アモットさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

羊の木(2018年製作の映画)

3.0

サスペンスなのに最後ののろろ様の頭が落ちるシーンで台無し。
余計なシーンが多く目についてたぶん90分でも十分だったのではとも思う。

最初から不穏な雰囲気プンプンなんだけど、いかにもって演出が興ざめし
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レスラー(2008年製作の映画)

4.0

ミッキーローク、いい俳優だねぇ。
虚の中でしか生きて行けない男を悲哀たっぷりに演じている。

実の世界はと言うととても不器用。
好きな女にも娘にも拒否られて、でも自分のせい。

決して同情は出来ないけ
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.0

予告編にそそられて観たいと思って。

題材はとてもいいし、最後の、新谷くんのアイデアや母の真実に至るまでストーリーも抜群だと思う。

でもなぁ、
全ての演技がわざとらしいと言うか、自然さがなんにも誰に
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.0

原作のハードさをどう処理するのか、原作の岩男と安田顕がリンクせず最初は違和感を覚えながら観る。
でも映画では映画なりの岩男になっていて安田顕の力量を見た感じがする。
アイリーン役も母親役もハマってて良
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失踪(2009年製作の映画)

3.5

変態キチガイおやじが非常に胸糞悪い。
妹がなんとしても浮かばれない。
可愛いのに!
思ってた上を行くストーリーだったので色々と雑な演出などは忘れようw

冬の小鳥(2009年製作の映画)

4.5

とにかくキム・セロンの演技が圧巻。
表情で様々な感情を表すことができる数少ない俳優、しかも子供!
アジョシでも圧巻の演技を見せてくれたし、とても可愛いし!

圧巻中の圧巻は、ラストの空港でのシーン。
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.5

喜国雅彦の月光の囁きを思い出した。
内容は全然違うけど、これを無償の愛とか、一途な愛とかで美しく見せるのは僕には気持ち悪いとしか言えない。

時おり説明調なセリフだったり、阿部さんの演技が舞台上がり独
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彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

3.5

ありえねー 97%
ありえるかも 3%
ほんの少しでもあり得るから面白かった。

大きなテーマは希望。
大仰にテーマを掲げる大作よりもこういうコミカルな作品のほうが素直に心に響くよね。

色々と大げさ
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

これは同情すべき物語なんだろうか。
クソ悪ガキ共の無邪気とひとことでくくれないような行い、どんな状況でさえ前を向けない自堕落でクソな母親。
結末は当然のこと。

それでも最後のムーニーの行動、そして涙
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十年(2015年製作の映画)

3.0

これは憶測でしかないのだが、自由だった英国領時代から中国へ返還され、中国政府の下様々な抑圧が生まれた結果が2025年のディストピアを作るに至ったのでは。

では逆に問いたいのだが、ユートピアとはなんな
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罠 -少女の誘惑-(2015年製作の映画)

2.0

マドンソクの「罠」がずっとレンタル中だったのがようやく戻ってきた!
ジャケ写も確認してレコーダーにセット!


ちゃうやんけー!

絶対TSUTAYAに文句言う!


こっちの「罠」は
魔性の小娘w
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一級機密(2016年製作の映画)

4.5

とても見応えのある映画だった。

このような不正はそれこそ官民共に大小こそあれ横行はしていると思う。
それで物事がうまく行ってるのも事実なんだろう。
でもこれが人の生き死にに関わるとなれば話は全然別。
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おくりびと(2008年製作の映画)

4.5

たぶん3回目の鑑賞かな。

日本の独特の宗教観や死者に対する敬意、納棺師の所作の美しさが伝わる良い物語。

愛と人情が静かに穏やかに感動を与えてくれる。

黄泉がえる復讐(2015年製作の映画)

4.0

全体的に評価はかんばしくないっすが僕的には悪くなかったっすよ。

過剰とも思えるような家族愛と言うか親が子を思う愛。
宗教観とも相まって日本人には受け入れがたい部分が根底にあるのかも。

いや、やっぱ
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.5

豪華な顔ぶれがそれぞれの役を重厚に演じているのにまずは感動。
特に所長と看守さん!
やっぱ味がある俳優は違うなぁ。

物語、映画として観てもとても見応えがあるのに、これが事実なのだからなおさら胸に迫る
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あいつだ(2015年製作の映画)

3.0

なんか今ひとつシマリがないと言うか、ホラー&サスペンスて結局は合わないってことかしらん。

兄貴にしても直情型でもっと頭と警察を使えよって思うし、霊能オンナの役柄もちょっとピンと来なかった。

ってこ
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容疑者X 天才数学者のアリバイ(2012年製作の映画)

4.0

日本版も良かったがこちら韓国版もとても良かった。

丁寧に作られてる感じはいいんだけど、数学の先生の日常や生活がちょっと極端な印象も受けた。

やっぱり日本版と比べてしまいがちだけどどっちもとても良い
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ゼニガタ(2018年製作の映画)

1.1

陳腐で薄い。
随所で金にまつわる啓示的なことを言うがとても薄い。
登場人物もあまりにもいかにもな人ばかりで見続けるのが辛くなるほど。

久々にここまで薄っぺらな映画を観てしまった。

ローサは密告された(2016年製作の映画)

