的かつ、特別な要素が
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.0

上質な茶番劇!

これだけ分かりきったストーリーに惹き込ませるのは至難の業。

圧倒的にセンスのいい映像、
魅力的な役者、
捉え所を作らない奇妙なテンポ。

デヴィッド・ロウリーが評価される意味がよく
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.5

夢を観ることに疲れてしまった大人こそ観るべき。それを子どもと分かち合えたら最高ですね。

そして、シンプルでいいセリフが多かった!

「この世の素晴らしいものは全て夢から始まっている」
「大事なのはチ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.2

この映画のハイライトはラスト30分。
度肝抜かれる体験でした!
音も効果的なのでIMAXがおすすめ。
(YouTubeでメイキングを見るとその凄まじさとトムクルーズの尊さに驚かされる。)

トム自らス
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.7

中国にこんなにも素晴らしい女優さんがいたなんて、、!
ここ数年でぶっちぎりに魅了されました。

この物語では15-27歳までの自由を求めて奔走する女性を演じていますが、
変幻自在は当たり前。
豊かな表
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

2.8

ベタだな〜
けど、コレコレ!って感じもなく、
街並みのいかにもCGって感じとか、
ストーリー展開の仕方や結末の定番の運びが時代遅れでした。
ディザスタームービーに見慣れてしまったのか、あまり期待してい
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目指せメタルロード(2022年製作の映画)

3.5

僕の学生時代のど真ん中はアパトー映画。とりわけスーパーバッドが最高でした。

今作も今の世代にはど真ん中なんですかね?

トリッキーな感じの美男美女が揃い、個性が好まれる時代にマッチしてました!
ジェ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.2

クセ強めのストレンジ作品に、
サムライミを混ぜたらこうなるわな!って作品。面白かった!

ネタバレしないことにはいじり倒せないくらいB級要素が盛り盛りで、後半にかけて面白さが増していったような感じ。
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バブル(2022年製作の映画)

1.6

ストーリーがただただつまらなくて、
音楽と画の美しさで押し切るには厳しい作品でした。
ヨリのカットの劇画が恥部を見せられてるみたいな感覚でちょっと目を逸らしたくなったのは僕だけ?

トランジションがブ
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.4

マッツ・ミケルセンは大好きな俳優の1人だが、ジョニデロス感が拭えなかった。

でもキャラクターたちが織りなすストーリーはユニークで健在!
レッドメインは本当に演技上手いな〜引き込まれる。
そして今回の
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

5.0

やっと観れた。
敬愛なるエミール・モセリの音楽に乗せてアンニュイな感情を美しいベールで包んでいるこの作品。
主役ジミーフェイルズのトゥルーストーリーということもあって、祖先たちが激動の時代とどうやって
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アーミー・オブ・シーブズ(2021年製作の映画)

3.9

テンポ良くて可愛らしい作品!
これぞ、ポップコーン映画!(テキトーに楽しい気分になりたくてポップコーン片手にシアターで観るのに最適な映画)

オタク気質のある人間はこの主人公のキャラ、絶対好きだと思う
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

5.0

DUNE観てから、ドゥニってどんな監督だったかと思いおさらい。
やっぱすげーなこの映画。
ストーリーもそうだけど、この映像美。
素晴らしすぎる。。
やはりこの時の体験にDUNEを重ねてしまったのだろう
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.9

予告以上の素晴らしい映画っては、脚本がポイントなんだなと再認識しました。

アート作品としては素晴らしい。
DUNEのファン(ホドロフスキー派)として作品が観たくて近くのTOHOシネマズ、フツーのシア
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.5

ダニエル版ボンドの集大成。

007ジェームズ・ボンドとして生きることを決意した男に贈られた最期のギフト。

これまでとは違う異色のダニエル扮するボンドと、これまた違うレアセドァ扮するマドレーヌ。この
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.8

やっと観れた。傑作だ。とても考えさせられる素晴らしい映画だった。

終盤のソロモンのカメラ目線は、レヴェナントのラストシーンを思い出させた。
この映画は視聴者を逃がさない。誰しもが心の内側に秘めている
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

