みそらしどさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

"Waving Through A Window"という楽曲から入り、ミュージカル作品だということ、日本ではミュージカルをまだ上演していないことを知って悲しく思っていた作品。でも今回映画化され日本でも>>続きを読む

劇場版 Free!-the Final Stroke- 前編(2021年製作の映画)

4.0

Free!を好きになりTVアニメ1作目を見ていたときから、もう8年くらい経っているんだなぁと何度も感慨深くなってしまった…。随分と遠いところまで来たね。

長く続いてきた作品だからこそ、キャラクターの
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなにも幸せな余韻でビタビタになる作品は久しぶりだ。
ドラマのときから好きだったから軽い気持ちで観に行ったけど、早く観られてよかったなぁと噛み締めた。
観客席を見回すと、年齢層が本当に幅広く、ご年配
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累 かさね(2018年製作の映画)

3.6

公開当時から気になっていたのになぜかずっと観るタイミングを逃し続けていた作品。

土屋太鳳ちゃんと芳根京子ちゃん、2人で一つのキャラクターを共有が繊細になされていてすごいと思った。
いじわるな感じの太
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.4

どんな話が全く知らなかったけれど、高橋一生さんを摂取したくて鑑賞。

この作品を観てじんわりとした気持ちになれたのはあの役を演じたのが高橋一生さんだったからだと思う。
アダルトグッズというトピックと関
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

高橋一生さんの眼鏡姿と、クシャッとした笑顔と、愛おしそうに見つめる視線はやっぱり「いいな〜」とならずにはいられない。
長澤まさみさんは、単に"綺麗な女優さん"というだけでなく、人間的な美しさというか、
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

エディ・レッドメインさんの演技は本当に素晴らしいなと彼の主演作3作目にして改めて思わされた作品。「思わされた」という言葉を選んだのは鑑賞中は完全に引き込まれていて、観賞後に引き込まれていたことをじわぁ>>続きを読む

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.4

山田裕貴さんの出演作を観たくて鑑賞。

どんな話なのか全く知らずに観たけれど、観終わった時の感覚が思っていたより好きで、丁寧な表現がされている小説を読んだときみたいだった。

主人公がきちんとフォーカ
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

予告とポスターで一目惚れ、やっと観に行けた。

まず、映像として芸術性がとても高い作品。どのシーンのどの瞬間を切り取っても絵になって、まるでポストカードのよう。80年代フランスのファッション、街並みに
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

鑑賞前はダメな男に沼っている女性の話かなと思っていたけど、そんなに単純な話ではなかった。
終盤には、そもそもこれは恋愛映画なのか?とすら思った。

パッと見だとマモルがクズなんだなぁと感じそうだけど、
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.0

「大丈夫。君は僕が好きだよ。」という小栗旬さんを予告編で見てからずっと気になっててやっと鑑賞。

監督が蜷川実花さんということで、さすが映像美だったなと思う。画面内の配色がとても良く考えられていて、ど
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キング(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ティモシー・シャラメ摂取のために鑑賞。
酒場でフラっとしてる姿、家族を想う姿、父に怒る姿、王として威厳と冷酷さを手に入れていく姿、どの表情もよかった…。

私は歴史分野よわよわなので、おそらく理解が全
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HUMAN LOST 人間失格(2019年製作の映画)

2.0

私の理解力が乏しいせいか、映画内で展開される状況や要素がうまく把握しきれず、そこまで入り込めなかった、

太宰治の「人間失格」を読んだことのある人なら「あ」と思うようなワードや設定が登場する点や、映像
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

名作とは聞いていたけど、想像していたより好きな映画になった。
今日は天気も悪くて、眠気とだるさがすごいので「好きなだけ食いながら家でゆっくり映画でも観てやる〜〜!」と思って観始めたけど、そんなささくれ
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

魔女たちやおばあちゃんのファッション、またホテル内の内装や家具など、60年代感のあるデザインが素敵なので、シンプルに視覚的なときめきがあった。

悪役に徹するアンハサウェイも美しくて見惚れた。彼女が画
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.7

人を好きになりすぎると自分を保てなくなるらしい。私はそこまで人を好きになったことがまだないからまだ理解はできない。
でも、「心底惚れるって、その人だけが例外になっちゃうてこと」は少しわかるかも。

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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

原作のゲームの実況動画を観てからずっと観たかった映画。日本公開を心待ちにしてた。初めて一人で映画館でホラー観たけど、大きめのスクリーンなのに早朝の回だったこともあり、観客は私含めて4人でちょっとドキド>>続きを読む

詩季織々(2018年製作の映画)

