主演のガイピアース、この役にしてはちょっと印象の細さが気になるものの、SFアクションとしては手堅くまとまっていて良い。
カメラワークや舞台に工夫が見られて楽しいが、壁や扉を隔ててすぐ大宇宙が広がって>>続きを読む
若干大味な感じがありつつも、お家芸みたいなホームズ推理・アクションは楽しいし、今回もまたキャストの魅力に大きく救われている。
物語は割とあっさり終わりを迎えるけれど、ミッドクレジットを挟まずこういう>>続きを読む
いかにも"ワンシチュエーションもの"的な舞台に誂えられた、時代性を感じる二人の死闘。アジャ仕込みの演出も相まって面白くないはずがなく、「様々な価値観が許容される世の中ながらしっかり倒されるべき悪」が文>>続きを読む
前から観たかった一作。しっかり楽しくロマンティックで、これは子どもたちに人気なのもよく分かるな、と思った。
メインキャスト二人の恋愛に至るまでのシーケンスが丁寧だったり、髪を使ったアクションの新鮮さ>>続きを読む
ホアキンのプロモーションムービーみたいな一作。ボーはどんな目に遭って死にかけててもずっと可愛い。
正直言うと退屈しないシーンばかりではなかったけど、この長尺・このテンポ感で見せられてようやく納得すると>>続きを読む
一個もネタバレしたくない。ノー情報で、ここから観ても全く問題がない…のでいきなりエクソダスもおススメです。
凄まじいシリーズだと思う。監督の倫理観や性的趣向のようなものはギラギラ感じるのに、ストーリ>>続きを読む
しっかり世界規模で評価されることを目標にしているためか、原作の絵を実写に起こす・アクションの描写に力を入れることにまるで躊躇がない様にまず驚いた。時にバラエティノリのスローモーションが出てきて萎えたり>>続きを読む
最後、「やっぱ俺はこれだぜ!!」とお馴染みの姿で戦う乾巧を観られただけ、劇場に駆けつけた価値はあったと思った。
が、しかし。
『仮面ライダーファイズ』は、思えばすれ違いと愛憎の物語だった。
特撮>>続きを読む
シャーロキアンにはちょっと不評だったようだけど、シャーロック・ホームズを構成する要素をガイリッチーがちゃちゃっとまとめ上げ、テンポ良い一作にしている点はなかなか良いぞと思って観た。
ロバートダウニー>>続きを読む
カラフルなアニメーション表現で子どもの興味を持続させる作りながら、最後はきれいに親子ものとして完結させていくのがうまい。
特に食のポジティブな面だけではなく、飽食文化を揶揄ったり排泄を思わせるような>>続きを読む
小学生の頃好きでよく観ていた。
身体のつくりとか割とガバガバに描写されるんだけど、デニス・クエイドの魅力でどうにかなっていたのがすごい。
ハリウッドのユーモアがちょっとバタ臭かった時代なので、クエイ>>続きを読む
全編、民衆の映画という具合に仕上がっていてとても良かった。コロナ渦において、素顔でいればどこにいても「マスクをしろ」と咎められる一般人は、株式売買においてもまるで顔が=存在感がなく、人権など与えられて>>続きを読む
始終『アルマゲドン』的なノリだし、ニコラスケイジは『フェイス・オフ』みたいな佇まいだし…と、時代の匂いを閉じ込めたタイムカプセル的な一作である。
人がすごい勢いで燃えたり爆ぜたりするマイケルベイの過>>続きを読む
綺麗にチューニングされたベイ節という感じで楽しい。ところどころ食い足りなさはあるも、培養人間のグロさや痛みを伴うシーンの数々、カタルシス感じる展開に舌鼓が打てる。
この物語を語るためにそんなアクショ>>続きを読む
凄まじい!
