冬の亡霊さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

冬の亡霊

冬の亡霊

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福耳(2003年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どんなに年老いても誰かを好きになる気持ちがある。年老いるということは長い時間の中でたくさん泣いてきた数だけ綺麗になること。
未来が見えなくても、それを信じる勇気があれば変われるかもしれない、という本当
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バベル(2006年製作の映画)

2.8

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「妻を撃たれたブラピが喚き散らしてる→これだからアメ公は」的な意見を否定するわけでもないが、妻が撃たれて大人しく待って諦める方がおかしいと思う。海外旅行先という非日常なら尚更。真っ当なこと言うなら暴力>>続きを読む

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.7

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ディズニー映画の吹替版が苦手だが、ゴーテルの「ラプンツェ〜ル 髪の毛おろォ〜してェ〜」の為に毎回吹替版で観てしまう。
フライパン最強説とかフリン・ライダーのドヤ顔が好き。

闇の中の光の表現が綺麗。

座頭市(2003年製作の映画)

3.6

タップダンスに込められたエンターテインメント性に、新しい作品を上手く仕上げるセンスが光る。

公開当時は大学生だったが、アホだったので映画館から帰る時友達と居合いの真似事をしていた思い出。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(1997年製作の映画)

2.8

もう何年前か忘れたが、総集編という情報だけで初めて観たエヴァがこれだった。案の定よく分からなかった。

TVアニメ全編観た後に改めて観て良かったのは、魂のルフランが名曲なところ。他にも良いとこはあるが
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.1

誤解を覚悟で言うと、メロンソーダと赤ワインを交互に飲みフレッシュにぶちまけた濁った色の吐瀉物を手で受け止めそのまま壁に叩きつけてこれが僕のアート作品ですと言われたような気分。

誰かがやってたかもしれ
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メガ・パイソンVSギガント・ゲイター(2011年製作の映画)

2.1

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巨大化ヘビvs巨大化ワニの対決系パニック映画。対決系と言ったが最終的には人間vsヘビ+ワニの共闘である。

ヘビ好き女とワニ好き女のどちらも異常な偏執狂なので、全く共感できない。酒でも飲まないと、まと
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新アリゲーター 新種襲来(2013年製作の映画)

2.6

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ワニ系パニック映画だが、噛まれた人間もワニになるという荒唐無稽さ。川に密造酒流してワニだけ突然変異する謎。
ツッコミどころは多くて飽きない。
一番印象的だったのは助けてくれたワニに金歯があって親父だと
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

4.0

昔のSF映画が好きなのはリアリティ求めずに済むから。
今でも火星のイメージはこの映画。
リメイク版は観てない。

プロジェクト・グリズリー(1996年製作の映画)

2.4

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グリズリー(熊)に襲われ奇跡的に生き延びた男が対熊用防護スーツを造り上げるドキュメンタリー映画。
開発には7年間、150万ドルが費やされたと聞くと本気(おバカ)加減が伝わると思う。

別に笑いを取ろう
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デンデラ(2011年製作の映画)

3.8

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姥捨山という有名なエピソードの追想譚として、棄てられたババア達がババアコミュニティ「デンデラ」を作り生き延びているという設定が面白い。

ジジイは助けず見殺しにする非情のアマゾネス設定は効果的にコミュ
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

1.5

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予告が面白そうだったので期待して観たが、ストーリーは兎も角、久し振りにひどい映画観たなと思った。臨場感の演出だとしてもカメラワークがブレ過ぎでクソ。

似たような殺し合いなら「監獄島」観た方が楽しい。
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ハンナ(2011年製作の映画)

2.5

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アクション自体はそんな期待してなかったから別にいいし途中の自分探しロードムービーも許せるが、変な場所に迷い込んだ尻すぼみなラストは残念。
映像は綺麗で音楽も良いので、ラストもうちょっとなんとかしてほし
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卓球温泉(1998年製作の映画)

3.4

窪塚洋介が出てるけど「ピンポン」とは見てるベクトルが違う卓球。

ラリーを続ける為の卓球だから、相手が返せる球を返さなくちゃいけない。時々変な球を打っても相手が拾ってくれるととても嬉しい。

会話もラ
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ロング・キス・グッドナイト(1996年製作の映画)

4.0

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記憶喪失の奥様は…実は凄腕工作員(CIAの殺し屋)だったのです!

展開が割りと読めてしまう分かりやすいアクション映画だが、ベタなのは悪くない。爽快感があるハッピーエンド。

「起きなさい 死んでない
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藁の楯(2013年製作の映画)

2.9

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教訓:油断すると死ぬ

懸賞金に目が眩んだ人達に殺されてしまうよりは自首して警察に保護してもらおうという考えが殺人犯という前提を抜きにしても反吐がでるほどのクズだが、藤原竜也の演技が本当に最低のクズで
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真木栗ノ穴(2007年製作の映画)

3.2

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ノスタルジーの象徴の如き安普請な下宿には、何となく文学的なにおいがする。原稿用紙に万年筆で書く小説家なんて絶滅危惧種だと思うが。

西島秀俊演じる主人公の小説家が、崩れた壁の穴から隣室の若い女性を床に
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アドレナリン(2006年製作の映画)

2.7

興奮してアドレナリン上げないと死ぬので走ってみたり色々するけど、チャイナタウンの人混みで青姦始めるのがアホ過ぎて最高。
とんでもなく下品なので家族や彼女と観るのはお控え下さい。
主演のジェイソン・ステ
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卒業白書(1983年製作の映画)

