Bmさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ゴーストシップ(2002年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

気持ちのいい殺戮シーンがたまらない。
タイトルはゴーストだったので幽霊ホラーかと思っていたら実際は悪魔…というところでのめり込んでいた気持ちが微妙戻ってしまったのが残念。

お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ダメそうに見えて実は有能なリリー・フランキーがすべて丸くおさめるだけ。

累 かさね(2018年製作の映画)

4.0

試写会にて。

主演二人の入れ替わりだけにとどまらずその状態での精神面での変化も演じ分ける技量に痺れる。また、劇中劇のダンスはさすがの一言。
ストーリーの再構築は上手いと感じた。子供時代を大幅に省いた
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シネマ歌舞伎 め組の喧嘩(2017年製作の映画)

3.5

世話物に多いくどくどと説教する場面では眠くなってしまうことがあるので、カメラワークで惹きつけられるシネマ歌舞伎は有り難いです。
ストーリーは単純明快で分かりやすく、裾をまくったり煙管を扱ったりする仕種
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東京無国籍少女(2015年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

延々続くラノベのテンプレ学園もののような安っぽいシーンに露骨な伏線はってます感。
前半の静と後半の動を演出するたかもしれないが、もうすこしなんとかならなかったのか。伏線も大した情報量がないため、ラスト
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96時間(2008年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

娘からも元妻からもちょっとぞんざいに扱われるがべらぼうに強い主人公が誘拐された娘を助け出すアクション無双。
娘が誘拐されたのは自業自得だし同行していた友人は死亡しているし、アクションの爽快さが損なわれ
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美女と野獣(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「外見にとらわれてはいけない」という寓話だと思っていたのでタイトルにある美女とは「心が美しい女性」だとばかり。普通に見た目が美人だったとは…

映像は美しいものの、2時間オーバーするほど内容が詰まった
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.2

「残酷な弓を射る」が比喩ではない驚き。邦題かっこいいと思っていたけど、観終わってからちょっとダサいと感じてしまった。

育児中の夫の無責任な言動への苛立ちや反応が薄い子供に障害があるのではと心配になる
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ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

2.6

実話ベースだからか映像は全体的に地味。
とはいえそれなりに派手な悪魔祓いをするので、最後にテロップで「この二人マイケルとルーカスはこの後うんぬん」と急にノンフィクションを入れてきたのに違和感。

エク
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銀魂(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

原作者の言っていた『豪華なコスプレ大会』程度を期待していたが予想より楽しめた。
ほぼ銀魂なので、原作未読で福田作品を期待して観に行く人はがっかりすると思う。

ドンキの被り物みたいな雑な天人やどこかセ
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帝一の國(2017年製作の映画)

4.5

予想以上に原作に寄せて作られていて、原作では番外編のピアノのくだりを重要なシーンとして持って来たりとオリジナル展開や演出も上手く挟んでいる。
特に、後半で一般受けする青臭い青春路線に変更したのか…とが
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忍びの国(2017年製作の映画)

2.6

原作未読だが、のぼうの次の作品ということもあり、能ある鷹は爪を隠す系主人公にイラッとするヒロインという予想のつくキャラクター。
無門だけやたらと現代的なゆるい演技で、ちょっと浮いてしまっているような。
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

3.11やそれに類する大事故・大災害に思い入れがなくても、身近な人を亡くしたことがある人には必ずなにか響くものがある。
「8分間」を引き伸ばすために傍目には無意味な行動をしたことがある人は少なくないは
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.1

貧困の連鎖から抜け出せない人達が生きている底辺で見つける光。

どのキャストも好演、特に菅田将暉。
原作が古いからか現実離れしているように感じる部分もあるが、片田舎ならでは閉塞感・雇用・暴力は現代の問
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

2.5

生々しいエロスとバイオレンスが見どころ。中盤のストーリーは若干だれ気味に感じる。
ラストのストップモーションはちょっと謎。

I’M FLASH!(2012年製作の映画)

3.5

映像と音楽の使い方が好み。個人的には好きな雰囲気映画。
しかし、度が過ぎるよそ見運転や心臓を撃たれても死ななかったりというところが気になってなんとなく入り込めず。

愛の渦(2013年製作の映画)

2.2

最初は全員よそよそしく、フランクに会話できるようになり、陰口を言い合いそれをぶちまけ、朝日を浴びて我に返り日常へと帰っていく。
一連の流れは観ていて面白いのだが、いかんせん長すぎる。

ラストでドラマ
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.8

この見目麗しい男女が「職業は銀行強盗」と名乗るのがあまりにも最高。

軽妙な音楽にレトロな車とファッションで銀行強盗シーンもなんとなくオシャレ。

ラストシーンでは抱き合うどころか手を取り合う暇もなく
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ゲキ×シネ「髑髏城の七人」(2012年製作の映画)

4.5

捨之介と天魔王を二役にするのは面白さが半減するかと思っていたが、観てみたら全然アリ。
森山未來の身のこなし、天魔王としての狂気の表現が素晴らしい。小池栄子のきっぷの良い女主人っぷりも素敵。
配役に劇団
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

