コーディーさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.3

スナイパー設定忘れる程に回しバイク蹴りなど重たい肉弾戦が印象的でした。
暗いシーン多めなのもあるけど3DでもHFRでない環境でも若ウィルの実在感は凄いし、狙撃押しの方が粗も薄まるやろによく動いてくれる
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マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.9

意外にも凄惨w結構良い!

オーロラ姫という愛を知ったマレフィセントを再び闇に引入れる憎悪の連鎖、混沌に嘆くゴッドマザーの威圧が一段と増す中、そんな狂気を断ち切るのはやはり何にも侵されぬ清き心。人と妖
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.2

何も与えられない自分への歯痒さ、容易く破れる境遇や慣習でなくともスラムで溜込んだ鬱積は彼だけの生きたリリックへと変わる。身の丈という呪縛から解放され湯水のように溢れる想いをビートに乗せ光に手を伸ばす!>>続きを読む

スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.4

胡散臭いを辛気臭いが吹き飛ばす!

作劇という虚構が現実を侵食する面白みを引き継ぎながらも即興から離れ入念な準備で臨む。けれど舞台は生き物、やっぱ変則w割と早い段階で悪を丸裸にしつつも勧善懲悪には収ま
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フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

3.4

アウトローらしからぬ親近感w
今度のフッドは品と愛嬌を備え突き動く心のまま圧政に弓を射る!古典や虚像の制約を破るモダンと引き換えの軽さは気になる。けど腐敗に汚れぬ爽やかさ、タロン君から溢れ出る濁りのな
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.3

『ぼくのエリ』より更に不思議な感触の映画やったけど好き!

人の心を嗅ぎ分けるティーナの奇怪な能力。風体然り、超自然を匂わせる佇まいが向こう側を意識させるも彼女の心に触れる度に境界を行き来する。そして
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

ダニー・ボイルらしい軽快な遊び心が良いね〜とても楽しかったです!

当たり前こそ特別!そんな親しみを世界基準で語るのにビートルズは至高だね!周知の伝説が自分だけの物になる、偉大さを知るなら尚更伝えたい
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.8

30歳を越え見えない壁に阻まれ何となく閉塞、何となく絶望、更に追い討ちかけるは故郷への笑えない程の嫌悪。引きつる笑顔を引っ提げ日暮れか夜明けかも解らぬダサい自分を彷徨う。そんな砂田を隣で可笑しむ清浦と>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

4.0

割と自分の中でハズレのない監督、アレクサンドル・アジャのパニックものってことで楽しみにしてました〜

心通わせる父と娘。そんな心温まる物語に浸る間も与えず迫るハリケーン&最強捕食者の脅威!早々に絶望運
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

4.1

ずっと泣いてたw超好き!

あの頃の根拠ない威勢が大人になるにつれ零れ落ち前に進んでる気がしない、過去に囚われるも顔向けもできず立ち往生。けれどそれを檻と捉えるか否かで世界の見え方もまた変わる。都度迫
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.9

良いわ〜なんか吸い込まれるようにスクリーン眺めてた。

神の啓示の如く精神に直に響く音。天賦の才に恵まれようとその音を連ね自分だけの音楽へと昇華させるのは〝好きでたまらない〟という純粋な想い。天才とい
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.9

いつの間に武侠映画になったのかな?w

これまで過去に翻弄されてきた男がコンチネンタルという聖域の盾を奪われ、自ら過去に縋らざるを得ないシリーズ屈指の修羅場へ突入!遂に首席連合も動き各勢力の幹部大集合
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

ようやくこの日が来た!って事で久しぶりに映画行くのにソワソワした1日でしたw

とっくに笑顔が効力を失った世界で足取り重くとも階段の先にある虹を追い求め、何とか保ってきた正気。けれど不条理がそんなに可
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.1

あれ〜こんなに面白かったっけ〜‪1より余裕で好きやわ!

前作の5日後から始まるやっぱり堅気の暮らしを許されない男の哀しき宿命!ロシアンマフィア壊滅させ足洗おうと思った矢先、過去に足捕まれズブズブとま
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

パラベラム公開前のシリーズおさらい鑑賞。2作とも公開時に感想投稿してたけど再投稿。
超久々で忘れてたけど無双やと思ってたけど意外と苦戦してたんやね〜確かに殺し屋稼業5年のブランクは感じるw

たかが
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

恐いなんてもんじゃなかった。

信仰の寛容さなど微塵もない聖戦という名の殺戮。銃声に晒され主導権が巡ってくる事など無い極限下で客と同様に恐怖に震えながらもホテル従業員として導こうとする誇り高さ。地獄で
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

ドラマに魅了され待ってましたの劇場版!デッカい期待に応えてくれる宮本=池松壮亮の突き抜け感はスクリーンで更に暑苦しく花開く!

愛する人のために!なんて格好良さには程遠く、ビッグマウスに追い付こうと汗
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なんだかおかしな物語/ボクの人生を変えた5日間(2010年製作の映画)

4.0

やっとこさ観れた!

