一度死んだはずの少年が天使と出会い、自殺した少年の身体の中に入って、自らが犯した罪を思い出す???
原作は森絵都、「素晴らしき哉、人生!」を思い起こさせるプロット、監督は「クレしん オトナ帝国の逆襲>>続きを読む
冤罪を題材にした映画かと思っていたら、話は徐々に違う方向にながれていって、後半に大きな展開がある。で、更にその奥にある真実が、、、、っていう驚愕の展開。
冒頭からケヴィン・スペイシーの無機質な表情が>>続きを読む
東北から上京してきた、ちょっと駄目な息子と、寡黙な父親の葛藤を描いた映画。こういう日本映画(貧乏臭い?)が苦手な人って多そうだけど、紛れも無い、これが日本の風景だし、だから嘘の無い細かな描写が描けると>>続きを読む
探せば幾らでも出てくるスポ根映画の名作。この辺がアメリカ映画の凄さ。
アメフトのルールを知らなくても十分楽しめる。
「痛い映画」が苦手なのに、どうしてこれを観てしまったのか(笑)
でも、時折薄目で"まぶたフィルター"を発動しつつ、最後まで観てしまった。グロ描写ありのサイコスリラーだけど、それ以前に密室という大前提>>続きを読む
クエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット主演という事で、まあそのイメージ通り + α の作品。
けっこうコメディ要素が強く、楽しい事は楽しいんだけど、やはり僕の苦手な「痛い映画」でありまし>>続きを読む
異星人との接触を描いた映画は沢山あるけど、彼らが難民で、しかも差別を受ける設定は今まで無かったのではないだろうか。しかも、それがアパルトヘイト政策の比喩になっているのだから、これまでのSF映画とは全然>>続きを読む
中島哲也監督作品はどれも概ね好きだけど、これだけは例外。
CMディレクター出身だからか、彼が作る映像には瞬間的に人を引き込む魅力があるんだけど、この作品に関しては、その殆どが陰湿で残虐なもの。確かに>>続きを読む
ジブリの中で、1番か2番目に好きな作品。
中学生の恋愛なので、大人が見れば恥ずかしくなりそうなものなのに、そこを音楽が上手くカバーしている。
だからこの映画は、いつ観ても爽やかな感動を味わえる名作>>続きを読む
夫婦のやりとりがリアル過ぎる。
まるで自分が責められているような気持ちになって、見ているのが辛くなってくる場面もあるけど、いつの間にか引き込まれて、2人が少しずつ絆を深めていく様子を、ただひたすら見>>続きを読む
アメリカのアクション映画で良く出てくる「交渉人」にスポットを当てた映画。ケヴィン・スペイシーとサミュエル・L・ジャクソンのW主演で、題材故に密室劇としての要素も高い。
最後のどんでん返しまでじっくり>>続きを読む
戦争と音楽を、これほど真正面からぶつけた映画は他に無いように思う。
とは言っても、全編にわたってピアノの音が流れるような作品ではない。全体を覆うのは乾いた銃声。だからこそ、随所に挿入されるピアノの音>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
みんな「桐島」って言いたいだけやろ、、、っていうある意味コントのような映画。
ほんで、桐島出てけーへんのかい!と関西人はつっこまざるを得ない。
70年代の段階で、アクション、サスペンス、人間ドラマが普通にミックスされた、こんなに面白い映画があったとは。
さすがに映像的な迫力は現代に劣るけど、それ以外は間違いなく楽しめる。
タイトル通りの内容で、そこから特に大きな展開があるわけでは無い。
過去の無い男のドラマだからこそ描ける、人の優しさ、生活の温かさ、音楽の優しさ。説教臭い映画に疲れたら、これを観ましょう。
参加メンバーが、これはと思うゲストを一人ずつ連れてきて、その奇人変人ぶりを皆で笑うという、悪趣味な晩餐会。
そこに招待されたのは、マッチ棒で模型を作る特技を持つピニョンという男。彼の勘違いととぼけた>>続きを読む
アメリカ西部の荒野を雨の中ひた走る1台のクルマ。そこに1人のヒッチハイカーが。そのヒッチハイカーは、おもむろにナイフを突き出す。クルマから突き落とそうが、どこまでも執拗に追いかけてくるヒッチハイカー。>>続きを読む
