アキラナウェイさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

アキラナウェイ

アキラナウェイ

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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.8

U-NEXTの無料配信が終わる前に滑り込みで。(鑑賞したのは1ヶ月前なので、残念ながら今は配信終了しています)

高校生男女3人の友情物語。ストーリーは違うが、テイストは「ウォールフラワー」に近い。
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時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!(1993年製作の映画)

4.2

監督ヴィム・ヴェンダースによる「ベルリン・天使の詩」の続編。

人間に寄り添い、その内なる言葉に耳を傾けるだけの存在である天使が、人間になる事で見えてくるもの。

前作は天使ダミエル(ブルーノ・ガンツ
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みんな元気(2009年製作の映画)

3.9

何気なくずっと気になっていて漸く鑑賞。そしたら、こちらはリメイク版との事。

オリジナルは「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督!!そっちも観たいやん!!しかもオリジナル版は小津
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.8

邦題に惹かれて気になっていたインド産ミステリー。

女性は二度何かするのが定番らしい。

「女は二度決断する」←これは観た。
「女は二度生まれる」←そうなの?
「女教師は二度犯される」←おい。

イギ
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.7

たかが自転車。
されど自転車。

こちらの作品。
ネオレアリズモ映画というらしい。

ネオレアリズモ映画とは?
——1940年代から50年代にかけて盛んになった潮流。戦後の混乱期、内戦による恐怖と破壊
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.6

女性が活躍するアクション映画が好き。

筋肉ムキムキマッチョメーンのゴツゴツした肉体ではなく、細くしなやかに伸びる肢体で、床を滑り、宙を舞い、回し蹴りを放つ。比べるものでもないけれど、男性のそれよりも
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

4.5

どうしよう。僕はあちら側の人間かも知れない。ラース・フォン・トリアー監督が好きだという、あちら側の。

人間の内面に宿る、真っ黒でどろどろの恐ろしさと醜さと残酷さのどん底。堕ちる所まで堕ちる。それを人
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トッツィー(1982年製作の映画)

3.7

昔、「やっぱり猫が好き」というドラマがめちゃんこ好きで。三谷幸喜の脚本で、もたいまさこ、室井滋、小林聡美演じる"恩田三姉妹"が、マンションの一室でわちゃわちゃするシチュエーション・コメディ。

その中
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ドレッサー(2015年製作の映画)

4.2

元々は1980年のイギリスの舞台劇およびそれを原作とする1983年のイギリスのドラマ映画。

で、こちらはテレビ映画版だそう。

ちょ、待って。

アンソニー・ホプキンスとイアン・マッケランという名優
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駅馬車(1939年製作の映画)

4.0

温故知新。
定期的に古い映画も攻めたいのです。
今から82年前の西部劇など如何でしょう。

映画史を代表する傑作との呼び声高い「駅馬車」。監督はジョン・フォード。「わが谷は緑なりき」は実家で親がDVD
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バッド・スパイ(2018年製作の映画)

3.2

大好きなミラ・クニスとケイト・マッキノン。
相性がいいな、と思ったら2人は同級生。

女子2人がキャーキャー言いながら巻き込まれていくスパイ・アクション。

別れたばかりの彼氏はスパイだった!?

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男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)

3.2

たまにはこんな、大人の恋を。

来月70歳となるステラン・スカルスガルドが、いまだラブストーリーで主演を演じられるって、なかなかに凄いと思う。

監督はフォルカー・シュレンドルフ。「ブリキの太鼓」をい
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

犯人を挙げるか、チキンを揚げるか!

韓国映画ってエゲツないのしか観てこなかったけど、ここまで笑いに振り切ってくれるの楽しい。

うだつの上がらないコ班長(リュ・スンリョン)率いる麻薬捜査班は、実績も
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アウトサイダー(1983年製作の映画)

3.6

ヤンキー映画も、フランシス・フォード・コッポラが撮るとここまで美しくなる。

オクラホマ州タルサ。

髪型はオールバック。
筋肉は見せてなんぼの袖無しスタイル。
細身のジーンズに脚元はブーツを合わせた
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恋のロンドン狂騒曲(2010年製作の映画)

3.5

【ウディ・アレンを観よウディ!】

久し振りのウディ。

いつもクラシカルな雰囲気で幕を開けるウディ・アレン作品が好きだ。今回のアバンタイトル、BGMは「星に願いを」のジャス・アレンジ。

シェイクス
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.8

大学生時代、昼夜が逆転した生活を送っていた頃に、何となく深夜のTV放送でやっていたWWEをプロレス好きでもないのにぼっーと観ていたっけ。そこに未来の大スター、ドウェイン・ジョンソンことロック様の若かり>>続きを読む

預言者(2009年製作の映画)

4.1

「ニューヨーク 親切なロシア料理店」「サンバ」を観て気になっていた、タハール・ラヒム主演作。

監督は「ディーパンの戦い」「ゴールデン・リバー」のジャック・オーディアール。

カンヌで審査員特別グラン
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血ぬられた墓標(1960年製作の映画)