売れない女優と売れないミュージシャン。似た境遇の二人なのにすれ違う。

まとまった世界観と色彩が観ていて心地いい。
ハッピーな人生を送った人にはカラフルなラブストーリーだろうが、挫折を味わったことがあ
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ゲキ×シネ「SHIROH」(2005年製作の映画)

5.0

島原天草の一揆を題材としたミュージカル。
どうしようもなく破滅に向かう民衆と二人のシロウ。

ジーザスクライストスーパースターを彷彿とさせる始まりのシーンから引き込まれる。
個人的にはギャグシーンが少
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ミッドナイト・ミート・トレイン(2008年製作の映画)

3.0

ハンマーでグシャー目玉ポーン生首ゴローン血がブシャーといういっそ爽快なグロ描写。映像としても、被害者目線で首が転がって自分の身体が見えたり、逆さづりになって吐いた血に自分の顔が映ったりと観ていて楽しめ>>続きを読む

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

1.5

ハラキリにはじまり、雑然とした街並み、新幹線、ハイテク医療…ととにかく日本のイメージを集めた印象。風情のない屏風とか意味のない甲冑には笑ったが、この手の日本のイメージとしては個人的にはわりと正確なほう>>続きを読む

明烏 あけがらす(2015年製作の映画)

2.6

緩い笑いと繰り返しのだらだら感。

元ネタは落語「芝浜」なのに、わざわざタイトルを「明烏」から持ってくる意味が分からない。そのせいもあってオチも弱く感じる。もうひとひねり欲しかった。

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

2.0

屋内だけでストーリーが進行する前作とは違い街中が舞台。
富裕層も貧困層もそれぞれの意思で稼ごうとしたり楽しもうとしたり復讐しようとしたり。

前作同様に自己中心的な登場人物にイラッとさせられることがあ
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.1

可愛いペットから悪魔が生まれ、最悪のクリスマスが始まる。

グレムリンを見事な手際で次々と退治するママンが強すぎて爽快。
ひどい悪戯をするグレムリンたちが人間の真似をして煙草を吸ったり『白雪姫』を観た
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フッテージ(2012年製作の映画)

2.7

落ち目の作家が一発逆転を狙ってかつて事件が起こった家へと引っ越してくる。屋根裏から発見した8mmフィルムには衝撃の映像が映っており…。

序盤の首つりシーンが盛り上がりのピーク。部屋の電気をつけないま
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

生まれも育ちも性格も真逆な車いす生活をする富豪と介護者として雇われた黒人青年の2人が出会い、打ち解けて最高の友人になるまで。

ヒューマンドラマ系の作品はお涙ちょうだいの演出やセリフがにうんざりしてい
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インベージョン(2007年製作の映画)

2.2

SFホラーと思って観たら社会風刺だった。

「自我を捨てれば暴力のない平和な世界になる」と主張する侵略者に「自分は自分でなくなるなら、そんな平和に価値は見いだせない」と抵抗する主人公。そして侵略者を撃
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二重生活(2016年製作の映画)

2.0

哲学科の大学院生が論文のために、面識のない人の尾行を始め、徐々にのめり込んで自分の生活にも影響を及ぼしていく。

主人公の尾行への動機が薄く、中盤で語られる自分の過去と絡めた理由づけも唐突な感じでもや
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.7

佐々木蔵之介さんと國村隼さんの舞台を観てから興味を持ち映画も鑑賞。

「希望なんていらない」と言っていたレッドがアンディの希望の言葉に導かれ、青い海のそばで抱擁するラストシーンは本当に美しい。

エクスペリメント(2010年製作の映画)

1.8

予想よりはやく看守側が豹変してしまって拍子抜け。
対価があることを踏まえて、看守役・囚人役双方での極限状況を描いてほしかった。

シネマ歌舞伎 東海道中膝栗毛 やじきた(2017年製作の映画)

3.6

伊勢参りのはずがラスベガスヘ!

喜劇らしく野々村議員号泣や舛添都知事の不祥事、文春など時事ネタが満載。「志村うしろ、志村うしろ!」が面白すぎる。
阿弖流為や獅子王などについても触れられていて、メタ発
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シネマ歌舞伎 らくだ(2008年製作の映画)

3.8

喜劇のらくだに古典の連獅子という組み合わせ。
ドリフのコントのようならくだ、アドリブっぽいシーンで演者が楽しそうなのが和む。

百円の恋(2014年製作の映画)

5.0

だらしなく不潔だった一子が凛々しく前を見つめるようになるまで。

前半のクズ人間ばかりのどうしようもない空気があったからこそ、後半の一転してボクシングにのめり込んでいく一子が輝いて見える。しかしストイ
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

2.4

正統派ジャパニーズホラーだが、恨みつらみ系ではないので恐怖感はそんなに。

顔が絶対に見えなかった美津子の顔が初めて見えるシーン、事情が分かってからだと怖さよりも哀れさを感じる。
エレベーターから水が
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