このレビューはネタバレを含みます
随分久しぶりの邦画レビューとなりましたが、これは本当に見て良かったです。
前半は『不穏×依存=最高』のエンターテイメント。
そして後半は凄まじい圧で畳み掛けるような人間ドラマ回収。
どんなにろくでな>>続きを読む
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まず、当然ながらアニメーションに関しては文句なし。
まるで実写のような質感。
また、ユーモアやホラー、切ないドラマのバランスも見事。
Pixar印の超絶クオリティー。
問題はストーリー。
これは予想>>続きを読む
高揚感溢れる音楽と伴に燃えるアクションシーンあり。
思わずビクッとするスリラーシーンあり。
ドキドキハラハラのサスペンスあり。
どれもいちいち見せ方が上手いと感じました。
まさにエンターテイメントな作>>続きを読む
ラッカの現状を伝えるという大義のために。
常に死が隣り合わせで生きる人々。
ひたすらに重い。
ケンとバービーが出る度に爆笑。
そして最高のエンディング。
1~3の平均点の高さに驚き。
一体4はどうなるのか…。
彼女の偉大さは前提として。
彼女の功績を真面目に讃えようとしているのはわかりますが、語り口が少々固すぎる。
いくらドキュメンタリーと言えど多少の遊び、ユーモアが欲しい。
ラスト30分くらいのテンショ>>続きを読む
"曲者役者"ポール・ダノの映画監督デビュー作。
『スパイダーマンFFH』、『ゴールデン・リバー』に続いてまたまたジェイク・ギレンホールが出演。
彼が出ているだけで作品のクオリティーが見る前から保証され>>続きを読む
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ホアキン・フェニックス。
ジョン・C・ライリー。
そして、ジェイク・ギレンホール。
誰もが認める名優たちであり、"曲者"でもあるこの三人を揃えただけで満点のキャスティング。
この渋いメンツによる演技合>>続きを読む
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冒頭と終わり際は文句無し。
音楽によって繋がる親子の絆。
他の音楽映画でもそうですが、音楽を作り上げるシーンにはやはりアガってしまう。
主人公の『音楽が好きで好きでしょうがない』のがよく伝わってくる演>>続きを読む
おもちゃにとっての幸せとは…。
基本愉快な作品ですが、切ないシーンや深い問いかけもある見事なバランス。
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身寄りの無い孤独な少年と殺処分予定の馬。
共鳴した彼らは壮大な荒野をさ迷う。
最初は静的で退屈な映画になることを危惧しましたが、次第にチャーリーの『孤独な眼差し』に引き込まれていきました。
家族は>>続きを読む
ダニエル・デイ=ルイスをはじめとした役者陣の演技や美術、撮影等々…。
どこを切り取ってもさすがマーティン・スコセッシと言うべきハイレベルで見応えのある作品ですが、この内容で3時間弱は些か冗長でだれてし>>続きを読む
語れば語るほど謎は深まる一方。
果たして本作が面白いのか?と問われると、正直答えにくいんですが、何となく見てしまう求心力。
この世界観にハマったもんがち。
とりあえず、これでやっと"The Ret>>続きを読む
つまらなくはないけれど、"スタイリッシュ"を狙った演出が鼻についてしまった。
あまりにも救いがなく、
ひたすらに胸が苦しくなる物語。
辛い現実から逃避する度に、
空想の世界が光輝く。
鬱々としたミュージカル。
ミュージカルシーンでもドキュメンタリックで冷たいカメラワークが新鮮>>続きを読む
ただのMVと侮るなかれ。
奇妙で美しく濃密な15分間。
セリフなど一切無いのにエモーショナル。
PTAファンなら必見。
こんな作品が成立する世の中になってしまったことに嬉しい驚き。
思わず全ルートを試してみたくなります。
妄想と現実が錯綜するような話は大好物です。
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トニーの亡霊に囚われたピーターとミステリオ。
20代も中盤に差し掛かる男が、こんな言葉を使うのは正直抵抗があるんですが…。
とてもキュンキュンしました!笑
ユーモアたっぷりで微笑ましい青春恋愛パー>>続きを読む
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ロッテントマトの腐り具合やシリーズ歴代最低の初週末興収といった悪いニュースばかり聞いていたので、期待値は下げ気味で見に行きました。
それが功を奏したのか、私はわりと楽しめましたよ…笑
("わりと"って>>続きを読む
現代ブラックミュージックを語る上で避けては通れない存在の一人、フライング・ロータス。
ジャズやファンク、ヒップホップといったカテゴリーを超えた、その影響の大きさ(範囲)で言えば間違いなくトップの重要人>>続きを読む
ずっと見たいと思いつつも、タイミングが合わずにスルーしていた本作。
今更ながら新文芸座にて鑑賞(初めて行ったのですが、スクリーンの大きさにびっくり)。
いや…これはちょっとビックリするレベルの大傑作>>続きを読む
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結論を端的に言うと、『バーフバリからアガる要素をゴッソリ除いてしまった』ような作品。
もちろん、10年に一本のような傑作バーフバリと比べれば、どんな作品も見劣りしてしまうでしょうが、本作に関しては共通>>続きを読む
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『ドナルド・グローバーは間違いなく宇宙人』
ここは思わぬ不意打ちで笑いました。
モリーの両親がパープルレイン鑑賞(まさかモーリス・デイの声が、Sex Shooterが劇場で聞けるとは)。
しかも父親>>続きを読む
馬鹿馬鹿しいことを真剣に。
大人の本気の鬼ごっこが繋げる絆。
男はいつまで経っても男の子。
まず、冒頭とラストで私が愛してやまないJ Dillaの名曲、『Pharcyde / Runnin』がかかっ>>続きを読む
『謎の資金』を持つ『謎の男』が作り上げた『謎の映画』が『謎の人気』を博す。
トミー・ウィソーとは結局何者だったのか?
素性や資金源なんてこの際どうでもいいのかもしれない。
唯一確かなのは、彼が映画の神>>続きを読む
『MIB:インターナショナル』鑑賞前の予習として1~3を見たのですが、自分は3がぶっちぎりで面白かったです(というより1,2がいまいち)。
CG技術の進歩のおかげもあるとは思いますが、宇宙人描写やアク>>続きを読む
恥ずかしながらラース・フォン・トリアー監督作はこれが初めてです。
厄介で鬱な映画を作る人というイメージはあるのですが…。
結論から言うと、この映画が監督との出会いで良かったです。
人を選ぶとは思います>>続きを読む