柊さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

柊

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バーレスク(2010年製作の映画)

4.0

爆音映画祭にて鑑賞。

クリスティーナ・アギレラの圧倒的な歌声に終始鳥肌が立つ。痺れる。
か、かっけー!!(震える)

ストーリーはありきたりではあるんだけどそれを補って余りある歌唱力。

全面に女を
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

観終わった時に味わう「喪失感」の重苦しさが半端ない。

18世紀イギリス上流階級での権力争い、宮廷内の駆け引き、他国との戦争…諸々全て自分とは縁遠い国の出来事であり、物語でなのだけれど、普遍的なのは自
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.0

自分史上、こんなにも残酷で物悲しくなる映画って観たことない。

美しい少年をただひたすら見つめてるだけですよ。

それなのになんでこう、どんどんどんどん罪の意識に苛まれていっちゃうんですかね。

老い
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いなくなれ、群青(2019年製作の映画)

3.5

どうしようもなく、真辺由宇だなと思った。
真っすぐ過ぎて、融通が利かなくて、優しくないわけではなくて、理想主義なところがものすごく。
彼女のキャラクターは多分どちらかと言えば嫌われ役で、傍に居たらすご
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.7

主人公がそのまま星野源さんのイメージに重なってみえて、随所に散りばめられた笑いを誘う場面にはまんまと乗っけられてしまった。
特定の藩の力を削ぐためとはいえ、度重なる国替えは大変だったろうと思う。
「引
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

監督め…

レオ様と、ブラピの二人を使ってとことん遊び倒した作品に仕上げてくれちゃって。

助長に感じる(…失礼!)前半戦はとにかく監督の映画愛とラストへの伏線貼りまくりで「たとえ眠気に襲われようと、
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.5

誰かを愛することよりも、自分自身を愛することの方が100万倍難しい…なんて、しみじみ思ってしまった。

「キングスメン」シリーズで観たタロン・エガートンとは全く違う彼がそこに居て驚く。

私自身はエル
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.5

いやもう、最高!懐かしいサウンドトラック。ブルース兄弟のトレードマークである黒スーツ、サングラス。ありえんほどのパトカーとのカーチェイス、追いかけっこ。死人が出てもおかしくないシチュエーションなのに「>>続きを読む

東京喰種 トーキョーグール【S】(2019年製作の映画)

3.3

「ド変態な月山を上品に」演じたというだけあって、月山演じる松田翔太さんの演技を観ているだけで可笑しみが湧いてくる。
(しかし面白いと言ってしまうと誤解が生じてしまいそうだ…)

月山を観ているとアニメ
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.8

凶暴な色彩感覚と色の洪水。耽美でグロテスクな世界観。

映画の端から端まで蜷川実花監督の趣味に貫かれてるんだろうなー、これ。

原作未読だからどれだけ忠実かはわからないけど、原作を任せて、これだけ監督
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

アルベールビル、リレハンメルとオリンピックはテレビで観ていたので、事件があったことは覚えている。靴紐が切れて、審査員たちに訴えかけている場面も印象深かったし。

優雅に見えるフィギュアスケートだけど、
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.2

エンド・ゲームのあとにスパイダーマンを持ってきたのは正解だと思う。

アベンジャーズの中にスパイダーマン(=ピーター・パーカー)が持ち込む日常、ごく普通の高校生活や恋の悩みは、コミカルに見えてとても大
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

2.8

こんな能力があれば、そういうことも可能にしてくれるかもしれない…という願望の塊が「X-MEN」なんだと思う。

そして「万能」を望んだ時、物語は破綻してしまうんだろうと思う。

正直、シリーズの時系列
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アラジン(2019年製作の映画)

4.0

実写化に伴う変更部分にも違和感はなく(オリジナルに愛着はあれど)、自由や、自分らしさを大切にすることといった映画のテーマはそのまま大切に引き継がれ、描かれていました。

