YosukeIdoさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

YosukeIdo

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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

アニャ・テイラー=ジョイの魅力を堪能できる一作!

『ベイビードライバー』のエドガー・ライト監督、相変わらず音楽と映像の融合がお見事。

長年ハリウッドが抱える女性蔑視問題をスリラーの角度から扱った作
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

これをメタ的なリブート続編として楽しめるか、セルフパロディと取るかはあなた次第。

クライマックスで急にゾンビ映画?的なジャンル転換に戸惑いつつ、個人的には前半はだいぶ楽しめました!

いやー、スミス
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

3.9

なかなかズシッと来る一作。

これどうなるんだろう、と思って観てたら、まさかの現在進行形の裁判のお話でした。

マーク・ラファロはゾディアックといい、社会派が似合いますね。
本当に社会の芥に飲まれてる
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

うーん、前2作とは別物と思った方がいいかもです。

軽さが減ってシリアストーン多めなので、オリジナルシリーズと同じトーンを期待していくと危ないです。

レイフ・ファインズ、なかなか動けますね。
すごい
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

3.5

ダニー・エルフマンのサントラに惹き込まれる76分。

すっかり監督がティム・バートンだと思い込んでたんですが、彼は原作のみで監督は別の方だったんですね。

子供の頃に観たきりで物語が結構曖昧だったので
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.0

Netflix作品を劇場上映で鑑賞。

これ世間的には評価高いですが、自分はハマらず。

(そういう設計だから仕方ないんですが) 登場人物にイライラしっぱなし(笑)
コメディと思って見始めたにも関わら
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.3

楽しみにしてた作品なんですが、残念ながらハマらず…泣

主人公がエゴの塊に見えてしまって…。
こういう内省的な物語にミュージカルって選択が合わないように思えてしまいました。

ウソの回収も雑だけど、そ
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幕が下りたら会いましょう(2021年製作の映画)

3.4

松井玲奈さんは「エール」での演技を見て気になったのでたまたま予告見たこの作品を鑑賞。

日高七海さん、とてもよかったです!
主人公の親友役なんですが、自然体ってこういうことと思わせてくれる演技。

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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.4

なかなか物語の広がりがなくて、スペクタル的なものを期待すると肩透かしを食らいます。

近年のディズニー作品は、どんどん過去の自分達を否定(というより、新たな考え方を上書き)していく価値観のシフトを明確
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.5

何も事前情報なく観て欲しい映画というのは、様々なレビューで書かれてる通りです。

不条理映画のお手本のような作品。

仕掛けのある映画というのはなんとなく冒頭の方で分かりつつ、観終わってみるともっとデ
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.7

初のチュニジア映画、面白かった!

閉鎖的な環境で生きる主人公がある日当局の監視下に置かれ国外に出られなくなる。そんな時、とある世界的に有名な芸術家と出会い、"背中"をキャンバスとして貸して自らが美術
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.8

前評判どおり、自閉症の中年男性を演じきった塚っちゃんがすごい!
もう本当に役者として地位を確立してる感じですね。
(何を今更と言う感じですが…)

自閉症のグループホームと地域住民との関わり方や、お隣
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.4

思ったより楽しめました。

天海祐希のこういう役が久々で、素敵な女優さんだなぁと再確認。

老後の資金や先々の人生を考えるキッカケになる作品です。

動員もじわじわと伸ばしているらしく、来年の日本アカ
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

めっちゃ好きだった!

クロエ・ジャオ監督すげー!
あれだけの登場人物を見事に捌ききった!!

そして、物語のひねり方も好きだわ〜♪
こういう仕掛けとか構成の作り方、マーベルにおいては新鮮でした。
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リスペクト(2021年製作の映画)

3.3

映画としては悪くない。悪くないんですが、『ドリームガールズ』の二番煎じ感がどうしても拭えず…。

レコード会社を変え、ダメ夫が一歩下がって初のレコーディングシーンはとてもワクワクしました。

本人が「
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.7

ある日突然聴覚を失うことになったヘビメタバンドのドラマーの物語。

良い作品でした。

更生とか変化って、やはり内省や内面から来るものの方が定着率が違うのかもしれない。

そんなことを思わせてくれる映
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.6

水俣病がどんな症状が出るものなのか、誰がどう闘ったのかなど、恥ずかしながら詳しく知りませんでした。

この映画はジョニデまわりのアレコレで、国内・国外ともに公開に難航した作品ですね。

勿体ない。
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.2

こういった作品嫌いではないんですが、自分が映画を見すぎてるせいもあり、斜に構えて観てしまうもので…。

石原さとみ演じたお母さんの処し方に泣けるか泣けないかがこの映画の肝。

自分は「親ならば何があっ
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.4

ジェイソン・ステイサム様を堪能できる一作!
と、期待して観に行きましたが、そこはガイ・リッチー監督。

ストーリーテリングありきの作りに倒しており、意外とステイサム祭りって感じでもありません。

3章
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

こんなことがあっていいのか…と結構衝撃を感じる映画です。

『クーリエ 最高機密の運び屋』と近しい観了感のある映画なんですが、今作の方は現代の話なので実感というか感じる怖さが違いました。

裁判もなく
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ダ・ヴィンチは誰に微笑む(2021年製作の映画)

