がべさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

犬部!(2021年製作の映画)

3.7

獣医学部の実験犬がいたことも知らなかったし、動物愛護センターであんな処分のされ方だったのも知らなかった。犬、動物が大好きだという想いで、どんな形であれ、救い出そうとする気持ちに胸打たれた。そして保護さ>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

4.1

好きな人を自分のものにしたいという欲のもと、自己中心的で攻撃的な行動へと移す彼女の成れの果ては虚しい。今までも乏しい笑顔となんとなくの返事で上手くやってきて、でもたとえへの気持ちが溢れすぎて理性では抑>>続きを読む

草の響き(2021年製作の映画)

3.8

ひたすら走り続ける主人公の姿に爽快さを感じつつも、それに執着し続けなければ自分を保てない弱さなのだとも思う。自律神経症がこんなにも気分が激しく落ち込む症状があるなんて知らなかったなあ。
そして函館が舞
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.7

穏やかな時間の流れ方はピカイチな作品だったと思う。嫌な人が誰ひとりいない、こんなにも優しい言葉と表情が世の中に沢山溢れたらいいのに。
志田彩良ちゃんと鈴鹿央士くんのやりとりに、きゅんきゅんした気持ちや
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

すごい心動かされたんだけど、
いや早い段階で助けて欲しかったと思っちゃう…

弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

3.0

段々と暗くなっていく展開、エンドロールで遊川脚本と知って納得。
感動しそうな物語なのに、いつかの年3月の様子しか映さない設定の為、薄っぺらい印象に。そして30年間分の役を演じるのは無理しかない。

空白(2021年製作の映画)

3.8

勝手な決めつけ、自意識過剰、言葉の足りなさetc. 事故をきっかけにすべてが悪い方向に向かっていく。そうじゃなくて、ただ一番に向き合うべきことを見つめなおしたときはじめて、自分自身への許しもできるので>>続きを読む

モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

3.7

モロッコの文化はよく分からないけど、未婚の母というだけで後ろ指指されるなんて辛すぎる。どうしても強く生きていかなければいけない女性たちに複雑な気持ち(産まれてくる子どもを愛してあげて?とか、でも女性ひ>>続きを読む

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

物語自体に緩急があるはずなのに、さらさら〜っと流れて終わった感。喧嘩とかしてたけど、なんとなく解決してたしなあ。ご飯は美味しそう。

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.7

堀貝は自分の話はとっ散らかっちゃうって言ってるけど、ひとつひとつの言葉の力がとても強くて、それを言ってもらえるだけで救われる。行動したことで、救われた誰かがいる。彼女のまわりにいる、傷ついている仲間に>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

前回の内容を割と忘れていたので予習すれば良かったと反省しつつ、でも面白かった!
過激な描写がより刺激であったし、何より一人ひとりの人物が役として魅力的。鈴木亮平演じる上林怖すぎだし、彼の演技力や身体性
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.5

意外なラストまで含めて、黒木華様がミステリアスでかっこいい。でも不意に見える感情的な表情にまたやられる。
夫が漫画を読んでどんどん翻弄される姿はなんだか少しスッキリしてしまった。

クルエラ(2021年製作の映画)

3.8

モノトーンに赤のアクセントカラーが効いたおお洒落映画なのは勿論、101匹わんちゃんのお話をぼんやりとしか覚えてない私でもめちゃくちゃ楽しめました!
どうしてクルエラがヴィランになってしまったのかだけで
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

-

3時間という不安要素が嘘だったかのように体感時間はあっという間!無駄な場面が全然ない。
終始感じ続けていた作品の違和感が好きか嫌いか、そしてこの気持ちをどう言葉に纏めればいいか、数日経ってもわからない
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.6

クサい台詞まわしが気になったけれど、「映画に救われた」経験をしたことがある誰もがこの作品を好かざるをえない気持ちにさせられると思う。
大久保さん演じる恩師とのエピソードパートが堪らなく好き。自分がどう
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.0

久しぶりに映画で感動しました、さすが安定の韓国映画。
事件の目撃者と被告人の弁護士が心を通わせていく過程がとても好き。
主人公が言っていたように、私たちが自閉症に理解がないだけで、歩み寄ればその人が何
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

爽快な復讐劇だと思っていたから、あの展開は悲しい。辛い。事件に関わってた全ての人に怒りが沸き上がるのは当たり前だと思う、狂ってるなんて言わないで欲しい。当事者達は「あの頃はガキだった」とか「自分は関係>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

-

やっと終わった。自分は2週間弱かけて観ただけど、ファンは何年も何年も待ってたの凄い…。
もうずっとシンジくんにイライラしてたけど最後はやっぱりいいとこ持ってくよね。子供たちよく頑張ってたよ。
生き残っ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

