えぬさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

アポロンの地獄(1967年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

テイレシアス絶対若い頃かっこよかったと思う。オイデプス役アラン・ドロンだったらよかったのに…現実にもつながるよ〜って冒頭と結末があるらしいけど、そこまで必要だったのか分からないな。先生の解説おもろ〜っ>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

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薬用アルコールを雨水で割る。気ぃ狂ってるのをわりと「わたしたちマジです!」って感じでやるの好きかもしれない。知らないだけで、実際も側から見るとこれくらい滑稽かもな。

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

4.2

迷いのない動きというか、あらかじめ知っているかのような動き。ここに出てくる人たちはブレッソンの作り上げた世界の中で操られているんだと、何本か観てぼんやり思った。だから「運命」みたいなことばはブレッソン>>続きを読む

ヴェロニクと怠慢な生徒(1958年製作の映画)

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アントワーヌにしろ、みんなやんちゃすぎるが。脚フェチ?

獅子座(1959年製作の映画)

3.8

はしゃいで金星撃とうとしてたとこと、石叩いて、メルド!って言うとこの落差に爆笑しちゃった。ベンヤミンの遊歩者思い出した。ロメールぽくはないなって思ったけど、得られた余韻はロメールなんだよな。そもそもロ>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

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ニックはマスコミを名誉毀損で訴えられないんですか…くたびれているベンアフ良いな。いろいろキモくてゲロ吐くわ〜おえ〜ここまでくると笑えるまでもある。

JLG/自画像(1995年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃにすきかもしれない。自伝ではなく自画像としての映画。ゴダールによるゴダールのための追悼文のような印象も受けた。けど1人の語りだったものから他者(別の音声)が入り込むことによってゴダールは複>>続きを読む

モンフォーコンの農婦(1968年製作の映画)

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ロメール出てきた。あのりんごの収穫やりたいですね。記録としての価値。

ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

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当時の名画座では『ヒロシマモナムール』が上映されていた。

ベレニス(1954年製作の映画)

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ロメールっぽくはない。原文の"Berenice was-no more!"の喪失感よ…オチがいい。

紹介、またはシャルロットとステーキ(1961年製作の映画)

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ゴダール若い…し、サングラスないと分からないな…マットから動けないのかわいいけど必死に口説く

パリのナジャ(1964年製作の映画)

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ラストの歩道橋のショットがめちゃくちゃに好みだった。学生のうちにフランス行きたい。

ヒロシマモナムール/二十四時間の情事(1959年製作の映画)

4.7

限りなく真に迫っていてもそれは真ではない。イメージと音のモンタージュになんらかの意味がありそうだけど、それが何かわたしには分からない。読んでる論文に重ねて、助教に病院で語らない人たちにLanguage>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

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人類は戦争を猿の頃からして発展を遂げてきたんだな…トリップのシーン圧巻だったけど、少し醒めた。構図と色彩感覚にめちゃくちゃ優れていて、最後の視点の切り替えも自然ですごいな。そして、宇宙っていいですね。>>続きを読む

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.8

愛の終わりをめぐる対話。『ビフォア』シリーズとかアントニオーニとか思い出した。夫婦にとっては重要なことでも村の人々の日常には関係なく、漁をしたり水上槍競技をしたり。線路めちゃくちゃいいな。セート行って>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

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面白かった〜!!!なんで最後言葉で語らせたんだろう。今時の映画はもやもや系が多いので、おかげですべてスッキリしました。ガス・ヴァン・サントの『サイコ』そのままリメイクも観たい。モノクロがめちゃくちゃい>>続きを読む

キャリー(1976年製作の映画)

3.9

うわ〜〜〜プロムのダンスシーンとかトミーとキャリーに光当たるところとかスプリットスクリーンとか、めちゃくちゃにいいじゃん。トミー…what the hell!って言ったんだよね、信じてるよ…あの血まみ>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.6

死に対するブラックユーモア(?)の描き方が好みじゃなかった。ノア…どうしたんだ…って思ってたけど、原作があって少し安心した。コロナ禍の現状と重なる大衆と誰もが抱く死の恐怖。ノア・バームバック(に限らず>>続きを読む

冬の旅(1985年製作の映画)

