あくとるさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

凪待ち(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

随分久しぶりの邦画レビューとなりましたが、これは本当に見て良かったです。
前半は『不穏×依存=最高』のエンターテイメント。
そして後半は凄まじい圧で畳み掛けるような人間ドラマ回収。

どんなにろくでな
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず、当然ながらアニメーションに関しては文句なし。
まるで実写のような質感。
また、ユーモアやホラー、切ないドラマのバランスも見事。
Pixar印の超絶クオリティー。

問題はストーリー。
これは予想
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.0

高揚感溢れる音楽と伴に燃えるアクションシーンあり。
思わずビクッとするスリラーシーンあり。
ドキドキハラハラのサスペンスあり。
どれもいちいち見せ方が上手いと感じました。
まさにエンターテイメントな作
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.5

ラッカの現状を伝えるという大義のために。
常に死が隣り合わせで生きる人々。
ひたすらに重い。

カルテル・ランド(2015年製作の映画)

4.0

終わり無き麻薬戦争。
ラストで明らかとなる衝撃の事実に戦慄。

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.0

ケンとバービーが出る度に爆笑。

そして最高のエンディング。
1~3の平均点の高さに驚き。
一体4はどうなるのか…。

RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.5

彼女の偉大さは前提として。

彼女の功績を真面目に讃えようとしているのはわかりますが、語り口が少々固すぎる。
いくらドキュメンタリーと言えど多少の遊び、ユーモアが欲しい。
ラスト30分くらいのテンショ
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

4.0

"曲者役者"ポール・ダノの映画監督デビュー作。
『スパイダーマンFFH』、『ゴールデン・リバー』に続いてまたまたジェイク・ギレンホールが出演。
彼が出ているだけで作品のクオリティーが見る前から保証され
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ホアキン・フェニックス。
ジョン・C・ライリー。
そして、ジェイク・ギレンホール。
誰もが認める名優たちであり、"曲者"でもあるこの三人を揃えただけで満点のキャスティング。
この渋いメンツによる演技合
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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭と終わり際は文句無し。
音楽によって繋がる親子の絆。
他の音楽映画でもそうですが、音楽を作り上げるシーンにはやはりアガってしまう。
主人公の『音楽が好きで好きでしょうがない』のがよく伝わってくる演
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.0

おもちゃにとっての幸せとは…。
基本愉快な作品ですが、切ないシーンや深い問いかけもある見事なバランス。

荒野にて(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

身寄りの無い孤独な少年と殺処分予定の馬。
共鳴した彼らは壮大な荒野をさ迷う。

最初は静的で退屈な映画になることを危惧しましたが、次第にチャーリーの『孤独な眼差し』に引き込まれていきました。

家族は
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.5

ダニエル・デイ=ルイスをはじめとした役者陣の演技や美術、撮影等々…。
どこを切り取ってもさすがマーティン・スコセッシと言うべきハイレベルで見応えのある作品ですが、この内容で3時間弱は些か冗長でだれてし
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.5

語れば語るほど謎は深まる一方。

果たして本作が面白いのか?と問われると、正直答えにくいんですが、何となく見てしまう求心力。
この世界観にハマったもんがち。

とりあえず、これでやっと"The Ret
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.0

つまらなくはないけれど、"スタイリッシュ"を狙った演出が鼻についてしまった。

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.5

随所で大人のユーモアが見られるのが素敵なバランス。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.5

あまりにも救いがなく、
ひたすらに胸が苦しくなる物語。
辛い現実から逃避する度に、
空想の世界が光輝く。
鬱々としたミュージカル。

ミュージカルシーンでもドキュメンタリックで冷たいカメラワークが新鮮
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ANIMA(2019年製作の映画)

4.5

ただのMVと侮るなかれ。
奇妙で美しく濃密な15分間。
セリフなど一切無いのにエモーショナル。
PTAファンなら必見。

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

4.0

こんな作品が成立する世の中になってしまったことに嬉しい驚き。
思わず全ルートを試してみたくなります。
妄想と現実が錯綜するような話は大好物です。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

トニーの亡霊に囚われたピーターとミステリオ。

20代も中盤に差し掛かる男が、こんな言葉を使うのは正直抵抗があるんですが…。
とてもキュンキュンしました!笑

ユーモアたっぷりで微笑ましい青春恋愛パー
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

強烈なビジュアルとリッチな音楽。
誰一人として信用できない極度の緊張感。

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ロッテントマトの腐り具合やシリーズ歴代最低の初週末興収といった悪いニュースばかり聞いていたので、期待値は下げ気味で見に行きました。
それが功を奏したのか、私はわりと楽しめましたよ…笑
("わりと"って
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KUSO(2017年製作の映画)

3.5

現代ブラックミュージックを語る上で避けては通れない存在の一人、フライング・ロータス。
ジャズやファンク、ヒップホップといったカテゴリーを超えた、その影響の大きさ(範囲)で言えば間違いなくトップの重要人
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.7

ずっと見たいと思いつつも、タイミングが合わずにスルーしていた本作。
今更ながら新文芸座にて鑑賞(初めて行ったのですが、スクリーンの大きさにびっくり)。

いや…これはちょっとビックリするレベルの大傑作
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パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

結論を端的に言うと、『バーフバリからアガる要素をゴッソリ除いてしまった』ような作品。
もちろん、10年に一本のような傑作バーフバリと比べれば、どんな作品も見劣りしてしまうでしょうが、本作に関しては共通
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

『ドナルド・グローバーは間違いなく宇宙人』
ここは思わぬ不意打ちで笑いました。

モリーの両親がパープルレイン鑑賞(まさかモーリス・デイの声が、Sex Shooterが劇場で聞けるとは)。
しかも父親
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タグ(2018年製作の映画)

3.5

馬鹿馬鹿しいことを真剣に。
大人の本気の鬼ごっこが繋げる絆。
男はいつまで経っても男の子。

まず、冒頭とラストで私が愛してやまないJ Dillaの名曲、『Pharcyde / Runnin』がかかっ
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ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

4.0

『謎の資金』を持つ『謎の男』が作り上げた『謎の映画』が『謎の人気』を博す。
トミー・ウィソーとは結局何者だったのか?
素性や資金源なんてこの際どうでもいいのかもしれない。
唯一確かなのは、彼が映画の神
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メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

4.0

『MIB:インターナショナル』鑑賞前の予習として1~3を見たのですが、自分は3がぶっちぎりで面白かったです(というより1,2がいまいち)。
CG技術の進歩のおかげもあるとは思いますが、宇宙人描写やアク
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.7

恥ずかしながらラース・フォン・トリアー監督作はこれが初めてです。
厄介で鬱な映画を作る人というイメージはあるのですが…。
結論から言うと、この映画が監督との出会いで良かったです。
人を選ぶとは思います
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