この作品は1997年公開のイギリスとアメリカの共同製作映画。まず、一番よく言われる欠点が「セリフが多い」という点です。確かにMr.ビーンシリーズの面白さは「ビーンのひょうきんな動き」「彼の表情」「それ>>続きを読む
古いコメディー映画があったので、迷わず見てしまいましたが個人的には結構楽しめました。映像の細かい部分で突っ込まれるところがかなり多いと思いますが、全体的に悪くないかと自分は思います。意外と世界史という>>続きを読む
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『ウォルト・ディズニーの約束』(13)でその半生が語られた英国の女流文学作家:P.L.トラバースによる児童文学シリーズ「メアリー・ポピンズ」を原作としたジュリー・アンドリュース主演の名作ミュージカル『>>続きを読む
突如現れた教育係が、世にも不思議な体験をさせてくれるといったまるで無邪気な子供がいきなり、ディズニーランドに連れられたかのような感覚を味わえるミュージカル映画の名作。子供側から捉えた不思議な世界=夢の>>続きを読む
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このタイトルって、「絶望には正面から向きあわず逃げて逃げて逃げまくれ」という意味になりえますよね。私には実際にそう言ってる映画に見えました。この映画、ストーリーの繋がりや、登場人物の思いは、言葉ではほ>>続きを読む
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原作はスティーブン・キング。キングの映画化された作品の中では群を抜いて素晴らしく、原作を遥かに凌ぐ魅力を備えているように思います。それはたぶん、主人公のアンディが原作に比べてより豊かで暖かみを持った人>>続きを読む
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途中で劇的なことが起こるというよりは、ひたすら自分と向き合っていくような物語だけど結構好きだった。そして何より永野芽郁ちゃんが、ちょっと今までにない感じの役柄でとても良かった。友達が自殺したことをニュ>>続きを読む
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どうして魔女の話っていつも三姉妹なんだろう。そして、末っ子が一番可愛い顔をしている。ディズニーファンタジー+ブラックユーモアの作品。少ししかなくてちょっと残念だったけど、ベット・ミドラーと妹たちの歌と>>続きを読む
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主人公のイアンとバーリーは、「ユニバーシティ」のマイクとサリーのように、お互いの短所を補い合える2人です。魔法の才能があるが知識と勇気のないイアンと、知識や度胸はあるが才能のないバーリー。
怖がらせ屋>>続きを読む
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本作は11歳の少女ライリーの感情を擬人化し、その変化と成長を、彼女自身の成長と重ねる形で描いた物語である。が、劇中で他の登場人物の感情がおりにつけ描かれててもいるとおり、これはただ彼女だけの物語ではな>>続きを読む
ドラマは続編も含め全部観てたので、はちゃめちゃでそこそこ笑えて楽しめると思っていたんだけど、なんか思ってたより微妙だったかな。あんまり今までの『妖怪シェアハウス』っぽくない気がしたかも。面白くなかった>>続きを読む
「心霊現象」が持つイメージを利用、もしくは逆手に取った脚本は見事。特に印象的だったのは台詞。序盤と終盤で同じフレーズがあるんですけども、状況や場面で全然意味合いが違うんですよね。簡単そうに見えてかなり>>続きを読む
TDLのアトラクション自体が、恐怖を売り物にしているわけじゃないので、いきなりホラー映画になるわけがないし、ましてや最近、毒のあるマシンガントークが陰をひそめ、やたらファミリー映画出演が多いエディ・マ>>続きを読む
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副題の通り、まさに狂気のマルチバース。どんどんとマルチバースが展開していくごとに狂気を増していく物語展開で、息をもつかせぬジェットコースターのような映画に。それに加えてサム・ライミのあの独特な演出が加>>続きを読む
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刑務所から出所した太っちょな兄を中古車のパトカーで弟が迎えにきたところから、映画ははじまる。二人とも黒スーツに黒ハットにサングラスという格好。あきらかに世間から浮いている二人がバンド『ブルースブラザー>>続きを読む
物語は1930年代、大恐慌時代のアメリカ。詐欺の仲間を殺したギャングのボスに復讐するために、若い詐欺師ジョニー・フッカーは伝説の詐欺師ヘンリー・ゴンドーフの協力を求める。このふたりの詐欺師に扮したのが>>続きを読む
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ストーリーや映像も十分満足できるのですが、この映画はタイトルの通り、ドラゴンタトゥーの女・リスベットに釘付けです。リスベットのキャラクターも凄いもですが、演じているルーニー・マーラも凄い。リスベットと>>続きを読む
