みそらしど

スーサイド・ショップのみそらしどのネタバレレビュー・内容・結末

スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

人生に絶望した自殺者/自殺志願者が沢山いて暗い世界観はよかった。
ただ展開的には割と簡単にハッピーエンドになってしまったのが個人的には物足りなさを感じた。
「人生は幸せ」「愛が大切」「絶望せずに人生の素晴らしさに気づいて」というメッセージ自体は悪くないけど、それを気づかせるための過程や理由が弱くて、話に薄い感じが出てしまっている気がする。

終盤直前まで暗い雰囲気が流れている作品だけれど、ミュージカル的要素で歌が多くて意外だった。
人同士のやり取りや、登場人物がナチュラルにモノローグするシーンがない分、歌でそれぞれの想いを吐かせる手法は効果的だったと思う。

これは単純に興味なのだけれど、父親の名前が「ミシマ」でなんでなのかなぁって思った。会えて日本風の名前にした理由があるんだろうか。