「E.T.」の5年後に公開された映画で、宇宙人とのコンタクトを描いているのかと思いきや、実は宇宙人は出てこない。
UFOそのものが生き物(?)みたいな、一風変わった設定が、この映画最大の特徴。ストー>>続きを読む
クリント・イーストウッド監督、出演作品。
イーストウッドらしい優しさと厳しさを兼ね備えた作品。ラストに泣かされる結末が待っているけど、そこに至るまでの、ひとつひとつのやりとりや、緊張感こそが、イース>>続きを読む
初期作品「未知との遭遇」から、近年の「戦火の馬」まで、スピルバーグ監督作品のテーマは一貫して「コミュニケーション」だったと思う。
「未知との遭遇」等で描かれるコミュニケーションは惑星レベルの壮大な物>>続きを読む
2014年に他界した名優、ロビン・ウィリアムズが主演。
実はこの映画を観たのは数年前。
彼が教師役を務める映画は、他にもいくつかあって、各々が混同する形で記憶に残っています。というのも、ロビン・ウ>>続きを読む
2014年に他界した名優、ロビン・ウィリアムズが主演。
実はこの映画を観たのは数年前。
彼が教師役を務める映画は、他にもいくつかあって、各々が混同する形で記憶に残っています。というのも、ロビン・ウ>>続きを読む
人類初の有人火星探査となる宇宙船カプリコン1号が発射。しかしそれは国家レベルの”やらせ”で、その後に中継される火星の映像は、地球にある砂漠で撮影したものだった、、、、。
題材は面白いし、マスメディア>>続きを読む
9.11同時テロで妻子を失った男と、その友人の、優しさと衝突の物語。9.11を題材にしているが、ストーリー自体はフィクションという体裁。
脚本だけでは、恐らくとんでもなくヘビーになったであろう作品だ>>続きを読む
僕は「アバター」を観た時、真っ先に「地獄の黙示録」を思い出した。異論もあるだろうが、この2作品には共通項が多い。
侵略、ジャングル、秩序、命、そして、臨場感溢れる映像、、、「地獄の黙示録」と「アバタ>>続きを読む
自らHIV患者でありながら新薬導入に向け奔走したカウボーイ、ロン・ウッドルーフを描いた実話物。
冒頭ではゲイ差別バリバリだった主人公が、自分の余命を知る事で現実と向かい合い、多くの支持を集めていく。>>続きを読む
断らなければならないオファーっていうのが有ると思う。
この実写版「時をかける少女」では、その4年前に公開されたアニメ版で主人公の声優をやっていた仲里依紗が、同じ役を自らが生身の姿で演じるという、禁じ>>続きを読む
人間が内包する破壊欲望と、管理された全体主義社会のジレンマを描いた作品、、、と単純に言ってしまう事が出来れば、この映画は公開後40年以上経った今も語り継がれるような作品にはならなかっただろう。そこがス>>続きを読む
フランスの新人、ベアトリス・ダルが感情的で暴力的な愛を演じた'80年代の名作。
ポスターだけを見れば、おフランスのお洒落映画にしか見えないのに、実際映画を観れば、強烈な展開に度肝を抜かれ、そして心に>>続きを読む
ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキ。5つの都市で繰り広げられる、タクシーの運転手と乗客のやりとり。
ジム・ジャームッシュ監督作品ゆえ、大きな事件は起きない。そこが良い。人間性を映し>>続きを読む
着目点や演出は、恐らく当時('80年代)としてはかなり斬新。でも、何かが足りない、、、。
あ、そうだ、音楽だ!
敢えて生活音を強調した音効を目指しているんだろうけど、時代をリアルに描くには音楽が大>>続きを読む
30年以上前の映画とは思えない美しい映像は全く古さを感じさせない。
幼少時代と戦犯として捕らえられてから以降の映像を行き来する演出も良い。90'sテクノ(Shut Up & Dance)でもサンプリ>>続きを読む
9.11同時テロを題材にした、恐らくこれが最初の作品。
まるで実際の映像を見るような、緊迫感を感じさせる凄い映画だと思う。ただ、それと同時に、アメリカ映画に於ける「実話モノ」に対する価値観が、それま>>続きを読む