おてつさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

おてつ

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フローズン(2010年製作の映画)

3.5

自業自得かもだけど、悲惨すぎるな。
ワンシチュエーションながらも色々見所があった。

アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

5.0

ちょっともう…やばいとしか言えない。
最高のラスト。
DVD欲しいのになんで売ってないんだ!

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.2

聖夜の夜、クセの強いホームレス3人組は赤子を拾い、その実親探しに奔走する。玉突き的に起こる驚異的な奇跡の数々と徐々に露呈する心の古傷。そこから家族の在り方、“家族愛”に繋げるセンセーショナルな展開の巧>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

韓国出身の移民一家が理不尽な運命に七転八倒しながらも逞しく生きる姿を描く。夢の為に足並み揃わぬ夫婦。そして、毒舌だが何処か憎めない祖母と心臓病患う好奇心旺盛な弟の奇妙な絆。彼らの見出した答えとは…。家>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

3.0

過去思い出しても良いことないじゃん。
前向こ!

アンナと過ごした4日間(2008年製作の映画)

4.0

惨憺たる過去を抱える中年の男は夜な夜な、密か心を寄せる女の家に忍び込み愛の形を残す。決して指に収まらぬ指輪のように歪な恋。朴訥な男の切ない片想い、すなわち絶対に心通わぬ哀しみが身に沁みる。イエジー・ス>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

電車の運転手の夫とレストランの給仕長の妻。2人は不況の煽りを受け、同時期に失業し、職探しを始めるが…。一寸先も見えぬ曇った世界、不幸に次ぐ不幸。その不条理で過酷な現実を前に揺るぎない信念を持つ夫婦。一>>続きを読む

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.5

2人の無口な中年男性と2人の外国人女性の奇妙な旅。平凡な人生からの脱却。運命的出会いと恋の兆し。互いに貶め合い、本来の姿を見せず虚勢を張るカップルズに浮かび上がる愛の形。結ばれる者と結ばれぬ者。途轍も>>続きを読む

ファミリー・ゲーム/双子の天使(1998年製作の映画)

3.5

幼少期に両親が離婚し、互いに存在を知らぬまま育った双子が、サマーキャンプで奇跡の再会。そこから両親の復縁を試みる。その型破りな計画の数々が観ていて楽しい。もっぱらディズニーらしい幸福度指数高めの映画。>>続きを読む

霧の中の風景(1988年製作の映画)

5.0

 ある姉弟は消息不明の父を探しにアテネからドイツへ。見るもの全てが初めての大冒険。時に温かく、時に凍てつくほど残酷な大人の世界。その子供を子供扱いしない過酷さを物ともせず現実と非現実の狭間で必死に夢を>>続きを読む

天使の涙(1995年製作の映画)

3.5

ウォン・カーウァイは三作品しか観ていないけど、今作はそこまではまらなかった。花様年華はめちゃくちゃ好きなんだけどな

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.8

 出産後に死去した少女の日記が発端となり外道なマフィアが露わになるが…。善と悪の狭間で暗躍する男と若くして死亡した少女の無念を晴らすべく奔走する助産師の奇妙な交感。今作の目を引くバイオレンスシーンは見>>続きを読む

ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

4.4

1人のヒッチハイカーを乗せたことで始まる死のドライブ。人並外れた狂気を纏いながら病的に殺しを堪能する男。あらゆる手で青年を追い詰める異常なまでの執着心、いつ現れるか分からない神出鬼没の恐怖に一分の隙も>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.2

ノルマンディーの避暑地で夏の終わりのひとときを海辺の別荘で過ごす15歳の少女と従姉。ある男たちと邂逅を果たしたことで醜悪かつ熾烈な恋の鞘当てが繰り広げられると思いきや…。機知に富んだ言葉の嵐に加え、突>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.5

 あるドイツ人女性は夫と生き別れアメリカ西部の砂漠を彷徨った果てに閑古鳥が鳴く小さなカフェ兼モーテルを見つける。そこで出会った常に不機嫌な女主人とその個性溢れる家族、そして変わり者の常連客と触れ合うこ>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.9

生きとし生けるもの、全ての人に有るべきはずの権利と命の輝き。それが黙殺されゆく現代。“普通に生きること”がどれだけ愛おしく、難しいのか。生きづらい世界を包み込む人々の温かな眼差しと優しさ。様々な感情が>>続きを読む

