のんびり映画さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

のんびり映画

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招かれざる客(1967年製作の映画)

2.9

白人女性が黒人の婚約者を両親に紹介したことから起こる騒動しい一日の話。60年代当時は人種差別も根強くて、このデリケートなテーマで映画を作ること自体が珍しかったんだろうな。
演技巧者が揃ってるから観れる
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しあわせな孤独(2002年製作の映画)

3.7

交通事故で全身麻痺になった被害者の婚約者と、加害者の夫が不倫をしてしまうメロドラマ。一切の効果音や音楽を排除したシンプルさで観客を惹きつける監督の手腕は本物。
今やハリウッドの第一線で活躍してるマッツ
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ザ・ミッション 非情の掟(1999年製作の映画)

3.6

ヤクザな稼業から足を洗っていた5人の男たちが再び集まり、ボスの護衛と敵の壊滅のミッションに挑む。
ありふれたジャスコを舞台にありえないほど痺れる銃撃戦。男たちは背中を仲間に預け、発砲音がしても微動だに
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

イーストウッド監督だけど知らないグループの伝記だし… アメリカでイマイチの評判だし… 映画館も遠いし… と、観ようか観まいか悩んでいた自分をジャージー流でシバきあげたくなる傑作だった

80歳を超えて
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ノスフェラトゥ(1978年製作の映画)

4.0

同じ吸血鬼を題材にしてもハリウッド映画とは全く違う。終始不気味な雰囲気が漂い、目が離せなくなる怪作だった。
ドイツの鬼才ヴェルナーヘルツウォーク監督で、怪優キンスキーがドラキュラを演じる。吸血鬼で連想
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泣く男(2014年製作の映画)

3.5

ターゲットの娘を誤射してしまった殺し屋の贖罪の物語。

監督はおそらく90年代のハリウッドアクション映画好きなのだろう。ボンベを使ったトリックとか久々に観たし、急にプロレスやボクシング風のファイトシー
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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

3.0

イラン人監督アッパス・キアロフスタミによる邦画。あまり多くを語らず観る者に委ねるかのような脚本で不親切だか退屈はしなかった。

ある愛の風景(2004年製作の映画)

3.7

戦死したと思われていた夫が帰ってくるが、精神疾患を患いまるで別人のようになっていた。「マイブラザー」としてハリウッドでもリメイクされたデンマーク映画。
映像のシャープさはハリウッド版の方が良いけど、私
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スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

2.7

自殺用具専門店のミュージカル映画。

絵がすてきなダークファンタジーなのだが、なにか物足りない。ティム・バートン監督作品をうすーくしたみたいな印象

店の店主の名前が”ミシマ”でやたら割腹自殺を薦める
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HUNGER ハンガー(2008年製作の映画)

3.7

海外の映画祭で話題になっていた5年ほど前からずっと見たかった映画

イギリス政府は、北アイルランド紛争関連の囚人たちが政治犯から除外し、対決姿勢を鮮明にする。これに対し、囚人たちは塀の中からの抗議によ
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オール・イズ・ロスト 最後の手紙(2013年製作の映画)

3.8

往年の名優レッドフォードの底力を改めて見せつけられた。

ヨットクルーザーでバカンスを楽しんでいたところ、漂流してきた巨大なコンテナが衝突し舟に穴が開いて浸水。救難信号も通信機が故障したために出せずに
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その夜の侍(2012年製作の映画)

3.2

ひき逃げで妻を殺された男(堺雅人)がひき逃げ犯(山田孝之)に復讐を誓う話。
「2日後にお前を殺して俺も死ぬ」という脅迫状で映画が始まります
堺雅人は生きる気力を失っていて身だしなみも整ってなくて復讐だ
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ドン・ジョン(2013年製作の映画)

3.4

ポルノ中毒の男ドン・ジョン(ジョセフ・ゴードン・レイビット)が主人公の異色のラブコメ。
ジョセフって「500日のサマー」とかでひょろっとしたイメージだったけどこの映画ではムキムキのプレイボーイでまるで
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地上より永遠に(1953年製作の映画)

2.8

名作と言われてるけど微妙。
アメリカ軍内のいじめの問題や不倫など当時のタブーを描いたようだが今はもっと深くタブーに踏み込んだ映画があふれてるのであまり衝撃を受けなかったな。どんなに理不尽な扱いを受けて
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ザ・ファイブ(2013年製作の映画)

2.2

韓国産の復讐劇とか大好きなんだけどつまらなかったな

家族を殺された女性が自らの体を移植のドナーとして提供することで仲間を集めて犯人に復讐する話。あらすじだけみれば面白そうなんだけど、エキセントリック
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がんばっていきまっしょい(1998年製作の映画)

3.9

女子ボート部の3年間を追った青春スポコン映画
オープニングでフジテレビのロゴが出たときは心配だったけど、そんな不安を吹き飛ばすべきばえでした。 
スポコンもので好きなのが演者の努力が見える部分。後半に
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カラーズ 天使の消えた街(1988年製作の映画)

