"僕たちの物語"
ホラー映画を見るつもりが良い意味で裏切られた。
美しくも悲しい家族という呪い。
鑑賞後には切なさと温かい愛が残る。
とにかく秀逸な脚本。
構成の妙が効いている。
ぜひネタバレ無し>>続きを読む
"カーン・ライジング"
一本の映画として、アントマン続編としては残念。
だが、MCUフェイズ5一作目としては最低限の仕事をした。
まず、残念ポイントの方から挙げていくと、色んな意味でとても薄っぺら>>続きを読む
"LA狂騒曲"
強烈な躁鬱映画。
クソで始まり尿にゲロにタン。
とにかく下品で血管ブチ切れるようなアッパーな前半と破滅的で薬が切れてしまったかのようにダウナーな後半。
どちらの方向にもメーターを振り>>続きを読む
映画全体のカラーリング・美術が徹底されていてステキ。
だが、ストーリーに関してはもう少しタメが欲しかった。
"完璧に見える暮らしの中にある微かなホツレからこの世の真の姿を知る"というのが本作の大まかな>>続きを読む
"退屈な時間/新しい自分"
突然訪れた縁の切れ目。
かなりパンチの効いたヒューマンドラマ。
コメディとして笑わせられたし、何よりとても考えさせられた。
突然絶交宣言をされるパードリックの立場からし>>続きを読む
『ノースマン』があまりに素晴らしかったので本作を見直してみたが、記憶よりも遥かに地獄のような映画で驚いた。
深い信仰ゆえに不幸を招き、姿の見えない悪魔や魔女に怯え、家族を疑い崩壊へと向かう。
あまり>>続きを読む
"命を味わう"
死のコンセプチュアルアート。
狂気の料理長による制裁のフルコース。
アーティストと評論家(気取り)への皮肉を添えて。
アダム・マッケイとウィル・フェレルがプロデュースなのも納得な悪>>続きを読む
"運命"
自分が映画に求めている全てがこの映画にはあったように思う。
それは映画としての画の美しさやかっこよさであり、映画の迫力を際立てる音楽であり、見るものを震え上がらせるバイオレンス、記憶に残り>>続きを読む
"ギャングスタラッパーのスローライフ"
U-NEXTの新作一覧を眺めてて、「この役者フレディ・ギブスにそっくりだな」と思ってサムネをクリックしたらまさかの本人だった。
ギブスといえば古き良き男臭いハ>>続きを読む
"玉ねぎの芯"
金で繋がった人々、その虚しさ。
捻りの効いたスリリングな展開で飽きさせない。
ブランの語り口のごとくストーリーの軽快さとユーモアもいい塩梅。
上質なエンタメサスペンス。
気分爽快なラ>>続きを読む
"映像革命、再び"
最近おうち映画がメインになったとはいえ、さすがに本作は映画館で見なくてはということで、『IMAXレーザー3D・HFR』という最高の環境で鑑賞。
さらにネクストレベルへと達した映>>続きを読む
みんな言ってるように前半は最強超人ロック様をファルコン、ドクター・ストレンジ、ストーム、ジャイアントマンが止めようとする話(なお4人束になっても全く歯が立たない)。
ヒーロー飽和時代なのでJSAのキャ>>続きを読む
"映像革命"
今年はプロジェクターを買って映画館に行く頻度が減り、もっぱら家に引きこもってサブスク浸り。
本作の劇場でのリバイバル上映も気になっていたがDisney+で見れるしいいか…と思ってたらD>>続きを読む
とにかく画面に映るものがリッチで自分もエジプト観光をし、豪華客船に乗った気分になり、観光映画として楽しめる。
しかし、事件が起こるまでの前半パートが少しばかり長い。
もちろん前半パートは不穏の種を蒔く>>続きを読む
ケヴィン・ベーコンの災難。
温かい多幸感があるナイスな小品。
ネビュラのツンデレっぷりがいい。
"謳歌"
ろくでなしの主人公。
でも最高に人生を楽しんでおり、その奔放な姿は不思議と清々しい気持ちにさせてくれる。
どこまでも自由で開放的。
欲に忠実な生き方は悪いことじゃないんだと教えてくれる作品>>続きを読む
気づけばレビュー1000本目。
この映画を選んだ理由は特になし。
ベイ映画をほとんど見たことのない自分でも、この豪快過ぎるカメラワークや過剰に煽る音楽などで、これがベイ節だなと分かるほどの癖の強さ。>>続きを読む
自分は犬子が好き。