仕事に人生を犯された時にもう一度観ようと思います!
生きることに疲れたら、この底知れない明るさを思い出そう!
とにかく悪い人が誰もいない!一瞬ニーナのパパはヤベーやつかと思ったけど、ラスト泣けた。
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マルコム&マリー(2021年製作の映画)

3.1

めっちゃわかる…だけにラストが沁みる。が故に煮えきれない!が、これが現実ってのに心地よさすら感じる。

男と女の捉え方に共感。
マルコムの言いたい事がすごーーくわかる。無意識に応援してた。
だけどマリ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.1

ジャオ監督の平等で温かい視点は、しっかりと魂の救済してくれる作品になっていました。
考え中ちゃいけないことが山積みの現代で、生きる為に何が必要か、その一つの答えを示してくれたと思います。

監督はゴー
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.7

ノマドランドに向けての予習。

凄まじい映画ですね。
役者の演技力に軽くパニックになりました。こんなに役に入れるものなの?どこまで演出したらこんなリアルになるんだ?
映画自体もシンプルに面白かったです
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.2

終演!

ここまで気持ちのいい終わりだとは思わなかった。
冒頭から結構説明なしに進む感じ、快感でしたね!

ストーリーは大方予想通りで、たぶんファンはみんな展開わかってるから、それを逆手にとってあっけ
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.4

心地よい映画。
プランBとA24と今勢いのある韓国勢のキャスト陣。この布陣から美しい映像、パンチのある物語、バイオレンスな一面なんかが出てくるかと思いきや。
とても穏やかで、素直な美しい映画でした!最
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.6

久々にアメリカンコメディみた。

なんか、コテコテでしたね笑

作ってる人たちが面白がってたんだろうなって空気感が伝わってきました。

アパトー時代の映画っぽい感じでしたが、嫌いな人はそんなにいないん
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.1

革命ってマジで頭使うんだな。

一つの発言が命取りになる。

だけど、どんな発言より信念がもっと大切なんだろうな。

この作品は、かなりスカッとしますよ!
「こんな判事は嫌だ。」って代表例みたいなやつ
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.7

これは泣ける!

法廷でブライアンが言い放った言葉、
「貧困の反対は裕福ではなく正義」

正義は誰のためにも存在しないといけないのに、なんて悲しい言葉なんだろうか。

地位や名誉、金に関係なく、
正義
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.3

こりゃ脱獄したくなるわな。

なかなか大変な役作りでしたね。

実話を基にした作品で、
リメイク映画でもあるこの作品。

リアリティとスタイリッシュさが現代風になっているが、
例えばマッドマックスのメ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.4

素晴らしい演出、素晴らしい色彩。
そして、心奪われる完璧にコントロールされた音の構成。
エモーショナルな内容を複雑になることなく、丁寧に構成された物語。

ものすごく引き込まれました!
だけど、きっと
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.7

最近レビュー書き忘れてましたが、
この作品だけは…
いや、このジェシカ・チャステインの演技だけは何がなんでも最高評価を与えたい。

この作品、映画やドラマを演出してる方とかは震えたんじゃないですか?
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

これは想像以上に難解。

映像のマジックはさることながら、ストーリー構成が素晴らしすぎる。
これは難解な言葉や複雑なルールに囚われるようミスリードされてるけど、とてもシンプルな作りだと思います。
過去
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.4

エムを演じるテイラー・ラッセルの瞳が
あまりにも美しすぎて…

そして、この映画の最大の強み、
フランク・オーシャン筆頭の
最高にエモいプレイリストたち。
特にH.E.R.の楽曲が素晴らしい!
最近、
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河童の女(2020年製作の映画)

2.8

友人出演の為、観に行ってきました。
斎藤陸、いい演技してるな〜
一本芯の通った役者は観ていて気持ちがいいですね!

映画自体は可愛らしい作品でした。

突っ込みどころはたくさんありましたが、フィナーレ
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

アルモドバルが復活した。

この作品は自分への賛美ですよね。

アルモドバルはこれまで、
母など他者愛への賛美をしてきましたが、
今回の作品で自分という新しい愛の対象を見つけたんですね。

僕は中学生
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