4.1

冬に観たかったので12月に。ドキュメンタリーっぽくて、だからかモナとは距離をとって観れた。共感できるかと言われればそんなことはないのは、わたしが資本主義のただ中にいるからかもしれない。自由と制約と孤独>>続きを読む

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

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何も考えたくないときき観る映画ランキングベスト5に入る。めちゃくちゃくだらなくて下品で笑った。

コンクリート作業(1954年製作の映画)

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誕生日記念でシネマテークが2K配信。ドキュメンタリーが始まりの監督ってけっこういるんですよね。

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

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久しぶりに観たデヴィッド・フィンチャー。長尺でもあっという間に終わってしまった。面白かったんですが、無理なシーンが多めだったのがちょっと…R15なんすね…ルーニー・マーラは『キャロル』のイメージ強くて>>続きを読む

第三世代(1979年製作の映画)

4.3

冒頭からばっちばちにキマっててやられた。意志と表象としての世界!単純に「テロリズムは資本をよりよく保護するために資本が生みだしたアイデアだ」ということらしいけど、本当にストーリーは置いといて、映像にこ>>続きを読む

ベロニカ・フォスのあこがれ(1982年製作の映画)

3.8

うわ〜〜〜ん。光と闇が美しすぎる。メロドラマっぽい音楽がずっと流れてるのも逆にいい。映像だけじゃなくて内容も社会の光と闇。過去への哀愁と皮肉。冒頭、ファスビンダ〜〜!って思わず言っちゃったな。

太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

3.7

半分まで我慢したらいけることがわかった。最初のシーン、鏡とか磨かれた床とかガラスとかの使い方がめちゃくちゃ上手いし、なんとなく構図にこだわってるのかな〜と3作目にして。今回不倫物じゃなくてよかった…頬>>続きを読む

(1961年製作の映画)

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うわ…最後の2人で歩くところはめちゃくちゃよかったし、かなり好きなショットあるけど…けど、理解できなんだ〜もう少し大人になってまた観よう。

情事(1960年製作の映画)

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「愛の不毛」3部作の1作目。イタリア映画はあんまり男性に魅力を感じないな…不倫もの(ちょっとちがう)は『花様年華』くらい艶やかで画面が綺麗すぎないと苦手かも。
(一例としてアンナがサンドロのアパートに
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

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ジャッキーをどう映したかったのかがよくわからなかった。けど、記者の「あなたは中心にいたから客観的ではないよね」ってことばがあったのはよかった。「真実」「事実」って語る人がいる以上、客観的には存在しない>>続きを読む

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

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う〜〜〜ん。これまでの作品のパンチが強かったので…リンチ作品に出てくるハイスピードの車が好きですね。あと炎ってどういう効果(意味)を持つんだろう。冒頭の父親のシーン…あそこが謎。

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

5.0

うまくことばにできないけど今観るタイミングでした。彼/彼女のことを第三者が語る。これがファスビンダーの愛人(でいいのか?)に向けられたものならば、今ここにいない人(=過去)をいる人が語ることなのかもし>>続きを読む

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009年製作の映画)

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『レッドクリフ』、金城武と梁朝偉と張震だし、曹操役もそれなりの俳優さんだろうな〜とは思っていましたが、なんと覇王別姫の方でしたか

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

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世界史を忘れてしまっているのが悔やまれる。金城武、トニー・レオン、チャン・チェンありがとうございました。やっぱりトニー・レオンの戦う姿はかっこいいですね。音声は別の人があててるのは仕方ないのか。

666号室(1982年製作の映画)

3.8

"映画は失われつつある言語で死に瀕した芸術か?"というヴィム・ヴェンダースからの問い。
ゴダールの、映画はレントゲンのようなもの。映画は見えないものまで映像にすることができる。意識はカメラの後ろにある
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ノベンバー(2017年製作の映画)

3.7

11月に観たくて。美しすぎる。北欧とはまた別の感じの東欧フォークロア。誰もが実ることのない想いを抱いている夢幻的な世界。水中が拍手したくなるほど美しい。ハンスが詩を聞くシーンも雪が美しかった。人々の欲>>続きを読む

定めなき女の日々(1974年製作の映画)

3.7

先に観た2本よりモンタージュと音が強かった。夫にイライラしていて、おめぇ、これはだめだ〜となり。この夫婦、お互いのこと分かり合ってないな…。ただ、家族のために全力をかけないと決めて、社会と政治のために>>続きを読む