のんびり映画さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

のんびり映画

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牛泥棒(1943年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

イーストウッドがベストにあげているらしいので鑑賞。
アクション映画ではなく、捕らえた牛泥棒を私刑で吊るし上げるか、正式な裁判にかけるで揉める異色の西部劇。 75分と短い映画だけど内容が重たく見応えがあ
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幻の光(1995年製作の映画)

4.0

幼いころの祖母が失踪し、成人後に夫が自殺してしまった女性の喪の作業を静謐なタッチで描く。是枝監督は最新作の「海街diary」でも画面には映らない人の影に囚われた人たちの話だったしデビュー作から個性が強>>続きを読む

浮草(1959年製作の映画)

3.6

有名だけどあまり興味の持てない監督だった小津安二郎の映画を観てみた。めっちゃ地味なのを想像していたけども明るくて観やすい。 パッとしないドサ周りの役者が興行がてら昔作った自分の息子に会いにいく話で、自>>続きを読む

女優霊(1995年製作の映画)

3.2

jホラーは訳がわからないのが多いし怖すぎるので苦手だけど「リング」だけは面白くて同じ監督の前作なので観てみた。 怖すぎずほどほどに面白い。Jホラーの原点とか言われてるし、当時は斬新だったんだろうな

ハタリ!(1962年製作の映画)

3.6

「ハタリ」とは「危険」という意味らしいけどホントに撮影は危険だっただろうなと思う映画だった。
アフリカで動物を生け捕りにして動物園に売る人たちの話でチーターやサイ、ゾウ、バイソン、ダチョウ、キリンとあ
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グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

3.1

キング牧師の伝記。非暴力を掲げながらも戦略的で戦争映画のようだった。歌うようにリズミカルな演説は力強くて聞きやすい。
橋でデモ隊が蹴散らされる場面は「猿の惑星」で観たのとそっくりだったけど「猿の惑星
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マンディンゴ(1975年製作の映画)

3.9

黒人奴隷を扱った映画では「それでも夜は明ける」よりタブーに迫っていて衝撃的。嫌悪感を抱いて当然の容赦のない描写と場にそぐわないポップな音楽も狂っている。 生まれた時代を嘆く曲はオープニングとエンディン>>続きを読む

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.5

とにかく殺人シーンがキレッキレで、鮮烈で、残酷で、ショッキングで、音楽も映像も鳥肌モノで細かい所なんてなんてどーでもよくなる。 正直オカルトな謎解き部分にはあまり興味がもてなかったのだけど、ウトウト>>続きを読む

裸の島(1960年製作の映画)

4.7

離島に暮らす中年夫婦と二人の息子の生活を描く。
モノクロの劇映画だけどドキュメンタリーのように坦々としていた。別の島まで船を漕いで水を汲みにいき、作物を育て、息子を学校に送るの日常を追っていくだけで台
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

-

変なお話。本格サスペンスだと思って構えて観てしまったのは失敗でした。
猫飼いたいし、あんな隣人がほしいし、壁でマッチをこすって火をつけたい。

ラン・オールナイト(2015年製作の映画)

3.7

すごくアメリカらしい娯楽映画。
良くも悪くもベタな話だけど見せ方が上手く面白い。 ただ場面転換の方法はハードボイルドな内容とは合っていなかった。編集が細かいからかドラマ部分も軽く感じてしまったのは残念
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灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

3.7

レジスタンスの青年の一日を追った映画。
この映画だけ観ても背景がつかみにくいと思うので、まず「地下水道」を観てからのほうが分かりやすいと思う。

地下水道(1956年製作の映画)

4.4

ワルシャワ蜂起後ドイツ軍に包囲されたポーランド軍の中隊を描く。
ポーランドの歴史なんてあまり知らないし興味がないからといって観ないのは勿体ない。歴史の流れを知っていないとよくわからないタイプの戦争映画
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野良犬(1949年製作の映画)

4.0

拳銃を奪われ自責の念に駆られる新人を三船敏郎、ベテランの飄々とした刑事を志村喬が演じる刑事ドラマ。
うだるような暑さが画面から伝わってくる。戦後の街を彷徨う場面は当然のことながら今の日本とはほど遠くて
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ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム(2013年製作の映画)

1.3

このレビューはネタバレを含みます

つまらなかった。
チャット相手が姿を現さないのですぐに実在しないのだろうなと読めてしまう。騙される側の少年が主役だったけど、騙す側の少年の視点からも描いて、もっと狂った青春モノとかにしたほうが好みだっ
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ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

3.9

全体が映画業界へ風刺でできている皮肉が効きまくりな映画好きのための映画。 本筋とは別に役者名やタイトルが飛びかい、しれっとカメオ出演している人が多いので映画に詳しいほど楽しめそう。

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.0

怪獣の戦いを人間からの視点で描いたのは面白いけど、終盤以外の戦闘シーンや街を破壊するシーンなどをバッサリと大胆にとばしていて物足りない。監督の前作モンスターズでは怪物が謎めいていたので、全体を見せない>>続きを読む

