微少女さんの映画レビュー・感想・評価

微少女

微少女

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.4

シンジが最後に願ったこと、これが全てだよなぁ。やっと、やっと、みんながエヴァから解放されたんだと思って涙しました。
できれば映画館で観たかった……!

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.0

学生時代に見た。
ラストカットが好き!いまは埋もれてしまった渋谷川を歩いていたような記憶。

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.6

【救うことと掬うこと】
まず、杉咲花と志尊淳、そして桑名桃李の圧倒的な俳優力に大きな拍手を贈りたい。
それぞれの苦しみと、それぞれの救いと、それぞれの愛とが、言葉のみならず滲み出ていた。それはもう、こ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.8

めんどくさいと愛おしいで動くアンビバレントな中学生たちが等身大で、私もめんどくさいと愛おしいに振り回されたよ。

彼らは自分のことが大好きで大嫌いで、人のことも大好きで大嫌いで、でもそんな生徒たちを見
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「不思議な人です。あの人のためなら何でもしてあげたいって思うっていうか、たぶんそれってその何倍もしてもらってるって思えてるからなんじゃないかなーって。」

何気ない登場人物の言葉から見える丁寧に紡がれ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

【いつだってそうだけど、いつだってそうじゃない】

日常を生きているとついつい「毎日同じことの繰り返し」とか思ってしまうけれど、本作からは「そんなことないよ」という暖かな肯定を強く感じた。

変わらな
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前科者(2022年製作の映画)

3.6

【悲しみの中の幸せとは】

有村架純・若葉竜也……
良すぎたよ……

阿川さんの過去も見えたし、ドラマでは語りきられていなかった保護司へのモチベーションの理由もとっても素直に入り込んできたし、とてもよ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

【起伏のない日常を記録する尊さ】
主演のおふたりの好演、
そこにいていいよという人間讃歌、
素敵な映画でした。

■ゆったりと確実に進んでいく記録映画
物語上特に大きな起伏も目標もない。
それでも主人
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ひたすらに楽しい時間だった。

なにより劇場の客層が素敵で、途中からみんなで一体となって笑えたのがとてもいい鑑賞体験だった。

音楽がすーっとしてるなと思ってエンドロールを見ていたら世武さんのお名前が
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ずっとドキドキして観た!

道が交わってまた離れてゆく、交差点のような、あるいはねじれの位置のような、そんな作品だった。
私も花束みたいじゃなくてもいいから恋したいなぁ。
好きなものが重なって、好きな
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【「愛」の映画】
愛を求めて、愛を受けて、愛に苦しむ。
そんな読後感だった。

■主人公は「おかん」
もちろん物語上の主人公はツチヤなのだが、私にはおかんが本当の主人公を表象しているように見えた。
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

1.6

このレビューはネタバレを含みます

【主人公の動機に納得できないまま進む】

■脚本が破綻している
主人公・田端楓の復讐の動機が「私怨」。その動機の弱さゆえに、あんなに情熱を燃やしているのはなぜだ?と引っかかってしまい、以降、納得できな
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街の上で(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

■大切な日常を長いワンカットに込める
とにかくワンカットで押す!

印象的だったのは2つのシーン。
・田辺冬子と荒川青が青の映画の練習をするシーン
・城定イハと荒川青が夜通し語り合うシーン

どちらも
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

「沈黙」を大切にした映画

情報に溢れ、話をしすぎて聞きすぎている現代人。素朴で言葉も言葉以外も大切にしていちひろの姿は、私たちに沈黙の効果を教えてくれるようだった。

今泉力哉監督作品ということで画
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市子(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

杉咲花の好演に心を動かされた。
ただ、それ以上に、映像表現や音響効果、ストーリーラインに、強く光るものがあった。

【演技】
■主人公の脆さと儚さと
人間って儚ければ儚いほど追ってしまう。追いたくなる
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.2

リアルを追求したキャラデザは、振り切りという意味では最高だった。

あと、ハリーベイリーも等身大で最高でした。

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.4

『最愛』の歌詞が沁みすぎてとても良い。
ミステリーであまり感情移入はできないけど、石神さんの思いは伝わったよ。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

インド映画大好きな同期の推しで見た!
最後のどんでん返しが好きだった。
明日も頑張ろう!と思える作品。

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.2

浜辺美波が……尊すぎる……
内容は原作がいいので言わずもがな。

映像の美しさと、浜辺美波の儚さが相まって、小説世界そのままでした。
供給をありがとう……!

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.4

学生時代にめちゃ笑った記憶がある。
くだらないけど面白いんだよなぁ〜

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.2

割と何度も見返してしまう大好きな作品のひとつ。
CGかっけぇ〜!ってなるし、妙なリアリティある。

星の子(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

【板挟みはingにすぎないから、afterをもっと見たかった】

特筆すべきは、蒔田彩珠の好演。
過去シーンの厚みがあるからこその現在シーンの説得力なので、そこがいちばん良かったと思う。
「コーヒー」
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

2022年で最も泣いた映画。
単純でわかりやすく、大衆受けを狙った映画だったけど、それでも。

以下、前情報なく観に行った上での感想。

まず冒頭、すずめが母親を探して彷徨い歩くシーンで「建物に乗り上
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画のうちのひとつ。

映画館で観て、Blu-rayで観て、ディズニープラスで観て、地上波で、音楽を聴き続け……

ディズニー/ピクサームービーの中でも、特に別れを強く意識した作品づくりだった
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

【論理ではなく感覚に訴える】

映像芸術の有効な方法を教えてもらった映画になった。
個人的には映画オブザイヤー堂々の1位。
とにかく後半は号泣の嵐で声を抑えるのに必死だった。

特に心にきたのは、亡く
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

当時好きだった人と初めての映画デートで観ました。楽しかったです。でも映画は孤独の鑑賞体験だからそれ以上でもそれ以下でもなかったです。

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ディズニーが100年守り続けてきたプライドを感じる短編だった。

ミッキーがオズワルドに「こっちどうぞ」って敬語で話しかけていたのも良かった。かわいい。

これからも素敵なエンタメで世界を明るくしてほ
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

【星に願いを、に敬意を表して】
王道ミュージカルアニメだった。
けれど、そこがいい。

前編にわたって、ディズニーアニメ100年の通奏低音であり続けた「願い」が強く浮き出た作品で、それに伴って「星に願
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