以前からとても興味があったのですが、観る前から少し覚悟がいる作品だなと感じていました。テーマが重すぎるだけに、タイミングを見計らい、自分のメンタルの調子と相談しつつ、一呼吸入れてから心してみました。い>>続きを読む
レッサーパンダについて、これはもちろん思春期の葛藤の比喩ですが、愛くるしいと同時に荒々しい点が思春期を表すのにぴったりだと思いました。メイリンは自分の内に眠るレッサーパンダのことをモンスターと言ってい>>続きを読む
カルト映画としての本質が底知れずにあり、本作は数々の熱狂的なファンを生みました。劇場で本作を鑑賞しながらファンは様々なパフォーマンスをします。音楽に合わせて踊り狂い、食べ物を投げたり、登場人物にツッコ>>続きを読む
三部作の完結編となる本作では、前作『砂漠の迷宮』でWCKD(世界災害対策本部)に囚われてしまった仲間:ミンホを奪還すべく、周囲を壁に囲まれたWCKDの本拠地:ラスト・シティに潜入する主人公:トーマスら>>続きを読む
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シリーズ第2作目。前作で巨大迷路からの脱出に成功したトーマスたちを襲う新たなる試練を描いたSFアクション。巨大迷路の謎解き要素が濃かった前作とは打って変わって、本作は逃走アクションが中心。廃墟と化した>>続きを読む
この映画は完全にエンターテイメントとして作られたものだし、原作もそうであろうことから人によって評価が分かれると思う。映画にテーマ性、メッセージ性を求め、最後に何かを得たい。残念ながら、そういう観客は満>>続きを読む
予想を遥かに凌駕した。圧倒的に面白い。1時間40分の中で、あれほど面白さを詰め込めるものなのか、と思った。アニメとは言えないくらいスリリングで、話のテンポも結構速く進む。飲み物を飲む暇もない。話の筋に>>続きを読む
劇中最後の方に王が口にした、「どこの国の出身だとか関係なく、愛することが大切なんだよ」前作通してまさにこの作品の一番強いメッセージではないか。昨今の映画を始め、時代の流れは出身、性別、障害、容姿などで>>続きを読む
本作は、「マレフィセントの視点」から描かれる「眠りの森の美女」という所が、興味深く、面白い。今までの、マレフィセントに対する認識は「オーロラ姫に対する嫉妬から呪いをかけた魔女」というもの。でもマレフィ>>続きを読む
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かなり面白かった。韓国映画のリメイクということで、二転三転するシナリオの面白さは韓国譲りでめちゃ面白い。韓国映画安定の無能警察で、リメイクされても無能なのに変わりはないのが面白い。ベースとなる事件のス>>続きを読む
暴力映画と言われればそれまでだが、どんなものでも極めれば芸術の域に達するということを思い知らされる。ストーリーに特に捻りはなく、アクションも特筆すべきものではない。だからといって感動する類でもない。た>>続きを読む
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怖いというより、背筋がゾッとしたと言った方が正しいかもしれないんですが、とにかく全編通して8mmフィルムのざらついた映像がドキュメンタリーを観ているかのように、まるでそこに自分もいるかのようなリアルを>>続きを読む
生きることに後悔はつきものだ。やってはいけない事をやってしまった後悔。また、やらなかった後悔。どちらの後悔も、どれだけ悔いたとしても、時間を元に戻すことは出来ない。それでも過去に戻れるのならば、人は、>>続きを読む
内容は、エログロな大人のファンタジー。R15指定ですので、性的シーンや暴力シーンも多く、『彼』の存在以外はあまりに現実的です。ただ、主人公のイライザを見ていると、子供のころ大好きだった人魚姫を思い出し>>続きを読む
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凄い作品に出逢ってしまった。これ程の作品とは思ってもみなかった。本作は、脳死という難問に真正面から挑んだ衝撃作である。会社社長の播磨和昌(西島秀俊)と妻の薫子(篠原涼子)は離婚寸前で別居していたが、長>>続きを読む
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結論から言うとこの映画はとても良かった。映画の始まりは主人公らのルーツを語るゲームセンター全盛期の1980年代。スペースインベーダーやゼビウスなどがその年代に該当し、これを懐かしがるのはもれなくおっさ>>続きを読む
デヴィッド・ヤロヴェスキー監督作。アメリカの児童文学作家:J・A・ホワイトによる2018年発表の児童書「Night Books」を『ブライトバーン/恐怖の拡散者』(19)のデヴィッド・ヤロヴェスキー監>>続きを読む
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本屋大賞受賞作が原作ということなので、期待して鑑賞した。本作は、幼児虐待、ネグレクト、ヤングケアラー、トランスジェンダーなどの現代社会が抱える問題に真摯に迫った良作である。しかし、それぞれの問題を網羅>>続きを読む
私は結構洋画を観る方ですが、これの作品の良さには最初気付けなかった。まずイギリス、およびヨーロッパの映画に関する慣れがないと楽しめないでしょう。監督は、必要十分なギリギリな線で映画を描いています。登場>>続きを読む