leylaさんの映画レビュー・感想・評価 - 45ページ目

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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.8

特典映像が目当てで再鑑賞。ちなみに特典映像には観客の声入りバージョンやシアターの客の様子などが収録されています。

悪趣味でバカバカしい、愛すべき世界観。
好みは分かれる作品だと思います。
ストーリー
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.8

「ザ・コミットメンツ」からのジョン・カーニー監督の作品を鑑賞。
主役はザ・コミットメンツでギタリスト役だった人なのですが、全く別人に見えてしまった。

ダブリンでストリートミュージシャンをしている主人
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ザ・コミットメンツ(1991年製作の映画)

4.0

ダブリンで若者たちがソウルバンドを結成する青春劇。ダブリンというとロックかパンクなのかと思いきや、ソウル!

ライブシーンでノリノリなソウルサウンドを聴いてるだけでもテンションの上がるムービーでした。
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とうもろこしの島(2014年製作の映画)

4.2

紛争中のジョージアとアブハジアの間にある川の中洲で自給自足をして暮らすお爺さんと両親を亡くした孫娘。

そこは誰のものでもない、耕した者の土地。

2人が土地を耕し、とうもろこしを育てながら暮らしてい
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.7

ハミ出し者ジジィと少年の交流。
だいたい予想通りの王道の展開で、ツッコミどころも多々ある。

でも、ビル・マーレイと子役の2人を観ているだけでほっこりして、細かいとこはどーでもいーやとなる。

ビル・
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

時間の順行と逆行をかつてない表現で見せつける最先端の映像体験。

頭で考えないで感じろと言われたとおり、理解しようとせず楽しみました。

圧倒的な映像と途切れることのない緊迫感のあるサウンド、これぞノ
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.9

1950年代、陽気な雰囲気のコニーアイランド。大きな観覧車の下では人間のドロドロとした感情が渦巻いている。

「タイタニック」で若く美しかったケイト・ウィンスレットがふくよかな40代のボディになり、か
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エイリアンを斬新な映像で見せてくれて、彼らとかつてない方法でコミュニケーションをとり、平和的に収束する。さらに人間ドラマもきちんと描かれているという、新しいSFの世界を見せてくれた作品でした。

未確
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ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

3.8

かつてプレイボーイだったドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)の元に1通の差出人の名前がないピンクの手紙が届く。
そこには「息子は19歳。あなたの子です」と書いてあった。

誰の子なのか、ピンクの手紙を
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家族の庭(2010年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

美しい庭園を持つ素敵な家族の話と思いきや違った!なんだろう、とても普通なのにどこか独特な、人間の悲哀と残酷さを描いたドラマ。

個人的にこういう人間の内面のさりげない毒っ気を描いた作品、大好きです。こ
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はなしかわって(2011年製作の映画)

3.9

特に大きな事件は起きないけど心地いい、
オフビートな映画。

主人公ジョセフの1日に起こったエピソードを描く59分のロードムービー。といっても場所はNY限定。

ジョセフは、ジャズのドラマーや小説を書
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

カーアクションは好んで観ないのですが、フォロワーの皆さんが高評価なので観たくなりました。

音楽と映像が100%シンクロしていて気持ちいい!
選曲がバツグン。

カーアクションのシーンはもちろんだけど
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

犯罪者の出所後の再犯率は半数近くだという。元受刑者を受け入れる会社が少ないので、仕事に就けず、生きていくために再犯を犯す。それだけ前科のある人にとっては生きづらいという社会の問題点が描かれています。>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.2

仲間を守ることと人を殺すことが同次元で行われるのが戦争なのだと、冒頭のシーンからまざまざと見せつけられた。

前情報はあまり入れずに観るのがおすすめ。
以下、ネタバレありです。

米軍史上最強の狙撃手
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.6

もし天才の子を持ってしまったら?

数学の天才児メアリーの養育権をめぐり、普通の子供たちと同じように育てたい叔父フランクと、才能を伸ばすために優秀な学校へ入れたい祖母イブリンが法廷で争う。

いつも思
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

本木雅弘と子供たちの自然な演技、竹原ピストルのまっすぐで熱い演技が、沁みる、刺さる。

不倫しているクソ男だった小説家、幸夫(本木)が妻(深津)を亡くし、妻の友人の家族(竹原)と触れあううちに自分を見
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ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

4.3

1969年のロンドンが舞台。ウィズネイルと僕は売れない役者。仕事もなく、金もなく、酒びたり。そんな生活に嫌気がさし、ウィズネイルの叔父さんが持つコテージで優雅に過ごすはずだったが…

極貧生活を経験し
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テス(1979年製作の映画)

3.8

貧しい家に、美しく生まれたがゆえに悲劇的な人生をたどったテスの物語。
イギリスの田園風景とナスターシャ・キンスキーの美しさが観る者を惹きつけます。

貧しかったためにテスは貴族の館に奉公に出され、その
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

3部作の2作目。間違って先に3作目を観てからだったけどちゃんと楽しめました。

今回はリアルタイムで進行する1作目から9年後のストーリー。

半年後の再会が気になっていたので、そういう展開だったのか〜
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

