ねまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

Sirケネス・ブラナー、アカデミー賞脚本賞おめでとうございます。
作品賞、主演男優賞、助演男優賞、短編映画賞、監督賞、脚色賞、脚本賞。個人でのアカデミー賞7部門ノミネートは史上最多。
初めての受賞も嬉
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

結局ミステリーと言うものは、
金か愛かが怨恨だ。
金の方が単純で、愛の方が厄介である。
物質として目には見えず、だからこそ盲目になる。
自分の生活とはかけ離れた殺人事件を、
起こりうると思わせられるの
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

どんどん歳を取るビーチ。
時間が失われて行くことへの恐怖と、
ホラーなんてすごい組み合わせを見つけたものだ、
M・ナイト・シャマラン。

恐ろしい怪物が襲ってきて命を奪われそうになるのも怖いけど、
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.7

Now You See Me2🥰
1作目を再鑑賞したので、続編GO!!

アイラ・フィッシャー、メラニー・ロランの離脱は寂しいけれど、
その他の豪華キャストがそのまままた集まったことがむしろ凄い。
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.7

絶対に観たのに、全然記憶にない、、、
どこで、誰と観たかは覚えてるのに。
映画鑑賞はここ10年くらい1番大事な趣味だけど、これを配信で観た大学2.3年生の頃は、人生の中心は大学とサークルとその仲間たち
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DEAN/ディーン(2001年製作の映画)

3.7

James Deanの有名な作品を観ていないので、
どこまで似ているのかは正直分からない。
Youtubeで少し観た程度。

その程度でも、「怖いっ!!」と思った。
顔つきがそのままだった。たったあの
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アラビアの女王 愛と宿命の日々(2014年製作の映画)

3.3

T.E.ローレンスって、『アラビアのロレンス』か!
ちなみにT.E.ローレンスを演じているのは、ロバート・パティンソン。

女性版アラビアのロレンスが、この映画の主人公。
オスマン帝国が崩壊する頃、国
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ザ・インタビュー(原題)(2014年製作の映画)

3.6

アメリカの人気トーク番組の司会者デイブ・スカイラーは、番組プロデューサーのアーロンと、金正恩にインタビューをするため、北朝鮮へ。
そんな中、CIAに依頼されたのは金正恩暗殺。
2人の行方は、、、という
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.8

#justiceforHan
を掲げている一員なので、
今回その正義が成されて良かったです。

ファンの意見に左右され過ぎるのも、
創作性のある作品としてどうなのか、作品は監督のものだ!と思わないでも
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告発のとき(2007年製作の映画)

3.5

国旗を掲げる時は上下を逆にしてはならない。
上下が逆の国旗はこの国はもうダメだ、という救難のサインだ。

軍で働き引退した男。2人の息子の1人は空軍に入って亡くなり、2人目はイラクに行き戻ってきた後消
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トリスタンとイゾルデ(2006年製作の映画)

3.6

ロミオとジュリエットの元になった物語。
イギリスとアイルランド、王と次官、、、
結ばれない恋の物語。

ラブストーリーというよりは、
序盤は歴史物の要素が強く、ライトなゲームオブスローンズ。

映画自
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ミルク(2008年製作の映画)

4.0

たとえたった1人でも人間としての権利を奪われる者がいたら、やがて皆が権利を失うんだ!

ゲイにとってのキング牧師、ハーヴェイ・ミルクを描いた教科書のような映画。
というかLGBTQだけでなく、全てのマ
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バレエ・カンパニー(2003年製作の映画)

3.5

バレエという芸術の美しさを徹底的に描いた
ロバート・アルトマン映画。

小学校の頃、友達の発表会とか観に行ったことあったけど、それ以上に触れたことはなかったバレエ。
オペラやバレエといった芸術はどうも
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ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

4.5

誰だよ、この映画作ったやつ、出てこいよ、あんた天才だよ。本当いま幸せ。
こんなに楽しんだ"コメディ"映画初めてかも。
この作品は時々ある嬉しいやつ「ここ最近観た中で一番良かった」な作品。

『The
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オズ はじまりの戦い(2013年製作の映画)

3.7

オープニングシーンが可愛すぎる大賞。
サム・ライミってこんな可愛い演出や、御伽噺も撮れるんだね。
映画も一種のトリックだから、自分とオズは似ていると語るサム・ライミの人柄が滲む。
ディズニー +ではな
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.3

1.バスターのバラード
歌うたいのガンマンの話。
カメラに向かって話す冒頭で1本の作品としての掴みとしてワクワクする。
この話どうなるの?どこへいくの?
1本20分弱だろうか、掴みがあって、興味深いシ
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127時間(2010年製作の映画)

4.2

127時間、岩の隙間に挟まった男の話で2時間持たせられるダニー・ボイルとジェームズ・フランコがあまりに天才。
こんなテーマ天才たちでないと挑めない。挑戦という賭けに大勝利している。