3.6

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音楽が時代を感じさせて最高にクール。
へたれ童貞マインド全開の金持ちのボンボン。旅行に出掛ける両親。もう、やることは…分かるだろ?的なセックス・コメディを期待させる前半に対し、童貞捨てた後が本番。悪女
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アザーズ(2001年製作の映画)

3.2

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内容忘れてて数年前にも観た筈なのにオチで驚いたので自分の記憶力に少し自信が無くなった(笑)。

家政婦一家が死んでる辺りまでは気付けたが、主人公だけでなく子ども達も実は死んでたとか衝撃的。
主人公実は
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招かれざる客(1967年製作の映画)

4.0

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人種差別は良くない。今でこそ、それが理解されているが、自分の娘や息子が肌の色の違う結婚相手を連れて来たらそれなりに悩む人は少なくないと思う。

昔の映画ながら今観ても色々考えさせられるのは、人種に優劣
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.8

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公開当時、巨大ロボが巨大怪獣と戦う映画だという情報のみで映画館に観に行ったが、誤解を恐れずに言えば「特撮の皮をかぶったプロレス映画」だ。

特撮好きの男のロマンが胸焼けするほど特盛なのでロマンチストは
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クラーケンフィールド HAKAISHIN(2006年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

巨大なイカのモンスターパニック映画。
主人公は両親をクラーケンに殺され水棲生物写真家になり、ずっと執念深く追いかけているようですが両親を殺したイカと同じイカって判らないんじゃないか。イカだけに。
すさ
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パラノイドパーク(2007年製作の映画)

4.0

意図せず犯した罪を誰にも告げられない心細さと恐怖。暗くてディープな内容ながら観終えると不思議なカタルシスがあった。
主人公に透明感があるので、かわいい男の子好きにオススメ。
音楽ジャンルが豊富で、スケ
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プリンセス トヨトミ(2011年製作の映画)

2.2

舞台が現代の歴史SFだけどギャグにもシリアスにも寄り切れない感じ。大阪府民(子ども以外)全員グルという壮大なドッキリだと思えば少しは笑えるか。ネタばらしは大したことなかった。
ほんまの大阪もんならリア
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包帯クラブ(2007年製作の映画)

3.3

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タイトルだけで包帯=怪我をした時なんかに使う=痛々しさの象徴という連想をしてしまったが、怪我をした時に使う=癒しの象徴でもあるんだよな。
剥き出しの癒えることのない傷でも、目に見える傷は他人でもどうに
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ブラウン・バニー(2003年製作の映画)

2.5

ロードムービーと言うには冗長で、短くも余剰なポルノ寄りのエロスだとか、屈折、倒錯したおよそ男らしくない男のナルシシズムは観る者を選ぶだろうし、ストーリーも退屈だが、バックグラウンドでかけっぱなしにする>>続きを読む

ウルトラミラクルラブストーリー(2009年製作の映画)

3.6

スピード感は緩めだが、針の振り切れた純度の高い狂気。

他人から見たらイカれてても自分には普通の事って案外あるもので、ぶっ飛んだ主人公の映画では他人目線になりがちだけど、主人公に共感しながら観ると、な
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スモーク(1995年製作の映画)

4.6

タバコ屋の前の交差点みたいに人間と人間が交差してて、小さな嘘とか大きな嘘とか、全部飲み込んで吐き出して、煙に巻いて空に消えていくみたいな不自然な自然さ。
オムニバスというよりはそれぞれの話が少しずつ繋
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「花とアリス」の主演女優二人が今作では設定を変えつつも、花とアリスそれぞれの声優をしている。
老いても声は変わらない人が殆どだから、アニメーションならば期間が空いても若いままのイメージで前作を引き継げ
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ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

デニーロよりもダコタ・ファニングの演技力ありきの映画。かわいいというよりなんか秘密がありそうと思ってしまう。

二重人格という正解に辿り着くまでのミスリードが多く、主人公が犯人のはずがないという先入観
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トライアングル(2009年製作の映画)

3.2

「時系列の辻褄が合わなくなる事が多いループ物は駄作」という先入観があったが、時系列の錯誤もなく、ホラー・ミステリー・サスペンス・謎解きみたいな要素もあり、意外と良かった。
ただ、初見で頭の上に疑問符と
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開当時付き合ってた女の子が上辺でなく本気でファッションやブランドが好きだったから観た記憶。
衣装がすげー豪華なのは大してブランド知らなくても一目瞭然で良い。

辛いことにめげずのし上がるサクセススト
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ジングル・オール・ザ・ウェイ(1996年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

この映画を笑って見られる家庭の父親はきっといい父親なんだろうなと思う。

仕事人間で妻に頼まれてた息子のクリスマスプレゼントをガキのおもちゃだろとナメて予約しそびれたせいで抱腹絶倒の怒涛の超展開。
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

単なる西部劇に仕上げてなくて本当に良かった。
前作でマーティが射撃ゲームが得意ってのも伏線だったのかな。
ドクに愛するひとが出来て、もう、なんだよこれ、最高だな。

少し番外編ぽく思えるのはご愛嬌。

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.8

過去の人たちが考えた未来ってなんでこんなに最高なんだろうなって思うのと、なんでそんな未来が現実になってないんだろうなって思いながら久しぶりに観たけど、前作より更に安定感がある。