シリアルキラーさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ラスト・パーティー LAST PARTY(2018年製作の映画)

3.5

低評価だけど面白かった。

孤島のパーティーで殺人事件が発生し、島から帰る手段もないという定番のシナリオ。

目新しさこそないものの、カメラワークや小物もよく出来ていてソツがない出来たと感じた。

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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

恋する男女の移り変わりが丁寧に描かれた映画。どことなく「花束みたいな恋をした」を思い出した。

よくできた恋愛映画だと思ったけれど、前評判で期待値が上がっていたから、そこまですごいとは思わなかったかも
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映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

3.6

シアター6にて視聴。アニメはシーズン2含めて全話視聴済み。

シーズン2から繋がる話なので、アニメを見終わっている事が前提の話になると思う。

原作は未読なので、シナリオには意外性を感じた。こんな風に
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.6

ひと夏の青春とSFが融合してるのは独創的だし、作画も独特で引き込まれるものはある。

ただシナリオ的には意外と単調に感じて、奥が深いのか浅いのかよくわからない部分はあった。

ただ約2時間、止めること
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.2

さすがに面白い。新劇場版では初めてアスカが登場し、シナリオもよりドラマチックに。

「序」に比べて人間関係が細かく描かれていて面白いし、相変わらずのスピード感のある展開で退屈なシーンは一切無し。少し目
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

「ウィッチ」の監督の作品。最後まで見てみたけど、あまりピンとこない。灯台の管理を任されてる2人のどちらにもあまり感情移入できないし、話もあまり理解できないままに進んでいくような印象。

「ウィッチ」と
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ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

4.0

自分の好みもあるだろうけれど、これは良かった。

クラブで知り合った二人がソウルのDJ目指して奮闘する話だが、上手くいかない事も含めて青春っぽくてよかった。

ソウルのことは詳しくないけれど、クラブの
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はちどり(2018年製作の映画)

3.8

すごい良い映画だったけど、自分でも何が良かったのか、あまりよくわかっていない。

内容も、ほぼあらすじ通りの内容。でも先が気になったし、長い映画だけれど最後まで見ることができた。少し時間をあけてから見
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.0

バカ映画。遊園地のロボット相手にニコラス・ケイジが奮闘、というか、圧倒的な強さで組み伏せていく。

ジャンルとしてはホラーだが、アクション要素のが強めかもしれない。ノリにハマれれば楽しめるかも。

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.7

原作未読。これは良かった。サスペンスものだが見せ方が上手く、先が気になる展開だ。

シリアスとギャグの中間のような展開だが、締めるところはしっかりと締めて、緩慢な展開にならないのも良かった。韓国映画の
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YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

3.6

良かった。ゾンビ出現の病院から逃げ出すという有りがちな設定なのだが、ギャグとシリアスが半々ぐらい。

テンポが良くてクスッと笑ってしまうようなシーンが多々ある。

何よりゴア描写が容赦なくて面白い。オ
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

これは面白かった。コメディ要素強めながらも、後半は割とシリアスな展開に。

タイムリープ物はサスペンス調になることが多いけれど、この映画は明るいドラマとしてまとまっている。テンポも良くて退屈するところ
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.3

ミッドサマーみたいなやつかと思ったら全然違った笑。

序盤が冗長で、その話は本当に必要だったの?みたいな箇所が多いけど、後半の緊張感とゴア描写は見どころ。特にゴア系は好きな人にはたまらないでしょう。
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模倣霊(2017年製作の映画)

3.3

知る人ぞ知る韓国ホラーの名作「かくれんぼ」の監督による新作。

想像していたよりも面白く、シナリオも斬新でよかった。複雑な話ではないが、結構あっさりとした印象で、脚本が練りこまれていれば更に化ける傑作
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山<モンテ>(2016年製作の映画)

3.3

山に住む変わった夫婦の話。

トラブルに合いながらも、ひたすらに抗い、最後は…。

かなり風変わりな映画で好みが分かれそう。台詞も必要最低限で、ほとんど会話らしい会話はない。

嫌いじゃないけど…って
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前科者(2022年製作の映画)

3.6

原作は未読。お涙頂戴の仰々しい展開が良くも悪くもだが、有村架純の、特に後半の熱のこもった演技には胸を打たれるものがあった。

話も最後まで飽きる事はなかったが、もう少し短くまとめる事はできたような気が
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整形水(2020年製作の映画)

3.6

アニメという技法を使いながらも、内容は完璧にホラーであり、韓国ノワールそのもの!

