2000年代イギリス映画特有のおもしろくなさがあった
階級、貧富、社会性、自他境界、性的嗜好、これらを隔てる「壁」は、双方向に開けた視界の役割を果たすと同時に、壁自体が外界に対する自己表現の機能を持ち得る(前者はガラス、後者は衣服によってそれぞれ象徴的に>>続きを読む
面白かったこと
・とても人間の体とは思えない、スーザンのベンチの座り方
・ピーマンの種取らずに炒める謎の料理
・険し顔スーザンどアップ4連発からの裁判長顔面どアップ
・ザコすぎるラストの攻防戦
それだけで一本映画撮れるだろっていう要素(テーマ)が少なくとも3つあるから後半はかなりゴチャゴチャだった。美的感覚に秀でた作り手の描く"醜さ"は、受け手にとって凶器に近い。
小学校くらいのときに母親がPTAとかでいちいち出しゃばってきたこと思い出して、めちゃくちゃ嫌な気持ちになった
強化版・花とアリス
日本語のポスターだいぶひどい
よく考えたら邦題もなかなか終わってる
「快楽の漸進的横滑り」と「欲望」と「欲望のあいまいな対象」をいっぺんに体感できます
ヘルマンのビンタとビルのとにかく明るい安村芸で爆笑して以降、何一つ見所がなかった
自然(未開の島)と現代人(ロビンソン)の対置から始まり、それを媒介する昆虫、家畜、さらには非文明人を通して次第に二者は同化していく。まるで生態観察のように撮影されるロビンソンは、自分以下の生物を観察し>>続きを読む
大河の流れ、人の性行動、家畜の群れなど、ブニュエルはシンプルで単調なものの描写に「死」を関連付けることで、生の中途に訪れる死の刹那性、偶然性ではなく、死自体の持つ永久性や不可避性を強調する。映画内の煌>>続きを読む
天才マックスに片足突っ込んでたけど、すんでのところで回避してた。その辺の平衡感覚はあっちのアンダーソンよりは信頼できる。