サムライ(1967年製作の映画)

4.7

 “サムライの孤独ほど深いものはない。さらに深い孤独があるとすればジャングルに生きるトラのそれだけだ。”という武士道の引用から始まる今作。

 作品の内容は、
完璧なアリバイを作り、淡々と殺人を請け負
>>続きを読む

ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.0

 難病の少女と不良青年の最初で最後の恋。カラフルな色彩に呼応するように熟れる多感で繊細な心と共に無情にも迫り来る死の影。好きな人に無償の愛を注ぎ、今を必死に生きようと踠く彼女の直向きな姿には心が痛む。>>続きを読む

スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

4.2

昆虫型宇宙生物との死闘を描いたSF大作。蟻のように弄ばれる人間。それはいつしかの人間の悪行に対する報いか。四肢破壊と一面に散らばる死体。慟哭と怒号飛び交う阿鼻叫喚の地獄絵図。目を瞠るような残酷描写に加>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

天使や悪魔を見る特殊能力を持つ探偵が女性刑事とともに彼女の妹の不可解な死の真相を探る。天国と地獄、生と死、自殺と自己犠牲。宗教色強めかと思いきやキアヌ扮する男が煙草に溺れ寿命が近いという人間臭さ。そし>>続きを読む

セレブレーション(1998年製作の映画)

4.7

「偽りなき者」のトマス・ヴィンターベアが純潔の誓いと呼ばれる10個のルールに準じ製作したドグマ映画。実業家の父の還暦を祝うために一堂に会す家族。しかし、息子の衝撃の告白により祝福ムードから一転、不穏な>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

最後やばい
怪怪怪怪物!みてぇな終わり方

MISS ミス・フランスになりたい!(2020年製作の映画)

3.5

ミス・フランスを夢見る男性を描いた作品。性別の固定概念と多様性。“らしさ”って何だろう。それは外見では無く心に。“男は女の気持ちは分からない”、LGBTとして生きる人間の葛藤。他人に左右されずに“個”>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.5

天声に導かれ畑を潰し野球場を作る男の物語。想定していたよりもファンタジー要素が強い。しかし、それが夢破れ挫折した人々や過去に後悔を抱える者たちの痛みを癒し、夢と希望で優しく包む。時代の驀進とともに失わ>>続きを読む

息子のまなざし(2002年製作の映画)

4.3

自分の息子を殺害した少年に対峙する男を描いた作品。“人は最も憎い人間さえも受容することはできるのか”という重いテーマ。赦すことで見出せる愛。男が少年に向ける眼差しはまさに父そのもので、少年が求めたのは>>続きを読む

CUBE(1997年製作の映画)

3.0

身の毛もよだつ恐ろしい罠が張り巡らされた立方体の連なる空間に閉じ込められた男女6人の顛末。死と隣り合わせの極限状態。焦燥と不安に駆られ、徐々に狂気に陥る人々の本質的な愚かさ。そして、大きな力に従うしか>>続きを読む

マネキン(1987年製作の映画)

3.5

自分で作ったマネキンに古代エジプトの女性の魂が宿り、恋をするラブコメファンタジー。他人を前にすると人間ではなくなるマネキンの出色した設定。それに人が異質なものに恋をするという客観的に見て現実離れした設>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.5

パスポート無効により空港で袋小路に陥る男の物語。ターミナル内での目を瞠るサバイバル劇。そして、嘘偽り無い男の信念の下で育まれる肝胆相照らす従業員との友情が心地よくも、女性クルーとの恋が泡沫のように淡く>>続きを読む

藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.0

自転車のシーン素晴らしい。
インクがなくなるまで好きな人の名前をかくと思いが届くって場面で心移ろいで木村拓哉って書いてるの笑った

ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス(1989年製作の映画)

5.0

12,000円くらいの中古DVDを購入して鑑賞。バッド・テイストより、こちらの方が好みでした。内容は…TV界への進出を目前に控えたミュージカル・ショー、“ミート・ザ・フィーブルズ”。その華やかな舞台の>>続きを読む

悲情城市(1989年製作の映画)

4.5

戦後、日本の統治が終わった台湾。祖国復帰の喜びも束の間、本省人と外省人の対立により二・二八事件が起こる。権力の横暴に蹂躙される人々の消えぬ怒りと悲しみ。激動の時代を生き抜いた、ある一家を静謐ながら、最>>続きを読む