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.6

多少の矛盾や疑問などは気にさせずに勢いで突っ切り、主人公の魅力と畳み掛けるような演出でみせるエンタメ映画。
ハリウッドのブロック・バスターテイストの映画だが、主人公をはじめとして登場人物のほとんどが自
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.2

閣議でのポツダム宣言受諾決定から玉音放送開始までの24時間を映画化。
登場人物が非常に多くて入り乱れる混乱した一日を描いているにもかかわらず観やすくわかりやすいし、戦争映画でこう言うのもなんだけどエン
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

2.9

好きなシリーズに好きな役者と監督が新たに参加しているから間違いないと思っていたけどイマイチのれなかった。前半は普通に面白かったので僕の体力がないから楽しめなかった気がする。
ただでさえアクションばかり
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シャロウ・グレイブ(1994年製作の映画)

2.8

ダニー・ボイルのデビュー作。冒頭からカメラが猛スピードで移動しているし「友人が信頼できなくなったらどうする?」というセリフから始まるのもダニー・ボイルらしい。
急死したルームメイトの死体を処理して、部
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

縦、横が1対1の大きさの画面だったので、前列で観ればよかったと後悔。画面が広がる場面が希望に満ちていて一番好き。ただ全体としてはあまり感情移入は出来ず合わなかった。

セッション(2014年製作の映画)

3.0

音楽と映像は素晴らしくても主人公が嫌な奴過ぎて今ひとつのれなかった。あんな奴鬼教師じゃなくても怒鳴られて当然。

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.4

失踪した少女を捜索しに、一人の警官が離島を訪れる話。
サイコホラーだと思って借りたけど、ミュージカルシーンが挟まれるし、下ネタが多かったりと狂ってはいるけども、あまり怖くはない。 怖くはないかわりに間
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人魚伝説(1984年製作の映画)

4.2

かなり前から気になっていたけど、やっと観れた。
「人魚伝説」とまあ綺麗なタイトルだけど、内容は夫を殺された海女さんのどうかしている復讐劇。

海中でのシーンは綺麗だけど、濡れ場は生々しく、ゾンビ映画
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.5

密入国の手引きをしている途中でトラブルが起き、船員たちが狂っていくなかで、唯一狂いきってない主人公か女性を助けようとする話。
陰惨なストーリーをアクの強い俳優たちが演じていて韓国らしい。船長の怪物ぶり
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カリフォルニア・ドールズ(1981年製作の映画)

5.0

なにもかも最高。全く泣かせる意図はないのだろうけど、画面からはみ出さんばかりのアクションには興奮だけでなく涙すらした。
理屈抜きに好きだし人生で5本の指に入る。

複製された男(2013年製作の映画)

3.8

自分のそっくりさんを見つけてしまうというストーリーより、映像、音楽が終始不穏で、鑑賞中ずっと不安にさせられる映画だった。
「敵」という原題を知るとまた印象が違って見える。
全く理解はできなかったけど、
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暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

バッドエンドばかりの犯罪者の逃避行物のなかでも、かなり切なかった。
霧や蒸気の使い方が印象にのこる。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

すごい映像だなと感心するし、ストーリーも大好きなはずなのに、全くといっていいほど興奮する場面がなかった。
多分長回しがずっと続くせいだ。
長回しは嫌いじゃない。「フライト・ゲーム」「トゥモロー・ワ
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シルビアのいる街で(2007年製作の映画)

4.6


昔出会った女性を街で探すだけという、おそらくイケメンが主役でフランスが舞台じゃないと成立しない雰囲気映画。こういうとなんか貶しているみたいだけど今年観た中で一番好きだし、もっと評判になってもいいと思
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.4

今頃かぐや姫かとあまり期待してなかったけど良かった。
もちろんストーリーは知っているけど水彩画みたいなタッチのアニメが新鮮で魅入ってしまった。 ジブリで一番好きかもしれない。劇場に行かなかったことを悔
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海を飛ぶ夢(2004年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

全身不随の男が尊厳死を求めるヒューマンドラマ。
事故から二十数年たったところから映画が始まるので、主人公の決意は完全に固まっていて、周りに反対されても、裁判所に認められなくても、最後まで考えが変わらな
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

虐殺の加害者側が喜々として自らの殺人を再現してみせる異色のドキュメンタリー。インドネシアで虐殺があったことも知らなかったのでショック。
殺人の再現をしているのに笑ってしまうほどにチープで、「ザ・レイド
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.8

20分に一度の殺人! 向けられる疑惑! 上空の密室! 乗客全員容疑者! リーアム主演! と観終わってからポスターを見返してみると見所がほぼ全部書いてある。

キッチリ20分ごとに人を殺すサービス精神に
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

1.9

ベッソン版「2001年宇宙の旅」なのかな?

ちゃんと考証に基づいて作られたSF映画もあれば、分かっていないことをいいことにやりたい放題している映画もけど、この映画は明らかに後者。
スカーレット・ヨハ
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