Tullyさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

Tully

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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

5.0

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主人公ショーンは、目標もなく毎日なんとなく生きている。なんとなく働いて、なんとなく彼女と付き合って、毎晩おなじみの安っぽいバーでなんとなく飲んで過ごす。彼女と一緒なのに、なぜか毎晩親友も一緒なのだ。彼>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公ニコラスは度が過ぎる優秀な人物、これほど高学歴で文武両道に秀でているのならエリート街道を突き進み、もっと高い地位で政治的に高度な仕事をやってもよいはずなのに現場の巡査にこだわる。結果、上司や同僚>>続きを読む

宇宙人ポール(2011年製作の映画)

4.0

「エイリアン(alien)」には「宇宙人」「外国人」という2つの意味がある。本作の主演であるサイモン・ペッグとニック・フロストはイギリス人である。彼らは「エイリアン」の視点からアメリカという外国を見つ>>続きを読む

ヒュービーのハロウィーン(2020年製作の映画)

5.0

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スティーヴン・ブリル監督作。コメディアンの 「アダム・サンドラー」 が主演を務めたNetflixオリジナル映画。ハロウィンの夜に巻き起こる騒動と事件の顛末を描いたコメディ作品です。マサチューセッツ州に>>続きを読む

おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

4.0

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新たな橋の建設を巡り、疑惑を抱える国会議員の宇田清治郎。政治スキャンダルに揺れる中、清治郎の長女の幼い娘が誘拐される。前代未聞の大事件に奔走する、清治郎の次男であり秘書の晄司。設立した会社が倒産し、や>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

「シェイプ・オブ・ウォーター」の時からそうですが、ギレルモ・デル・トロ監督の絵作りはいいですね。ずっと夢を見ているようなそんなトーンの映像に、1940年代の街並みや見世物小屋の怪しさが絶妙にマッチしま>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

5.0

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映像の美しさはもちろんのこと、あれだけの世界を作り出してしまう想像力と、人間への洞察力には毎度感激してしまいます。今作はピクサー作品の中でも群を抜いてメッセージ性が強く、大人向けで、現代に向けた映画で>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

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トゥルーマンは、どこにでもいる平凡で善良な男。しかし、彼の人生は、隠しカメラによってTV番組 「トゥルーマン・ショー」 として誕生から30年近くになる今日まで、その姿を世界中に放送されていた。家族や友>>続きを読む

スーパーマン4/最強の敵(1987年製作の映画)

2.5

もうスーパーマンの役はやらない。そう言っていた 「クリストファー・リーヴ」 が演じた最後のスーパーマン。出演には条件があった、核問題をテーマに取り上げること。「ジーン・ハックマン」 らレギュラーメンバ>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

2.9

人形師を目指しているが、いまいち芽のでないクレイグは妻の誘いもあり、ある出版社へ就職する。その会社があるのはビルの7と1/2階。天井は狭く、どこか変な人ばかりの会社で働いていたクレイグはある日、書類棚>>続きを読む

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

2.8

面白かったです。色々突っ込みどころはありますが、ホラーってこういうもんなのかなあと。舞台は謎の殺人鬼集団がオペラ座の怪人並みの設計力で作り上げたお化け屋敷。そこに男女の学生グループが舞い込んだことから>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

物語は様々な奥行きや謎を示しつつも、もののけ以降の宮崎作品に見られる 「とってつけた感の大団円」 が本作でも見て取れる。とってつけた感と言ったが、決してそれを否定しているわけではない。宮崎駿が大団円で>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オッペンハイマーの半生を原爆開発からその後までを描いた作品です。一人の科学者の半生を描いた作品としては良作です。ストーリー展開、映像の描き方、炎を使った原爆の威力、恐ろしさも十分描かれています。但し、>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一人の兵士が死の間際に見た夢。それは戦場に駆り出される前に抱いていた男の欲望が具現化した世界。男は死を拒み、欲望のまま生きることを望む。そこで起こるあらゆる出来事は、自分の死を認めたくない男と自分を死>>続きを読む

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この時代ナチスは欧州をほぼ支配下に入れ、ロシアに侵攻しようとしていた、ここでつまずき敗北が始まるわけですが、チェコスロバキアにとって戦後の国家の存続を見通すととても重要な局面であったのだろう。ここで描>>続きを読む

ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

後半のクロエの病気が発症したあとからの救いのない感じというか切なさが辛かった。もう少しコランに希望を持たせてほしかった。いつの間にか白黒になってたけど私の心の中もそんな感じだった。妻もお金も親友も失う>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

4.0

アメリに感情移入できるかできないかで作品の評価が大きく変わってくると思います。アメリの幼少時がコミカルに描かれているので印象に残りにくいかもしれませんが、実は恵まれない子供だったんです。不遇な幼少時代>>続きを読む

テリファー(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

兎に角ピエロのビジュアルが怖い。歯が怖い、細い身体つきと可愛い帽子が怖い。ピエロの登場シーンからのピザ屋の中での流れが不気味過ぎてめちゃくちゃ良かったので、どんどん期待が膨らみましたが、ピエロの動きが>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

すでにこの映画を観たことがある人ならわかると思うが、この映画がなぜ恐いのかを一言で言うと、間違いなくジャック・ニコルソンとシェリー・デュヴァルの顔がすさまじく恐いからだ。時間が経つにつれて精神を侵され>>続きを読む

アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

3.4

ほぼ正方形のスクリーンのアスペクト比も、アイマックスフルサイズじゃないんだからと思いつつ、フォントのRが左右ひっくり返っているところとか、映像が意味があるのかないのか、一時停止するところとか、電子音的>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

5.0

余命わずかと宣告され、末期病棟の同室に入院させられたマーチンとルディ。もし自分が彼らの立場だったらどうするだろうか?死の恐怖、人生に対する喪失感に苛まれ、多分そのまま病院のベッドの上で死に絶えてしまう>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人類は神と悪魔の戦いが常にお決まりです。この映画では、かつて封じ込めたゴーストが、また復活するのを防ぐために、孫世代が立ち上がるという設定で、とてもわかりやすいです。しかも、自動操縦のように彼らは一瞬>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ジョディ・フォスターの演技と、アンソニー・ホプキンスのあのやりとり。近づくのが怖いあのガラスの壁、ガラスの向こうにいるわけだ、その囚人がね。言葉をやりとりするので壁には穴が空いている、あの穴が、鉛筆一>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とても端正な映画らしい創りの作品であった。そして、舞台となる避暑地の風景が美しい。美しい風景に美しい青年たち。出来過ぎです。ただし、人間模様の描写が少々綺麗すぎるかもしれない。綺麗に漉しすぎという感じ>>続きを読む