4.0

前情報なしで観るのがオススメです。
フォロワーさんのレビューが高評価なので気になっていました。

ポーカーをめぐる熱い攻防。
レビューを読んでしまったため、なんとなくは予測できましたが、それでもラスト
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.0

タイトルとジャケットに惹かれて鑑賞。
「失恋の傷を癒やしてくれたのは、1つのブルーベリー・パイだった」
キャッチコピーが全てを言い表してます。

いわゆる雰囲気オシャレ映画。ロードムービーでもあります
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セッション(2014年製作の映画)

3.4

皆さんのレビューを読んで、強烈なしごきっぷりを想像しすぎてしまったため、思ったよりそうでもないなと感じてしまいました。前情報入れすぎもよくないですね。

スパルタ教師のしごきに耐える生徒。
音楽学校が
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

3.8

ペドロ・アルモドバル監督の故郷でもあるラ・マンチャ地方がこの物語のはじまり。

ラ・マンチャ地方は、強風で火事が起こりやすく、村人がみんな迷信を信じている地域だそうで、監督が故郷のそんな特長をヒントに
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.6

再鑑賞。
イザベルとアナ姉妹を見るだけでもこの作品を観る価値がある。アナちゃんの澄んだ黒い瞳に吸い込まれます。

本来はスペイン内戦を暗喩的な表現で綴った作品だけど、そこは無視して詩情豊かな映像を楽
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エリックを探して(2009年製作の映画)

3.7

ケン・ローチのサッカー愛⚽️全開のコメディ。
ほとんど監督の趣味でしょって内容で爽快です。

マンUの伝説のスタープレイヤー、エリック・カントナの持ち込み企画で製作総指揮を務め、役者としても登場。
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パラダイス 愛(2012年製作の映画)

3.8

おぞましかったなぁ〜

アフリカを舞台にした映画やドラマはあまり目にしたことがなかったので、これがケニアの現状なのかと思うと考えさせられる。

シュールでユーモラスな雰囲気に一見ごまかされてしまうけど
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.0

ありがちな学園ものかな〜と思ったら、実話ベースのすごくいい話だった!感動!✨

1994年、ギャングによる抗争や銃事件などが多発するロサンゼルスが舞台。
荒廃した公立高校に新人教師エリン・グルーウェル
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.7

再鑑賞。
ジャームッシュの処女作であり、大学卒業制作。彼の原点はここにあり、今もブレてないと思います。

16mmフィルムのザラザラ感と雑然としたニューヨークの裏街のロケ地、耳に残る劇伴や効果音。お金
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暗殺の森(1970年製作の映画)

4.5

同性愛・宗教・政治・不倫愛、多様に絡み合うテーマを、ヴィットリオ・ストラーロによる美しい映像で綴ったベルトルッチ監督の傑作。

ローマとパリを舞台に上流階級の退廃的なムードと芸術性に溢れた映像は、絵画
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.8

ロバート・レッドフォードの引退作品とのことで、感謝と尊敬の想いを込めて…。

暴力も銃の発砲もせず、紳士的に60回以上の銀行強盗を行い、18回の脱獄を成し遂げた実在の犯罪者フォレスト・タッカーを描いた
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.9

映像、衣装、色彩、すべてが完璧って印象。ファッションデザイナー、トム・フォードのセンスが溢れています。

アメリカの作家オースティン・ライトの小説を映画化した作品。ずっと不穏な空気感がつきまとう。
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.3

命の期限を知った男2人のロードムービーとくれば、面白くないわけがない。

病院で同室になった余命宣告をされた2人が、見たことのなかった海が見たいという一心で、命がけの冒険をする。ギャングやパトカーに追
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.2

いつも通りのクストリッツァならではのエネルギッシュなワチャワチャ感は健在。拳銃や手榴弾は出てきますが紛争の描写はない。

ドナウ川沿いに住むジプシーたちの群像劇を描いた作品。

「アンダーグラウンド」
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.1

Coolなイギリスのクライム・コメディ。

いかさまポーカーに負けてチンピラ4人組が巨額の借金を背負う。返済しないと指がなくなっちゃうよ〜。
返済までは1週間以内、さて4人の結末は?

金と大麻と2丁
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息子のまなざし(2002年製作の映画)

4.4

フィルマでレビューを読んで期待値が高まっているダルデンヌ兄弟の作品、やっと観ました。

ドキュメンタリーのように、淡々と主人公を追うカメラと自然体の演技。リアリティがありすぎてヒリヒリするほど。

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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.6

あと味、爽やか。
誰が観てもわかりやすく楽しめるおバカな大人の青春コメディ。

すごく笑えて、最後はウルッと🥲
エンドロールまで凝ってる!

腕時計のセールスマンをしていたオッサン2人、スマホのせいで
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