ナチス犯罪追求の検事フリッツ・バウワーを描いた作品。
同じ時期にアイヒマンを追え!が出ているが、こちらの方が時代背景色が強い。これはアイヒマン問題よりも、アデナウアー政権閣僚のナチス関与を問おうとし>>続きを読む
アイヒマン捕縛に関わったドイツ人の物語。敗戦後、社会があり続けるからこそ直面する問題であろう。日本やイタリアとはまた違うものがあるが、本質的には共通するといえる。戦後の連続性と社会正義の折り合いは簡単>>続きを読む
第二次大戦下で、第一次大戦の当事者ヴィルヘルム二世とナチス政権のやりとりを背景にした物語に興味を引かれて視聴。
散々指摘されているように、邦題タイトルがイマイチだが、原題を知って視聴すると、まるで印>>続きを読む
オランダ人が魂を込めて作った作品といえる。まず、海戦描写や、船舶、文化を再現しようとする姿勢が好感。
さらに、言語がオランダ人はオランダ語、イングランド人は英語を用いて臨場感がある。
また、デ・ウ>>続きを読む
UCの原作小説でやり残した話を膨らませた作品といえる。UCの後、ということで、否応にもプレッシャーが周囲からあったと思うが、単品として宇宙世紀のなかで起きた事件として手堅くまとまっている。逆にいうと手>>続きを読む
いかにもブリティッシュな映画。単にバカバカしく楽しめるが、何度も観ると新しい発見ができる楽しい作品に仕上がっている。
例えば、フランス人的な英語の発音や、イギリスのスパイを暗示させるつもりが、多国籍>>続きを読む
今回、様々に語れる良作に仕上がっている。それだけに、次回のハードルは高いだろう。
ただ、疑いない事がある。それは40年の時を越えて、アンドロメダは最高の働きをした。
様々な思いで、このヤマトは見る>>続きを読む
何となく、何度も見てしまう映画。戦争映画として、良作であるからだ。
ただ、戦闘シーンの見応えはあるものの、この題材のわりに、アメリカ映画的すぎる。重ねて、戦闘描写だけならば、4を超える出来だが、ひと>>続きを読む
スターリン死去からベリア粛正までの闘争をコメディに描いた作品だった。もちろん、脚色や誇張はある、しかし権力闘争や政治制度、ソヴィエトに対する皮肉、おかしさを実感できよう。
一方で改めて、21世紀だか>>続きを読む
ザ・ロック様の映画なので、バカ映画の類と気楽な気持ちで視聴。
全体的にコミカルで予定調和なところがあるが、テーマをしっかりと示して、笑わせながら、しっかりと遡求力ある作品に仕上がっている。
楽しい>>続きを読む
エヴァの凄惨なネルフ本部攻撃のモデルと言われ、あまりに残虐的であってモデルを見ることを躊躇ってきたが、テーマからしていつか見ないといけないなと思っていて、漸く視聴。
本土決戦の惨禍、戦争の狂気を見事>>続きを読む
今回はデスラー総統の真意と、半世紀近くを経て、地球防衛軍の底力を示す回と言える。
デスラー総統の真意をよく表現できたと思う。賛否は分かれるところかもしれないが、私は肯定的に受け止めた。
そして、ヤ>>続きを読む
伊能忠敬の地図作成を本作品は、背景に天文学があることや、その苦難を見事に描いている。
それだけでなく、知の求道者としての姿は、学問に取り組む姿勢として尊敬の念を強くした。
加藤剛の伊能忠敬は、知に>>続きを読む
ドイツ・アクションが物珍しく視聴。アクションと言葉回しが軽妙だった。
展開も、ハリウッドではあまりないので新鮮だった。ただ、際立つおもしろさというより、何となくアクションを見たい人に程よい。
若きマルクスがエンゲルスと出会い、共産党宣言に至るまでを描いた作品。学問に触れた人間ならば、目を引かれてしまう題材だろう。
考えてみれば、ナザレのイエスと同じくらいに世界にインパクトを与えたにも関わ>>続きを読む
議会政治において、言葉がどれほど尊いかを感じ取らされる。チャーチルにはたしかに様々な視点から論じることができる人物
だ。この映画ではダンケルクと並行して、必ずしもまだ大戦がどうなるかわからない時に、悩>>続きを読む
後輩からもらい、なかなか見ていなかったが、ようやく視聴。
ミュージカル的な構成は、王道的なエンタメであり、そこに一次大戦を皮肉に描く。
政治家たち、将軍たち、兵士たち、銃後のひとたちをそれぞれに焦>>続きを読む
今年の映画館2本目。
