菩薩さんの映画レビュー・感想・評価 - 36ページ目

ふゆうするさかいめ(2020年製作の映画)

2.0

おそらく監督の頭の中でこうやりたいと思い描いてるものに技術的にも予算的にも何一つ追いつけていない、これなら絵本とかにするべきだったと思う。ある程度はインディーズ映画だから…と大目に見るべきなのかもしれ>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

俺は『閃光のハサウェイ』を観に行った筈であるが、スクリーンに映されていたものは『ギギちゃんが可愛うぇい!!!』だった気がしてならんのだが…果たしてあっていたのか…。ちなみにエスカレーターで前にいた兄ち>>続きを読む

しんしんしん(2011年製作の映画)

3.1

万引き家族×男はつらいよ、もち『万引き家族』よりこちらの方が断然早いのだが…。寄せ集め擬似家族が住処の喪失と共に「失われたもの」を取り戻す為の旅に出るロードムービーテイスト。濱口竜介の言葉を借りれば「>>続きを読む

アナーキー・インじゃぱんすけ 見られてイク女(1999年製作の映画)

4.0

いい歳こいてちんぽギンギンのダメオヤジ3人組がわちゃわちゃやっとるって、まだ観てないんであれですが『ハズバンズ』はこんなんです?川瀬陽太が途中で美容師死んだ髪型してて超キモいのにチョイ役、卓球のくだり>>続きを読む

戦火の大地(1943年製作の映画)

3.4

開始早々隣の兄ちゃんが靴下ヌギヌギベルトゆるゆるの完全リラックスモードに突入したので家かよと思いながら観た、シゴオワ靴下の実力を侮らない方がいい。ナチスに占領された村にパルチザン闘士が里帰り出産に戻る>>続きを読む

諜報員(1947年製作の映画)

3.5

開始5分で同列右端のジジイがいびきをかき出したので死ねばいいのにと思いながら観た。ヒッチコック、ラングを彷彿とさせる…は確かにそうなのだろうが、展開が早過ぎて早過ぎて…そもそもこの手の映画が苦手な名前>>続きを読む

修道女 黒衣の中のうずき(1980年製作の映画)

3.0

爛れた修道院モノって絶対誰か一人くらい自ら鞭打ち快感を得るドMな人が出て来る気がする、ベルセルクで言うところのファルネーゼ様みたいな。地下室での吊るされ折檻シーンもグリフィスみがあった、最近ベルセルク>>続きを読む

砂の女(1964年製作の映画)

4.5

メッシ暴行…じゃなくて滅私奉公なるフレーズを最近はてんで聞かなくなった様な気がするが、結局人間はある程度の年齢に達すれば労働ないし繁殖を強要される社会の中に放り込まれ、社会ないし他者の為に私を滅し公に>>続きを読む

SYNCHRONIZER(2015年製作の映画)

3.0

誰もエヴァの名前を出さないけどこれは「気持ち悪い」と言ってやるべきだと思うし最後は攻殻機動隊みもあった。何も脳波のシンクロと身体的な繋がりをリンクさせなくても…とも思うが、オーバーラップ近親相姦はアホ>>続きを読む

ドルチェ 優しく(1999年製作の映画)

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もう3年くらい会ってないのに夜中にいきなり「いつ空いてるの?」ってLINEしてくる方がクズだと思うしそう言うとこやぞって話だがそんなクズより東出指数の高い島尾敏雄の妻ミホが語り部を務めるソクーロフ日本>>続きを読む

穏やかな生活(1997年製作の映画)

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ソクーロフ版のポツンと一軒家状態、侘び寂びが効きすぎて目と鼻にツーンと来る、特に寂びの方が強烈。タイトル通りの穏やかな生活にカメラも静かに寄り添っていくが、唯一の訪問者たる歳末助け合い托鉢がただの圧力>>続きを読む

オリエンタル・エレジー(1995年製作の映画)

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まるで実体の無い得体の知れない浮遊感、まさに魂の邂逅。95年制作とあるが映っている日本は戦前、もしくは大正の風景の様にも見える。語り部の老人達もまるで生きているのか死んでいるのか分からない、思い出だけ>>続きを読む

くじらの湯(2019年製作の映画)

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アレクサンドル・ペトロフと同じ手法のやつか、だいぶタッチで誤魔化してる気がするが…。風呂入ると鼻血出るの分かる。大黒湯も無くなってしまうなんて…。

ペニーズ・フロム・ヘブン(1981年製作の映画)

3.0

ペニーズ・フロム・ヘブンつかペニス・ゴー・ヘルって感じだった、なんなんだこの鬱展開は。結局何が言いたいか分からん映画だったが、黄金期ハリウッドからの零落なんかも重ねてるのだろうか、にしたって男がクズ過>>続きを読む

サマー・ソルジャー(1972年製作の映画)

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まさかの英語字幕…。英検3級のワイでも半分くらいは理解できたが、肝心のスティーブ・マックイーン熱弁ニキの会話内容が半分くらい分からんかったのはなかなかの致命傷…(なんか革命が…とか解放が…とかだと思う>>続きを読む

Smiley Face(2007年製作の映画)

5.0

毎度最高の映画を提供してくれるサム・フリークスだがこれはサム・フリークス史上最強だったかもしれん…最高 of 最高。あらすじを羅列したところで何の意味も無いと思うから掻い摘むくらいにするが、マリファナ>>続きを読む

アトムの足音が聞こえる(2010年製作の映画)

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このところ毎日泣きながらレイ・ハラカミ特集のユリイカを読んでいるので生前の彼の姿を拝みたくて…ってのはまぁ確かに鑑賞理由の一つとしてあるのだが、残念ながら彼のインタビューシーンはたかだか2分程度だし、>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.2