重要なのは歌で、オリジナル(ア
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.2

意外性とか、ギャップに人は弱い…と、思う。

そういう意味では主人公の佐藤(殺し屋、ファブル)は個性的な存在で、普通であろうとするたびにコミカルで笑わせてくれるキャラクターだった反面…

敵方に回る殺
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.3

絶対引っ掛けだ…って思いながら観てるのに、この敗北感はクセになる。

「私、この場面観てたのに!覚えてるのに!なんでラストに来るまで忘れてるかな!?」ぢぐじょ〜〜!!って思いました。

脚本とそれ以上
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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

3.0

毎日色んなシチュエーションの死に方を考え、準備を整えるのは大変だろうと思う。そこが現実的ではない→ファンタジーに見えてしまう要因かもしれないが、私は嫌いじゃなかったです。

夫婦のあり方はひとつじゃな
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キングダム(2019年製作の映画)

3.3

一人二役ということで見せ場も多く、さらには立ち位置が主人公よりも上とあって終始、吉沢亮さんの美しい顔を愛でる為の映画になっていたような気もします。二役をきっちり演じ分けていた所も良かったです。

少年
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.5

この映画の脚本書いた人、天才じゃないかなと思う。
シリーズに繋がるキャラクターたちの性格、特性、仕込まれてきた伏線…よくぞここまでまとめ上げてくれたと思う。

あっぱれ、拍手!

正直なところ、ここま
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.2

これで安心して「アベンジャーズ エンドゲーム」観に行くことが出来ます。前作と次作との空白の部分にピースが上手くはまったという爽快感がありますね。
展開が早く、ついていけるか不安になるくらいだったけど終
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.0

死体をこんなふうに描いた作品がこれまであったでしょうか。設定だけ映画かなと思って観始めたのだけど、後半なかなか深かった。
コメディーなのかファンタジーなのか、判断に迷うところ。
ほんと、死体の活用のさ
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魔界転生(2003年製作の映画)

2.0

オリジナル版は相当昔に鑑賞したにも関わらず、その印象はいまだに強烈で忘れがたく、思えば山田風太郎を最初に知ったきっかけともいえる。

では、リメイクはどうであろうという興味だけで鑑賞。
うーむ。やっぱ
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.3

邦題は「ふたりの女王」だけど、女王主体というよりはその周りで陰謀と欲を巡らす男たちの物語だなと感じた。

女が権力を持ち、王位を守るためにはまずいちばん身近にいる男たちを疑わなければならない。そういう
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

こういう映画を観て、「こんな理不尽な人種差別してる時代があったのね!」って驚くような時がいつかはやってくるのかな…。

差別はいけない、いじめはいけないっていくら言葉で教えても、頭では理解しても、行動
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スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

3.5

懐かしい〜。
若かりし、黒髪のジョニー・デップ。
愛らしいクリスティーナ・リッチ。
舞台となる村や映像の色味が好み過ぎて、何度観ても楽しめる。
ティム・バートンの世界観が大好きだ。

それにしても、公
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

あはははははは。最高に笑える。大真面目にコメディやってる、俳優さんたちが真面目に学芸会演ってるのを観るのって大好き。

予告を観て「これは埼玉県の人怒らないかな」と心配したけどむしろ杞憂で不思議なほど
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.8

何度観ても神がかり的に最高な脚本、編集、配役な映画だと思う。はー、最高。
バイオレンス苦手なので終始緊張を強いられるんだけど、それすらアドレナリンにとって代わる。
「パルプ・フィクション」を観るたび、
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パディントン(2014年製作の映画)

3.0

ほのぼのした気持ちになりたくて見始めたのですが、パディントンのなかなかの破壊行動っぷり…。
衛生面において厳しい目を向けてしまう人にはちょっとしんどいかもしれない。
でも、動物と一緒に生活するってこの
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.8

メリー・ポピンズといえばジュリー・アンドリュース!というのは自分の中ではどうしても外せないんだけど、それでも珠玉の映画に仕上げられていて満足です。
オープニングから、古い映画を彷彿とさせる懐かしいフィ
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