本作品は、何より見た後の爽快感がすばらしい。ラ・ラ・ランド同様に、映画とはかくあるべし、そう思わせるエンタメぶりと、ミュージカルを見ているような楽しさがある。
また、素材だけ>>続きを読む
ドイツでこの映画か制作されたことがおもしろい。
彼がタイムスリップしたらば、というネタは風刺が効き、民主主義そのものへのブラックユーモアに満ち溢れている。
そして最後に女性テレビマンが述べた言葉は>>続きを読む
世紀末にいくつも作られた、終末に立ち向かう物語のひとつ。
王道ゆえに奇をてらわず、手堅いキャストは安心感がある。それゆえに予想を超える驚きはないが、音楽や演技は秀逸で、冒頭述べた、20世紀の終末もの>>続きを読む
監督自らのリメイク版というが、見せ方が全体的に洗練されている。
金田一シリーズに見られる地方社会の怨讐をテンポよくわかりやすく描いていた。内容もわかりやすい。
古いシリーズより、見やすさを感じるの>>続きを読む
テレビ版も同様だが、コナンとしてはおもしろいかもしれないが、ルパンとしては物足りない。
まだカクテルとして熟成されていないという印象だった。
さらに不運が重なってしまったのが、ルパンどころか、毛利>>続きを読む
人間が尊厳を抱き生きることは常に難しい。この映画は改めてそのことに気付かさせられる。
そして、改めてアメリカの多様性を正負の双方より示している。
たしかに帝国たるアメリカ、国外の文化に対する無思慮>>続きを読む
チャーチルを真正面から扱った作品。彼の性格を有名なエピソードを混ぜながらよく示している。
特にこの作品で興味を惹かれた点は、キャストを本人たちに可能なかぎり近づけている点だ。
チャーチル、チェンバ>>続きを読む
ヘンゼルとグレーテルの名前を申し訳程度に借りた映画。
ファンタジーにガンアクションを混ぜたいと、作り手の欲求に従った感がある。
それを求めている人なら楽しめる。ヘンゼルとグレーテルを見たい人には肩>>続きを読む
何気なくスカパーにて視聴。
フランス映画にしては珍しいアクションと思ったら、やはりリュック・ベンソン。
欧州映画にしては珍しく、大統領が善人。アメリカにしろフランスにしろ、国家元首を公選する国は、>>続きを読む
アメリカ人が好きそうな作品だなぁと思うが、内容は手堅くまとめられている。
緊張感があり、それは終わりまで続き、物語を盛り上げる。
個人的には、ピアーズ・ブロスナンが役作りかもしれないが、ずいぶん歳>>続きを読む
後回しにしてきたが、ようやく視聴。
シリーズもののよい面と、ルーカスの暗黒面が垣間見える作品だった。
大正解だったのが、キャスティングを変更せず、歳を重ねた面々を見ることができたことだ。アメリカや>>続きを読む
タイトルに負けている感は否めない。しかし、アメリカ人にとって、真珠湾攻撃は、その程度で、我々日本人が過大に捉えすぎているのだろうか。
また、主眼がそこにないとはいえ、東京空襲の描写は、まあポリティカ>>続きを読む
いよいよ折り返し地点にさしかかる、さらば・2のリメイクだが、旧作にあったコミカルな要素を廃してテーマを追及していくスタイルは2199も同様だったが、その傾向が強くなっている。個人的にはもう少し肩の力を>>続きを読む
武士の行き様を描く事は、日本映画にとって娯楽であり、アイデンティティの模索に思える。間違いなく創造されたナショナルアイデンティティではあるのだが。
そこにこの作品はそうした武士の行き様にアンチテーゼ>>続きを読む
映画館の予告を見て、タイトルからは想像できない内容で興味を引いたが、足を運ぶまでには至らなかった。
プライム視聴を機会に見て見るが、アクションは楽しめる。何も考えず見ることができる。
毎年忠臣蔵は繰り返し放送されて来たがゆえに、新しい試みもでる。本作はそのひとつだ。
武士の生き方は、数ある人間が抱く生き様のひとつに過ぎない。しかし、エモーショナルな気持ちにさせられるのは、なぜだろ>>続きを読む
金田一シリーズは古谷一行や稲垣を見て来たが、映画として見直す機会として石坂版を視聴。
時代設定をうまくいかしていて、役者の演技も味を出して、後々金田一のイメージ作りに貢献している。
また、日本の地>>続きを読む
池波正太郎の言葉回し、そして殺陣に圧巻された。
役者たちの演技が素晴らしい。日本的な、忖度する場面は、見るものに味わう楽しみを与えてくれる。
そして、池波さんだけでなく、監督も好みなんだろうエロテ>>続きを読む