3.2

ダヴィンチ最後の作品が発見されたとしていっとき世間を賑わした「サルバトール・ムンディ(救世主)」という絵画をめぐるドキュメンタリー。

やっぱり絵画や彫刻などのアートや芸術って本当に解せない世界だった
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ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン(2016年製作の映画)

3.6

大好きなJAZZミュージシャンのコルトレーンの人生を追ったドキュメンタリー映画。

海外で氾濫するアーティストの生き様(苦労→成功→ドラッグ→ドン底→再起→やっぱりドラッグ)とは違う生き様を辿っている
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スイング・ステート(2020年製作の映画)

4.0

映画ブログ「シネフィル倶楽部」にてレビュー公開中!

※ネタバレなし

https://ameblo.jp/cinefil-club/entry-12705928175.html
 
あーーー、痛快で
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

これだけ公開を待ち望んだ作品があっただろうか。
ダニエルクレイグ版ボンドがもうめちゃくちゃ好きで好きでたまらないファンです。

公開初日に観てきましたが、いやー、観てる時間そのものな幸せでしたね。
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

4.1

原田監督の時代劇、大好きです。
関ヶ原と同様、いまでいう政治家や官僚などが喋る時のよ ような演出の仕方で、とにかく展開が早くセリフ量が膨大。

どんどん置いてけぼりをくらう可能性があるので、事前に新撰
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ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.3

実話をベースにした、ロックの批評で一躍有名になった16歳の女の子の話。

ちょっと作品のテンポについていけず…でした。

詩の朗読番組でなんであんなパニックになったんだろう…。

主人公の言動のチグハ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

映画館で観るべき作品。

キャストと映像は豪華で迫力があって、ヴィルヌーブ監督が得意とする俯瞰の画も活きており、作品のクオリティは高いです。

ただそういう見方をしないとGoodポイントがあまり浮かば
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.7

未だに事実が解明されていない中世ヨーロッパのスキャンダル裁判を3幕(3人の異なる視点)で描いた作品。

いやー、観終わって、当時の男達のあまりの身勝手さに嫌悪感がすごい(笑)

黒澤明の『羅生門』スタ
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Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

3.3

何故時系列を入れ替える編集にしたんだろう…。
まったく解せずハマらず。

驚く展開とかがある作品ではないから、時系列順に登場人物たちの感情の繋がりを追体験したかった。

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

4.0

いやー、面白い!

黒木華ちゃんが翻弄される切なさから、翻弄する側への転換劇と、柄本佑の振り回される中での滑稽さやコミカルさがありつつ、最後の決着のつけ方まで。

最後の方は真実と嘘が曖昧になっていく
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人と仕事(2021年製作の映画)

3.5

コロナ禍における多種多様な職業の声が聞けた作品としては面白かったです。

女優としての有村架純がめっちゃ好きなんですが、素の本人のあまり周りとのコミュニケーションがうまくないところとか、観ていてもどか
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.7

こんな事実があったのか…!と言えるほど当時起きてたことの全部を知るわけではもちろんないのですが、それでもこんな一般人の長い犠牲があったというのを海外の人間はしらないものですね。

冷戦終結をもたらした
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.7

最後の主人公の選択に、なぜ?という気持ちが強いです。

天秤にかけた結果だとは思いつつ、そこで折れるならもっと手前で折れてしまってのではないかと。

…実際自分があの立場に置かれたら、人間のズルい面が
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

佐藤健と倍賞美津子の泣きの演技が良かったですね〜。
人間は多面体なのでひとつのところだけでは理解なんかできない。

場が変われば人も変わる。

答えの出しにくい作品ですので、誰かと観て観終わった後に話
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.1

何がテーマの映画なのかも調べずに、出演者だけで観ることを決め見に行きました。

見終わってタイトルの意味が沁みます。

佐久間由依も奈緒もいい作品選びするし、いい作品に選ばれるし、とっても信頼のおける
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.8

前作については期待以上でめっちゃ好きな娯楽作品でした。

ホテルでのワンシチュエーションもの×豪華共演陣×鈴木監督の演出×東野圭吾のミステリーの仕掛け(ホテルのお客様の謎と本筋の事件の謎の絡め方)がハ
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