2.2

画面は綺麗。ストーリーは良くも悪くも先が読める感じ。
とにかくビーフンが美味しそうだったことが記憶に残りました。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジム・キャリーの出演作を、かなり久しぶりか初めてくらいに観たんだけど、表情豊か過ぎ。彼のコメディ的な表情の作り方や演技が、ストーリーの気持ち悪さや胸糞の悪さを緩和して観やすいものにしている一方で、際立>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

観よう観ようと思いつつ勇気が出なかった作品。

思ってたより…という感じだけど、ストーリーの展開や伏線の散りばめ方や、直接的なホラー要素以外での不穏な空気など、よく作り込まれている映画だなと思った。
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

胸糞映画として有名なのに深夜から明け方にかけて鑑賞。私は多分馬鹿です。

「ミュージカルでは恐ろしいことは起きない」と主人公に言わせておきながら、
恐ろしいことが起きてる中にミュージカルをぶちこむなよ
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ヴェノム(2018年製作の映画)

1.5

先日映画館で続編の予告を観たので、そういえば割とヒットしてたけど観てないなと思い鑑賞。

アクションシーンの豪華さはさすが。

エディがヴェノムを受け入れていくまでの過程が腑に落ちなかったり、2人が力
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

エディ・レッドメインの役作り、演技がとてもリアルで引き込まれた。眉や視線の動かし方一つとっても、そこには「ホーキング博士」が居た。
フェリシティ・ジョーンズの女子大生から妻や母への移り変わりの表現も素
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友罪(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

苦しさが続く映画。

命を奪う、奪われるって何。
命って何。
償うって何、それに終わりはあるの。
許すって何。救われるって何。
こんなことを鑑賞中も鑑賞後もグルグルと考える。

いろいろな立場の「罪」
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観てよかった作品。
音楽と映像が豪華だった。
美女と野獣のオマージュ(?)

ネット上の炎上、身勝手な賛否両論や憶測など、現代社会を生きる中で私たちがとても身近に感じる題材がテーマとして描かれ
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パターソン(2016年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

"暮らす"が描かれている映画。
いつもと同じこと、ちがうこと、嬉しいこと、悲しいこと、温かいこと…様々な日常があった。構成として1週間を切り取ったのは、より日常感を表していて面白かったと思う。

職場
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ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)

2.5

ジェームス・ディーンのことは知らなかったけれど、デイン・デハーンが観たくて鑑賞。

ジェームスのファンなら、こういう一面もあったんだ」とか「当時はこういう心情だったんだ」とかより楽しめたかもしれない。
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

登場する男の口から出る言葉(ニールの化粧の話とか)が絶妙に癇に障ってきて、監督のフェネルさん自身こういう言葉に嫌な思いをしたのかなとか考えた。

キャシーがバサバサと復讐していくのは気持ちがいいけど、
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

2.9

好きだから→好きと伝える/キスをする/寝る、とかそういう単純な心と行動の繋がりではなくて、好きだけど・好きだから→簡単に行動できなかったり、確信してしまうものがあったりする…みたいな、そういう面倒で繊>>続きを読む

スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

2.8

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人生に絶望した自殺者/自殺志願者が沢山いて暗い世界観はよかった。
ただ展開的には割と簡単にハッピーエンドになってしまったのが個人的には物足りなさを感じた。
「人生は幸せ」「愛が大切」「絶望せずに人生の
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.1

有名な作品だけど観たことがなくて、「そちらの方がインターンなのね!?」というところからスタート。

ジュールズはビジネスの世界の中で女性差別による嫌な思いをしてきたけど、その彼女がベンに対して「高齢者
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.5

他の人から批判的な言葉を投げられたときには、捻くれた返答をしたり、自分を卑下するようなことを言うのは恐らく傷を浅くするため。
でも、本当は"出来ない自分"に対して1番失望していて悔しい思いをしてるのは
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.3

ティモシー・シャラメが、恋人に甘く笑いかけたり、雨に濡れてたり、憂鬱そうに眉をひそめたり、物憂げにピアノを弾いたりする姿が観られる映画。

アシュリーとギャツビーのどちらの心が先に離れたとか、裏切った
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空(カラ)の味(2016年製作の映画)

4.0

観るタイミングが合っていたのか、誤っていたのかわからないけど、とても、とてもヒリヒリした。
共感いうよりも、「共鳴」「共振」が近い感覚だった。

「自分よりもっと大変な人がいるはずなのに」

「ただの
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虐殺器官(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作を一年以上前に読んで、映画も観たいと思ってたので鑑賞。

まず、クラヴィス(CV.中村悠一)とジョン(CV.櫻井孝宏)が、わかってたけどやっぱりつよつよ……。
多分100人いたら89人くらいは、ジ
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.3

アメコミ系はバッドマンしか観たことなかったけど、ハーレイ・クインの容姿に惹かれて鑑賞。

ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーのスタイルが良すぎてずっと見てしまった。細く引き締まってているけど、パワ
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