意外と設定が難しく、?と思うところもありましたが、ひたすら楽しい世界観だったのでオールオッケー。
モブキャラもヒーローも関係なく、誰もが好きな生き方を選んでいい。暴力や犯罪がたくさんが起きるこのゲーム
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.0

物足りないと思っていたすずとリンのやりとりがさらに描かれていて嬉しかった。
前作を鑑賞してから3年ぶり。戦争の真っ只中を描いているのにゆったりとした日常を描いているのが新鮮だった印象があったけど、今回
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.6

最初30分くらいどこの世界線か分からず進んでいくので頭がはてなでいっぱいに。それに寂しい。
綾波が今回で何者か理解できて良かった。
シンジくん面倒くさいな。混乱する気持ちはわかるけど、みんなやるなって
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恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜(2020年製作の映画)

3.5

ポップで楽しい台湾映画だと思ってたら違った、怖い、トラウマになりそう…
前半は男性の目線でコメディチックに見える一方、彼が潔癖症が突如治った後半から女性の目線で語られる。ラストスパートは何だか凄いこと
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.8

繊細で強烈で苦しい。興味本位で身体を重ね続ける危なっかしさや合間の中学生らしいやりとりのギャップを感じた前半も良かったけど、後半で心に闇を抱えた磯部を知り、もっと近寄ろうとする小梅が愛おしすぎた。
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.0

青春って何?をテーマにするとはなんて大人な内容なの!ラストスパート沁みました…。
好きなことを頑張る人は素敵。そしてみんながエリートにならなくてもいいんだよって励ましてくれる優しい作品。
しんちゃん映
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.0

あの甘くてとろけるような最高な時を過ごせた分、彼がこの世からいなくなってしまう前にあった絶望も、そして彼の死も、何もかも受け入れられない。悲しみと怒りが溢れ歯止めが効かない。
これからも夏が来るたび、
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.8

ついていけるかな…?って思っていた序より楽しめました!今回はシンジくんのクヨクヨした場面が少なかったからかな?アスカとかマリとかキャラクターも増えてコミカルなシーンも多かったし!アスカがいる使徒?を制>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

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思っていたより難しくなくて安心。
でも始まって間もなく戦いだすし、戦いまくるし、シンジくんイライラするし。本当にまだやっと掴みを理解した感じなので、続きも様子見で。
シンジくんの目がギラってしたときと
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.7

1人を7人で共有するってどんな感じだろう。でも遠くも行けないし、夜更かしできないし、話を合わせないといけないし。自分に何か起こっているかもわからない不気味さも恐ろしく思う。
だからこそ彼(ら)が出した
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.6

気持ち悪いアングルが沢山あって、出てくる男たちにひぇーって叫びたくなる気持ちが増し増し。
作品に出てくる90年代の女子高生たちの危うさにヒヤヒヤ。なんかでもあの時代の景色って自分にとって新鮮で、エモさ
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.6

終始ベトナムの夏のじめっぽさを感じた。そして不穏な音楽とどんな展開になっていくのかが読めず緊張。
使用人として働くムイの少女から大人になる姿に違う魅力があって、そんなところも含めてどきどきした。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.6

彼がどこから来たかとか、高校演劇のような台詞が多いところとか違和感があまりにもさらっと受け入れられ流れていくため、少々ついていけなかった。
主人公3人が映像研の3人みたいに魅力的で、可愛くて、好きなも
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.0

移民のテーマに興味があり鑑賞したけど、そうだ私感情の起伏がわかりづらいミュージカル映画苦手だったことを思い出しました(沢山の音ハメ演出は痺れた)。そして一個一個の場面が長い。
ただ自分が楽しく日々を過
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.8

一緒にいるのが当たり前、でも憎みあったり傷つけあったりもする。何年も経ちすれ違いの生き方でも、それぞれには必ず互いの存在がいて。
ネット小説には書かれていない、2人だけしか知らない真実の物語。それは苦
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.6

ホラーサスペンスな場面は怖くて目を細めて耳を塞ぎ気味で鑑賞していましたが、意外と慣れて楽しむことができました。
なぜ?と思う抽象的な描き方は、間に挟まれる真実を観た時、そういうことなのか〜と納得。
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.8

夏を感じたくてひっさしぶりに観たらこんなにスピード感のある話だったんだなと感じました。奥華子の歌も含めて、自分にとってラスト20分がこの作品の醍醐味ですね。きゅん。🥺

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.7

パステルだったりビビットな色彩たち、魅力的なのにコンプレックスを気にしてマスクをしたりヘッドホンで耳を塞いだりしているところ、2人の声や喋り方、キュンとする俳句とその恋模様、すべてが可愛いの!スマイル>>続きを読む