原作も何も知らんでただタイトルのCINEPHILEの挑戦的文字列と「この世界の片隅にのスタッフ」と言う如何にも地雷めいたフレーズを自ら踏みにいった結果、なかなかの火力で返り討ちにあったと言わざるをえな>>続きを読む

シミラー バット ディファレント(2013年製作の映画)

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似ているから離れ、違うから側にいる、って事ですかね。そこはタバコを押しつけて火つけろやと思ったの俺だけですか…?共同脚本とは…?プチ親密さ感。

八月八日(2016年製作の映画)

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好きな物が詰まりすぎててもはやプリンアラモードが一番近い。孤独なんてなんの役にも立たない

長浜(2016年製作の映画)

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どっかしらでパンツ見えそうとか思ったら最後まで死守されてて詰んだ、とかそう言う事が言いたいんじゃない。石橋静河、見る度に美しくなってる気がする。手の甲に砂乗せてさぁ〜ってやるとこ好きです。

スパイの舌(2008年製作の映画)

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面白くはなかったけど楽しそうだなとは思った。とりあえず三宅唱版のNO MORE 映画泥棒が観たい。

蝶採り(1992年製作の映画)

4.0

なんとも後味の悪い「かけがえのない喪失」についての映画…。金銭により人の上に人は作られ、一族の関係性は引き裂かれ、豊かな文化は醜悪な面構えへと姿を変えてしまう。バブルの象徴と言えばゴッホの「ひまわり」>>続きを読む

古井戸(1987年製作の映画)

4.4

こう言うのをショットの映画って呼ぶんでしょうか?ただ水が出ない山奥の村に井戸を掘るってだけの話なのに、画面が強靭過ぎてべらぼうに面白い。主演が陰…チャン・イーモウでとっぽい顔してるくせに身体バッキバキ>>続きを読む

ヒトラー暗殺(1955年製作の映画)

3.8

暗殺未遂そのものよりもその後のガバガバガバナンスの方に主眼が置かれ、その日1日に何が起きどんな混乱が生じそうして鎮圧されたかがかなりタイトに淡々と描写されていく。暗殺成功に自信を持つクーデター派とそれ>>続きを読む

青 chong(1999年製作の映画)

3.6

普通に北野武×『パッチギ』×『青い春』じゃんとか思ったが『パッチギ』よりも『青い春』よりもこちらが早いわけだし、学生映画としてパーソナルな部分を、尚且つアイデンティティに関する主題を持ってくるってのは>>続きを読む

ある日本の絵描き少年(2018年製作の映画)

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夢は追い続けるより諦める方が難しい。棒人間以上の物をまるで描けないので、絵が描ける人はそれだけで心底尊敬してしまう。好きこそ物の上手なれ、あらゆる画風に手を出してあんなキャラやこんなキャラまで飛び出し>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

『地球上で最も幸福なショー』

と、某有名音楽雑誌はこのステージに最大限の賛辞を与えたらしい…なんて事実はおそらく無いだろうが、あながち間違いでも無いと思う。このステージのデヴィッド・バーンにはどの宗
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

2.5

『8人の女たち』の撮影で疲れ切ったオゾンがヴァカンスに行きたくて撮ったらしいし創作者とミューズとの関係性の映画だってんだからそれ以上も以下も無いと思うが、何一つ明確な答えが出ぬまま終わるから溺れる人は>>続きを読む

8人の女たち(2002年製作の映画)

2.0

前作でそこそこ成功を収めてまとまった金が入ったが為に好き放題やろうとしたら完全にすべり倒した案件としか思えん…キャストやら衣装やらに金注ぎ込んだのはえぇが中身が本当にカッスカス。後期サークばりにパッキ>>続きを読む

まぼろし(2001年製作の映画)

3.0

初期作の尖りに尖ったオゾンなら、刑事すら目を背ける損傷が進んだ腐乱死体もしっかり映してくれる様な気がするのだが、一番見たかったそこがまぼろし〜で終わってしまった事を残念に思う…。身体を重ね体重を交換し>>続きを読む

クリミナル・ラヴァーズ(1999年製作の映画)

3.9

ヘンゼルとグレーテルを基にオゾン流の変態性で味付けをして不思議の国のアリスを添えた後にひとつまみのミゾグチを振りかけている。ナイフはそのまま男性器で「刺すこと」を覚えた童貞青年の成(性)長記としても捉>>続きを読む

ホームドラマ(1998年製作の映画)

3.8

『ビジターQ』と比べるならば三池の方がアホだし内田春菊の方が母乳飛ばしてるが、これもこれで最後めちゃくちゃアホみたいな展開迎える。けどこれはれっきとした「解放」の話であるし、なんか知らんがジミントーと>>続きを読む

昼下りの情事 すすり泣き(1977年製作の映画)

3.0

女性の股間に素麺を垂らし「ダシ」が美味い美味いと啜る冒頭の阿保さ加減がピークで、後はまぁまぁ平凡な出来。淫蕩ママとその血引く異父姉妹。姉はかつて血気盛んな男共にその身を汚され、これでは嫁にはいけぬと適>>続きを読む

X2000(1998年製作の映画)

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いとうせいこう「噂だけの世紀末」。にせんねんもんだい何処行った…。

ベッドタイム・ストーリーズ(1997年製作の映画)

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①シン・眼球譚。フェラしながら国歌歌う女。

②最臭兵器。おパンティくんか男。

③キリストの年齢差恋。52歳と19歳、ほぼペタジーニ。

④もう31数えると69。

⑤治療とは…セラピーとは…

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