人から見れば些細な事、けどある日曜の早朝いよいよ心の均衡を保てなくなった16歳クレイグはそのまま精神科に病棟に入院。特別不幸なわけではでは無いけどレールを外れることへの重圧や不安
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.9

結構評判も良いみたいやったし韓国版も良い感じに忘れてたので観てきた。

届かなかった無念、失った視力と心を埋めるように感覚を研ぎ澄まし絶望に挑む元女性警官の闘い!犯人が序盤から明らかな韓国版と異なるの
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.1

生きてりゃ様々な出会いがあるけど小さな日々やナイス判断の積み重なりが掴み所ない運命なんてものまでやんわり感じさせてくれる。偶然すら劇的に思えるそんな〝なんか良かった〟な相関が影響し合いぼんやりに焦点が>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.2

めちゃ好き!
なりたい自分が明確でその為の覚悟の一歩を踏み出したところでドラマが幕開けるとは限らないし〝自信を持て〟なんて曖昧な啓蒙など響くわけはない。けど身の程の殻に籠り愛想笑いで凌いでたら何も吐き
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.7

偉大な父の背中を追いかけ何事にも動じぬ精神で宇宙飛行士としての力量を開花させたロイ。煩悩から解放された様に見える彼が太陽系の彼方で消息を絶った父の捜索という任務を機に個としての存在意義に揺られる。果て>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.5

この為にNetflix復活して急ぎ気味で全話観てから次の日観てきました〜
めちゃくちゃ良い!映画館から出るの恥ずいぐらい泣きましたw

移り行く時代に取り残される不安。けれど諦観ではなく覚悟でもって細
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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.8

大好きな匂いの先には絆を繋ぐ幸せが待ってる!親愛なるイーサンに託された想いを刻んだベイリーの新たな旅はまたまた永く多難な道のりながら孫娘CJの人生に笑顔を届けるため世代を超えたバトンを運ぶ!何度でも見>>続きを読む

プライベート・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

蛮勇でもリスクを顧みないわけでもなく常軌を逸した現実に対し無関心でいるという選択肢がない。
ジャーナリズムで戦争は止めれなくとも関心の扉を開き肌で感じた蛮行を世に知らしめる。決して見捨てず戦地にもある
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

3.7

マジでこいつらにとって彼女は太陽!
温もりを届けてくれる太陽に愛があるかどうかなど問題ではなくそこに存在し光浴びれる事こそ至福!見返り求めず干渉せず、ただ彼女の愛する尾崎豊、ブラピ、坂本龍馬となり強く
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.8

天才故に独善的、蔓延るエゴの波に辟易し生き辛さを感じるキャリー。ハーバードを飛び級で卒業し誰よりも早く大人になったはずの彼女の知識では補えない課題。決して難問では無い単純なリストが天才の自意識をやんわ>>続きを読む

ファイティン!(2018年製作の映画)

3.9

良いね〜面白かった!
破竹の勢いでマブリー味を振り撒く兄貴が心も上腕二頭筋も震わせ挑む腕相撲人情劇!事情により幼い頃から米国育ちの孤独なドンソクが祖国に戻り絆に触れ一度は離れた腕相撲に再起を懸ける。右
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フリーソロ(2018年製作の映画)

4.2

今年イチの手汗w
ホールドなんて無いんですよ〜!975mほぼ垂直に聳え立つ絶壁を命綱無し己の身一つで登る。もちろん1ミスが最悪の事態に直結する極限下でなぜ平常心を保てるのか、アレックスの心の運営法、最
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アス(2019年製作の映画)

4.1

主観という幻想を醒ます人智を超えた現実、私達が指をさしてるのは〝私達〟という深層を刺激する無二の敵との対峙。無意識を揺るがすどころかハサミ持って襲ってくるんやから心身共に戦慄wけど人の理解を超えようが>>続きを読む

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.2

ひっさしぶりに鑑賞!やっぱ最高に馬鹿でオモロイ!

世の中上には上の狂気がある。相手が相手なら極悪ゲッコー兄弟ですら神の力に縋り聖戦の様相にw巻き添え食らう元牧師家族は災難でしか無いが約1時間の良質ク
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.3

肌の色だけでない多様な偏見の形が視野を狭める社会、そんな中で二人は人種や歴史、環境なんかに隔てられずとっくにソウルで繋がってるはずだった。けれど何を恐れ何に憤慨するのか、自我を侵害するものとの対峙が互>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

ホント待ちに待ったタランティーノ新作!
ちょい緊張してたのか上映開始1時間ぐらいでトイレ行きたくなったけど1秒も見逃すまいと耐えたw結果尿意忘れる160分!

落ち目俳優&日の目見ないスタントマン、激
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映画 けいおん!(2011年製作の映画)

4.5

MOVIX京都の京都アニメーション特集上映に行ってきました。何度か観てるけど映画館では初です!

久しぶりの放課後ティータイム、久しぶりのアフタヌーンティーもう最っ高でした!
冒頭の京アニクレジットか
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.7

冒険とは縁遠い郊外で刺激に飢える15歳、仲間との話題と言えばエロか女子の話wけどそんな味気ない日常のすぐ側にあった狂った世界が彼らの心を逸らせ大人は判ってくれない上辺に潜む闇に足を踏み入れる。映画の主>>続きを読む

ドッグマン(2018年製作の映画)

4.3

獰猛な支配欲の塊のような人間に餌を与え躾を試みたところで等価の恩恵はない。不義理な隷属関係に食い物にされるマルチェロの共依存の果ての報われぬ尻尾振り。けれど閉塞からくる捻れか一方的に見えるこんな関係に>>続きを読む