みねともさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

みねとも

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チェコ・スワン(2015年製作の映画)

3.8

上映時間53分と短いが、十分楽しめた。
主人公のおばちゃんダンスチームの面々は、
とにかくよく笑う。
セカンドライフの楽しみ方なんて、雑誌のタイトルにありそうだか、おばちゃんたちは、まさにお手本。
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.9

主人公キャリー・ピルビーを見ていて自分の20歳のころを思い出した。
大人になりたいけど、なりたくないし、
ならなきゃいけないのわかってるけど、どーしたらいいのか分からない。
それでいいんだよね。
1日
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華氏 119(2018年製作の映画)

3.8

忘れもしない2016年11月9日、ネットニュースを見て衝撃を受けた。
トランプ氏、アメリカ大統領に決定!
………
「は?えー!ヒラリー何してんの?……アメリカ人だいじょうぶ???」

だいじょうぶじゃ
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運命は踊る(2017年製作の映画)

4.1

この映画には、ストーリーテラーがいない。
その代わり、カメラの構図やインテリア、音楽、絵画やアニメなど
さまざまな手法で饒舌に物語を語っていく。
サミュエル・マオズ監督、天才かもしれない。

ミハエル
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.6

いやぁ怖かった……
「わっ!」的な脅かしにはめっぽう弱い人は要注意!
「アナベル~死霊人形の誕生」でアナベルの顔にハマり、
気軽に観に行ってしまった……侮ってた。
映画館は、音もいいし、臨場感煽りまく
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ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)

3.8

この話は実話ベースだから説得力がある。
しかも、モデルの夫婦の息子であるジョナサン・カヴェンデイッシュが製作しているのだから、文句がつけられない。

実話だからこそ、ダイレクトに伝わってくメッセージを
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西北西(2015年製作の映画)

4.0

サヘル・ローズと青いインコのシーンが、美しく癒された。
東京に暮らす三人の女性の物語。
マイノリティでなくても生きづらい国、日本。
良いところもあるが、悪いところも把握してこそ本質を理解できる。
最近
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

世の中には、他人の幸せを異常なほど妬む人がいる。
人の不幸を望む人たちの邪な執着心というのは、ときに一人の人間の人生を台無しにすることがあるのだ。

1970年代、ゲイのカップル。ダウン症のぽっちゃり
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.8

御年88才になるクリント・イーストウッド監督の映画。1本たりとも見逃してはならないと公開日に観に行った。

実話ベースの物語とは知っていたが、本人たちが主演とは知らず、
映画を観た後、とにかく驚いた。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

観なきゃ良かったと後悔しトラウマとなった映画「パンズラビリンス」の監督ギレルモ・デル・トロの映画という事で、かなり身構えて鑑賞した。

美男美女が登場しない、こだわりのキャスティングも挑戦的で面白い。
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.0

今が旬のエル・ファニングがLGBTに挑戦。
どんな役を演じても、純粋さを感じるさせる特殊能力をお持ちの女優だ。

意外なことに、本作の主人公は、エルの母親役ナオミ・ワッツだった。
ちょっと肩透かしだか
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

本物のバーナム氏は、ヒュー・ジャックマンのような人格者かどうかは分からない。
けれどもある種のショーを成功させた事は確か。

そう考えるとこれは、this is me
という曲を観るための映画だ。
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.0

アグニシュカ・シュモチンスカ監督、お友だちになって下さい!

というくらい大好きなテイスト。

監督は、日本を代表する双子の姉妹、金さん銀さんをご存知なのだろうか?
個人的にだか、シルバーの子が、金さ
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

虐げられた女、信念を貫く老女、バネッサ・レッドグレイブ。
どれをとっても完璧に好きな映画。

切なく悲しいストーリーで、胸が張り裂けそう。
神の名のもとに行われる横暴。
めだつものは、消される世の中。
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

2017年のカンヌ映画祭以来、公開を楽しみ待っていた作品。
ソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」もそうだったが、予告編が完璧すぎて予告編以上でも以下でもない映画だった。惜しいなぁ。

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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

脚本力と役者3人の演技力に圧倒された。
シリアスなテーマなのに、ふざけてんのか何なのか、なぜか笑える。
色んな意味で意外性に満ちた映画。
今までの映画にはないタイプの、どんでん返しが待ち受けている。
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

4.3

リンチ監督作ではないが、リンチ映画ならではの、催眠術にかけられた様な眠気に耐えて見た。
素晴らしい!
創作を志す者は観るべきだ。
何かを創り出すという欲求は、心の底から湧いてでてくるものなんだ。

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.0

うーん
惜しかった。
途中でオチが分かってしまった。
分かってからは、驚くとこもなく意外性もなかった。ルイ君のイラツとくるドヤ顏に3点。
ただラストシーンは涙が出た。

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.7

5パーセントしか視力がない青年サリヤ(コスティア・ウィルマン)が、ホテルマンになる夢を成し遂げようと努力する姿を描く。

マルク・ローテムント監督の演出は、驚嘆すべき実話を愉快に演出。
コンパクトにう
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

英国紳士のキングスマンのアメリカ版が、カウボーイっぽいステイツマンというのが面白かった。
ウィスキー、テキーラという単純なエージェントネームもアメリカっぽくて笑える。
前作同様、パンクなノリの戦闘シー
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ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

3.8

アルツハイマーの夫と末期がんの妻が、キャンピングカーで旅に出る。ドナルド・サザーランドとヘレン・ミレンが夫婦役というだけで観に行きたくなった。しかも、一般人の老夫婦役なんて贅沢じゃないか。
二人ともや
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