アニメでしか表現できないような、おぞましい表現も目新しい。画質も素晴らしく、実写の映画以上の没入感があった。

アニ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

10年ぐらい前にオリジナルアニメを全話見た事があったんだけど、話はほとんど忘れてしまってた。

今回、映画版を初めて見たけど、世界観の作り込みが改めてすごい。そして約90分、あれよあれよという間に終わ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.6

ちょっと変わったスリラーかと思っていたけれど、後半は別の方向性に進んでいく。

主人公の行為も、リストカットのような自傷と考えるとしっくりくる気がした。

奇抜なシナリオの割には心に鬱屈を抱えた主人公
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NUMBER37 ナンバー37(2018年製作の映画)

3.1

「ファンタジア映画祭で監督賞を受賞」という事で視聴。

序盤は間延びした展開で、C級映画を見ているような印象。スマホでチマチマ連絡を取り合う主人公も女々しい(笑)。

また、主人公たちがあまりにも頭が
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.7

カエルの化け物に襲われる話かと思ったら全然違った。

シナリオも面白く、おおまかに前半と後半に分かれるのだが、どんでん返しが多くて面白かった。

ホラー映画を見続けてきたけど、近年は斬新な見せ方のホラ
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すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.6

暴力的な家族から孫を取り戻すために四苦八苦する主人公達の話。

過激なシーンもあるとは言え、基本的にはゆったりとしたムード。しかしジワジワと嫌な緊張感が侵食してくる。

破天荒な相手家族には驚き。暗く
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.6

スケートボードを通じて集まっている3人だが、それぞれの家庭環境や生活には様々な問題があり、メンバーの1人が撮影しているドキュメンタリーを通して語られていくというもの。

撮影している人自身も、問題を抱
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ウィッチサマー(2019年製作の映画)

3.5

どちらかと言えばオールドスクールなホラーを踏襲した内容。感動のドラマがあるわけでもなく、ただただ一夏の恐怖が描かれる。

ありそうでなかった魔女の設定だし、暗いシーンは特に緊張感があってよかった。割と
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オールド(2021年製作の映画)

3.6

シャマランにしてはわかりやすい内容だったと思う。

テンポが良いとも言えるし、シナリオ通り、映画の展開も早くて、しっかりと見てないと展開に置いてけぼりにされる感覚も。

ラストも良くも悪くもあっさり。
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

シナリオ自体は悲劇的で、中々に救いようのない話。そして女性の社会的立場の弱さに対する問題も描かれている。

ただ、どこか神経質にならず、エンターテインメント調にまとめられていて、全体としては明るい雰囲
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.7

原作未読。タイトルから安っぽいエロコメディみたいのを想像していたけれど、本格的なミステリーで驚いた。

自分自身も性癖を拗らせている部分もあるし、主人公の教師にも感情移入してしまった。

非現実的な話
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BAD CGI SHARKS 電脳鮫(2019年製作の映画)

2.3

2022年6月9日からPrime Video見放題開始。

正直、特別に面白いわけではない。中学生レベルのギャグがツボにハマるなら、暇つぶしには悪くない程度。

ただ、いわゆるB級サメ映画の中では画質
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真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

3.2

原作は読了済みで、映画がPrime Videoの見放題に追加されたので視聴。

評価が難しい。原作の雰囲気はよく出ていて悪くないんだけど、元々が抽象的というか、雰囲気に酔う事を楽しむような小説だったの
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.4

今話題の煽り運転を題材にした映画。

とは言え、後半は煽り運転というよりも殺人鬼に追いかけられる映画になってしまうわけだが、想像していたよりもシナリオ構成がしっかりしていて、1本のホラー映画として楽し
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友情にSOS(2022年製作の映画)

3.7

少しポップなタイトルに感じるけれど、黒人差別を題材にしたシリアスな内容だ。

映画が始まった序盤こそ、下ネタメインのパロディ系の映画かなと思っていたら、中盤以降は一気に緊迫した雰囲気になる。

日本人
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デス・オブ・ミー(2020年製作の映画)

3.6

総合点低いけど普通に面白かった。

個人的にタイで撮影されたホラーが好きというのもあるけれど、謎の祭りとか、不可解なできごとが起こったりだとか、抽象的な恐怖感を煽られる。

カメラワークやテンポも良く
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さがす(2022年製作の映画)

4.0

昨今見た邦画の中では、かなりインパクトがあった。作風の好みは分かれるだろうが、傑作と呼んで差し支えない作品だと思う。

父親の失踪という大きな事象が発生するものの、大阪の街の人々はどこか緊張感がなく、
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.6

だいぶ前だが原作小説も読了済み。…とは言え、忘れていた部分が多く、今回の映画を見て改めて内容を思い出した。

女性の社会における立場の弱さ。昇進や、仕事を続ける事の難しさが描かれている。私は男性だが、
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.5

ネットで"荒らし"をするのが趣味の男が、ひょんなことからリアルな銃撃戦に巻き込まれる話。

コメディ・アクションとしてテンポがよく、音楽もノリノリ。かなり白熱の銃撃戦が楽しめる。

ただシナリオがあっ
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.7

キム・ギドクの作品の中では比較的意図がわかりやすく、起承転結もしっかりしていて見やすい作品だと感じた。

それでも人を選ぶような表現や、全体に漂う薄気味悪さ、悲壮感はキム・ギドク監督作品でしか感じられ
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