大人になっても熱中できるものがあって、しかもそれを共有できる友人がいるのは素晴らしいこと。
このゆるい感じが癒やしではあるが、2時間連続で観るのは些かしんどく、休憩を挟んだ。
個>>続きを読む
"国と守護者"
チャドウィック・ボーズマン/ティ・チャラへの追悼としてこれ以上なく熱く美しい愛に満ちた作品だった。
この映画を見ればいかに彼が愛されていたのか、彼の人徳の高さ、そして素晴らしい人々に>>続きを読む
今更ながら鑑賞。
噂に聞く通りの名作。
全く無駄のないスリラーサスペンス。
常にヒリヒリさせられるやり取りや演出が見事。
そして何と言ってもカリスマ的狂人を演じきったアンソニー・ホプキンスが全てを持っ>>続きを読む
"奇妙な運命、人生の選択"
秀作の多い監督にしては今回は不評気味という前評判を聞いていたので、少し身構えていたが全然悪くなかった。
これまたピークエンドの法則で肯定したくなる作品。
特にラスト30分>>続きを読む
見てる間は色々と思うところがあり、負の感情が強かったが、ピークエンドの法則で面白かったが勝る作品だった。
細かいことは気にするな。
間違いなく加点方式で評価すべきタイプ。
自分はどちらかというと減点方>>続きを読む
"等しき命の価値"
良くも悪くもアート性の高いインディーらしい作品。
一貫した不気味な雰囲気作りと、夫婦の孤立した世界を引き立てる無限に広がるかのような雄大な自然の映像が良い。
ストーリーとテンポに>>続きを読む
"破壊と再生"
妻が死んだのに泣けない男。
淡々と繰り返す生活の中でいつしか大事なものを失っていたことに気づく。
人生は綺麗事ばかりじゃない。
感想は『王の帰還』にまとめて書きます。
ヴィゴ・モーテンセンがイケメン。
今更ながら初鑑賞。
あまりにも有名なパニックスリラー映画の古典。
今見てもしっかり怖くて迫力があって面白い。
予想以上にグロやショッキングなシーンがあって驚き。
そしてジョン・ウィリアムズの音楽がすこ>>続きを読む
"ヤバいビッチとヤバい実話"
A24なのにあまり話題になってないので、いまいちなのかと思ったが、これはヤバい掘り出し物。
R18ということで何ともナスティで人を選びそうな作品なのは間違いないが、自分>>続きを読む
凄腕監督と実話詐欺師モノということで少し期待しすぎた。
嘘と愛が交わる人間模様の変化を楽しむべきだが、いまいち自分には入り込みづらかった。
役者陣の演技はさすが。
"その男、悪運かそれとも"
好みど真ん中なおバカ映画。
あまりにもバカげたトンデモJAPANの新幹線を舞台にロクでなしたちの運命が交差する。
とにかくテンポの良いユーモアとスタイリッシュなアクショ>>続きを読む
"奇跡的大惨事"
実は初見時はレイトショーで少しウトウトしてしまったのもあって消化不良だったため、パンフレットを読み込んでからのリベンジ鑑賞。
結果2回目のほうが格段に面白かった。
(※その後家で観>>続きを読む
"差別の本質"
『NOPE』鑑賞前に復習。
これが処女作とは到底思えない傑作。
104分無駄の無い素晴らしい脚本。
黒人が白人社会で味わう居心地の悪さ、差別の眼差しの疑似体験。
不気味な白人一家への>>続きを読む
"試練の狩り"
「女に狩りなんてできない」という男性優位の集団社会によって決められたルール、慣習。
そのマチズモの呪いを打ち破り、自分の意志を貫き、自己実現を果たそうとする女性の物語。
現代的なジェ>>続きを読む
雑で新鮮味に欠けるストーリーを空虚な恐竜スリラー・アクションで埋める。
人物描写が下手なのかやる気がないのか、行動が飲み込めないシーンが多々ある。
結局この三部作は何を描きたかったのか?
最後まで焦>>続きを読む
最終作に向けて再見。
エンタメとして文句なく面白い。
アトラクションとして難しく考えずに見ることもできるが、"試験管で生まれた命"への考え方、生命の軍事的利用の是非など興味深いテーマもあるのがよい(>>続きを読む
当時この映像を見たら衝撃的だったんだろうなと思いつつ、見せ場とそれ以外のシーンの落差を感じ、ストーリーはいまいち退屈だった。
サバイバルのスリリングさが欲しかった。