3.7

LAの街を舞台。構成員が6万人を超えるカラーギャングたちに対し警察官はわずか250人しかいなかった。定年間際のホッジス(Rデュバル)と新米警官のマクガヴァン(Sペン)の二人を中心に治安維持にあたる警察>>続きを読む

パリ猫ディノの夜(2010年製作の映画)

3.5

フランスのアニメって画のタッチからして個性があって面白いね
泥棒猫のディノと飼い主の少女、少女の父を殺したマフィアなどが絡む冒険のお話。
65分間の中編映画ながらストーリーや映像表現も工夫されてて面白
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アマロ神父の罪(2002年製作の映画)

3.2

基本は期待している映画しか観ないけど”神父の罪”ってタイトルに惹かれ手に取った。パケ裏を見るとアカデミーの外国語映画賞にノミネートされてるし、主演がガエル・ガルシア・ベルナルだしで観てみることに。
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

3.8

俺の大好きな「ダメ人間が2ミリぐらいだけ成長する系の話」
ニートで毎日だらだらしてるタマ子と、離婚した父の2人暮らしで生活してる様子を追った映画です。
前田敦子の演技を見たの初めてだけどいいな(笑) 
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BRICK ブリック/消された暗号 BRICK ブリック(2005年製作の映画)

3.3

「ルーパー」でもコンビを組んでいたライアン・ジョンソン監督、ジョセフ・ゴードン・レイビット主演の映画。

ジョセフが元カノの死体を発見したところからはじまり、徐々に彼女の死の真相に近づいていく。本格ハ
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デッドマン・ダウン(2013年製作の映画)

1.2

復讐劇&ドラゴンタトゥーの女の監督なので不評だけど観てみました!

でも前評判通り超つまんなかったですね…
犯罪組織に家族を殺された男が組織に潜入して復讐を狙う話なんですけど、すごく展開が分かりにくい
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.6

キアロスタミのジグザグ道三部作の二作目。
「友だちのうちはどこ?」でロケをした地が大地震にあってしまい、出演した子供たちに会いにキアロスタミ監督が被災地に向かった。その出来事にフィクションも織り交ぜて
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

マッチ工場で働く孤独な女性の映画
カウリスマキ映画でおなじみの役者たちがそろい踏み。
望まぬ妊娠をしてしまって周囲の人たちを片っ端から毒殺するっていうショッキングな内容。カウリスマキ映画は陰鬱な雰囲気
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汚名(1946年製作の映画)

3.0

ヒッチコックのスパイ映画。評判いいけどヒッチさんの中では好きじゃないな。いつもの主人公が災難に巻き込まれて状況が分からず混乱するパターンの方が好き
役者は相変わらず演技派の美男美女を選ぶのが上手い

スリーパーズ(1996年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ブラピ、デニーロ、ホフマン、ベーコンと超豪華キャストが揃っているので観てみました
少年院で看守にレイプされてた少年たちが、大人になって偶然看守とバーで再開して殺してしまう。捕まったやつらを無罪にすべく
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罪と罰(1983年製作の映画)

3.0

ドフトエフスキーの古典小説を翻案してカウリスマキが映画化
恥ずかしながら小説の方を読んだことがないのでまた読みたいと思った。

真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.9

失業シーンからはじまるおなじみのカウリスマキ節
重たい話でもあまり暗くならないのが魅力だと思ってる
初めてカウリスマキの映画を観たときは、なんか素人くさい映像だと思ってたけど全くの間違いだった。色彩も
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赤い風船(1956年製作の映画)

4.1

風船が文字通り生きているかのごとく動き回る少しファンタジックで素晴らしい短編。
CGのない時代にどうやってあの動きを作り出したのか気になり調べてみると「風船おじさん」とかいう人の情報を見つけてしまった
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教授とわたし、そして映画(2010年製作の映画)

3.4

勢いがある韓国映画界でも芸術映画の監督は資金調達に苦労してるんだな
ラストを見て監督の半自伝的な内容なのかとも思ったけど違うみたい

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.6

メッチャ良かった。間違いなく今年ベスト!

観る前は泣けると思ってなかったのですが、今まで劇場で観た中で一番泣きました。別に泣かせようとして演出されてない冒頭の集落のシーンでも何故か泣いていました。
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バージニア・ウルフなんかこわくない(1966年製作の映画)

4.2

傑作「卒業」の監督の映画なので鑑賞。結論から言えば超面白かった
2組の夫婦の罵り合いがヒートアップして、配偶者に隠していた本音や過去が明らかになってくる

この映画の会話の面白いところは嘘や矛盾、建前
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.1

フランシスハ見れそうにない腹いせに同じ監督の映画を観ました
離婚のコメディで監督の半自伝的な映画だそうです
軽ーいトーンだけど話は重い映画でした