zunzunさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.8

X-menシリーズはマシュー・ヴォーン監督作『ファースト・ジェネレーション』が一番好き。って言うか傑作。
それ以外の作品は…微妙。日本を舞台にした作品は最悪!
本作は『ファーストジェネレーション』に次
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栄光のランナー 1936ベルリン(2016年製作の映画)

4.0

ヒットラーが前面に出て何かすると言うより、民族優越さや国威を示す為、オリンピックを是が非でも成功させたいゲッペルスとの駆け引きや闘いを描いた作品といった感じだった。ゲッペルスが登場するたびに不気味な雰>>続きを読む

フィレンツェ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館 3D・4K(2015年製作の映画)

2.6

同じような企画作品『ヴァチカン美術館4K3D 天国への入口』は、“展覧会の紹介番組”をロングバージョンにしたような内容の作品。 本作も同様の内容です。
ですが、『ヴァチカン美術館4K3D』とは違い"無
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.9

ハリウッド版ゴジラは観ている。初代ゴジラはお勉強程度に鑑賞。それ以外の歴代ゴジラはwowowで放送されていたが、食指が動かず未鑑賞。
なので日本版ゴジラの新作を観たのは初めて。
それほど期待はしていな
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.2

映像やキャラクターのクオリティの高さは折り紙付きのピクサー作品。本作も流石って感じです。
でも肝心のストーリーが今ひとつ飲み込めず。
これって"障害を持つ者"のハンディキャップお話なのかとか色々考えた
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

倦怠期の40代夫婦が20代の若い夫妻に刺激を受け右往左往する作品。
ジェラシーと寛容さの板挟みなる夫ジョシュ。ベン・スティラー演じる"頭でっかち"中年男のジタバタは痛々しく滑稽でもある。ナオミ・ワッツ
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

4.0

冷戦下、赤狩りの旋風が吹き荒れるハリウッドで、偽名で脚本を書き続けたトランボの嘘のような実話。
重々しくなりかねない内容は、軽快なタッチで描かれ、終始笑いを誘う。トランボの機知に富んだユーモアや皮肉ま
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AMY エイミー(2015年製作の映画)

4.2

冒頭から、エイミーの歌声とチュートさに魅了される。よくここまで記録が残っていたと思わせる豊富なプライベート映像は凄い。

暗雲が立ち込めるのはブレイクと出逢ってから。何でこんな奴を好きなんだろうって所
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葛城事件(2016年製作の映画)

4.0

分かった気にもなってしまうが、本当は理解できない一家の話。良い意味で消化不良を起こし、最高の後味の悪さを覚える作品。

稔と獄中結婚する星野(田中麗奈)
冒頭から獄中結婚の提案する田中麗奈の役柄して理
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

2.3

前作をはるかに超える映像。日進月歩の技術進歩は凄い!
前作の俳優陣はだいぶ老け込み、月日の流れを感じる。
何一つ変わらないのは、お馬鹿なストーリー。
(おバカ込みで楽しんでるので文句は言えないけど…)
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ペレ 伝説の誕生(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

背番号10をエースナンバーにした偉大な選手ペレの若かりし頃の伝記作品。
物語の中核に"ジンガ"を据え、父と息子の物語・メッセージ共に素晴らしい。
だけど…後半は今ひとつ話に乗れず、胸は熱くならなかった
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

故郷アイルランドと移住先アメリカとで、恋の板挟みになる展開や繊細に揺れる心理描写は少女漫画のように思えた。

ヒロインの心情の描き方が自然な流れなので、板挟みになった心の揺らぎや故郷への複雑な想いなど
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裸足の季節(2015年製作の映画)

3.9

ソフィア・コッポラー「ヴァージンスリーサイズ』のトルコ版と言われている作品。確かに美しい5人姉妹の思春期特有の瑞々しい輝きや残酷さが描かれている点で共通するところが多い。
でも、今現代でも続く悪しき因
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

様々な小ネタに笑わせられ、思春期に通過する事柄に感傷とトキメキを覚え、人と人が交わり何かを作ることの素敵さを認識させられる。そして最後には改めて音楽の素晴らしさを実感。
そんな小粋な作品。

皆んな背
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ダーク・プレイス(2015年製作の映画)

3.2

原作は未読。
悪魔崇拝、冤罪などのワードから推測して恐らくウェスト・メンフィス3事件を下敷きにして作られストーリーだろう。
冤罪事件を題材にした作品は、無罪が判明し釈放されても、それまでの囚われの身で
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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

2.8

ティム・バートン監督の前作はそれほど乗れなかったが、ミア・ワシコウスカのコスプレ姿が可愛いので許せた。

白の女王アン・ハサウェイは"すっとぼけ感"が良い。
赤の女王ヘレナ・ボナム=カーターは"やさぐ
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レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)

3.7

1960年代にイギリスの裏社会に帝国を築き上げた実在の双子のクレイ兄弟をトム・ハーディが一人二役演じた作品。
いろんな意味で愛の作品。女への愛、双子愛。そして愛憎。
双子の兄レジーの妻フランシス目線で
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.8

