SHIDOUさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

4.0

派手さはないが、じっくり見させる。そして、考えさせる。

正しさとは何なのか、正義とは何を指すのか。

ドアロック(2018年製作の映画)

5.0

グロテスクな描写と、犯人に対する嫌悪感を抱かざるを得ない気持ち悪さの描写。主人公が無力系のステルスアクションゲーム的なシーンなども織り交ぜ、見る側を飽きさせない。

謎解きが、推理の苦手な自分でも楽し
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

-

何度も寝落ちしてしまったので採点はせず。

自分には合わなかった?いや、期待してしまったのかもしれない。

自分の中での宇宙ものの基準が「インターステラー」になってしまっているのを改めないとなと感じた
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ポラロイド(2018年製作の映画)

3.8

序盤のもっさり感から、
「あ~これは予告編詐欺なやつかな…(別作品でみた予告編に惹かれレンタル)」
と不安だったが、話が進んでいくごとに面白さが増していき、しっかり楽しめた。

見せ方が良いのだと思う
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.0

いい意味で期待を裏切られた!
怖くて泣けるエンタテインメント。
新年のはじめに観られてよかった。

機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)

3.5

メインのキャラクターに魅力をそれほど感じなかった。特に悪役が安っぽい。のだが、ニュータイプの概念って、こんな段階にまで来ていたのね…と驚きがあり、新鮮味があった。死の概念を越えるものとしてのニュータイ>>続きを読む

守護教師(2018年製作の映画)

2.5

全般的に物足りなさを感じた。
マ・ドンソクがもっと暴れまわるのを期待しすぎたせいもあるが、「ええ!?この程度で済ませちゃうの?」となり、カタルシスの解放ができず、フラストレーションがたまる展開。

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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

-

すごくもどかしいストーリー。主人公には共感できず、ラストにほんの少し希望や救いがあるようにも思えるが、情感をあえて排除しているかのような演出のため、受け取り方は人によって様々だろう。

仲野太賀、吉岡
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

4.5

現代アートを題材に、シリア難民問題と絡めつつ、離れ離れになった二人の男女を描いたお話……と書いていて頭がクラクラしてくるが、そういう映画です。

面白いのが、重苦しい、文字通り「アート系」にしかなりそ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

原作コミックを読んでいるが、
アニメはこれが初見。

素晴らしかった。

原作は絵柄(アニメよりも線が細い)もあいまって、淡々とした描写の中に、エモーショナルなセリフ、展開がなされていたが、映画はもう
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.0

オンライン試写会という形で観る。

ディアオ・イーナン監督の前作「薄氷の殺人」で感じた、美しさとへんてこさの共存のバランス感覚は今作でもいかんなく発揮されていた。

唐突に訪れるバイオレンスなども然り
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

愛は次元を超える。
言葉にすると陳腐だけど、
それを映像と物語で
説得力を持って投げかけてくる。

精緻な考証の裏打ちからの
エモーション。

ジャンルなんて関係ない。
人間を描くのが映画なのだと
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

5.0

10数年前自分は心を病み、日本でこうした申請とハロワに通う日々を送っていた。

当時20代の終わりから30代はじめ。体も動き、PCにも慣れていたこともあり、滞りなくできた。

しかし、ある申請について
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

殺される日をループし続ける、という設定は、深刻になりそうなものだが、そんな感じは序盤のみ。コメディに振り切っていて、いい意味でゲーム感覚で楽しめる。最初性格がどクズにしか思えなかった主人公が、ループす>>続きを読む

ファイナル・デッドサーキット 3D(2009年製作の映画)

4.0

やっぱり3D前提の映画だったかw
どんなアイディアでショックシーンを見せてくれるのかを楽しむ映画。マンネリになりそうなところを、フェイクをかませたりすることで、緊張感を保たせている。前作よりショックシ
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ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

3.5

どんなアイディアでショックシーンを見せてくれるのかを楽しむ映画。楽しかった!!

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

3.0

原作未読。複雑な時系列については鑑賞後に考察サイトなどを見て把握。

TVアニメ放送分を配信で見てからかなり間が空いていたこともあり、感情移入するには至らず。

タイムリープものは好きなはずなんだけれ
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

笑える!笑えるんだけど、現実の政治があまりに酷すぎて、こんなふうになったらいいのに……とつい笑うのを忘れてしまい、映画とは全く別次元で悲しい気持ちになる。

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

4.0

映画の夢が詰まってるなあ、と思った。たくさん笑ってちょっぴり泣いて。和製エンタテインメントとして、完成されている。佐藤浩市の映画館のシーンは、ほんっとうに良かった。

オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

3.5

韓国版とは異なるアプローチで、新鮮に楽しめた。感情移入させないような作りなので、驚きはしたものの、心が揺さぶられるまでには至らず。ただ、拷問シーン等のエグみが相当キツく、食事時に観たのは失敗だった。

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.5

過去作を見たことがなかったためか、普通に楽しめた。けど字幕版で見たらもっと良かったかも。エージェントMの声を当てた今田美桜の声の芝居はお粗末だったし、吉本坂が参加というのが萎える。劇場公開時は宣伝の一>>続きを読む

トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~(2017年製作の映画)

4.0

ティーン&デスゲーム&○○。
お決まりのパターンと言ってしまえば簡単だけれど、友人の人間関係が壊れていく嫌ーな展開や、ちょうどリアルな痛みを感じられる位でかえってメンタルに来るショックシーン等々は、グ
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.5

実話だというから恐れ入る。法律そのものに差別がある、と真っ向勝負するRBGの凛とした美しさ。夫マーティとの揺るぎない信頼関係もステキだった。

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

4.0

ベタな話だけれど、静かに染入ってくる感動が、鑑賞後に訪れた。

実際のゲーム画面を用いた演出や、俳優陣の演技の説得力により、飽きずに引き込まれる。特に主人公の妹役の山本舞香が印象に残った。

「物語の
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ノウイング(2009年製作の映画)

3.5

事故や災害のシーンの異様なまでの気合入り具合に戦慄。色々キッツい……。特に電車のシーンは激やばと思いました。

展開は読めず、または思いがけないものではあるものの、終盤は若干拍子抜けと言えなくもない。
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

正視出来ないほど、リアル。
見てるのがしんどくなってしまった。

レビューと言えるかわからないが、今作が気になるまたは見た方は、NHKでたびたび再放送されている
BS1スペシャル「そして街から人が消え
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アス(2019年製作の映画)

3.5

暗い画面で展開するシーンが多く、我が家の環境では何が起こってるのかが見えにくかったこともあり、なかなか入り込むのが難しかったが、凄いものを見たという感覚はあった。

何も知らずに観て、終わった後に考察
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

なんのために走る?
戦争に勝つため?違う。
では負けないため?それも違う。
彼は走る。友のため。
友の生きた証を伝えるため。

全編ワンカット、というのは
擬似的なものではあるが、
あくまでも演出の仕
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.5

コロナで騒がしい中、劇場は大入り。
この手の作品が盛況しているのは嬉しい。

不穏な空気で始まった今作は、気持ちが悪くなる祝祭を経て、晴れやかな気持ちになりあっという間の2時間半を終えた。

優しく、
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

4.0

レビューやツイートなどを見て背景を理解できた。説明的なセリフは一切なく、兄弟の関係性の根幹までは、初見では理解できなかった。

快楽、依存の先にあるのは果てしない孤独。孤独を癒す術を持つことをブランド
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.5

この時期にみても、穿った見方しかできないのでは?と自分でも思ったが、そうはならないだけの「見せる」力のある作品だった……とは思う。

東出昌大は一人二役で、愛の深い好青年・亮平と、掴みどころのない大器
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

5.0

【令和最恐のトラウマムービー】

心掻き毟られ、何度も涙した。
「どうしてこんなことに…」頭を抱えた。
目を背けたくなる事実に慄然とした。
「もうやめてくれ…」と思わず声が漏れた。

物語が、狂いすぎ
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

5.0

ストーリー0点、アクション5億点!

冒頭のシークエンスだけでもう、観た甲斐があった。こういう画が撮りたいんじゃ〜っ!!という監督のエゴイズムがビンビンと伝わってくるこの感じ大好き!!

正直酔う。だ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.0

超絶的な力を持ち、
記憶を失った少女が、
スター誕生に出演したことで
逃げ出した組織に見つかる、って…
とんだガバガバ設定やな、と思いきや!


後半部分を評価する声が多いようだけど、自分は真実が明ら
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劇場版総集編 後編 メイドインアビス 放浪する黄昏(2018年製作の映画)

4.0

原作未読。

妻の勧めでみるも、前編まではあまりピンときていなかった。が、後編の展開から一気に引き込まれる。

俗に言う鬱展開というやつなので、そこで引き込まれるというのも悪趣味な気はするが、そういう
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プロミス ~氷上の女神たち~(2016年製作の映画)

4.0

王道スポ根もの+南北分断。
コメディ調の部分と、
緊迫感あふれる場面の対比が素晴らしい。

キャラクターはたくさんいるものの、
群像劇ではなく、スエ演じる
脱北者の主人公ジウォン
(と北に残された妹)
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