ダニー・ボイルの
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

2022年1月に、2022年1番好きな作品に出会ってしまった。

『シング・ストリート』
『リトル・ダンサー』
がマイベスト10に入るほど好きな私は、この作品を好きにならざるを得ない。
愛してる映画。
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

4.3

親愛なる隣人、スパイダーマン。
2作目はヒーローであることと自己犠牲の話だったけど、今回のテーマは過信と許しかな。

1作目、2作目のピーター・パーカーから、調子乗ってしまった。
人気、力、MJとの関
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.3

オープニングで1作目を振り返る演出がまず好き。
1作目の印象的なシーンが、イラスト調で仕上げられ、言葉ではなく感情として場面を思い出す。

ジェームズ・フランコがめちゃくちゃ良いので、全瞬間彼のシーン
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.0

スパイダーマンNWHの予習にと見始めたけど、本当に観ておいて良かった。
サムライミ版が一番好きという人の気持ちが分かる。
ヒーローの価値観や、伝えたいことが明確で、今観ても古くならない傑作。

トビー
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.2

全てのスパイダーマンと、スパイダーマンファンのための最強ファンムービー。
誰もそこまで与えてくれと願っていなかっただろう。
「想像しろ、超えてやる」
フライヤーの裏に書かれたそのフレーズの通り、夢みた
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

ネットの世界で専門家って大変だよなって思う。
「だーかーらー、こんな大変な状況が迫ってるって言ってるでしょ!なんで分からないんだよー!!!!」
ってなる気持ちが分かる。

真実や脅威すら娯楽に書き換え
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愛すべき夫妻の秘密(2021年製作の映画)

3.7

ニコール・キッドマン
×
バビエル・バルデム
×
アーロン・ソーキン

すでにそれぞれ完成された組み合わせなのに、
全員が新しいという不思議。

シットコムの主演女優と、相手役兼夫の話。
実際の話のど
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.7

ジェイソン・ステイサムをかっこよく描く気しかありません!
と堂々宣言していらっしゃる感じがして、むしろ潔い。

スコット・イーストウッドの撮り方への拘りと、エディ・マーサンへの愛は感じたけどね。

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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.3

マシュー・ヴォーンと趣味が合って良かったなと心から思った本作。
2019年末に公開予定だった頃から、2019年、2020年、2021年と、毎年「今年1番楽しみな映画!」と思ってきた作品。
待ちすぎて上
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.0

今、『マトリックス』を作るなら、何を描くか。
20年前、20世紀の終わりを締める映画というものが次の章に変わった象徴とも言えるこの作品。
もしもこの世界が機械によって作られたものだったら?というテーマ
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.4

ライアン・レイノルズ、ドウェイン・ジョンソン、ガル・ガドット。
この3人の並びで、間違いない。

想像通りに面白かった。
それ以上では無かったけど、こう言う映画もあっていいよね。ど派手で、豪華で、コメ
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.9

お子ちゃまな私には難しいかな?と思ったけど、非常に力強い映像と構図に引き込まれた。
これが評価される映画だ、と圧倒された。すごい。なるほど。

今年の賞レースの最有力を独走している本作。
私はもう一つ
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ロンドン・ロード ある殺人に関する証言(2015年製作の映画)

3.2

実際に起きた殺人事件をミュージカルに仕立てている本作。
その設定だけでも驚きなのに、もっと驚きなのはサスペンス×ミュージカルという強い題材同士がお互いを打ち消しあっていること。

サスペンスなのに犯人
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.8

ジャジャーン!!
俺たちの映画、楽しいだろ!!
って予告にもあるヴェノムのはちゃめちゃクッキングを90分観させられている感じ。

分かったよ、楽しいよ!!
全瞬間、最高に楽しいエンターテイメントムービ
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.9

アメリカの天才といえば、
「リン・マヌエル・ミランダ」ですよ。
天才って言葉をよく使ってしまうけど、この人には天才って表現じゃ勿体ないのかもね。

演じても、歌を作っても、舞台を作っても、
どれか一つ
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RENT/レント(2005年製作の映画)

3.7

"five hundred twenty five thousand six hundred mitutes
how do you measure a year"

52万5600分。
1年間の分の数
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.8

過去の過ちを正さなければ、未来は開かれない。

ディズニーアニメーションって舐めちゃいけないよな、ほんと良いこと言う。
アナ雪もあまりに流行りすぎて、天邪鬼は乗れなかったけど、歌も、そして物語もこんな
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

藤井道人監督印×今村圭佑カメラマン印
というゴールデンコンビ。
『アバランチ』でも、テレビでこのコンビを観られるなんてどれだけ幸せなことか。

光の陰陽を使った映像が本当に美しい。
影が濃く出る作品だ
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うちの執事が言うことには(2019年製作の映画)

3.3

永瀬廉くんはこういうアイドル映画の主人公よりも、嫉妬や憎悪の絡んだ上質なサスペンスとかのが上手い気がする。後ろに悲しみを抱えたような憂いのある表情をするから。
朝ドラでの演技も高評価なようで、これから
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