倫理観なし!ルール無視!やりたい放題!メチャクチャやって、成り上がって行く姿はギャング映画そのもの。
お気に入りのシーンは、うだつが上がらない刑事.諸星がピエール瀧.演じる先輩刑事から助言を受け"目か
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

低予算の都合なのかもしれないが、派手なシーンはない。その分、作品全体のトーンが静謐な密室劇のSFスリラーと言った感じで常に画面に緊張感がある。尚且つ内容は哲学的でもある。

チューリング・テストの合格
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.4

ウッディアレンによるドストエフスキーの「罪と罰」を下地にした作品は何作品かあると思う。直近では『マッチポイント』だろう。
コメディタッチで隣人が殺人者でないかと探る要素の作品もウッディ・アレンは何作か
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.7

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」風のベストダウンを着込む主人公はボンクラ。
ボンクラ映画としては凡庸だが、社会風刺としては超一級の作品。
ヒットラーはヒットラーのままだったが、過去から学ばない我々大
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.7

「そこに行っちゃダメでしょ」って所に皆んな行ってしまう所など、ホラー映画さながらの怖さがあった。突っ込みどころ満載なのもホラー映画ぽい。警察が馬鹿過ぎるのもほんのご愛嬌!
香川照之演じる"謎の人物"の
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.8

内容をろくに知らずに鑑賞したので、ラブコメ的な展開から、後半の容赦ない展開に吃驚とした。そこまでやるかと思わせる森田剛は役者として素晴らしいとしか言いようがない。
相容れない世界は同時に進行していると
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マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.5

ジョージクルーニーの軽薄な役所は、なかなかのハマリ役。
指令となるプロデューサー役のジュリアロバーツも良い。
監督がジョディー・フォスターなので鑑賞。
犯罪者が英雄的に扱いになる展開は『狼たちの午後』
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FAKE(2016年製作の映画)

3.8

ゴーストライター騒動の事はあまりよく知らない。
出来るだけフラットな状態で観賞しようとしたが、正直…騙されなくない心理がどうしても働いてしまい、不審な点が映ってないか画面に釘付けになってしまった。
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神様メール(2015年製作の映画)

3.6

シュルレアリスムを彷彿とされる映像はシュールで美しい。流石マグリットを生んだベルギーの監督!
世の中の不条理もあのクソ神が起こしていると考えれば妙に納得。
ラストはハルマゲドンでなくハッピーエンドで良
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.9

ストーリー的にはお決まりの展開。でも芸達者な役者さんの演技は素晴らしく、子役の女の子には涙腺がゆるむ。
肉体作り込みでジェイク・ギレンホールには脱帽です。

ロッキーやレイジンブルもそうだったけど…ボ
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

樹木希林“力”にやられ、阿部ちゃんの憎めない駄目ぷっりに笑え、女優陣の嫌〜な感じにハマる。なおかつ内省的な子役も良い。
また探偵事務所の面々も面白くもう少し観たかった。
とにかく役者さん達のアンサンブ
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.3

冒頭からビンビンに伝わってくる"この作品絶対に面白い感"が半端ない。
ギリギリすれすれで奇抜で型破り。俺ちゃん最高‼︎

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

3.6

何事も物事には両面があるので、諸手を挙げて羨ましがる事はしなかったが、各国の公共性への見識の違いや考え方の違いにびっくりさせられ、非常に面白かった。やはり羨ましい…。

最終的にアメリカ万歳的な展開だ
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ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

3.0

映画愛を感じる作品という点で、F・トリュフォーの『映画に愛をこめて アメリカの夜』を思い出したが、『ヘイル・シーザ』はコーエン兄弟ならではのユーモア盛りだくさん。
ジョシュ・ブローリン演じる何でも屋は
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ヴィクトリア(2015年製作の映画)

3.2

前半はリチャード・リンクレイターの『ビフォア・サンライズ 』のような男女の出会い的な内容。全ての会話はダラダラと続くが、リアルティを感じさせる。後半はフィルム・ノワール的な犯罪ものへと変容する。この異>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.2

これだけの大勢のキャラクターの魅力を十分に引き出し、十分過ぎるほどの各キャラ見せ場を作り出せていることに見事としか言いようがない。素晴らしい‼︎

今作はキャプテン・アメリカ寄りの作品なのだが、崩れ落
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カルテル・ランド(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

様々なメキシコ麻薬戦争ものを観てきたが、どれも共通しているのが、救いのない現状に沈鬱な気分になる。

自警団による緊迫した銃撃戦はこの作品の見所であるのだが、このドキュメンタリー作品の真骨頂は、何気な
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ホロコーストの事は様々な作品や本などを通して知っているが、改めてこの題材の作品を観ると心に迫るものがある。
地味な作品だが、プロデューサーと監督の程よい関係性や当時の苦労や社会情勢が分かり、また新しい
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マクベス(2015年製作の映画)

2.9

薀蓄を語れるほどシェイクスピアに詳しくはないが、シェイクスピアものは好きでよく観る。
本作『マクベス』にはシェイクスピア劇特有の捲したてる台詞回しも、仰々しい芝居もない。
主要な登場人物以外はオブジェ
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