3.7

お初です。
イタリアホラーの巨匠マリオ・バーヴァ監督デビュー作。

ジャケ写インパクトの衝撃強っ!!
絶対目が合うやつやん。
二度と忘れられないジャケット。

17世紀。魔女の疑いをかけられた某国の王
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.7

緊急事態発令直前に映画館に滑り込みでござるよ。

1作目から10年。「京都大火編」「伝説の最期編」からは7年の時を経て、剣心カムバック。

抜刀斎の頬にまだ十字傷はあるか—— 。

日本転覆を狙った志
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

4.0

ジョン・トラヴォルタの真顔と笑顔の反復運動とそれによって生まれるギャップって、ある種天才的だと思う。

とことん真顔ととことん笑顔。

その不敵な笑みは、good guyでもbad guyでも強烈なイ
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私というパズル(2020年製作の映画)

4.6

産まれて来た娘を抱き寄せたのも束の間。
そのまま呼吸をしなくなり、娘の生涯は刹那の時に幕を閉じる。

何て残酷で悲しいストーリーだろう。

ボストンで暮らすマーサ(ヴァネッサ・カービー)は、夫のショー
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エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

4.3

彼の名前はアブラハム。
もしくはイブラヒム。
もしくはエイブラハム。
でも、彼は"エイブ"と呼んで欲しい。

監督はブラジル人のフェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ。彼はYouTuberでもあると
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ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち(2018年製作の映画)

3.6

劇場公開時に何となーくスルー。
というのも、テーマとなる"高頻度取引"なるものがよくわかっていなくて、ピンとこなさそうだったから。

高頻度取引(高速取引)とは…1秒に満たないミリ秒単位の極めて短い時
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未来を乗り換えた男(2018年製作の映画)

3.3

元々は、第二次世界大戦中にナチス・ドイツ政権下から海外に亡命した作者の実体験を基にした原作。それを現代に置き換え、ナチス・ドイツの侵略行為が今も尚続いていたとしたら…というパラレル設定は非常に良い。>>続きを読む

ロシアン・スナイパー(2015年製作の映画)

3.4

姿を見せず、虎視眈々と一撃必殺のワンショットに全てを賭ける。

そんなスナイパーが堪らなく好き。

第二次世界大戦中、計309人のナチス・ドイツ兵を射殺し、"死の女"と恐れられたソ連の女性スナイパー、
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リトル・ニキータ(1988年製作の映画)

3.1

生前のリヴァー・フェニックスを愛でる会。

やはりイケメンの絶対条件は金髪サラ毛だな。今宵、金曜ロードショーで「タイタニック」の後編を観た人達も赤べこの様に首を縦に振るだろう。そう、レオ様だって金髪サ
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.5

アカデミー短編実写映画賞受賞作品。

NY。ガールフレンドの家で目覚め、愛犬が待つ家に帰ろうとする黒人の青年カーター(ジョーイ・バッドアス)は、NY市警の白人警官メルク巡査(アンドリュー・ハワード)に
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レッド・ブロンクス(1995年製作の映画)

3.1

全米興行収入初登場1位というアジア映画初の快挙を成し遂げ、ジャッキー・チェン悲願のハリウッド進出の足掛かりとなった本作。

昔ながらのジャッキーっ子としては、香港を舞台にした「プロジェクトA」や「ポリ
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学校(1993年製作の映画)

4.2

幅広い年代の生徒が集まる夜間中学校を舞台に、「幸福」とは何かを問う、山田洋次監督作品。

今年3月24日に逝去した田中邦衛を偲んで鑑賞。

夜間中学の教師黒井(西田敏行)は、校長から異動の打診を受けて
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スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

3.6

監督は「6才のボクが、大人になるまで。」「スクール・オブ・ロック」のリチャード・リンクレイター。

原作は「ブレードランナー(アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)」「トータル・リコール」のフィリップ・
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ありふれた事件(1992年製作の映画)

3.5

その男、凶暴につき。
これはまさに狂気!!

ベルギーのレミー・ベルボー、アンドレ・ボンゼル、ブノワ・ポールブールドの3人が共同で監督・製作・脚本・出演・撮影を務め、1992年公開当時、世界に衝撃を与
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.1

いや、何にビックリしたって、主演のダニエラ・ヴェガよ。チリの女優でメゾソプラノ歌手である彼女。予備知識を持たなければ、綺麗な女性として誰もが認識する筈。

少なくとも僕は、綺麗な女性だなァ、と本作を観
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レディ・キラーズ(2004年製作の映画)

3.5

1955年製作のイギリス映画「マダムと泥棒」のリメイクだそうな。

トム・ハンクスを彼のキャリアでは珍しい犯罪者役に起用し、頭脳明晰な犯罪者と老婦人の「対決」を描く、コーエン兄弟監督によるケイパームー
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デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)

3.4

舌を上の前歯に当てて、
下の歯で舌を噛む様にしながら息を吐いて、
せーの、、、

「Days Of "Th"under!!」

"th"の発音はやっぱり大事!!

昨日に続いてサンダー繋がり。

映画
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サンダーフォース ~正義のスーパーヒロインズ~(2021年製作の映画)

3.7

舌を上の前歯に当てて、
下の歯で舌を噛む様にしながら息を吐いて、
せーの、、、

「"Th"under Force!!」

"th"の発音、めっちゃ大事!!

もう、個人的に大好きなお二人。

コメデ
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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.8

インドのカースト制度の根深さよ。

「人に仕える事が願い」という自分の願望すらも、その悪しきカースト制度によって、主人公の少年時代の刷り込みとして影を落とした。

インドの貧しい村で生まれた青年バルラ
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