5.0

圧倒的な臨場感。
熱帯の暑さと腐った警察、その反対側にある家族愛と親族愛。

何度かフィリピンには行ったことがあって、怖いもの知らずの僕は平気でいわゆるスラムと言われる街中にもひとりで歩いて行っちゃう
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名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

4.0

なかなか見応えのある物語だった。
信じていいのか裏切りなのか観ているこっちも疑心暗鬼になってしまう上手なシナリオだったと思う。

人を信じるな、状況を信じろ。
ガツンときたねー。

殺人の輪廻(2015年製作の映画)

3.5

原作は東野圭吾か!?
ってなくらい手の込んだシナリオなんだけど残念なことに色々と分かりづらいんだよなぁ。

心理描写も分かりづらいし、何かと残念な作品と思う。もう一回誰かが作り直したらきっともっと違う
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ソ満国境 15歳の夏(2015年製作の映画)

1.0

申し訳ないがセリフや演技、演出は学芸会レベル。
映画としてみるべきものは何もない。
もっぱら教育向けなのだからしょうがないっちゃしょうがない。

壮絶な経験をした実話を題材にするならそれなりの覚悟をも
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ヨンガシ 変種増殖(2012年製作の映画)

3.5

パニックものにある王道を網羅しながら政治的なゼニの匂いを漂わせた物語。

家族愛を前面に押し出す作りならアメリカがお似合いな気がするし、なんか韓国的な香りが希薄な感じ。

そして終わり方がなんか分かん
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犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

またまたマドンソクのワンマンショー!
カッコいいったらありゃしない!

悪い警察vsホントに悪い奴らみたいな構図が多い中でこれは韓国映画の中でもスッキリなほう。
所々の笑いも良いスパイスで2時間たっぷ
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ベストセラー(2010年製作の映画)

3.5

ホラーテイストのサスペンス。
いや、サスペンステイストのホラーか。

なんか一本スジが通ってないと言うか、結局のところ主人公は何に掻き立てられたのかがアバウトな感じで終始してる印象。

最初から主人公
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

3.5

いろんな過去、そして啓示。
朦朧となりながらの一歩。
途中から結果が見えてしまったけど意外にも楽しめた。

全体的には散漫な印象。


変な邦題付けられなくて良かったね。

殺人者(2013年製作の映画)

3.0

マドンソクの独壇場。
鬼気と狂気。

とってつけたようなシナリオだし、76分という長さでは深みに欠けるのはしょうがないと思う。

冒頭からのナイフでザクザク刺す描写、そして何度かあるメシを食う描写。
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仁光の受難(2016年製作の映画)

3.0

いい意味でなかなかブッ飛んでる。
オトナの日本昔話って感じ。
おっぱいがたくさん出てくるが肝心なのはおっぱいではなく煩悩。
その煩悩と闘う修行僧の話かと思えばいやいや壮大なクライマックスへ!

おスス
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キムチを売る女(2005年製作の映画)

3.5

静寂で淡々。
美人なのかそうでないのか分からない女に群がる軽薄な男達。
妙に艶めかしいキス。
子供が描くブルー。
意味があるのかないのか分からない長回しのシーン。
ようやくラストで静寂を破る動。
悲劇
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.5

淡々とした進行から最後に深い感動が・・・
って、ごめんなさい、感動よりもいい意味で呆気に取られた感じ。

イーストウッドがとか、実話で当事者が諸々出ているとか、そんな前情報ナシで観たほうが良かったかも
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ヒューマン・ハンター(2017年製作の映画)

2.0

なんだこれ⁉︎
設定は良いと思うんだけど唐突な幕切れ。
なんだかいろんなモノを置き去りにしてと言うか、知らんぷりしながら進行してこの終わりはないんじゃないのぉ?

ニコラスさんももうちょい選んだら?
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私は絶対許さない(2018年製作の映画)

3.5

わたしは絶対許さない。
何を?誰を?何故?


レイプは絶対許してはいけない。
応報刑で男のケツの穴にすりこぎをぶち込む刑にすべき。

映画のテーマと言うより、原作があるのだから、行動全てに意味を問う
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ウィッカーマン(2006年製作の映画)

2.0

ジャケ借りにて失敗。

伏線回収がないから意味不明。
謎謎ナゾ!
ニコラスの熱血ぶりもなかなか伝わってこないし、島民に至っては不気味さだけでホントに意味がわからん。
しかもバッドエンドで後味悪し。
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焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

3.0

キムサンホさんが主演の日本映画という事で是非観たかった映画。
本当にこの方の持つ味は素晴らしい。
負けじとイジョンウンさんも素晴らしい。
真木さんも井上さんも良かった。
残念ながら大泉さんは少々浮いて
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消された女(2016年製作の映画)

3.0

なんだかチープなホラーテイストの映画だなぁと思って後半まで観てた。
そして一件落着、は〜こんなんじゃ2点くらいかね〜と感じてた矢先からのどんでん返し!

そりゃ使い古された感の強い設定じゃそう思うっし
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

4.0

まずは邦題。
原作のままでいーんでね?

それとキムユンソクさん!
哀愁と悲壮、目でモノを言わせたら右に出る人はほとんどいないんでね?
惚れるわー

もひとつ、大久保佳代子さんの若い時みたいな女優さん
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