前作ほどカオスな悪夢に触れるような楽しさはないものの、勧善懲悪的なクラッシュシーン、からの切実で冒涜的な願いが綴られる展開にうっとり。
全編通して、何か良い話風になってる!なんだコレ!>>続きを読む
イーライ・ロスの生真面目さが良い表現を生んでるね!と思わされるパートと、予告編通りじゃん!と若干ゲンナリさせられるパートが5:5くらいあって、一長一短だな〜と思った。
冒頭のセール戦争で人がたくさん>>続きを読む
劇場のスクリーンで映像作品を観て、ここまで具合が悪くなったのは久しぶりだった。胸糞が悪くなったというより、普通に吐き気が込み上げてしまって大変だった。
中産階級から自分達が真似る障がい者まで、あらゆ>>続きを読む
観客にグッと(ウッと)来るカタルシスを齎せつつ、EDのスタッフロールで(おそらく)田舎で苦しい生活を強いられる人々の写真のスライドショーをやり始めるあたり、「何を思わせたいんだ!?」との感想が出た。>>続きを読む
終盤、とあるゲーム好きなキャラの一人称視点="FPS的な画角"になった時に感動が最高潮になった。さらっと高度な技術を取り入れて観客を試合に臨ませてくるあたり、原作リスペクトは元より"バレーボール"への>>続きを読む
監督は変更されつつ「面白アクションシークエンスのお膳立て」「メインヴィラン増員」など、観客を楽しませることに余念がない作りに超楽しませてもらった感。
僕らのマブリーがラストバトルでハルク単独作みたい>>続きを読む
鑑賞後に原作小説を読み込んだ結果、作中では女性の避妊についてしっかり触れられていたので、そこは映画化に際して意図的にぼかされた部分か?と思った。
原作はベラの成長を追った人物の記録+それを読んだ"ベ>>続きを読む
暗く重い題材を扱った作品ではあるが、どんな過去や関係性の変化があれ、それでも生きていくんだという痛切かつマチズモめいたメッセージが色濃く、鑑賞後もそこまで疲弊しない。
純アメリカ人みたいな人がこの手>>続きを読む
見えすぎる名作オマージュ・パロディがたまにキズな気もするが、全編アゲアゲなアクション巨編で楽しい。最後主人公が到達する境地も良いね。
最高である。教訓や作家の倫理観的なものが示されては、珍妙な展開や現象で覆されていく。
分かりやす〜いカタルシスや格好いい場面はないけど、かといってそこまで冷笑的なブラックユーモアもなく、こんな画角で>>続きを読む
原作小説が好きな身としては、尺の都合上か世界観の描写等が省かれている点に悔しさを感じずにはいられないもののブロマンスものとして手堅くまとまっていた。作画もかなり安定していた印象で、興が削がれたりしない>>続きを読む
現在以上に差別偏見がとぐろを巻く時代、権力に中指を立て、音楽活動に身を捧げたヒップホップアーティスト達の青春譚。
いつ見返しても元気を貰える一作で好きだが、だからこそウエットな締めはそこまで響かなか>>続きを読む
コカインベアが出て殺す!
実話ベースと謳われる本作だけど、実際は「野生のクマがコカイン食って死んでた」というもので、8〜9割方創作なのは明白。
アニマルホラー、刑事・ギャングアクション、ファミリーサ>>続きを読む
3DCGによる作画はこの制作年を鑑みれば圧巻だが、原作からの改変が妙に作品を生ぬるくしている。
中でも特に嫌だったのが、ヒロインの描写に関して。結局"清廉である"ことで命を落とす悲劇の女性みたいにな>>続きを読む
2期から作画と演出がダンチになったホリック・アニメシリーズの劇場版。
本作でも、かなりサイケでクレイジーな演出と、超絶作画の妙が楽しめる。画の端々に湯浅政明『マインド・ゲーム』みたいなテイストを感じ>>続きを読む
アンバーハード周りのゴタゴタ・DCの体制変更をあまり感じさせない一作ですごい!
主演キャスト陣の快活な魅力は元より、海の王国のメカ(コマ撮り映画黄金期時代のテイストを感じさせたりする)やクリーチャー>>続きを読む
久しぶりに観たが、心躍ったところにちょっとモヤモヤしたところ、ホロっと泣かされたところすべて初鑑賞時のままで、ここまで印象が変わらない映画もあるんだ!?と謎の感動を覚えた。逆に言えばかなり観客の感情を>>続きを読む
諸々楽しんだし、劇場公開スルーが惜しい佳作ではあれ、もう一越え主人公が成長を見せてくれるつくりだと尚楽しめた気がする。
悪党にとどめ刺す際にAIにSTOPを掛けられるのではなく、AIに悪党の情報を探>>続きを読む
ところどころアニメ表現に弱さを感じてしまうところはあるが、水木しげるが『ゲゲゲの鬼太郎』たるヒーローを誕生させるに至った個人史や国の歴史を鑑み、諸々をモンタージュ的に構成して貸本漫画『墓場鬼太郎』の冒>>続きを読む
大友克洋の『童夢』は未読なので、それを読み終えてから詳しい感想に取り掛かりたいのだけど、映画館という暗室で味合わされる経験としては最高のものだった。
大人が知り得ないような繊細な子供同士のコミュニテ>>続きを読む
ジョンウィックの"鉄人組手"も苦行の色が強くなった。偏にキアヌリーブスの加齢のせいもあるかもしれないし、シリーズのマンネリ化に由来するものかもしれない。
ただ、だからと言って映像作品としての精彩を失>>続きを読む
本作でもハイロー名物・トンデモアクションを収める異次元なカメラワーク等を確認出来るが、キャラクターの物語を収束させる際のバランス感覚がまずっているな〜と強く思った。
ぶっちゃけキャスト側の都合を感じ>>続きを読む